龍亞「けど、こんな夜遅くに迷惑じゃ無いの?」
龍亞は、クロウの事を心配して、聞いてみた。
この表情は、暗く曇っていた。
クロウ「ったく、子供がいらん心配何かすんじゃねーよ。
ほら、後ろに乗れ。」
クロウに言われた龍亞は、ゆっくりDホイールの後ろに乗った。
クロウ「良し!少しとばすからしっかり、掴まってろよ!」
クロウはそう言うと、Dホイールを発車させた。
龍亞は、さっきまでの辛く苦しい事が頭をよぎり、クロウをしっかりと掴んだ。
~~~クロウの家~~~
クロウ「龍亞、ついたぞ。ここが、俺達の家だ。
遠慮すんなよ。さぁ、入った、入った!」
クロウに案内され、龍亞は目の前の一件の家の中へと入っていった。
男の子「お帰り♪クロウ兄ちゃん。」
女の子「クロウ、お帰り♪あら?見た事ない子がいるけど?」
中に入ると、龍亞よりも年齢が高そうな2人の子供が、出迎えにやって来た。
クロウ「ただいま帰ったぜ!龍亞、紹介するわ、こいつは風月でこっちは、リーシャだ。
風月、リーシャ、こいつは龍亞だ。」
風月「俺は風月だ、よろしくな!龍亞。」
リーシャ「私はリーシャよ。仲良くしてね♪」
2人の、笑顔を見て龍亞は戸惑っていた。
自分に向けられる感情で、一番少ないものだったからだ。
龍亞「えっと…その…、龍亞です、よろしくお願いします、風月さんに、リーシャさん。」
3人の挨拶を、微笑ましそうに見ていたクロウは、手を叩いた。
クロウ「良し!挨拶はこれぐらいにして、飯にするか。
龍亞は、まだ食ってないんだろ?」
龍亞「食べてませんが…良いんですか?」
そんな心配をする龍亞に、リーシャは優しく接してくれた。
リーシャ「心配しなくても良いのよ。貴方が、どう言った事情でここに来たのかは、知らないけど、ここにいる皆の事を家族って思って、良いのよ。」
リーシャにそう言われた龍亞は、家族と聞いて自分の両親の事を考えていた。
~~~食事の時間~~~
クロウ「じゃあ、今から食べるか!」
クロウの合図と共に、龍亞以外の人は食事を始めた。
楽しそうに食べながら、色々な話をして笑いながら、食事をしていた。
リーシャ「どうしたの龍亞?大丈夫よ、味は保証出来ないけどね。」
リーシャは、恥ずかしそうに笑っていた。
それを見て龍亞は、あわてて目の前の食事を口にした。
リーシャ「どう?口にあってる…って!どうして泣いてるの龍亞!
そんなに美味しく無かったの!」
龍亞「ち、違います。嬉しいんです俺。暖かい料理が食べれて、誰かと一緒に食事をしてる、
初めての事なんです。」
そんな龍亞を、クロウは優しく見ていて、頭を撫でた。
龍亞は、家族の愛に似たものを、初めて体験して、涙が止まらなかった。
これで、龍亞の心のしこりが少しでも無くなれば、私は本望です。
クロウの家の2人の名前は、私が独断で決めました。
ちょっと、お気に入りです。