リーシャ「本当に、行っちゃうの?
もうここにずっと住んでも良いんだよ?」
龍亞「そうはいきません。俺の帰るべき家は、やっぱり龍可のいる我が家だから。」
まだ、日がのぼったばかりの6時過ぎくらいに、龍亞はクロウの家を後にしようとしていた。
龍亞「あの、クロウさんや風月さんに、お礼を言っておいて下さい。」
するとリーシャは、自分のポケットから1枚の紙を、龍亞に渡した。
その紙には、一件の電話番号が書かれていた。
リーシャ「これは私の電話番号よ。何かあったら、電話してね♪
それに、何もなくてもかけてきていいわ♪」
そう言って、リーシャは龍亞に優しく微笑んだ。
龍亞は、初めての事で唖然としていたが、電話番号を渡されるという事は、自分が信用されている証拠だと思い、頬を赤らめて喜んだ。
龍亞「はい!必ずかけます。あの…本当にありがとうございました。」
龍亞は、深く頭を下げてリーシャに別れを告げた。
リーシャ「行っちゃったか…。にしても、素直で可愛らしい子だったわ。
電話か~、フフッ♪」
リーシャはそう呟き、嬉しそうに家の中へと入っていった。
~~~公園~~~
龍亞は、いくあてもなく公園に来ていた。
ルチアーノにあったあの公園だ。
龍亞「懐かしいな…。そう言えば、ルチアーノ元気にしてるかな…、会いたいな。」
そう龍亞は、静かに寂しそうに呟いた。
そして、公園に入ると、既にブランコに1人の先客が来ていた。
龍亞はその先客を良く見て、驚いて急いでその先客のもとへと、走っていった。
龍亞「ルチアーノ!会いたかったよ!」
ルチアーノ「龍亞!?本当に龍亞なの!?」
龍亞は、ルチアーノに抱きついて、大粒の涙を流しながら再会を喜んだ。
龍亞「寂しかったんだよ。今まで何処にいたんだよ。」
ルチアーノ(ヤバイ!久しぶりの龍亞が、こんなにも愛しくなってるなんて!
それに、龍亞の泣き顔も可愛いな~、フフッ。)
ルチアーノは、龍亞に抱きつかれてとても嬉しそうに、していた。
龍亞「ルチアーノ聞いてる?ちょっと、雰囲気が怖いよ…。」
龍亞にそう言われ、ルチアーノは我に帰って、龍亞の頭を撫でた。
ルチアーノ「ごめんよ龍亞。久しぶりだから、思い出に浸ってたんだ。」
そして、2人はベンチに座って色々な事を話し合った。
龍亞が、孤独で寂しかった事、今では信頼できる大切な仲間がいる事などを、ルチアーノは龍亞の話を真剣に聞いていた。
ルチアーノ「そっか、そんな事があったんだね…、ごめんね、ボクが側にいられなくて。」
ルチアーノはそう言うと、立ち上がって龍亞の前に、立った。
龍亞「ルチアーノ、い、いきなりどうしたの?」
ルチアーノ「龍亞、君と別れたあの日にボクが言った事を覚えてる?
今日は君を迎えに来たんだ。」
そこまで言うとルチアーノは、龍亞の顎に手を当てて、そのまま龍亞の頭を少しだけ上にした。
そして、そのまま龍亞の口に、ルチアーノは大人のキスを交わした。
やっぱり、リーシャ良い人ですね。
本当に、よかった。
そして、ルチアーノの再登場です。
って!大人のキスって、いきなり急展開です!