事の始まりは、15年くらい前に遡ります。
原作でも起こった、ゼロリバースが起きてシティと、サテライトが別れてしまいました。
~~~サテライト~~~
あのおぞましい、ゼロリバースが起きてからもう2週間がたっていた。
既に、瓦礫の山となっている道を1人の男は、歩いていた。
男「にしても、ここもすっかり変わったな。
はぁ~、悲しいもんだね~ウン?」
男はそうぼやいていると、1人の子供が目に入った。
その子供は、お腹を空かしているのか、元気が無かった。
男「ほら、握り飯だ食べな。
遠慮すんな。ガキは大人からの施しを、無償で受けるもんだぜ。」
男の差し出したおにぎりを、子供は美味しそうに食べていた。
そんな光景を見て、男は嬉しそうに微笑んだ。
そして男が、子供の横を通り過ぎようとした時、、子供が男の服の袖を引っ張った。
男「ったく何だよ?礼には及ばないぜ。
なんだって、俺が勝手にした事だしな…、って!何泣いてんだよ!」
子供「ありがとう…、俺の家族、この前の事故で死んじゃったんだ。
だから、オジサンありがとう。」
子供は、明るい笑顔を見せながら、男にお礼を言った。
男は照れくさそうに、そっぽを向いた。
男(この前の事故って言えば、多分ゼロリバースだろうな。
まさか、ゼロリバースでこんな孤児が、出来てたとはな…。それに、ゼロリバースが起きたのは、博士だけで無く、俺にも責任があるよな。
だったら…。)
男は、決意を固めて子供の肩を掴んだ。
突然の事で、驚いている子供に、男は話した。
男「帰る場所が無いなら、俺と一緒に暮らさないか?
1人旅も、少し飽きてきた所だったしな。」
子供「言いのオジサン!けど…、いきなりじゃ迷惑になるんじゃ…。」
男の事を心配して、下を向いてしまった子供に、男は肩車をした。
男「何ガキがいっちょ前に、大人を心配してんだよ。
ガキ1人を養うくらい、訳ねーよ。」
子供「本当に!じゃあ、よろしくねオジサン!」
男「あぁ、よろしくなガキ。
…それに、俺はまだ23歳だ!オジサンは止めてくれよ。」
男は肩車を止めて、ゆっくり道を歩き出した。
そんな男の後を、子供はついて行き、男と手を繋いだ。
子供「けど、名前知らないし…、オジサンは何て名前なの?」
男「だからオジサンって…、まぁ良いや。
俺の名前か?俺の名前は、サイス。
サイス・アトラスだ。」
男「今日から俺はお前の父親だ。
だから、俺の呼び方は、呼び捨てか親父くらいかな?」
サイスの提案に、子供は顎に手を当てて考えていた。
そして思い付いたのか、サイスの顔を笑顔で見た。
子供「わかった!よろしくねサイス。」
サイス「いきなり呼び捨てかよ、全く…。
そう言えば、お前の名前は何だ?」
子供「わかんない…、何故か覚えてないんだ。」
すると、サイスはポケットからペンダントを取り出し、そこに入っている写真を見た。
そして、そのペンダントを子供に手渡した。
サイス「そうか…、だったら今日からお前の名前は、ジャック・アトラスだ。
良い名前だろ?大事にしろよな。」
ジャック「うん!ありがとうサイス、これからもよろしくね。」
2人は笑いながら、終わりのない旅へと進んでいった。
いかがだったでしょうか。
ジャックとサイスの出会いですが、まだサイスには、謎がありますね。
ゼロリバースに、どの様に関係しているのか。
ペンダントの写真は、誰なのか。
これらが、わかる日が来ることを願っています。