遊星「うぅ~ん、俺はいったい…。
確か、鬼柳とデュエルして…。」
遊星は目を覚ますと、見た事の無い所にいた。
そして辺りを見渡すと、アキとクロウが十字架に吊るされていた。
遊星「アキ、クロウ!どうして、お前達が!
今助けるぞ…、何だ!」
遊星が、立ち上がり駆け寄ろうとしたが、足に何かの力がかかり、進めなかった。
足元を見ると、右の足首に枷がつけられていた。
遊星「クッ!誰が、何のためにこんな事を。」
龍亞「それは、全ての決着をつけるためだよ、遊星。」
声のする方に顔を向けると、龍亞とその仲間達全員が、立っていた。
龍亞「手荒な真似してごめんね。でも、こうするしか無かったんだよ。」
遊星「龍亞…どうしてお前が。それに、ジャックに龍可!何で、お前達はそっち側に立っているんだ!」
遊星の言葉に、龍可とジャックは…いや、それを聞いた全ての者が、呆れ果てていた。
ジャック「遊星、お前は本当にその理由がわからないのか。
はぁ、やはり俺の決断は間違って無かったな。」
龍可「ジャックの言う通りね。それに、私は龍亞の為に生きていくって、この命に誓ったのよ。」
龍亞「龍可!だから、そんな事考えなくても良いって言っただろ。俺はお兄ちゃんだから、俺が龍可を護るんだ!」
龍亞は恥ずかしそうに赤面し、龍可の方を見た。
一見、微笑ましい光景だが、遊星は気が気では無かった。
遊星「そ、そんな…。お前達、嘘だろ…。だって、俺達は赤い痣で繋がった、仲間だろ?なぁ?」
遊星は何かにすがるように、ジャックと龍可を交互に見た。
ジャックと龍可は、黙って自分達の右腕を見せた。
そこには、既にシグナーの痣は残ってはいなかった。
遊星「ジャック…龍可…、冗談だろ?おい、何とか言ってくれよ!」
龍亞「今の遊星の気持ち、俺には痛いほど良くわかるよ。
信じていた人、愛する人から捨てられて、孤独になり、絶望を味わう。辛いでしょ?」
龍亞「でもね、俺はもっと辛かったんだ!悲しかったんだ!苦しかったんだ!遊星は良いよね、まだアキ姉ちゃんとクロウがいて。
だけど、俺には誰もいなかったんだ!」
龍亞「でも今は違う。こんなにも、俺の事を愛してくれて、心から支えてくれる大切な人達がいる。
遊星達の、見かけ倒しの友情ごっことは違うんだよ!」
龍亞の言葉に、遊星は何も言い返せずに、ただ下を向いて涙を流すだけだった。
暦「流石は龍亞だよ。言葉選びが、最適だわ。
全く、これがシティの英雄だなんて、憐れすぎて言葉も出ねぇ。」
龍亞「さて、前置きはここまでだよ。いよいよ、本当に最後の戦いだ!
さぁ、遊星!俺とデュエルだ!」
龍亞格好いい!
最高だ!遊星を罵倒するところ、痺れますね。
最後は、龍亞と遊星のデュエルみたいですね。