龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

76 / 241
第76話

龍亞「けど、こんな夜遅くに迷惑じゃ無いの?」

 

龍亞は、クロウの事を心配して、聞いてみた。

この表情は、暗く曇っていた。

 

クロウ「ったく、子供がいらん心配何かすんじゃねーよ。

ほら、後ろに乗れ。」

 

クロウに言われた龍亞は、ゆっくりDホイールの後ろに乗った。

 

クロウ「良し!少しとばすからしっかり、掴まってろよ!」

 

クロウはそう言うと、Dホイールを発車させた。

龍亞は、さっきまでの辛く苦しい事が頭をよぎり、クロウをしっかりと掴んだ。

 

~~~クロウの家~~~

 

クロウ「龍亞、ついたぞ。ここが、俺達の家だ。

遠慮すんなよ。さぁ、入った、入った!」

 

クロウに案内され、龍亞は目の前の一件の家の中へと入っていった。

 

男の子「お帰り♪クロウ兄ちゃん。」

 

女の子「クロウ、お帰り♪あら?見た事ない子がいるけど?」

 

中に入ると、龍亞よりも年齢が高そうな2人の子供が、出迎えにやって来た。

 

クロウ「ただいま帰ったぜ!龍亞、紹介するわ、こいつは風月でこっちは、リーシャだ。

風月、リーシャ、こいつは龍亞だ。」

 

風月「俺は風月だ、よろしくな!龍亞。」

 

リーシャ「私はリーシャよ。仲良くしてね♪」

 

2人の、笑顔を見て龍亞は戸惑っていた。

自分に向けられる感情で、一番少ないものだったからだ。

 

龍亞「えっと…その…、龍亞です、よろしくお願いします、風月さんに、リーシャさん。」

 

3人の挨拶を、微笑ましそうに見ていたクロウは、手を叩いた。

 

クロウ「良し!挨拶はこれぐらいにして、飯にするか。

龍亞は、まだ食ってないんだろ?」

 

龍亞「食べてませんが…良いんですか?」

 

そんな心配をする龍亞に、リーシャは優しく接してくれた。

 

リーシャ「心配しなくても良いのよ。貴方が、どう言った事情でここに来たのかは、知らないけど、ここにいる皆の事を家族って思って、良いのよ。」

 

リーシャにそう言われた龍亞は、家族と聞いて自分の両親の事を考えていた。

 

~~~食事の時間~~~

 

クロウ「じゃあ、今から食べるか!」

 

クロウの合図と共に、龍亞以外の人は食事を始めた。

 

楽しそうに食べながら、色々な話をして笑いながら、食事をしていた。

 

リーシャ「どうしたの龍亞?大丈夫よ、味は保証出来ないけどね。」

 

リーシャは、恥ずかしそうに笑っていた。

それを見て龍亞は、あわてて目の前の食事を口にした。

 

リーシャ「どう?口にあってる…って!どうして泣いてるの龍亞!

そんなに美味しく無かったの!」

 

龍亞「ち、違います。嬉しいんです俺。暖かい料理が食べれて、誰かと一緒に食事をしてる、

初めての事なんです。」

 

そんな龍亞を、クロウは優しく見ていて、頭を撫でた。

 

龍亞は、家族の愛に似たものを、初めて体験して、涙が止まらなかった。

 




これで、龍亞の心のしこりが少しでも無くなれば、私は本望です。

クロウの家の2人の名前は、私が独断で決めました。
ちょっと、お気に入りです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。