ATMさん、本当にありがとうございます。
~~~ニューライフ・タウン~~~
町長「全く、何の騒ぎなのですか?良い年した大人が、こんなに集まって。」
町人A「あっ、町長!それが、大変なんですよ!見知らぬ男が、龍亞君を連れて行ってしまったんです!」
龍亞が、プラシドと町を出ていった後に、町長が町の入り口にやって来た。
そして、町人達の話を聞いて事の重要性を理解し、焦り始めた。
町長「な、なんですと!それは、本当なのですか!なら、急いで追いかけなくては!」
町長や町人達が、あたふたしていたその時、遠くから龍亞が此方に向かって歩いて来ていた。
町人B「ちょっと皆!あれ、龍亞君じゃない!」
町人Bの言葉に、皆が龍亞の存在に気づいた。
龍亞「すみません皆さん。大変、ご迷惑をかけました。
でも、俺はこの通り大丈夫です。」
と龍亞は、皆に笑いかけた。
その偽りの無い笑顔を見て、町長達はひとまず一安心した。
町長「そうですか…、それならば安心です。皆さん、ここはわしに任せて下さい。」
町長がそう言うと、他の皆は申し訳無さそうに、自分達の家へと帰っていった。
龍亞「町長さん、身勝手な行動をしてすみませんでした!でも詳しくは言えませんが、これだけは避けては通れない道だったんです。」
龍亞の真剣な目を見た町長は、それ以上余計な事は聞かずに、優しく微笑んだ。
町長「それならば、何も言いません。人間は、人生に避けては通れない事が必ず、起こります。
それを逃げずに、立ち向かう事が出来たならば、貴方はより素晴らしい人間になったのですね。」
そう言って町長も、自分の家のある方へと歩いて行こうとした。
龍亞「あの、町長さん。さっきは、いやな事を聞いてしまって、本当にごめんなさい。」
町長「いやな事ですか…?あぁ、わしの過去の話ですか。
良いのですよそんな事、既に思い出話ですから。」
町長「それに、わしは間違った事はしていない…。と、自分で想っています。
それだけを想っておれば、過去の失敗や悲劇、これから起こるかも知れない色々な事を、自分で理解し認める事が出来ます。」
龍亞「自分で理解して、認める事が出来る…、ですか…。」
町長「えぇ、その通りです。貴方の人生は貴方だけの物です。
ですから、嫌な事や苦しい事すらも、自分の糧とすれば幸せに生きられますよ。
このジジイが言うのですから、本当の事ですよ。」
町長はそれだけ言って、ゆっくりと歩いて行った。
龍亞は町長に向かって、深々と頭を下げた。
龍亞「町長さん、わかりました。俺ももっと、自分の過去としっかりと向き合いたいと、想います。」
そして龍亞は、もう1度頭を下げて、ルイズ達が待つ我が家へと走っていった。
町長さん、カッコいい!
まさに、亀の甲より年の功ですね。
けど、わりと有りがちな言葉ですかね?