龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第220話

眠っている暦を見て、龍亞とルイズは涙が止まらなかった。

 

泣くなと言われていたが、我慢する事は出来なかった。

 

龍亞「ルイズ、進もう!暦兄ちゃんの全てを無駄にしないために、ロデニアを…、ドン・サウザンドを倒そう!」

 

ルイズ「そうだね。ボク達が目的を達する事が、暦の生きた証だ!」

 

2人は拭いきれない涙を拭い、暦の目をポケットにしまった。

そして最後に、暦に深く頭を下げた。

 

龍亞「暦兄ちゃん、もう行くね。でも絶対、暦兄ちゃんから教わった事、忘れないよ!」

 

ルイズ「本当にありがとう。これからも、龍亞の幸せを願っていて下さい。

それじゃあ、さようなら。ボクが唯一尊敬し憧れた男、鬼灯暦。」

 

そう言って2人は、暦が出現させた出口から出ていった。

 

ロデニア「まさか、自分の命を捨ててまで、お前達をの部屋から出すとはな。」

 

部屋から出ると、目の前にロデニアが立っていた。

 

龍亞「クッ!お前だけは絶対に、許さない!」

 

今までの龍亞からは、考えられない程の怒りと憎しみが、感じられた。

 

ルイズ「龍亞、こいつを殺したい気持ちは痛いほどわかるよ。

でもこいつはボクに任せて、速くドン・サウザンドを、破壊神を倒して来て!」

 

ルイズは、龍亞とロデニアの間に割り込んだ。

そして、龍亞の背中を押した。

 

龍亞「ルイズ…、わかったよ!必ず俺は、ドン・サウザンドを倒す!

だから、ルイズも負けないでね!」

 

龍亞はそう言うと、振り向かずに4階への階段に走っていった。

 

ロデニア「ま、待て!速まるな!

まだ速い!まだ、準備が出来てないんだ!まだ、ドン・サウザンド様は…。」

 

何故か異様に、ロデニアは焦りながら龍亞を止めようとした。

だが、ロデニアの言葉は虚しくも、龍亞には届かなかった。

 

ルイズ「なにやら、訳あり見たいだね。でも、そんな事は今のボク達には関係無いんでね。

龍亞の邪魔はさせないよ!」

 

ロデニア「ふざけるな…ふざけるなよ!たかが、クソガキ2匹ごときに、ドン・サウザンドの邪魔をするな!」

 

いきなりロデニアは怒り狂って、ルイズを殴り付けた。

殴られた衝撃で、倒れこんでしまったルイズに、容赦なく暴力を浴びさせた。

 

ロデニア「死ね!死ね!死んでしまえ!」

 

ルイズは暴力を受けながらも、暦の左目だけは必死で護り続けた。

 

ロデニア「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ。これだけやれば、当分は動けないだろう。

だが、あいつが少しでも龍亞を止めてくれるだろう。

あいつも、復讐に燃えてるしな。」

 

ロデニアは、動けなくなったルイズを置いて、階段へと進もうとした。

 

だがその時、窓ガラスが割れて1人の人間がロデニアの前に、飛び込んできた。

 

「それ以上、進ませる訳には行かない!」

 

ロデニア「誰だお前?俺の邪魔はしないでくれ。」

 

ルイズはその人間を見て、驚きと怒りを隠せないでいた。

 

ルイズ「どうして、お前がここにいるんだよ!龍亞がシティを出る時に、いなかったくせに!

どう言うつもり何だよ、“十六夜アキ”!」




久し振りに、行方不明だったアキの登場です!
今まで、どこにいたのでしょうね?

そして、今回は龍亞の味方なのでしょうか!
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