龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第175話

遊星「うぅ~ん、俺はいったい…。

確か、鬼柳とデュエルして…。」

 

遊星は目を覚ますと、見た事の無い所にいた。

 

そして辺りを見渡すと、アキとクロウが十字架に吊るされていた。

 

遊星「アキ、クロウ!どうして、お前達が!

今助けるぞ…、何だ!」

 

遊星が、立ち上がり駆け寄ろうとしたが、足に何かの力がかかり、進めなかった。

 

足元を見ると、右の足首に枷がつけられていた。

 

遊星「クッ!誰が、何のためにこんな事を。」

 

龍亞「それは、全ての決着をつけるためだよ、遊星。」

 

声のする方に顔を向けると、龍亞とその仲間達全員が、立っていた。

 

龍亞「手荒な真似してごめんね。でも、こうするしか無かったんだよ。」

 

遊星「龍亞…どうしてお前が。それに、ジャックに龍可!何で、お前達はそっち側に立っているんだ!」

 

遊星の言葉に、龍可とジャックは…いや、それを聞いた全ての者が、呆れ果てていた。

 

ジャック「遊星、お前は本当にその理由がわからないのか。

はぁ、やはり俺の決断は間違って無かったな。」

 

龍可「ジャックの言う通りね。それに、私は龍亞の為に生きていくって、この命に誓ったのよ。」

 

龍亞「龍可!だから、そんな事考えなくても良いって言っただろ。俺はお兄ちゃんだから、俺が龍可を護るんだ!」

 

龍亞は恥ずかしそうに赤面し、龍可の方を見た。

一見、微笑ましい光景だが、遊星は気が気では無かった。

 

遊星「そ、そんな…。お前達、嘘だろ…。だって、俺達は赤い痣で繋がった、仲間だろ?なぁ?」

 

遊星は何かにすがるように、ジャックと龍可を交互に見た。

 

ジャックと龍可は、黙って自分達の右腕を見せた。

そこには、既にシグナーの痣は残ってはいなかった。

 

遊星「ジャック…龍可…、冗談だろ?おい、何とか言ってくれよ!」

 

龍亞「今の遊星の気持ち、俺には痛いほど良くわかるよ。

信じていた人、愛する人から捨てられて、孤独になり、絶望を味わう。辛いでしょ?」

 

龍亞「でもね、俺はもっと辛かったんだ!悲しかったんだ!苦しかったんだ!遊星は良いよね、まだアキ姉ちゃんとクロウがいて。

だけど、俺には誰もいなかったんだ!」

 

龍亞「でも今は違う。こんなにも、俺の事を愛してくれて、心から支えてくれる大切な人達がいる。

遊星達の、見かけ倒しの友情ごっことは違うんだよ!」

 

龍亞の言葉に、遊星は何も言い返せずに、ただ下を向いて涙を流すだけだった。

 

暦「流石は龍亞だよ。言葉選びが、最適だわ。

全く、これがシティの英雄だなんて、憐れすぎて言葉も出ねぇ。」

 

龍亞「さて、前置きはここまでだよ。いよいよ、本当に最後の戦いだ!

さぁ、遊星!俺とデュエルだ!」




龍亞格好いい!
最高だ!遊星を罵倒するところ、痺れますね。

最後は、龍亞と遊星のデュエルみたいですね。
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