龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第74話

クロウ「へぇ~、お前が噂のダークシグナーの王様、龍亞か?」

 

クロウに名前を呼ばれた龍亞は、鬼柳の脚にしがみつきながら、クロウの方に体を向けた。

 

クロウ「俺はクロウ・ホーガン、一応シグナーだけど、よろしくな!」

 

クロウは、ルイズの時と同じように握手を求め、手を伸ばした。

 

けれど、龍亞はクロウの顔にある沢山のマーカーを見て、怖くなって鬼柳の後ろに隠れた。

 

クロウ「おい!何隠れてんだよ、照れてんのか?」

 

クロウは、そんな龍亞の様子に気付かずに、龍亞に近づいていった。

 

龍亞「あ、あの!貴方の事はわかりました。

だから…あんまり、俺に近づかないで下さい。」

 

龍亞の発言にクロウは、バカにされたと思い、龍亞を無理矢理、鬼柳から引き離して胸ぐらをつかんだ。

 

クロウ「バカにしやがって!ルイズもそうだしこいつも!

なら、今から礼儀ってのを教えてやろうか!」

 

そう言いながらクロウは、龍亞を殴ろうとしていた。

それに気づいたルイズは、クロウを止めようとしたけれど、このままでは間に合わない。

 

ルイズは、“もうダメだ!”と思ってしまった。

 

だが、その拳は龍亞に当たること無く、その場に止まっていた。

 

鬼柳「おいお前!それ以上龍亞様に失礼をしてみろ!

ルイズ様だけじゃなく、この俺も容赦はしないぞ!」

 

鬼柳に止められたクロウは、悪態をつきながら、龍亞を離した。

 

クロウ「チッ!まぁいい、俺は今から仕事があるから失礼する。」

 

クロウはそう言い、ガレージを出ていった。

 

ルイズ「龍亞大丈夫!怪我はない!」

 

龍亞「うん…大丈夫だよ…、けど少し気分が悪いから休んでくるよ。」

 

龍亞はそう言って、重い足どりでジャックの部屋へと、歩いていった。

 

ルイズは龍亞についていこうとしたけれど、龍亞に止められ、呆然としていた。

 

遊星「その、すまなかった。

俺の親友が、龍亞に嫌な想いをさせてしまって。」

 

遊星の謝罪に、ルイズはハッ!として、遊星の方を睨んだ。

 

ルイズ「これだから、お前達シグナーや、人間たちは消えるべきだったんだ!

優しい顔で近づいて、龍亞を傷つけてばっかりだ!

もうお前達と、話す事なんて何もないよ!」

 

ルイズはそう言うと、涙ぐんでいた。

鬼柳はそれを見て、ハンカチを差し出していた。

 

ルイズ「鬼柳!今すぐに龍亞の所に行くよ!

全く、こんなことになるなら、ダークシグナー達とボクで、龍亞をかくまっていれば良かったんだ!」

 

ルイズは、機嫌を悪くしてしまい、早速龍亞の所に行ってしまった。

 

鬼柳「お待ちくださいルイズ様!

すまない、俺はお前達の味方をしたいが、龍亞様とルイズ様に忠誠を誓っている。

だから、龍亞様の所に行かなければならない。」

 

鬼柳はそう言って、ルイズのあとをついていった。




なんだか、クロウが凄く悪い人っぽくなってしまいました…。

けど、悪気はありません!
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