龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第23話

何だここは?

暗く、先が見えない。ここは夢の中なのか。

 

俺は、暗闇を闇雲に歩いていると、何処からか声が聞こえてきた。

 

「もうすぐ、もうすぐなんだ。」

 

そこには、黒髪でロングヘアーの女の人がいた。

どことなく、龍可に似ている。

 

いや、よく見ると龍可と言うより、俺に似てる気がする。

 

龍亞「あの、貴方は誰ですか。そして、ここはどこですか。」

 

その女性は、俺に気付くと、嬉しそうに抱きついてきた。

 

「ボクの愛しの龍亞。会いたかったんだよ。」

 

俺はびっくりして、抱きつかれたまま、尻餅をついた。

そして、女性は俺の匂いを嗅いだ。

 

「これが、龍亞の匂い。あぁ~♪最高だよ。」

 

凄く恥ずかしいけど、なぜかこの女性の事を俺は、少しでも拒む気は起きなかった。

 

「けど、もう時間だ。またね、ボクの大好きな龍亞♪」

 

その女性は、俺から離れて闇の中に消えていった。

 

~~~ジャックの部屋~~~

 

うぅん、ここは確かジャックの部屋だよな。

俺は、さっきまでディマクと戦ってたはずじゃ。

 

遊星「起きたか龍亞。」

 

そこには、遊星とジャックがいた。

状況から見て、多分あの後俺は気を失ったんだ。

 

そして、龍可が助けを呼んで、今にいたるんだ。

 

ジャック「全く、龍可から聞いたぞ!何て無茶をするんだ。龍可が来なかったら良かったものの。」

 

何だろう、心配してくれてるのに、心には黒い感情が出ている。

 

また龍可だ。

また俺の行動を否定している。

 

龍亞「ごめんなさい…」

 

俺は謝ったが、心のモヤモヤは大きく、そして暗くなっていた。

 

龍亞「じゃあもう帰るよ。迷惑かけたくないし。」

 

俺は逃げるように、ジャックの部屋から出ていった。

走り出したかったけど、右足にギブスを着けてるので、俺は歩いた。

 

「おいおい、聞いたかよ。シグナーがダークシグナーを倒したんだとよ。」

「ああ、聞いたぜ。何でもその戦いで人達の魂が消えたんだと。」

 

街を歩いていると、色々な噂が飛び交っている。

 

「アイツって、たしかシグナーの兄貴の。」

「そうそう、何でも今回の件、アイツのせいらしいぞ。」

 

その噂は、俺のせいで人達の魂が消えてしまった、と言う無いようだ。

 

「あんたのせいで家の子供が消えたんだ。」

「お前が俺の妻を消したんだ。」

 

どこにいても、俺は否定され、暴力を振るわれる。

何時も龍可だけを認めて誉める。

 

俺が何をしても、人のために頑張っても、誰も俺の事を誉めてくれない。

 

どうしてなの?俺の何がいけないんだよ。

俺は、耐えきれなくなり、人気の無い路地裏に逃げ出した。




闇の中にいたあの女性は、誰だったのか。
気になりますね。

にしても、皆酷いですね。
本当に頑張ったのは龍亞なのに。

がんばれ龍亞、なめらかプリン丸は何時までも、龍亞の味方だぞ。
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