龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

58 / 241
第58話

遊星「ジャック、少し急ぎすぎじゃないのか。」

 

遊星は、前を走っているジャックに尋ねたけれど、ジャックは返事をしなかった。

 

遊星「どうしたんだジャック。様子がおかしいぞ。」

 

ジャックに追い付いた遊星は、ジャックの前に止まって、ジャックの進行を止めた。

 

ジャック「何をするんだ遊星!さっさとそこをどけ!」

 

遊星「ジャック!何があったんだ。」

 

遊星の問いかけに、ジャックはハッと我にかえり、冷静さを取り戻した。

 

ジャック「すまん遊星。だが、どうも嫌な予感がするんだ。それに…」

 

遊星「それに何だ?」

 

ジャックは、少しためらいながら、自分の話を続けた。

 

ジャック「さっきのデュエルで、ルドガーの《地縛神Uru 》の攻撃を、くらったときに、龍亞の身にこれまでよりも、恐ろしい事がおこる未来を見たんだ。」

 

遊星「龍亞の身にだと!本当かジャック。

だったら急がなければ。」

 

遊星は急いでD ホイールに乗り、ダークシグナーの隠れ家に続く、長い道を再び走り出した。

 

~~~隠れ家~~~

 

十六夜「ついに、貴方1人になったわ。」

 

龍可「そうよ、だから速く龍亞を返して!」

 

すると、龍亞はいきなり涙を流して、そのまま止まることは無かった。

 

龍亞「1人か…、ルドガーがボク達の仲間の中でも、一番ボクへの忠誠心が強かったんだよ?

それに、ボクだけでなくて、龍亞にも従ってくれてたんだ。」

 

そう言うと、龍亞は空を見て少し目を閉じた。

そして、再び2人の方を見た。その時には、涙は止まっていた。

 

龍亞「お前達に、今の龍亞の気持ちがわかるのか!今の龍亞の苦しみ、哀しみが理解できるの!」

 

龍可「な…何を言ってるのよ、わからないわよ。」

 

十六夜「えぇ…それに、今は関係無いことでしょ。」

 

2人がそう言うと、龍亞は諦めた様な顔をして、話を続けた。

 

龍亞「やっぱりね、やっぱりお前達なんかに、龍亞は渡せない。」

 

龍亞はそう言った後、龍亞本来のデッキから、何も書かれていないカードを取り出して、今のデッキの中に入れてシャッフルをした。

 

龍亞「そう言えばさっき、これで1人になったって、言ったけど間違いよ。

龍亞は、元々独りぼっちだったんだ。

だから今のボクがいて、今こうしてお前達と対立してるんだ。」

 

龍可「龍亞が独りぼっちって、どう言う意味よ。」

 

龍可の発言を聞いて、龍亞は笑った。

 

龍亞「もしかして、気がつかなかったの?

なにも知らなかったの?」

 

龍亞「そう言う態度や言葉が、龍亞を追い詰めてたって何で、わからないの!」

 

龍亞は、感情的になり、声が大きくなってしまった。

 

龍亞「まぁ良いわ。どうせ、ボクに負けて消えるだけのお前達だ。

今頃、どうも出来ないしね。」

 

そう言うと、いきなり2人の前が明るくなった。

 

すると目の前に、龍亞が倒れていた。

そして、その横に黒いロングヘアーの女が、立っていた。

 

女「はじめまして、ボクがダークシグナーの王にして、お前達の相手だ。」

 




さぁいよいよ、最終決戦です。
心が踊るな♪

今更ですが、女なのに王って、前にも書いた気がしますが、違和感がありますね。

さて、募集している名前ですが、明日の午後9時30分を最終締め切りとします。

皆さんからのコメントをお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。