龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第24話

~~~路地裏~~~

 

俺は、暗い路地裏で膝を抱えて、座り込んだ。

そして、堪えきれない涙が俺の目から、流れた。

 

大通りでは、俺を探し回る人達の、非難や罵倒がまだ聞こえる。

 

何で俺はいつも、こうやって独りになるんだ。

俺が何をしたって言うんだよ。

 

寂しいよ、悲しいよ。

誰か俺の事を、愛してくれよ。

 

男「ならば、心の闇を受け入れて、我らの王になるしかありません。」

 

そこには、アルカディアムーブメントで会った、フードの男がいた。

 

けど今回は、前の時みたいに黒いオーラは、無かった。

それよりも、他の人とは違い、俺の事を必要としている気がした。

 

男「龍亞様は、十分に耐えました。しかし、あんな連中のために傷付く事は、もう止めましょう。」

 

龍亞「どうして、こんな俺なんかに優しくするんだよ。」

 

俺は、涙でクシャクシャになった顔で、男を見つめた。

 

男「それが、我々の願いであり、龍亞様の中に眠る王の願いだからです。」

 

それが願い。

じゃあ俺は、この人についていけば幸せになれるの?

悲しみや苦しみが無くなり、愛してもらえるの?

 

俺の心の中に、色々な感情が渦巻いている。

 

龍亞「けど、俺には力が無いし、幸せになる資格もないんだ。」

 

俺はまた、膝を抱えこんだ。

すると、後ろから誰かが抱き締めてきた。

 

それは今までで一番優しく、一番暖かかった。

振り替えると、夢の中で会った黒髪の女性だった。

 

女性「大丈夫よ龍亞。力なんて無くても良いんだよ。」

 

その女性は、とても心地のよい声だった。

とても良い匂いで、心が満たされている。

 

女性「君の存在は、ボクの生きる意味なんだ。ボクは、君の心から作られた存在。

けど、君を愛する気持ちは本物だよ。」

 

俺の心から作られただって。

よくわからないけど、一つだけわかる事がある。

 

それは、この女性の言葉に、ウソや偽りは無い事だ。

本当に俺の事を必要としている。

 

龍亞「じゃあ、俺を助けてよ。もう限界なんだ。」

 

すると、女性が俺の唇にキスをしてきた。

初めての大人のキス、俺は拒む事無く、抱き締めた。

 

~~~数分後~~~

 

そこには、もう女性の姿がなかった。

 

男「お目覚めですね。お待ちしておりました。」

 

男は、龍亞の前に膝まずいた。

龍亞は、ゆっくりと立ち上がった。

 

だが、いつもと雰囲気が違う。

 

龍亞「これで、やっと君を呪縛から解放してあげるよ。」

 

そこには、ダークシグナーの格好をした龍亞がいた。

そして、人格はあの女性のものだった。

 

龍亞「ボクの大好きな、愛しい龍亞。ボクは幸せだよ。」

 

そして、男と龍亞は闇の中に消えていった。





【挿絵表示】


いよいよ龍亞がダークシグナーになりました。
一応私のイメージが、上の画像です。

美しいですね。
下手したら私、惚れてしまいます。

これからの展開が楽しみですね。
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