遊星「鬼柳、何でお前とこんな戦いをしなきゃ、ならなかったんだ。」
遊星は、さっきまで鬼柳が存在していた所を見ながら、涙をこらえながら呟いた。
ふと、良く見てみると何かが落ちていた。
遊星はそれを、拾って何か確認してみた。
遊星「こ、これは!俺達の絆の証のペンダントじゃないか!あさか、鬼柳がまだこれを、持っていたなんて。」
遊星は、鬼柳のペンダントを握り締めた。
すると、我慢していた涙が、ほほを伝うと止まらなくなっていた。
遊星「すまない鬼柳。俺が…俺が必ず、お前の仇をとって見せるからな。」
遊星は、流れる涙を拭きながら、心に固く誓いをたてた。
男「仇を取るとは、どういうことかな?」
いきなり、遊星の後ろにクモの痣を持つ男が立っていた。
足音も気配も無かったため、遊星は驚いたが、直ぐに冷静さを取り戻した。
遊星「そんなこと、決まっている。鬼柳をこんな戦いに駆り立てたお前たちを、俺は許さない。」
遊星「だから、俺は鬼柳の為に、お前たちを倒さなきゃ行けないんだ。」
遊星は、男の目を真っ直ぐ見ながら、自分の決意を語った。
だが、男はそれを見て静かに笑った。
男「戦いに駆り立てた?鬼柳の為に?可笑しな事を言うな。」
そう言うと、男は鬼柳のDホイールに近づいて行った。
そして、鬼柳が召喚していた《深淵龍・デストロイドラゴン》を見つけると、そのカードを手に取り、遊星の方を見た。
男「お前は、私たちがこの者を、戦わせたと言ったな。」
遊星「そ、そう言ったけど…違うとでも言うのか。」
男「当たり前だ。鬼柳は自分の意思でダークシグナーになり、お前と戦ったのだ。」
男「それに、お前たちに私たちの苦しみがわかるか。
人々に見捨てられ、希望を失った私たちの苦しみ。
そして、そんな私たちに救いの手を出してくれた、龍亞様への思いが、お前たちなんかに理解されてなるものか!」
男の迫力と心からの叫びに、遊星は怯んでしまった。
男「鬼柳は、どうしてもお前と戦い、勝ちたかった。
それは、自分のけじめであり、龍亞様への忠誠心なのだ。」
遊星「自分のけじめや、龍亞への忠誠心だと。」
男「そうだ。だから、ダークシグナーの力である、地縛神ではなく、龍亞様との繋がりである、ダークシンクロモンスターを残したのだ。」
遊星「鬼柳も、龍亞との絆について話していたが、どうしてそこまで従えるんだ。」
遊星の言葉に、男は笑った。
そして、遊星の方に近づいて歩いてきた。
男「だから、お前たちにはわからなくても、良いことだ。
そのペンダントは、くれてやる。では、また会おう。」
そう言うと、男は何処かに消えてしまった。
遊星は、鬼柳のペンダントを見つめて、考えていた。
その心中に、何を考えているのか、誰もわからない。
どうでしょうか。
ダークシグナー達と、龍亞との間には、強い絆の繋がりを感じさせられます。
私もこう言う仲間がほしいです。
次回は、十六夜アキ対、ミスティを予定しています。
しかし、もしかしたらジャック対、カーリーになるかもしれません。
ご了承ください。