龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第205話

ルイズ「話って、何かのよ暦?」

 

ルイズがそう聞くと、暦は辺りを見渡した。

 

暦「チッ、どこも人だらけか…。ここじゃあ、話しにくいから、外で話すぞ。」

 

ルイズ「はぁ、わかったよ。その代わりに、なるべく速く済ませてよね。」

 

暦とルイズは、そう言って部屋から出ていった。

 

~~~大広間~~~

 

暦とルイズは、最初に集まった大広間に来ていた。

 

暦「ここなら、誰にも話は聞かれないだろうな。」

 

ルイズ「ボクをこんな所にまで連れてきて、一体どれ程重要な話の?」

 

すると、暦は自分のポケットからペンダントを取り出して、ルイズに投げた。

 

ルイズ「何なのこのペンダントは?

随分と、使い込んであるようだけど…。」

 

暦「このペンダントは、俺の唯一の宝物にして、繋がりなんだ。」

 

ルイズ「繋がり…、それって誰との繋がりなの。」

 

暦「今から約15年前、旧モーメントの研究チームだ。

その研究のせいで、ゼロリバースが起きたがな…。」

 

暦はそう言って、1枚の古ぼけた写真をルイズに見せた。

そこには、幼き日の暦や、遊星の父親、ゴドウィン兄弟、ディヴァインとサイスが写っていた。

 

暦「それが、俺の所属してた研究チームだ。今のお前達みたいに、固い絆で結ばれてたんだ。

だが、今は俺しか生き残っていない。だから、この遺品とも言えるペンダントを、俺の後継者であるお前に託すんだ。」

 

ルイズ「ボクが、お前の後継者だって…。でも、どうしてボクを選んだの。言いたくは無いけど、ボクはお前ほど強く無いよ。」

 

暦「お前を選んだのは、強さだけじゃないさ。俺はお前の、大切な人を護りたいその想いを、選んだんだ。

そのペンダントには、大切な人を護ってくれる特別な、力がある。その力で、龍亞を護ってやれ。」

 

ルイズ「だったら…お前にも、護りたい人がいたのか。」

 

暦「あぁ、俺は皆を護りたかった…。皆が楽しく笑えたあの頃を、もう1度創りたかった。

だが現実は、全くの逆だ。」

 

暦は写真を見ながら、静かに涙を流していた。

 

ルイズ「……、わかったよ。ボクがお前のその想いを、受け継ぐよ。

そして、ボクは必ず龍亞を護ってみせる!」

 

ルイズの宣言に、暦は微笑んでルイズの頭を撫でた。

 

ルイズ「それで、このペンダントを渡すのが、目的だったんだね。」

 

暦「まぁそれもあるが、それだけしゃ無いさ…。」

 

暦はそう言うと、後ろの方を見て叫んだ。

 

暦「こそこそ隠れて無いで、とっとと出てこいよ!

ここなら、邪魔者はいないぞ!」

 

「いつから、俺達に気づいてたんだろうね兄貴。」

 

「流石は、ロデニア様が警戒なさる男だ。これでこそ、倒しがいがあるな。」

 

2人の男が、ゆっくりと此方に近づいて来た。

 

「俺の名前は、ハーミルド。そしてこいつが、弟のユリストだ。

ロデニア様からの命令で、お前を消し来た。さぁ、デュエルだ!」




これで、ルイズが暦の後継者に決まりましたね。

そしていよいよ、このシリーズ初のデュエルが始まりそうですね。

一体、どんなデュエルになるのでしょうか。
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