龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

238 / 241
第238話

遊星「龍亞、大丈夫か!それに、暦も傷だらけじゃないか!何が起きてたんだよ。」

 

遊星は、龍亞に近づいて龍亞と暦の様子を確認した。

 

龍亞「そんなに心配しなくても、大丈夫だよ。俺はなんとも無いし、暦兄ちゃんだって無事に連れてこれたからね。」

 

クロウ「連れてこれたって、暦は既に…。

上で何があったんだよ!」

 

そう言ってクロウは、より深く追求しようとしたが、ルイズの涙と龍亞の寂しそうな顔を見て、それ以上何も聞かなかった。

 

龍亞「クロウ、そんなに暗い顔しないでよ。そんなんじゃ、暦兄ちゃんが怒るよ?それよりも、暦兄ちゃんに手を貸してよ。俺じゃあ、ちょっと重いからね。」

 

龍亞に言われ、クロウはハッとして我に帰った。

そして、龍亞の言う通りに暦に肩を貸した。

 

龍亞「ありがとうクロウ。それじゃあ、速く町に帰ろうか。」

 

ルイズ「えぇ…。クロウ、暦を丁重に連れてってよね。

頼んだわよ。」

 

2人は、傷だらけの体を引きずりながら、町へと歩いて行こうとした。

 

すると目の前に、いつのまにかイリアステルのプラシドが、立っていた。

 

龍亞「貴方は確か、イリアステルのプラシドさんですよね?どうして貴方がここに?」

 

ルチアーノ「そうだよ。お前は、Z-ONEの所に残ったはずでしょ?」

 

プラシド「色々と、用があってな。それより、暦はどこ行ったんだよ。Z-ONEが、約束は守ったって伝えて。って、言われてるんだが…。」

 

プラシドは、暦を探すために辺りを見回した。

そして暦を見つけると、暦の状態をすぐさま理解し、龍亞の頭を撫でた。

 

プラシド「それがお前の、願った結末なのかよ。なんともお前らしい最後だな。

暦、お前の頼み通りにしておいたぞ。それに、龍亞の事を護ってくれて、ありがとうな。」

 

静かに暦へ言葉をかけた。

 

龍亞「そうだ!1つだけ、頼みたい事があったんだ。

イリアステルは、未来から来たんだよね?だったら、これを身近に持っていたいんだけど…。」

 

龍亞はそう言って、ポケットに入っていた暦の右目を取り出した。

それを見たルイズも、龍亞と同様に暦の左目をポケットから出した。

 

ルイズ「このまま持ってたら、腐ってしまうかも知れない。そんな事は、絶対に嫌なんだ。ボクからも御願いするよ。」

 

プラシド「もしかして、それは暦の両目か…。全く、暦のやつめ。子供になんて物を渡してるんだよ。」

 

プラシド「ハァ…、わかったよ!そんな目で俺を見るんじゃねぇ!暦の両目については、俺が責任をもってZ-ONEに頼んでおくよ。

それより龍亞、お前にどうしても会わせたい人がいるんだ。おい!こっちだ。」

 

プラシドが手招きをして、呼び寄せた人間を見て、龍亞とルイズは驚き、そして喜びの涙を流した。

 

ルドガー「お久しぶりでございます、龍亞様、ルイズ様。あの頃よりも、随分と凛々しくなられましたね。」




ルドガー復活だ!
やった!

感動の再開に、私は目頭が熱くなって来ました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。