龍亞「ルチアーノ、もう平気だよ。」
俺の目が覚めてから5分間、ルチアーノは俺の頭を撫で続けてくれた。
嬉しかったけど、凄く恥ずかしくて俺は起き上がった。
ルチアーノ「そっか、なら良かった。けど、凄く残念だな。」
最後の方は聞こえなかったけど、やっぱりルチアーノは良い人だ。
ルチアーノ「さて、これからどうするの龍亞?」
ルチアーノに言われた俺は、考えた。
どうしようか、誰かと遊んだ事なんて無いから、わからないよ。
龍亞「どうしよう、ルチアーノは何したい?」
ルチアーノは、少し考えると俺の肩を掴んだ。
ルチアーノ「良し、カードショップに行こう。」
~~~カードショップ~~~
俺達は、公園から近くのカードショップについた。
そこには、少ないがお客さんがいた。
その中には、俺をいじめる人達もいた。
俺は、気づかれないように、こっそり店内に入った。
ルチアーノ「どうしたの龍亞?何してるの。」
ルチアーノは、不思議そうに俺を見た。
確かに、事情を知らないルチアーノは今置かれてる、状況を知らない。
龍亞「いや…その、何でもないよ。」
なんて話していると、近くにいたいじめっ子グループが俺に気付いて、話しかけていた。
いじめっ子A「おい龍亞!何でお前がいるんだよ。」
いじめっ子B「お前が触って良いカードは、無いんだよ。さっさと帰れよ。」
いじめっ子AとBは、俺を殴りながら俺を罵倒した。
すると、ルチアーノが不機嫌になって、二人の前に立ちはだかった。
ルチアーノ「おい、ボクの友達に何するんだよ。」
いじめっ子A「何だよお前、見かけない顔だな。」
いじめっ子B「まさか、龍亞の友達か。そんな訳無いよな。」
やっぱり、俺は独りの方が良かったのかも知れない。
少し呼吸が苦しくなった。
ルチアーノ「煩いよ、このサル共。今すぐ龍亞の前から消えろよ。」
ルチアーノは、喧嘩腰で二人にくってかかった。
当然、二人は怒ってルチアーノに襲いかかった。
龍亞「ルチアーノ、危ない!」
と叫んだけど、ルチアーノは襲いかかる二人を簡単に、あしらった。
ルチアーノ「さて、龍亞逃げるよ!」
ルチアーノは、俺の手を引っ張って、店を飛び出した。
いじめっ子A「クソ!覚えてろよ。」
いじめっ子B「次に会ったら、容赦しないぞ。」
二人の言葉が聞こえたけど、何を言ってるのか良く聞こえなかった。
~~~公園~~~
龍亞「ごめんねルチアーノ。俺のせいでこんな事になって。」
ルチアーノは、俺の頭をまた撫でた。
ルチアーノ「気にして無いよ。それより、あの調子じゃ君はカードをほとんど、持って無いよね。」
その通りだ。
何時も皆に、仲間外れにされてるから俺は、デッキなんて持って無いのだ。
ルチアーノ「なら、このデッキを君にプレゼントするよ。」
なると、ルチアーノは俺に1つのデッキをくれた。
それは、ディフォーマーを主体とした、機械族のデッキだ。
しかも、シンクロモンスター《パワー・ツール・ドラゴン》までくれた。
龍亞「良いのこんなに?俺からあげられる物なんて無いよ?」
すると、ルチアーノは微笑んだ。
ルチアーノ「良いんだよ。それより、ボクが大きくなって、強くなって君を迎えにいくよ。」
そこまで言うと、ルチアーノは顔を赤くした。
ルチアーノ「そ…その時は、ボクの伴侶になってくれないな?」
何の事かわからなかったけど、またルチアーノに会えるのなら、俺の答えは決まってる。
龍亞「わかった、良くわからないけど、俺はルチアーノの事を待ってるよ。」
ルチアーノ「本当か!じゃあ待っててね龍亞。今日は楽しかったよ。」
ルチアーノは嬉しそうに、帰っていった。
ルチアーノ、俺も君に会えて凄く楽しかったよ。
龍亞の過去話、終了です。
まさか、龍亞のデッキはルチアーノから貰った物だったとは、ビックリです。
にしても、しょうがないとは言え、龍亞も大変な約束をしましたね。
次からは、本編に入ります。
おたのしみに。