ルイズ「話って、何かのよ暦?」
ルイズがそう聞くと、暦は辺りを見渡した。
暦「チッ、どこも人だらけか…。ここじゃあ、話しにくいから、外で話すぞ。」
ルイズ「はぁ、わかったよ。その代わりに、なるべく速く済ませてよね。」
暦とルイズは、そう言って部屋から出ていった。
~~~大広間~~~
暦とルイズは、最初に集まった大広間に来ていた。
暦「ここなら、誰にも話は聞かれないだろうな。」
ルイズ「ボクをこんな所にまで連れてきて、一体どれ程重要な話の?」
すると、暦は自分のポケットからペンダントを取り出して、ルイズに投げた。
ルイズ「何なのこのペンダントは?
随分と、使い込んであるようだけど…。」
暦「このペンダントは、俺の唯一の宝物にして、繋がりなんだ。」
ルイズ「繋がり…、それって誰との繋がりなの。」
暦「今から約15年前、旧モーメントの研究チームだ。
その研究のせいで、ゼロリバースが起きたがな…。」
暦はそう言って、1枚の古ぼけた写真をルイズに見せた。
そこには、幼き日の暦や、遊星の父親、ゴドウィン兄弟、ディヴァインとサイスが写っていた。
暦「それが、俺の所属してた研究チームだ。今のお前達みたいに、固い絆で結ばれてたんだ。
だが、今は俺しか生き残っていない。だから、この遺品とも言えるペンダントを、俺の後継者であるお前に託すんだ。」
ルイズ「ボクが、お前の後継者だって…。でも、どうしてボクを選んだの。言いたくは無いけど、ボクはお前ほど強く無いよ。」
暦「お前を選んだのは、強さだけじゃないさ。俺はお前の、大切な人を護りたいその想いを、選んだんだ。
そのペンダントには、大切な人を護ってくれる特別な、力がある。その力で、龍亞を護ってやれ。」
ルイズ「だったら…お前にも、護りたい人がいたのか。」
暦「あぁ、俺は皆を護りたかった…。皆が楽しく笑えたあの頃を、もう1度創りたかった。
だが現実は、全くの逆だ。」
暦は写真を見ながら、静かに涙を流していた。
ルイズ「……、わかったよ。ボクがお前のその想いを、受け継ぐよ。
そして、ボクは必ず龍亞を護ってみせる!」
ルイズの宣言に、暦は微笑んでルイズの頭を撫でた。
ルイズ「それで、このペンダントを渡すのが、目的だったんだね。」
暦「まぁそれもあるが、それだけしゃ無いさ…。」
暦はそう言うと、後ろの方を見て叫んだ。
暦「こそこそ隠れて無いで、とっとと出てこいよ!
ここなら、邪魔者はいないぞ!」
「いつから、俺達に気づいてたんだろうね兄貴。」
「流石は、ロデニア様が警戒なさる男だ。これでこそ、倒しがいがあるな。」
2人の男が、ゆっくりと此方に近づいて来た。
「俺の名前は、ハーミルド。そしてこいつが、弟のユリストだ。
ロデニア様からの命令で、お前を消し来た。さぁ、デュエルだ!」
これで、ルイズが暦の後継者に決まりましたね。
そしていよいよ、このシリーズ初のデュエルが始まりそうですね。
一体、どんなデュエルになるのでしょうか。