~~~シティ北側の大広場~~~
十六夜「ここが、私達のデュエルの場所ね。」
アキは、一通の手紙を良く読みながら、この大広場に来ていた。
さっきまで、はるか上空に、巨大なモンスターが2体、現れていたのを見て、アキは少し不安になっていた。
ミスティ「ちゃんと、来てくれたのね。待ってたわ。」
噴水のふちに、アキのデュエルの相手、ミスティが座っていた。
ミスティは、アキの顔を見ると、静かに笑って、立ち上がった。
十六夜「早速だけど、教えてちょうだい。私になんの因縁があるの?」
と、アキが聞くと、ミスティは一枚の写真を取り出した。
その写真には、龍亞と同じ年位の男の子が写っていた。
十六夜「残念だけど、その子に見覚えは無いわ。」
すると、ミスティは怒る事無く、アキに近付いてきた。
ミスティ「それはそうよ。この子は、私の弟、貴方のファンだったのよ。」
ミスティは、アキの目をまっすぐ見て、写真をしまった。
アキは、思い出したく無い、昔の事を思い出して、少し震えていた。
ミスティ「この子はね、貴方のデュエルを見た帰り道、一台の車に跳ねられて、意識不明の重体になっているのよ。」
そう言ったミスティも、体が少し震えていた。
それは、怒りなのか、悲しみなのか、わからない。
ミスティ「ダークシグナーになることで、ドライバーの男は、地獄に堕ちてもらったわ。
けど、何故か満たされないの。」
ミスティ「だから、最後に貴方に復讐する事にしたの。
身勝手な事だって、自分でもわかってるわ。
けど、もう後戻りは出来ないの。」
ミスティはそう言うと、右腕のトカゲの痣を光らせた。
すると、地面から黒い炎が巨大なトカゲを作り、二人をおおった。
ミスティ「これで、私達は逃げられないわ。
鬼柳と、カーリーが負けた今、私が最後の刺客として、貴方に挑むわ。」
十六夜「わかったわ。私と貴方は、戦う運命にあるようね。
けど、私も負ける訳にはいかない。必ず、龍亞を取り戻すまでは。」
そう言うと、二人はお互い、離れて距離をとった。
二人がデュエルをする事が出来る、距離を開けたのだ。
ミスティ「貴方と私、このデュエルに懸ける思いは、どちらも負けてないようね。」
十六夜「そうね。もしかしたら、こんな出会いじゃ無かったら、私達、仲良くなれたかもしれないわ。」
十六夜・ミスティ「デュエル!」
~~~アキ1ターン目~~~
十六夜「私のターンドロー。私は《ガード・ヘッジ》を守備表示で、召喚。
さらに、カードを2枚伏せて、ターンエンドよ。」
アキ対ミスティの勝負が始まりましたね。
ミスティは、原作では弟は死んでしまいましたが、この小説では意識不明の重体です。
これが後に、大きく関わってくるかもしれません。