龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第6話

龍亞「社長ですか、そんな人が俺に何のようですか?」

 

するとディヴァインは楽しそうに笑った。

 

ディヴァイン「いやいや、君に用があるのは、私じゃない。」

 

と言い、俺の後ろ側に回り込んだ。

まるで、俺を逃がさない様に追い詰めてきた。

 

ディヴァイン「さぁ、この先にある部屋に来てもらうぞ。」

 

この時、本能がこの人が危ない、と言った気がした。

 

龍亞「い、いやもう、帰らなきゃ。」

 

けれど、肩を捕まれて、身動きが取れなかった。

誰か、龍可、アキ姉ちゃん、助けて。

 

「相変わらずだな、ディヴァイン。手荒な真似はするなと、言ったはずだぞ。」

 

ディヴァイン「すみません。こいつが逃げようとしたのでつい。」

 

そこには、黒装束を身に纏い、フードを深く被った男が立っていた。

 

「この者が、無礼を働き、誠に申し訳ございません、龍亞様。」

 

その男は、俺の前に膝まづいた。

俺は、突然の事で頭がついていかず、キョトンとしていた。

 

ディヴァイン「ダンナ、龍亞君がついていけてませんよ。」

 

いつの間にかディヴァインは、肩から手を、離していた。

けど、目の前で起きている事がわからず、動けずにいた。

 

「そうでした。すみません龍亞様。」

 

すると、この男は、椅子を取り出して、俺の前に置いた。

 

龍亞「え、どこから出したんですか?」

 

ディヴァイン「気にしないで下さい。良くあることです。」

 

あんまり釈然としないけれど、しょうがないから、椅子に腰掛けた。

 

「私達は、世間から弾かれた、悲しい者たちです。

名を、光の使者、シグナーの対をなす存在、闇の王の使者、ダークシグナーで御座います。」

 

ダークシグナーだって。それじゃあこの人は悪い人なのか。

そう思いながら、心の中ではこの人たちの悲しさが少し、わかる気がした。

 

龍亞「けど、ダークシグナーさんと、俺になんの関係が?」

 

「それは、貴方が我らの王に、選ばれたからです龍亞様。」

 

そんな!俺がダークシグナーの王だなんて。

信じられない。

 

龍亞「何かの間違いじゃないですか。」

 

「そんな事はありません。私達は貴方の心の闇を知っています。」

 

この人はまた、俺の前に膝まづいた。

 

「それに、闇の王のカード、貴方は既に、お持ちになられております。」

 

王のカード?そんなの持ってないぞ。

まさか、このカードの事か。

 

俺は、今朝拾った何も書いてないカードを、取り出した。

 

「そのカードで御座います。選ばれし闇のカード、貴方が王である証で御座います。」

 

ディヴァイン「話は終わりましたね。では、私達についてきてください。」

 

俺は、もう何も考えられなかった。

気付けば、ディヴァインの後をついて歩いてあた。




まさか、龍亞がダークシグナー達の王だったとは…
何となくわかっていたかも知れませんが、やっぱり驚きです。

ディヴァインがダンナと呼ぶこの男、一体誰なのか!
このまま龍亞は、どうなってしまうのか!

まだまだ、先が読めそうにありませんね。
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