龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第180話

~~~龍亞3ターン目~~~

龍亞「俺のターンドロー。俺は《パワー・ツール・ドラゴン》の効果発動。

デッキから、装備魔法をランダムに手札に加える。」

 

龍亞「そして、手札から装備魔法《重力の鏡》を《シューティング・スター・ドラゴン》に装備。

このカードを装備したモンスターは、効果を無効にし、攻撃宣言をする事が出来ない。

その代わり、装備モンスターをコントロールするプレイヤーは、ドローフェイズにカードをもう1枚ドロー出来る。」

 

龍亞「これで、遊星の攻撃を防いだ。

俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」

 

暦「うん?確かあのカードは…。

全く、相変わらず龍亞は心優しい奴だよ。こんな時でも、あいつらの為に動くなんて。」

 

ルイズ「それはどう言う事なの暦!あのカードって、何の事なの。」

 

暦「まぁまぁ、落ち着けよルイズ。次の遊星のターンに、全てがわかるよ。」

 

~~~遊星3ターン目~~~

遊星「俺のターン…、ドロー!」

 

龍亞「この瞬間、伏せカード《死神の激薬》を発動。

相手は、自分フィールドのモンスターの、攻撃力分のダメージを受けるか、そのモンスターを破壊するかを選ぶ。

さぁ遊星、自分のライフを残すか《シューティング・スター・ドラゴン》を助けるか。」

 

遊星「攻撃力分のダメージだと。それを受ければ、俺はデュエルに負けてしまう…。」

 

暦「そうだ。これが、お前に与えられた最後の試練だ!

この試練を、お前は乗り越えればならない。

さぁ、選べ遊星!自分の命か、それとも繋がりか!」

 

遊星「俺に与えられた試練だと…。自分の命か、繋がりかだと…。

そんなもの、どちらを選ぶかなんて、決まっている。」

 

遊星「俺が選ぶのは……《シューティング・スター・ドラゴン》を残す事だ!」

 

暦「ほぉ~、思い切った選択だな。だが、それだとお前はダメージで、敗けが決定するぞ?

それに、そのモンスターはお前を見捨てているんだぞ?

それなのに、お前は《シューティング・スター・ドラゴン》を、選ぶのか?」

 

遊星「確かに、俺は既に《シューティング・スター・ドラゴン》そして《スターダスト・ドラゴン》に見捨てられている。

だが、それでも俺はこいつと過ごしたこれまでの日々を、自分の為だけに消す訳にはいかないんだ!」

 

暦「成る程、それは良くわかったよ…。だが、お前が負ければシティの人達はどうなる?

それこそ、お前の為だけに消す訳にはいかんだろ?」

 

遊星「わかっている。例え俺が負けても、アキやクロウがいる。それに、まだシティは死んでいない!」

 

暦「…クッフフ、フハハハハ!やっぱり、俺の言った通りだろ龍亞。」

 

龍亞「うん。暦兄ちゃんの言う通り、遊星はやっぱり誇り高きデュエリストだよ。

《スターダスト・ドラゴン》への想いは、本物だよ。」

 

龍亞「心配しないで遊星。《重力の鏡》の効果で、このカードを破壊して、効果ダメージを無効にしたから。

それに、遊星が勝っても負けても、シティの人達は元に戻すよ。」

 

遊星「どういう事だ龍亞…。じゃあ始めからお前は、これを狙ってたと、言うのか…。

だけど、これはお前の復讐のはずじゃ無いのか!」

 

龍亞「遊星の聞きたい事は、良くわかるよ。

確かに俺は、シティの人達や遊星達に戦いを挑んだ。

でも、それは復讐の為じゃない。俺の気持ちの決別の為なんだよ。」

 

暦「その通り。始めから龍亞は、お前達シグナーと戦って、勝利する事でシティから離れるんだよ。

それが、龍亞の決別であり、お前達とのケジメだ。」




皆さん、勘違いしていますが、別に龍亞は遊星達やシティの人達を殺すとか、消すとか、そんな事は考えてもいません。

ただ、デュエルで勝ちたいと想っているだけです。
そして、遊星と《スターダスト・ドラゴン》との、絆を取り戻しただけです。

その為に、ちょっとヒールをかってでたけど。
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