龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第193話

プラシドとパラドックスが、言い合いをしている時に、龍亞は色々な事を考えていた。

 

自分がこれまでしてきた事、それにより得た物や失った物。

そして、自分がこの世界に生まれてきた理由。

 

だが、考えれば考えるほどに、龍亞には答えがわからなくなっていた。

 

龍亞(俺のせいで、未来が破滅する。だからって、俺1人の力では、何1つ変えられない。でも…でも!)

 

龍亞は涙を拭いて、その場から立ち上がって、プラシドの前に立った。

 

パラドックス「本当にわかっているのか!お前1人の勝手な行動で、我々の計画が失敗に終わるかもしれないんだぞ!」

 

プラシド「わかってる!それに、俺にだって考えはあるんだよ…、パラドックス、お前との話は少し中断だ。」

 

プラシドはそう言うと、目の前に来ていた龍亞の方に、体を向けた。

 

プラシド「どうした龍亞?何か、覚悟を決めた様な、面構えだが。

もしかして、俺に泣かされた仕返しでも、しに来たのか?」

 

プラシドがそう茶化すと、龍亞は深く深呼吸をした。

 

龍亞「プラシドさん俺、色々考えました。

俺が産まれたせいで、未来を破滅からは救えない事、そしてプラシドさんが俺を嫌いな事。」

 

龍亞「でも!それがどうした!俺が産まれた事で、未来に破滅が訪れるなら、俺が生きることでその未来を変えてみせる!」

 

プラシド「だが、お前1人ごときで未来を本気で、変えれると思ってるのか?」

 

龍亞「当たり前だ!俺は既に、シグナー達やゴドウィンと破壊神の力に、勝っているんだ!

それに、俺1人だけじゃない。これまでだって、仲間達と力を合わせて、自分の未来を切り開いて来たんだ!

今回だって、皆がいるんだ。それに、イリアステルだっている。

それでも、未来が変わらないのなら、俺を殺すなり好きにすれば良い!」

 

龍亞の決断を聞いたプラシドは、そのまま静かに腕を振り上げた。

 

パラドックス「プラシド止めろ!」

 

パラドックスは、プラシドを止めようとしたが、その手は龍亞を殴る事は無かった。

 

プラシド「フッハハハハハ!それが、お前の心からの覚悟か。

さすが、イリアステルが…いや、Z-ONEが希望を託す訳だな。」

 

プラシドの手は、龍亞の頭を優しく撫でていた。

 

パラドックス「プラシドお前、最初から龍亞君を試す気だったのか。」

 

プラシド「あぁそうだ。こいつが本当に、Z-ONEの言っていた最後の希望なのかどうか、俺は直接感じたかったんだ。

すまない龍亞、少し手荒なまねをしてしまって。

さぁ帰るぞパラドックス!」

 

プラシドはそう言って、町とは違う方へと歩いていった。

 

パラドックス「待てプラシド!龍亞君、本当にすまなかった!だが、これだけは信じて欲しい。

私達は別に、君を恨んだりはしてはいない。」

 

そしてパラドックスも、プラシドの歩いた方へと体を向けた。

 

パラドックス「あっそうだ。1つだけ、言い忘れた事がある。

もう少ししたら、また大きな災いが君達に訪れる。

でも、諦めないで立ち向かって欲しい。それだけだよ。」

 

龍亞は前を歩いている、2人の背中が見えなくなるまで、ずっと見届けていた。

 

 

 

 




龍亞の大きな決断です!
龍亞カッコいい!

最近、誰からも感想が無くて、何だか今の話が蛇足の様に感じます。
はたして、このままで良いのかな…。
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