龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第72話

鬼柳はルイズを見ると、ルイズの前に膝まづいた。

 

鬼柳「お久しぶりです。覚えてますか?鬼柳です。」

 

ルイズ「覚えてるよ。久しぶりだね鬼柳。

それに、ボクは今はルイズって、名乗ってるから。

立ち話もなんだから、中に入ってよ。」

 

ルイズはそう言うと、鬼柳をガレージの中に案内した。

そして、遊星達もルイズの後についていって、中に入っていった。

 

クロウ「なんだからって、別にお前のガレージじゃねーだろ。」

 

クロウは、そんな悪態をつきながら、渋々ルイズの後をついていった。

 

~~~ガレージの中~~~

 

ルイズ「で、早速だけど、お前は今は龍亞の事をどう思ってるの?」

 

ルイズの質問に、鬼柳は少し考えて、そしてルイズの目をしっかりと見ていた。

 

鬼柳「はい。俺は今でも龍亞様の事を、仲間…、いや、俺達ダークシグナーだった者達の心から忠誠を誓っている、人物だと思っています。」

 

鬼柳の答えを、ルイズは静かに聞いていた。

そして、立ち上がるとそのまま龍亞のいる所に向かおうとしていた。

 

ルイズ「鬼柳、お前の想いは充分に伝わったよ。

だから、特別に龍亞の所に来てもらうよ。ついてきて。」

 

鬼柳「っハイ!わかりました。

じゃあ遊星、俺は行ってくるよ。」

 

遊星「あぁ、わかった。

鬼柳、龍亞を少しでも助けてあげてくれよ。」

 

遊星の切実な頼みに、鬼柳は何も言わずに首を縦に振って、ルイズの後をついていった。

 

遊星「これで良かったのかな。俺達が龍亞を救うことは、出来なかったのか。」

 

十六夜「けど、これしか方法は無いのかも知れないわ。

龍亞の仲間だった、あの人達なら龍亞を救ってくれるわ。」

 

~~~ジャックの部屋~~~

 

コンコン

 

ルイズ「龍亞起きてる?龍亞に会わせたい人を連れてきたよ。」

 

ルイズは、龍亞の了承を得て、部屋の扉を開けた。

 

龍亞「俺に会わせたい人って、誰の事なの?」

 

ルイズ「フフッ、驚かないでね♪

おい!入って来て。」

 

ルイズは、まだ部屋の外にいた鬼柳を読んだ。

鬼柳は、入り辛そうにゆっくりと部屋に、入ってきた。

 

鬼柳「ど、どうも、お久しぶりです龍亞様。

ダークシグナーだった鬼柳です。」

 

龍亞「お、お久しぶりです…、鬼柳さん?って呼べば良いのかな?」

 

龍亞への挨拶が終わると、鬼柳はいきなり龍亞に向かって土下座をしだした。

 

龍亞「ちょっと鬼柳さん!いきなり、何をしだすんだよ。

速く起き上がってよ。」

 

突然の事で、龍亞は困惑していた。

けれど、鬼柳は構わずに土下座のまま、話を始めた。

 

鬼柳「龍亞様、この度は本当に申し訳ございません!

俺達が不甲斐ないばかりに、龍亞様に幸せを与えられませんでした!」

 

鬼柳「そして、この部屋に来る途中ルイズ様に、心に傷を負っていることを聞きました。

この鬼柳、償えない事は百も承知ですが、このつまらない命を全てかけても、龍亞様への償いをして行きたいと、思っております。」

 

鬼柳は、真実の言葉を心から発していた。

そして、鬼柳は感情を押さえられずに、大粒の涙を流していた。

 

鬼柳「俺達を恨んでいても構いません!

ですが、俺達の龍亞様への気持ちはダークシグナーだった頃から、変わってはございません!」

 

龍亞「鬼柳さん…、もう良いよ、顔を上げてよ。」

 

龍亞に言われて、鬼柳は顔を上げた。

すると、龍亞の目からも涙が流れていた。

 

龍亞「本当にありがとう…、そんなにも俺の事を心配してくれたんだね。

それに、恨んでなんかいないよ。だから、そんなに堅苦しくしないでよ。」

 

龍亞「これからも、俺とルイズの事をよろしくね。」

 

龍亞は、弱々しくだが今までよりも優しく、希望に溢れた笑顔をしていた。

 

 

 




龍亞とダークシグナー達の絆が、まだ残っていて本当に良かった!
感動的だな。

これで、龍亞の心が少しでも救われたかな?
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