龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第215話

ロデニア「イェーガー、何を勝手な行動をしてるんだ?お前の仕事は、龍亞以外の人間を、1人でも多く足止めする事だろ。与えられた任務を、遂行してくれ。」

 

ロデニアの声が聞こえ、龍亞達は声の出所を探していた。

 

ロデニア「そこじゃない。上を見たまえ。」

 

ロデニアに言われ、皆が上を向くと客間の天井が、巨大なスクリーンとなって、ロデニアの姿を映していた。

 

イェーガー「うるさい!私が、どんな手段を使おうが、貴方には関係の無い事でしょう!」

 

ロデニア「そうは行かないんだよ。そもそも、お前ごとき3流の男が、相手に出来る男では無いんだよ龍亞は。」

 

ロデニアがそう吐き捨てると、イェーガーは怒りに震え顔が真っ赤になっていた。

 

イェーガー「どいつもこいつも…、私をバカにして!

私を誰だと思ってるのですか!私は、治安維持局副局長ですよ!」

 

ロデニア「わかってるよ。“元”副局長だろ?」

 

プライドを傷つけられ、大きな隙が出来たイェーガーに、暦は走って近づいた。

 

そして、躊躇いもなくイェーガーに右ストレートを決めた。

 

暦「全く、そうやって直ぐに挑発に乗る所が、3流何だよ…て、あれ?もしかして、1発でのしちゃった?」

 

暦の拳を受けて、イェーガーは1撃で伸びていた。

 

龍亞「暦兄ちゃんカッコいい!今度、俺に稽古つけてよ。」

 

暦「おっ!良いぞ龍亞。やっぱり男は、強くなきゃな!」

 

暦と龍亞のやり取りを見て、ロデニアは何かを悟り笑った。

 

ロデニア「なるほど…、そう言う事ならば、次の地獄を受ける人間は、決まったよ。」

 

ルイズ「もう龍亞。そんな野蛮な事は、しなくても良いんだよ?」

 

龍亞とルイズが、暦に近づいて行くのを確認した後、ロデニアは何かのボタンを押した。

 

すると地面から、鉄の檻が出てきて、龍可とルチアーノと、リーシャを閉じ込めた。

 

龍亞「龍可!ルチアーノ!リーシャ!

おいロデニア、速く3人を解放しろ!」

 

ロデニア「クフフッ、フハハハハ!解放しろだと?ヤダね、コイツらは人質なんだから。

今は檻だけだが、他に何をするかわからんぞ?」

 

龍亞「クッ!だったら、どうしたら解放してくれるんだ。」

 

ロデニア「簡単な事さ。さっさと、3階へと足を進めれば良い。まぁ、楽しみにしてるよ。」

 

ロデニアはそう言うと、スクリーンの映像を切った。

 

龍亞「そんな…、でも、3人を置いて行くなんて、絶対に嫌だ!」

 

龍可「甘ったれた事は、言わないで龍亞!」

 

ルチアーノ「そうだよ!ボク達は別に、どうって事無いよ。だから、速く行ってよ!」

 

リーシャ「龍亞、貴方はロデニアの野望を打ち砕くと言う、使命がある。

私達は、その使命の手伝いをしに来たの。だから、貴方は私達を置いて行かなければなりません!」

 

リーシャ「それが、貴方の為に来た私達に対しての、優しさです。

さぁ速く行きなさい龍亞!行って、ロデニアを倒して来て!」

 

3人の後押しに、龍亞は涙を流していた。

そして、その涙を拭うと3人に敬意を込めて、深く礼をした。

 

龍亞「わかった…、わかったよ皆。3人の想いは、絶対に無駄にしない!

必ず、無事に助けるから!待っててね!」

 

龍亞はそう言って、階段へと走っていった。

ルイズと暦も、龍亞の後を追って走り出した。

 

暦「いよいよ、もうすぐか…。速かったな…。」

 

暦は誰にも聞こえない様に、静かに呟いた。

その時の顔は、とても淋しそうに…だが、とても満足した顔だった。




イェーガー早々の退場です!
もう少し、出番をあげても良かったかな?

最後の暦が呟いた、言葉の意味とは!
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