クロウ「へぇ~、お前が噂のダークシグナーの王様、龍亞か?」
クロウに名前を呼ばれた龍亞は、鬼柳の脚にしがみつきながら、クロウの方に体を向けた。
クロウ「俺はクロウ・ホーガン、一応シグナーだけど、よろしくな!」
クロウは、ルイズの時と同じように握手を求め、手を伸ばした。
けれど、龍亞はクロウの顔にある沢山のマーカーを見て、怖くなって鬼柳の後ろに隠れた。
クロウ「おい!何隠れてんだよ、照れてんのか?」
クロウは、そんな龍亞の様子に気付かずに、龍亞に近づいていった。
龍亞「あ、あの!貴方の事はわかりました。
だから…あんまり、俺に近づかないで下さい。」
龍亞の発言にクロウは、バカにされたと思い、龍亞を無理矢理、鬼柳から引き離して胸ぐらをつかんだ。
クロウ「バカにしやがって!ルイズもそうだしこいつも!
なら、今から礼儀ってのを教えてやろうか!」
そう言いながらクロウは、龍亞を殴ろうとしていた。
それに気づいたルイズは、クロウを止めようとしたけれど、このままでは間に合わない。
ルイズは、“もうダメだ!”と思ってしまった。
だが、その拳は龍亞に当たること無く、その場に止まっていた。
鬼柳「おいお前!それ以上龍亞様に失礼をしてみろ!
ルイズ様だけじゃなく、この俺も容赦はしないぞ!」
鬼柳に止められたクロウは、悪態をつきながら、龍亞を離した。
クロウ「チッ!まぁいい、俺は今から仕事があるから失礼する。」
クロウはそう言い、ガレージを出ていった。
ルイズ「龍亞大丈夫!怪我はない!」
龍亞「うん…大丈夫だよ…、けど少し気分が悪いから休んでくるよ。」
龍亞はそう言って、重い足どりでジャックの部屋へと、歩いていった。
ルイズは龍亞についていこうとしたけれど、龍亞に止められ、呆然としていた。
遊星「その、すまなかった。
俺の親友が、龍亞に嫌な想いをさせてしまって。」
遊星の謝罪に、ルイズはハッ!として、遊星の方を睨んだ。
ルイズ「これだから、お前達シグナーや、人間たちは消えるべきだったんだ!
優しい顔で近づいて、龍亞を傷つけてばっかりだ!
もうお前達と、話す事なんて何もないよ!」
ルイズはそう言うと、涙ぐんでいた。
鬼柳はそれを見て、ハンカチを差し出していた。
ルイズ「鬼柳!今すぐに龍亞の所に行くよ!
全く、こんなことになるなら、ダークシグナー達とボクで、龍亞をかくまっていれば良かったんだ!」
ルイズは、機嫌を悪くしてしまい、早速龍亞の所に行ってしまった。
鬼柳「お待ちくださいルイズ様!
すまない、俺はお前達の味方をしたいが、龍亞様とルイズ様に忠誠を誓っている。
だから、龍亞様の所に行かなければならない。」
鬼柳はそう言って、ルイズのあとをついていった。
なんだか、クロウが凄く悪い人っぽくなってしまいました…。
けど、悪気はありません!