~~~ジャックの部屋~~~
龍亞「う…うぅ、ごめんなさい。
捨てないでよ、もう独りになりたくないよ…。」
龍亞は、悪夢にうなされながら、悲しそうに泣いていた。
ルイズ「龍亞…、やっぱり君は今でも苦しんでいるんだね。」
ルイズは、泣いている龍亞を優しく抱き締めて、龍亞の涙を舐めた。
ルイズ「ボクが君を護りきれなかったせいで、こんなに君を苦しめてるなんて。」
ルイズ「だから、ボクは君に誓うよ。もう君以外の全てを捨ててもいい。
その代わり、もう絶対に君を独りなんかにさせないよ。」
ルイズはそう言うと、龍亞の頭を泣きながら撫でていた。
ルイズ「……ぅん、何だか下が煩いな。
ごめんね龍亞。またすぐに戻ってくるよ。」
そう言い残し、ルイズは部屋を後にした。
その時龍亞を見ると、まだ悪夢を見ていた。
~~~ガレージ~~~
十六夜「本当なの遊星!?鬼柳って、貴方と戦ったダークシグナーの人よね。」
遊星「あぁそうだよ。今までは、ダークシグナーの時の罪滅ぼしで、1人旅してたんだ。」
遊星達がそんな話をしていたら、遠くから1台のDホイールの音が近づいてきた。
その音を聞いたことがある遊星は、嬉しそうに音の方を見た。
そして、そのDホイールは遊星達の近くに止まり、ドライバーが降りていた。
遊星「久しぶりだな、お帰り鬼柳。」
鬼柳「あぁ本当に久しぶりだな。ただいま遊星。」
鬼柳と遊星は、言葉を交わしながら固く握手をした。
クロウ「へぇ~、あんたが鬼柳か。初めましてだな、俺はクロウだ。よろしくな。」
鬼柳「クロウ・ホーガンだな。噂は聞いてるよ。
《鉄砲玉のクロウ》だろ?よろしく。」
鬼柳とクロウも、握手を交わした。
遊星「そう言えば、旅はもう終わりなのか?」
遊星が聞くと、鬼柳は少し苦い顔をして、答えに戸惑っていた。
鬼柳「いや…、まだ旅は続けるつもりだよ。今日は、近くを通ったからと…。」
そこまで言うと、鬼柳はより答えにくそうにしていた。
十六夜「それと、龍亞の事が心配になったのね。」
アキが、鬼柳の心中を察して助け船を出した。
鬼柳「あぁそうだ。俺達の戦いが終わった事で、俺達は元の生活に戻った。
いや、自分達の因縁が解決して、今までよりも良い生活になった。」
鬼柳「けど、そうなったことで龍亞様は、今まで通りの苦しくて寂しい生活に戻ってしまった。
もしかしたら、希望を与えられた分、余計に心にダメージを負っているかも知れない。」
鬼柳はそう言うと、少し前までダークシグナーの痣があった、右腕を見て寂しそうに話していた。
すると、ガレージの中から、ルイズが様子を見に、出てきた。
ルイズ「お前達煩いよ!龍亞が起きたらどうする気なの!
ん、お前はもしかして鬼柳なの?」
いよいよ、鬼柳とルイズの接触です。
今思えば、ルイズとして会ったことがあるのって、ルドガーだけですね。
鬼柳が今でも龍亞の心配をしていて、良かったです。