何だここは?
暗く、先が見えない。ここは夢の中なのか。
俺は、暗闇を闇雲に歩いていると、何処からか声が聞こえてきた。
「もうすぐ、もうすぐなんだ。」
そこには、黒髪でロングヘアーの女の人がいた。
どことなく、龍可に似ている。
いや、よく見ると龍可と言うより、俺に似てる気がする。
龍亞「あの、貴方は誰ですか。そして、ここはどこですか。」
その女性は、俺に気付くと、嬉しそうに抱きついてきた。
「ボクの愛しの龍亞。会いたかったんだよ。」
俺はびっくりして、抱きつかれたまま、尻餅をついた。
そして、女性は俺の匂いを嗅いだ。
「これが、龍亞の匂い。あぁ~♪最高だよ。」
凄く恥ずかしいけど、なぜかこの女性の事を俺は、少しでも拒む気は起きなかった。
「けど、もう時間だ。またね、ボクの大好きな龍亞♪」
その女性は、俺から離れて闇の中に消えていった。
~~~ジャックの部屋~~~
うぅん、ここは確かジャックの部屋だよな。
俺は、さっきまでディマクと戦ってたはずじゃ。
遊星「起きたか龍亞。」
そこには、遊星とジャックがいた。
状況から見て、多分あの後俺は気を失ったんだ。
そして、龍可が助けを呼んで、今にいたるんだ。
ジャック「全く、龍可から聞いたぞ!何て無茶をするんだ。龍可が来なかったら良かったものの。」
何だろう、心配してくれてるのに、心には黒い感情が出ている。
また龍可だ。
また俺の行動を否定している。
龍亞「ごめんなさい…」
俺は謝ったが、心のモヤモヤは大きく、そして暗くなっていた。
龍亞「じゃあもう帰るよ。迷惑かけたくないし。」
俺は逃げるように、ジャックの部屋から出ていった。
走り出したかったけど、右足にギブスを着けてるので、俺は歩いた。
「おいおい、聞いたかよ。シグナーがダークシグナーを倒したんだとよ。」
「ああ、聞いたぜ。何でもその戦いで人達の魂が消えたんだと。」
街を歩いていると、色々な噂が飛び交っている。
「アイツって、たしかシグナーの兄貴の。」
「そうそう、何でも今回の件、アイツのせいらしいぞ。」
その噂は、俺のせいで人達の魂が消えてしまった、と言う無いようだ。
「あんたのせいで家の子供が消えたんだ。」
「お前が俺の妻を消したんだ。」
どこにいても、俺は否定され、暴力を振るわれる。
何時も龍可だけを認めて誉める。
俺が何をしても、人のために頑張っても、誰も俺の事を誉めてくれない。
どうしてなの?俺の何がいけないんだよ。
俺は、耐えきれなくなり、人気の無い路地裏に逃げ出した。
闇の中にいたあの女性は、誰だったのか。
気になりますね。
にしても、皆酷いですね。
本当に頑張ったのは龍亞なのに。
がんばれ龍亞、なめらかプリン丸は何時までも、龍亞の味方だぞ。