プラシドとパラドックスが、言い合いをしている時に、龍亞は色々な事を考えていた。
自分がこれまでしてきた事、それにより得た物や失った物。
そして、自分がこの世界に生まれてきた理由。
だが、考えれば考えるほどに、龍亞には答えがわからなくなっていた。
龍亞(俺のせいで、未来が破滅する。だからって、俺1人の力では、何1つ変えられない。でも…でも!)
龍亞は涙を拭いて、その場から立ち上がって、プラシドの前に立った。
パラドックス「本当にわかっているのか!お前1人の勝手な行動で、我々の計画が失敗に終わるかもしれないんだぞ!」
プラシド「わかってる!それに、俺にだって考えはあるんだよ…、パラドックス、お前との話は少し中断だ。」
プラシドはそう言うと、目の前に来ていた龍亞の方に、体を向けた。
プラシド「どうした龍亞?何か、覚悟を決めた様な、面構えだが。
もしかして、俺に泣かされた仕返しでも、しに来たのか?」
プラシドがそう茶化すと、龍亞は深く深呼吸をした。
龍亞「プラシドさん俺、色々考えました。
俺が産まれたせいで、未来を破滅からは救えない事、そしてプラシドさんが俺を嫌いな事。」
龍亞「でも!それがどうした!俺が産まれた事で、未来に破滅が訪れるなら、俺が生きることでその未来を変えてみせる!」
プラシド「だが、お前1人ごときで未来を本気で、変えれると思ってるのか?」
龍亞「当たり前だ!俺は既に、シグナー達やゴドウィンと破壊神の力に、勝っているんだ!
それに、俺1人だけじゃない。これまでだって、仲間達と力を合わせて、自分の未来を切り開いて来たんだ!
今回だって、皆がいるんだ。それに、イリアステルだっている。
それでも、未来が変わらないのなら、俺を殺すなり好きにすれば良い!」
龍亞の決断を聞いたプラシドは、そのまま静かに腕を振り上げた。
パラドックス「プラシド止めろ!」
パラドックスは、プラシドを止めようとしたが、その手は龍亞を殴る事は無かった。
プラシド「フッハハハハハ!それが、お前の心からの覚悟か。
さすが、イリアステルが…いや、Z-ONEが希望を託す訳だな。」
プラシドの手は、龍亞の頭を優しく撫でていた。
パラドックス「プラシドお前、最初から龍亞君を試す気だったのか。」
プラシド「あぁそうだ。こいつが本当に、Z-ONEの言っていた最後の希望なのかどうか、俺は直接感じたかったんだ。
すまない龍亞、少し手荒なまねをしてしまって。
さぁ帰るぞパラドックス!」
プラシドはそう言って、町とは違う方へと歩いていった。
パラドックス「待てプラシド!龍亞君、本当にすまなかった!だが、これだけは信じて欲しい。
私達は別に、君を恨んだりはしてはいない。」
そしてパラドックスも、プラシドの歩いた方へと体を向けた。
パラドックス「あっそうだ。1つだけ、言い忘れた事がある。
もう少ししたら、また大きな災いが君達に訪れる。
でも、諦めないで立ち向かって欲しい。それだけだよ。」
龍亞は前を歩いている、2人の背中が見えなくなるまで、ずっと見届けていた。
龍亞の大きな決断です!
龍亞カッコいい!
最近、誰からも感想が無くて、何だか今の話が蛇足の様に感じます。
はたして、このままで良いのかな…。