遊星「龍亞、大丈夫か!それに、暦も傷だらけじゃないか!何が起きてたんだよ。」
遊星は、龍亞に近づいて龍亞と暦の様子を確認した。
龍亞「そんなに心配しなくても、大丈夫だよ。俺はなんとも無いし、暦兄ちゃんだって無事に連れてこれたからね。」
クロウ「連れてこれたって、暦は既に…。
上で何があったんだよ!」
そう言ってクロウは、より深く追求しようとしたが、ルイズの涙と龍亞の寂しそうな顔を見て、それ以上何も聞かなかった。
龍亞「クロウ、そんなに暗い顔しないでよ。そんなんじゃ、暦兄ちゃんが怒るよ?それよりも、暦兄ちゃんに手を貸してよ。俺じゃあ、ちょっと重いからね。」
龍亞に言われ、クロウはハッとして我に帰った。
そして、龍亞の言う通りに暦に肩を貸した。
龍亞「ありがとうクロウ。それじゃあ、速く町に帰ろうか。」
ルイズ「えぇ…。クロウ、暦を丁重に連れてってよね。
頼んだわよ。」
2人は、傷だらけの体を引きずりながら、町へと歩いて行こうとした。
すると目の前に、いつのまにかイリアステルのプラシドが、立っていた。
龍亞「貴方は確か、イリアステルのプラシドさんですよね?どうして貴方がここに?」
ルチアーノ「そうだよ。お前は、Z-ONEの所に残ったはずでしょ?」
プラシド「色々と、用があってな。それより、暦はどこ行ったんだよ。Z-ONEが、約束は守ったって伝えて。って、言われてるんだが…。」
プラシドは、暦を探すために辺りを見回した。
そして暦を見つけると、暦の状態をすぐさま理解し、龍亞の頭を撫でた。
プラシド「それがお前の、願った結末なのかよ。なんともお前らしい最後だな。
暦、お前の頼み通りにしておいたぞ。それに、龍亞の事を護ってくれて、ありがとうな。」
静かに暦へ言葉をかけた。
龍亞「そうだ!1つだけ、頼みたい事があったんだ。
イリアステルは、未来から来たんだよね?だったら、これを身近に持っていたいんだけど…。」
龍亞はそう言って、ポケットに入っていた暦の右目を取り出した。
それを見たルイズも、龍亞と同様に暦の左目をポケットから出した。
ルイズ「このまま持ってたら、腐ってしまうかも知れない。そんな事は、絶対に嫌なんだ。ボクからも御願いするよ。」
プラシド「もしかして、それは暦の両目か…。全く、暦のやつめ。子供になんて物を渡してるんだよ。」
プラシド「ハァ…、わかったよ!そんな目で俺を見るんじゃねぇ!暦の両目については、俺が責任をもってZ-ONEに頼んでおくよ。
それより龍亞、お前にどうしても会わせたい人がいるんだ。おい!こっちだ。」
プラシドが手招きをして、呼び寄せた人間を見て、龍亞とルイズは驚き、そして喜びの涙を流した。
ルドガー「お久しぶりでございます、龍亞様、ルイズ様。あの頃よりも、随分と凛々しくなられましたね。」
ルドガー復活だ!
やった!
感動の再開に、私は目頭が熱くなって来ました。