龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

29 / 241
第29話

龍亞「ルチアーノ、もう平気だよ。」

 

俺の目が覚めてから5分間、ルチアーノは俺の頭を撫で続けてくれた。

嬉しかったけど、凄く恥ずかしくて俺は起き上がった。

 

ルチアーノ「そっか、なら良かった。けど、凄く残念だな。」

 

最後の方は聞こえなかったけど、やっぱりルチアーノは良い人だ。

 

ルチアーノ「さて、これからどうするの龍亞?」

 

ルチアーノに言われた俺は、考えた。

どうしようか、誰かと遊んだ事なんて無いから、わからないよ。

 

龍亞「どうしよう、ルチアーノは何したい?」

 

ルチアーノは、少し考えると俺の肩を掴んだ。

 

ルチアーノ「良し、カードショップに行こう。」

 

~~~カードショップ~~~

 

俺達は、公園から近くのカードショップについた。

そこには、少ないがお客さんがいた。

 

その中には、俺をいじめる人達もいた。

俺は、気づかれないように、こっそり店内に入った。

 

ルチアーノ「どうしたの龍亞?何してるの。」

 

ルチアーノは、不思議そうに俺を見た。

確かに、事情を知らないルチアーノは今置かれてる、状況を知らない。

 

龍亞「いや…その、何でもないよ。」

 

なんて話していると、近くにいたいじめっ子グループが俺に気付いて、話しかけていた。

 

いじめっ子A「おい龍亞!何でお前がいるんだよ。」

 

いじめっ子B「お前が触って良いカードは、無いんだよ。さっさと帰れよ。」

 

いじめっ子AとBは、俺を殴りながら俺を罵倒した。

すると、ルチアーノが不機嫌になって、二人の前に立ちはだかった。

 

ルチアーノ「おい、ボクの友達に何するんだよ。」

 

いじめっ子A「何だよお前、見かけない顔だな。」

 

いじめっ子B「まさか、龍亞の友達か。そんな訳無いよな。」

 

やっぱり、俺は独りの方が良かったのかも知れない。

少し呼吸が苦しくなった。

 

ルチアーノ「煩いよ、このサル共。今すぐ龍亞の前から消えろよ。」

 

ルチアーノは、喧嘩腰で二人にくってかかった。

当然、二人は怒ってルチアーノに襲いかかった。

 

龍亞「ルチアーノ、危ない!」

 

と叫んだけど、ルチアーノは襲いかかる二人を簡単に、あしらった。

 

ルチアーノ「さて、龍亞逃げるよ!」

 

ルチアーノは、俺の手を引っ張って、店を飛び出した。

 

いじめっ子A「クソ!覚えてろよ。」

 

いじめっ子B「次に会ったら、容赦しないぞ。」

 

二人の言葉が聞こえたけど、何を言ってるのか良く聞こえなかった。

 

~~~公園~~~

 

龍亞「ごめんねルチアーノ。俺のせいでこんな事になって。」

 

ルチアーノは、俺の頭をまた撫でた。

 

ルチアーノ「気にして無いよ。それより、あの調子じゃ君はカードをほとんど、持って無いよね。」

 

その通りだ。

何時も皆に、仲間外れにされてるから俺は、デッキなんて持って無いのだ。

 

ルチアーノ「なら、このデッキを君にプレゼントするよ。」

 

なると、ルチアーノは俺に1つのデッキをくれた。

それは、ディフォーマーを主体とした、機械族のデッキだ。

 

しかも、シンクロモンスター《パワー・ツール・ドラゴン》までくれた。

 

龍亞「良いのこんなに?俺からあげられる物なんて無いよ?」

 

すると、ルチアーノは微笑んだ。

 

ルチアーノ「良いんだよ。それより、ボクが大きくなって、強くなって君を迎えにいくよ。」

 

そこまで言うと、ルチアーノは顔を赤くした。

 

ルチアーノ「そ…その時は、ボクの伴侶になってくれないな?」

 

何の事かわからなかったけど、またルチアーノに会えるのなら、俺の答えは決まってる。

 

龍亞「わかった、良くわからないけど、俺はルチアーノの事を待ってるよ。」

 

ルチアーノ「本当か!じゃあ待っててね龍亞。今日は楽しかったよ。」

 

ルチアーノは嬉しそうに、帰っていった。

 

ルチアーノ、俺も君に会えて凄く楽しかったよ。




龍亞の過去話、終了です。
まさか、龍亞のデッキはルチアーノから貰った物だったとは、ビックリです。

にしても、しょうがないとは言え、龍亞も大変な約束をしましたね。

次からは、本編に入ります。
おたのしみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。