龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第82話

ルイズ「それで、お前は何の用事があって、龍亞に近づいたんだ?」

 

ルイズは、ルチアーノの方に体を向けて、静かにルチアーノに聞いた。

 

龍亞「ど、どう言うことなのルイズ!?」

 

ルイズ「大丈夫、心配要らないよ龍亞。こいつの龍亞への愛は、どうやら本物だ。

けど、それだけで龍亞の前に姿を現した訳じゃ、無いんだよ。」

 

ルイズは龍亞の頭を撫でながら、ルチアーノを睨んだ。

 

そして、ルチアーノは観念したように、ため息を吐き出した。

 

ルチアーノ「全く、お前は何者だよ…。わかった、教えるよ。君達は、こいつの事を知ってるだろ?」

 

ルチアーノは1枚の写真を取り出し、龍亞とルイズに見せた。

 

その写真には、治安維持局のゴドウィンが、写されていた。

 

龍亞「これって、治安維持局のゴドウィン長官でしよ?

それが、どうかしたの?」

 

ルイズ「龍亞、こいつは悪い人なんだよ。

龍亞を使って、何か企んでるんだよ。」

 

ルチアーノ「その通りだよ。ゴドウィンは、龍亞の持っている、何も書かれていないカードを使って、この世界を滅ぼすつもりなんだ!」

 

ルチアーノの発言に、龍亞は驚いていた。

そして、自分のデッキからそのカードを取り出し、恐る恐る見ていた。

 

ルイズ「真偽は兎も角、ゴドウィンの企みは良くわかった。

けど、それを何でお前が知ってるんだ!」

 

ルチアーノ「それは…、話すと長くなるな…。」

 

そう言って、ルチアーノは立ち上がって龍亞の前に来た。

 

ルチアーノ「ボクは、イリアステルと言う組織に入っているんだ。

そして、ボク達イリアステルは、龍亞のカードの恐ろしさを知り、カードの消滅を図ったんだ。」

 

ルチアーノ「けどカードは覚醒させなきゃ、他の誰にも手が出せないんだ。

だから、ゴドウィンに覚醒しないように、監視を頼んだんだ。

けど、カードの力を知ったゴドウィンは、龍亞を拐って、カードを覚醒させようとしてるんだ。」

 

ルイズ「そんな…、だったらそのイリアステルで、ゴドウィンを止めれば良いでしょ?」

 

ルイズはルチアーノを見てそう言った。

しかし、ルチアーノは申し訳なさそうに、ルイズから目をそらした。

 

ルチアーノ「それは出来ないんだ。既に、イリアステルの中に、ゴドウィンからの監視が来てるんだ。

だから、迂闊に行動できないんだよ。」

 

龍亞「じ、じゃあ俺はこのまま、ゴドウィン長官に、利用されるだけなのかよ!」

 

最悪な未来を想像し、怯えている龍亞をルチアーノは、強く抱きしめた。

 

ルチアーノ「大丈夫、心配しないで。

今、覚醒しなくても消滅出来るように、研究が行われているんだ。

その研究も、もうすぐ終わりそうなんだ。だから、怖がらないで。」

 

ルチアーノの声に、龍亞は落ち着きを取り戻したが、恐怖は消えずルチアーノを抱き返した。




今回、色々な事が判明しました!
龍亞の拾ったあのカードの事。

ゴドウィンの目的に、イリアステルの存在。

今後、どのようになってしまうのか、わかりませんね。
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