龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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今回の話は、ちょっと本編から外れます。
それは、家でお留守番をしている龍可と、龍可を看病しているアキの話です。

本編を書こうと思ったのですが、まだまとまって無いので、休憩をかねてです。

それでは、お楽しみ下さい。


第5話

龍亞「いってきます。」

 

龍亞が、会社見学に出発してしまった。

何でこんなときに風邪をひいてしまったのか。

 

始めて、自分の体の弱さを痛感した感じです。

 

龍可「ハァ~、最悪風邪をひいたのは、まだいいわ。それより…」

 

私は、大きくため息をして私の看病を任された、あの女を見た。

 

龍可「何で、あなたがいるのよ。他の男のとこにでも、行ってきなさいよ。」

 

十六夜「私だって本当は、あなたの看病なんて、ごめんよ。」

 

そう言うと、この女は頬を赤らめて、

 

十六夜「でも、龍亞の頼みなんだから、なんでも聞いちゃうわよ。」

 

と、嬉しそうに言い放った。

ムカつく。凄いムカつくけど、正直一人は寂しいから、たとえこの女でも嬉しいわ。

 

十六夜「何よ、案外嬉しそうじゃない?まだまだ子供ね。」

 

龍可「う、うるさい。嬉しくなんかない!」

 

顔に出てたのか。凄く恥ずかしい。

 

にしても、改めてこの女と二人きりになると、何を話して良いのかわからないわ。

 

この前、口喧嘩したばかりだから少し、気まずいわ。

 

龍可「あ、あの、この前はその、言い過ぎたわ。ごめんなさい。」

 

私は、恥ずかしさを我慢して、この前の事を謝った。

 

すると、物凄く驚いた顔をしていた。

 

十六夜「何よあんた、熱にやられてるの。いきなり謝って。」

 

この女に、我慢して謝った私が間違ってたわ。

私の気も知らないで。

 

龍可「何よ!折角謝ったのに。この気まずい空気が嫌だったのよ。」

 

すると、この女は少し微笑んだ。

 

十六夜「なんだ、そんかことか。気にしてないわよ。」

 

そう言うと、ベットに座り込んで話を続けた。

 

十六夜「あなたはどう思ってるか知らないけど、私はあなたの事、嫌いじゃ無いわよ。

 

むしろ、良いライバルだと思ってるわ。だから気にしないで。」

 

と言って、私の頭を撫でてきた。

それは、とても暖かくやさしいものだった。

 

だから恥ずかしくなり、手をどけた。

 

龍可「いきなり何するのよ。子供扱いしないでよ。」

 

自分でもわかるくらい、顔が赤くなっている。

 

 

龍可「ついでにそこの、ぬいぐるみ取ってよ。」

 

私は、机の上のウサギのぬいぐるみを指差した。

 

十六夜「ん、これね。随分前からあるのね。ちょっとボロボロじゃない。」

 

私はそのぬいぐるみを大事に胸に抱き締めた。

 

龍可「これは昔、龍亞が誕生日にくれた大事なぬいぐるみなの。たとえ、ボロボロでも捨てないわ。」

 

十六夜「なるほど、それでそんなにも、大事なのね。」

 

私は、この短い時間で、この女に対しての感情が、変わっているのを感じた。

 

まだ嫌い。だけど、この前のような敵意は、全くない。

 

十六夜「さてと、お粥でも作ってくるわ。」

 

そう言って、ベットから立ち上がった。

 

龍可「ねぇ、ちょっと。」

 

私は、決意をした。

 

龍可「私はあなたが嫌い。けど、ライバルとしては好きよ“アキ”」

 

それを聞いたアキは嬉しそうに笑った。

 

十六夜「えぇ、私だって好きよ。けど、龍亞は渡さないわ。」

 

私はこの日、龍亞以外で始めて、心の許せるライバルができた。

アキ、負けないわよ。




本編のシリアスの裏に、感動的な友情が生まれてましたね。

良い話だ~♪感動だな。
この二人なら、良い勝負ができると思います。

時間軸的には、この後に龍亞と、ディヴァインの出会いです。

いや~この二人の話の時は、この前の喧嘩があったから、どうなるかと思ったけど、中々良い感じになりました。

感想等、お気軽にどうぞ。
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