リーシャは、龍亞についていきます。
龍亞「俺の見送りに、わざわざこんなにも来てくれるなんて。本当に嬉しいよ。」
翌日、シティを旅立つ龍亞達に沢山の見送り…と言っても、遊星とクロウそして、御影と風月とアキの両親だけだが…。
十六夜母「ルイズちゃん、龍亞ちゃん、龍可ちゃん、それにリーシャちゃん。
あんまり、夜更かしはダメよ?それに、寝る時は暖かい格好じゃなきゃ、風邪ひくからね?
これ、皆の分のお弁当よ。」
十六夜父「おいおい…、ピクニックに行くんじゃ無いんだぞ。
まぁなんだ…、もし寂しくて帰りたくなったら、私達の所を訪ねなさい。いつでも、待っているよ。
お前達は、私達の子供だと思っているからな。」
十六夜父はそう言って、龍亞の頭を撫でた。
そして龍亞は、嬉しそうに笑顔を見せた。
龍亞にとって、初めての親からの愛情だからである。
例えそれが、本当の両親からで無くとも、龍亞には嬉しいのである。
龍亞「ありがとう…。そう言えば、龍可の両親は?
それに、アキ姉ちゃんもいないよ?」
ルイズ「龍亞、あのクズな親共はここには来れないよ。
だって、今でも永遠の苦しみを味わってるからね。」
龍可「それに、もうママやパパなんてどうでも良いじゃない。
あの人達と、私達は住む世界が違うのよ。」
ルイズと龍可の真顔に、龍亞は謎の恐怖を感じそれ以上、何も詮索しなかった。
クロウ「アキの事は、すまねぇな龍亞。呼ぼうと思ったんだが、家にいなかったんだ。
両親も、アキの居場所を知らねぇみたいだしな。」
龍亞「そっか…、ちょっと寂しいな。アキ姉ちゃんと、話をしたかったのにな…。」
リーシャ「クロウ、風月。今まで、沢山お世話になったわ。ありがとね。
これからは、龍亞達と一緒に、幸せになるわ。」
風月「あぁ、頑張れよリーシャ。クロウの事なら、俺が面倒見るから、心配いらないぜ。」
クロウ「何をバカ言ってるだよ。お前に面倒見られる程、やわじゃねぇぞ!」
風月とクロウのじゃれあいに、皆が笑っていた。
クロウ「リーシャ、俺からは何も言う事は無い。
けど、1つ約束してくれ。後悔する様な事はするなよ!」
リーシャ「わかってるわクロウ。私は龍亞と一緒なら、何処に行っても後悔しないわ。」
風月「龍亞、色々な事に負けんじゃねぇぞ!
俺が応援してるからな!」
龍亞「フフッ、何だがクロウみたいだね。
わかったよ、何にかわからないけど、負けないよ。」
龍亞と風月は、堅い握手を交わし、お互いの顔を良く見ていた。
ルイズ「さてと、そろそろ挨拶も終わりにして、行くよ龍亞。」
龍亞「うん。じゃあ、行ってくるね皆。皆も、元気でね!」
龍亞は、これから広がる、幸せな未来に向かって、歩き出したのだ。
アキの両親は、龍亞やシグナーの事情を、知りません。
ですので、シティ唯一の龍亞達に対して、優しくて良い人です。
次回からは、新シリーズの始まりですが、その前にほのぼのな日常を、書きたいと思います。