ルイズ「それで、お前は何の用事があって、龍亞に近づいたんだ?」
ルイズは、ルチアーノの方に体を向けて、静かにルチアーノに聞いた。
龍亞「ど、どう言うことなのルイズ!?」
ルイズ「大丈夫、心配要らないよ龍亞。こいつの龍亞への愛は、どうやら本物だ。
けど、それだけで龍亞の前に姿を現した訳じゃ、無いんだよ。」
ルイズは龍亞の頭を撫でながら、ルチアーノを睨んだ。
そして、ルチアーノは観念したように、ため息を吐き出した。
ルチアーノ「全く、お前は何者だよ…。わかった、教えるよ。君達は、こいつの事を知ってるだろ?」
ルチアーノは1枚の写真を取り出し、龍亞とルイズに見せた。
その写真には、治安維持局のゴドウィンが、写されていた。
龍亞「これって、治安維持局のゴドウィン長官でしよ?
それが、どうかしたの?」
ルイズ「龍亞、こいつは悪い人なんだよ。
龍亞を使って、何か企んでるんだよ。」
ルチアーノ「その通りだよ。ゴドウィンは、龍亞の持っている、何も書かれていないカードを使って、この世界を滅ぼすつもりなんだ!」
ルチアーノの発言に、龍亞は驚いていた。
そして、自分のデッキからそのカードを取り出し、恐る恐る見ていた。
ルイズ「真偽は兎も角、ゴドウィンの企みは良くわかった。
けど、それを何でお前が知ってるんだ!」
ルチアーノ「それは…、話すと長くなるな…。」
そう言って、ルチアーノは立ち上がって龍亞の前に来た。
ルチアーノ「ボクは、イリアステルと言う組織に入っているんだ。
そして、ボク達イリアステルは、龍亞のカードの恐ろしさを知り、カードの消滅を図ったんだ。」
ルチアーノ「けどカードは覚醒させなきゃ、他の誰にも手が出せないんだ。
だから、ゴドウィンに覚醒しないように、監視を頼んだんだ。
けど、カードの力を知ったゴドウィンは、龍亞を拐って、カードを覚醒させようとしてるんだ。」
ルイズ「そんな…、だったらそのイリアステルで、ゴドウィンを止めれば良いでしょ?」
ルイズはルチアーノを見てそう言った。
しかし、ルチアーノは申し訳なさそうに、ルイズから目をそらした。
ルチアーノ「それは出来ないんだ。既に、イリアステルの中に、ゴドウィンからの監視が来てるんだ。
だから、迂闊に行動できないんだよ。」
龍亞「じ、じゃあ俺はこのまま、ゴドウィン長官に、利用されるだけなのかよ!」
最悪な未来を想像し、怯えている龍亞をルチアーノは、強く抱きしめた。
ルチアーノ「大丈夫、心配しないで。
今、覚醒しなくても消滅出来るように、研究が行われているんだ。
その研究も、もうすぐ終わりそうなんだ。だから、怖がらないで。」
ルチアーノの声に、龍亞は落ち着きを取り戻したが、恐怖は消えずルチアーノを抱き返した。
今回、色々な事が判明しました!
龍亞の拾ったあのカードの事。
ゴドウィンの目的に、イリアステルの存在。
今後、どのようになってしまうのか、わかりませんね。