鬼柳はルイズを見ると、ルイズの前に膝まづいた。
鬼柳「お久しぶりです。覚えてますか?鬼柳です。」
ルイズ「覚えてるよ。久しぶりだね鬼柳。
それに、ボクは今はルイズって、名乗ってるから。
立ち話もなんだから、中に入ってよ。」
ルイズはそう言うと、鬼柳をガレージの中に案内した。
そして、遊星達もルイズの後についていって、中に入っていった。
クロウ「なんだからって、別にお前のガレージじゃねーだろ。」
クロウは、そんな悪態をつきながら、渋々ルイズの後をついていった。
~~~ガレージの中~~~
ルイズ「で、早速だけど、お前は今は龍亞の事をどう思ってるの?」
ルイズの質問に、鬼柳は少し考えて、そしてルイズの目をしっかりと見ていた。
鬼柳「はい。俺は今でも龍亞様の事を、仲間…、いや、俺達ダークシグナーだった者達の心から忠誠を誓っている、人物だと思っています。」
鬼柳の答えを、ルイズは静かに聞いていた。
そして、立ち上がるとそのまま龍亞のいる所に向かおうとしていた。
ルイズ「鬼柳、お前の想いは充分に伝わったよ。
だから、特別に龍亞の所に来てもらうよ。ついてきて。」
鬼柳「っハイ!わかりました。
じゃあ遊星、俺は行ってくるよ。」
遊星「あぁ、わかった。
鬼柳、龍亞を少しでも助けてあげてくれよ。」
遊星の切実な頼みに、鬼柳は何も言わずに首を縦に振って、ルイズの後をついていった。
遊星「これで良かったのかな。俺達が龍亞を救うことは、出来なかったのか。」
十六夜「けど、これしか方法は無いのかも知れないわ。
龍亞の仲間だった、あの人達なら龍亞を救ってくれるわ。」
~~~ジャックの部屋~~~
コンコン
ルイズ「龍亞起きてる?龍亞に会わせたい人を連れてきたよ。」
ルイズは、龍亞の了承を得て、部屋の扉を開けた。
龍亞「俺に会わせたい人って、誰の事なの?」
ルイズ「フフッ、驚かないでね♪
おい!入って来て。」
ルイズは、まだ部屋の外にいた鬼柳を読んだ。
鬼柳は、入り辛そうにゆっくりと部屋に、入ってきた。
鬼柳「ど、どうも、お久しぶりです龍亞様。
ダークシグナーだった鬼柳です。」
龍亞「お、お久しぶりです…、鬼柳さん?って呼べば良いのかな?」
龍亞への挨拶が終わると、鬼柳はいきなり龍亞に向かって土下座をしだした。
龍亞「ちょっと鬼柳さん!いきなり、何をしだすんだよ。
速く起き上がってよ。」
突然の事で、龍亞は困惑していた。
けれど、鬼柳は構わずに土下座のまま、話を始めた。
鬼柳「龍亞様、この度は本当に申し訳ございません!
俺達が不甲斐ないばかりに、龍亞様に幸せを与えられませんでした!」
鬼柳「そして、この部屋に来る途中ルイズ様に、心に傷を負っていることを聞きました。
この鬼柳、償えない事は百も承知ですが、このつまらない命を全てかけても、龍亞様への償いをして行きたいと、思っております。」
鬼柳は、真実の言葉を心から発していた。
そして、鬼柳は感情を押さえられずに、大粒の涙を流していた。
鬼柳「俺達を恨んでいても構いません!
ですが、俺達の龍亞様への気持ちはダークシグナーだった頃から、変わってはございません!」
龍亞「鬼柳さん…、もう良いよ、顔を上げてよ。」
龍亞に言われて、鬼柳は顔を上げた。
すると、龍亞の目からも涙が流れていた。
龍亞「本当にありがとう…、そんなにも俺の事を心配してくれたんだね。
それに、恨んでなんかいないよ。だから、そんなに堅苦しくしないでよ。」
龍亞「これからも、俺とルイズの事をよろしくね。」
龍亞は、弱々しくだが今までよりも優しく、希望に溢れた笑顔をしていた。
龍亞とダークシグナー達の絆が、まだ残っていて本当に良かった!
感動的だな。
これで、龍亞の心が少しでも救われたかな?