~~~夜~~~
龍亞達は食事を済まし、寝室にやって来た。
そこには既に、4つのベッドが用意されていた。
ルチアーノ「あれ?ボクの分まで、用意してあるんだね。
本当に暦って男、用意周到だね。」
そしてそれぞれのベッドに、各々の名前が書いてあった。
龍可「どうして、ルイズとルチアーノが龍亞の隣なのよ!」
リーシャ「そうよ!私だって、龍亞の隣で寝たいのに。」
龍亞「だから、喧嘩しないでよ。別に、誰が隣でも俺は気にしないよ?」
またもや、龍亞の提案により、じゃんけんでその日の龍亞の隣を決める事になった。
そして今日は、ルイズとルチアーノに決まった。
龍亞「それじゃあ皆、お休みなさい。」
龍亞はそう言って、部屋の電気を消した。
皆が寝静まった深夜深く、龍亞はどうしても眠れずにいた。
そして龍亞は、皆を起こさないように、ベッドを出てベランダへと出ていった。
龍亞「今日は満月なんだ。しかも、月がおっきいな。」
ルイズ「どうしたの龍亞?眠れないの?」
後ろを振り返ると、そこにルイズが立っていた。
龍亞「起こしちゃってごめんね。
そうなんだ、どうしても眠れないんだよ。」
ルイズ「そうだったんだね。龍亞、もし悩んでいる事があるんなら、遠慮せずに相談してよ。」
龍亞「大丈夫だよルイズ。何も悩み事なんて無いよ。
むしろ俺は、幸せな限りだよ。」
ルイズは、静かに龍亞の隣まで歩いてきた。
龍亞「それに、ルイズには感謝してもしきれないよ。
だって、人の優しさや暖かさを、俺に教えてくれた。
今だって、こんな俺なんかを心配してくれる。」
ルイズ「そんな事無いよ龍亞。ボクは何もしてないよ。
それに、ボクは龍亞の両親を滅茶苦茶にしちゃったしね。」
龍亞「ルイズ、俺にはもう両親に対する想いは、何も無い。
だから、気に病む事は無いよ。
それに、俺にとって1番大切な人達と、今は一緒に入るのは暮らしてるんだからね。」
そう言うと龍亞は、ルイズを正面から見て、少し頬が赤らめていた。
龍亞「ルイズには、色々な物を貰いっぱなしだね。
だから…その…、えっと…。」
ルイズ「どうしたの龍亞?何を照れてるの?」
すると龍亞は、顔を真っ赤にして何かの覚悟を決めた。
龍亞「ルイズ!その…、目を瞑って。」
ルイズ「別に、それくらいなら良いけど…。」
龍亞「これは、俺からの感謝のお礼だからね!」
そして龍亞は、ルイズの頬に優しくキスをした。
ルイズ「え…、龍亞…もしかして、ボクに…キ、キスを…。」
龍亞「ごめんねルイズ!その、お休みなさい!」
今まで以上に、顔を真っ赤にさせた龍亞は、この場から逃げるように中へと入っていった。
ルイズ「ボクに龍亞が…、キスを…、キスを…し、幸せ…。」
ルイズも、顔を真っ赤にさせた後に、その場で気を失った。
大胆ですね龍亞。
というか、龍亞からは初めてのキスですね。
この流れで、龍亞は誰に初めての唇へのキスをするんでしょうね。