暦「まぁまぁ、そんな小さい事は気にしないで。」
暦はそう言うと、円卓に近づいて行き、机の上に腰を下ろした。
アポリア「貴様!Z-ONEの前で、なんて無礼な態度だ!」
アンチノミー「落ち着けアポリア。こいつが、Z-ONEの言っていた、暦という男だ。」
アポリア「この男が、私達の歴史には存在しない男か。
どおりで、ふてぶてしいな。」
アポリアが悪態をつくが、暦はあんまり気にせず笑っていた。
Z-ONE「それで暦、貴方はなんの用でここに来たのですか。用件によっては、それなりの対処はしますよ。」
暦「おいおい、随分と嫌われたもんだね。まぁいいや。
今日ここに来たのは、頼みがあったんだが…。」
暦はそう言って、机の上を歩いて行きZ-ONEの前まで来た。
そして、Z-ONEの前に座りその頼みを耳打ちで、伝えた。
暦「どうだ?出来ない事では無いだろ?」
Z-ONE「確かに、私達の力を使えば可能ですが…。
でも、どうしてそんな頼みを。」
ZONEがそう聞くと、暦はニッコリと笑った。
暦「お前達と同じ様に、俺だって龍亞の為に行動しているだけさ。
それに、さっきまでの話を聞かせて貰ったが、どうしてお前達はそこまで龍亞にこだわる?」
Z-ONE「イリアステルでは無い、貴方に全てを教える訳にはいきません。
ですが、これだけは教えてあげます。あの子は、私達にとって大きな希望なのです。」
Z-ONEがそう答えた時、また部屋の入り口が開き、プラシドとパラドックスが帰ってきた。
パラドックス「Z-ONE遅れてすまない!プラシドを連れてくるのに、手間がかかった。」
プラシド「うるさいな!だったら、先に帰ってろって、言っただろ!全てを俺のせいにするな…よ!」
プラシドは円卓の上に座っている、暦を見つけると驚いていた。
プラシド「お、お前はあの時の!どうしてお前が、ここにいるんだ!」
アポリア「なんだプラシド。この男と知り合いなのか?」
暦「なんだよプラシド、お前もイリアステルのメンバーだったのかよ。
にしても懐かしいな、確か5~6年ぶりくらいか?」
暦は嬉しそうに話をした後、円卓から降りて入り口へと近づいていった。
Z-ONE「もう帰るのですか?もう少し、ゆっくりしてても、良いのですよ?」
暦「まだ、やる事があるんでね。それに、お前達に教えといてやるよ。
もうじき龍亞に…いや、この世界にまた大きな災いが起こる。」
暦「だが、なんの心配もいらない!何故なら、その災いから世界を護るのが龍亞だし、お前達の心配している龍亞への被害は絶対に無いさ。
その為に俺がいるのさ。それが、俺に課せられた運命なんだよ。」
暦はそう言って右手を上げ、そのまま部屋から出ていった。
本当に、話が進むほどに、暦がわからなくなってます!
何を隠しているのか、何をどこまで知っているのか。
正真正銘のキーパーソンです。