龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第79話

リーシャ「本当に、行っちゃうの?

もうここにずっと住んでも良いんだよ?」

 

龍亞「そうはいきません。俺の帰るべき家は、やっぱり龍可のいる我が家だから。」

 

まだ、日がのぼったばかりの6時過ぎくらいに、龍亞はクロウの家を後にしようとしていた。

 

龍亞「あの、クロウさんや風月さんに、お礼を言っておいて下さい。」

 

するとリーシャは、自分のポケットから1枚の紙を、龍亞に渡した。

 

その紙には、一件の電話番号が書かれていた。

 

リーシャ「これは私の電話番号よ。何かあったら、電話してね♪

それに、何もなくてもかけてきていいわ♪」

 

そう言って、リーシャは龍亞に優しく微笑んだ。

龍亞は、初めての事で唖然としていたが、電話番号を渡されるという事は、自分が信用されている証拠だと思い、頬を赤らめて喜んだ。

 

龍亞「はい!必ずかけます。あの…本当にありがとうございました。」

 

龍亞は、深く頭を下げてリーシャに別れを告げた。

 

リーシャ「行っちゃったか…。にしても、素直で可愛らしい子だったわ。

電話か~、フフッ♪」

 

リーシャはそう呟き、嬉しそうに家の中へと入っていった。

 

~~~公園~~~

 

龍亞は、いくあてもなく公園に来ていた。

ルチアーノにあったあの公園だ。

 

龍亞「懐かしいな…。そう言えば、ルチアーノ元気にしてるかな…、会いたいな。」

 

そう龍亞は、静かに寂しそうに呟いた。

 

そして、公園に入ると、既にブランコに1人の先客が来ていた。

 

龍亞はその先客を良く見て、驚いて急いでその先客のもとへと、走っていった。

 

龍亞「ルチアーノ!会いたかったよ!」

 

ルチアーノ「龍亞!?本当に龍亞なの!?」

 

龍亞は、ルチアーノに抱きついて、大粒の涙を流しながら再会を喜んだ。

 

龍亞「寂しかったんだよ。今まで何処にいたんだよ。」

 

ルチアーノ(ヤバイ!久しぶりの龍亞が、こんなにも愛しくなってるなんて!

それに、龍亞の泣き顔も可愛いな~、フフッ。)

 

ルチアーノは、龍亞に抱きつかれてとても嬉しそうに、していた。

 

龍亞「ルチアーノ聞いてる?ちょっと、雰囲気が怖いよ…。」

 

龍亞にそう言われ、ルチアーノは我に帰って、龍亞の頭を撫でた。

 

ルチアーノ「ごめんよ龍亞。久しぶりだから、思い出に浸ってたんだ。」

 

そして、2人はベンチに座って色々な事を話し合った。

 

龍亞が、孤独で寂しかった事、今では信頼できる大切な仲間がいる事などを、ルチアーノは龍亞の話を真剣に聞いていた。

 

ルチアーノ「そっか、そんな事があったんだね…、ごめんね、ボクが側にいられなくて。」

 

ルチアーノはそう言うと、立ち上がって龍亞の前に、立った。

 

龍亞「ルチアーノ、い、いきなりどうしたの?」

 

ルチアーノ「龍亞、君と別れたあの日にボクが言った事を覚えてる?

今日は君を迎えに来たんだ。」

 

そこまで言うとルチアーノは、龍亞の顎に手を当てて、そのまま龍亞の頭を少しだけ上にした。

 

そして、そのまま龍亞の口に、ルチアーノは大人のキスを交わした。




やっぱり、リーシャ良い人ですね。
本当に、よかった。

そして、ルチアーノの再登場です。
って!大人のキスって、いきなり急展開です!
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