ファンタジーin(超)アンドロイド   作:かたなあさはまな

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前々から読んでみたいな~と思っていたので投稿することにしました。


第1話

日本、某県某市、とあるビルの一室・・・

「よーし出来たぞー」

そこには、空中に浮かんだ3次元キーボードを操作し、最後の設定を済ませるある男が一人いた。

「興味本位で作ったわりには十分な出来だな」

その男の視線の先には無機物型半有機疑似皮膚・・・つまり外見上人の皮膚に近いものに覆われた人型の存在、アンドロイドが様々な機器につながれていた。

この男の名はクラト・イセテ・ブモで、地球人からいうところの異星人、又は宇宙人と言われる存在だった。

ブモは、様々な星々を旅するのを趣味とし、地球に降り立った後いつものようにその星の支配している種族に擬態し、文化を調べ始めた。

その最中に『映画』と言うものもに当然のように辿り着き色々な題材・種類を視聴し始め、ある作品に当たった。

その作品の名は『アーミシューター』。

『ターノルド・ミワルツネッガー』と言う俳優が主演で、ネットからロボットを操り、人類を滅亡へと追いやると言うそのブモの今までで見てきた娯楽作品の中で、類を見ない作品だった。

「一段階起動っと」

キュウウウンと言う音を立て、アンドロイドのプラズマ炉・マナジェネレーター・オーラ収集増幅装置が起動を始める。

「よしよし、順調だな。ターシュター完全起動」

目の前にあるアンドロイド、機体名『ターシュター』が目を見開き言葉を発する。

「ターシュター完全起動完了いたしました」

その言葉を聞きブモは満足そうにうなずいた。

 

 

 

 

 

「よし、ターシュター今のを見てどうだった?」

ブモは3ヵ月の間ターシュターの人格を成長させる為、T〇TAYAから様々な映画を借りてきては見せていた。

そして今最後に見せたのがターシュター製造の元となった『アーミシューター』・『アーミシューター2』・『アーミシューター3』である。

「今見た映画を見る限り私は全人類に対し戦争をせねばならない」

「何でやねん」

ターシュターの回答に対しブモは軽く頭を抱える。

「ダメだ、あんまり育ってねぇ。やはりsappari星の人格知能じゃダメだったか?でもdosakusa星の人格知能だとバグがなあ」

自分で1から人格知能の作成を面倒くさがったため道中で採取した、他の星の人格知能を使いそれを元に作成したのだが、計画上十分な期間を設けたはずが人格成熟不十分との結論をだし、これからどうするかを考えだすブモ。

そこにターシュターが肥をかけた。

「何か間違えましたか」

「間違えたってお前、何でさっきの映画を見て何でそう言う結論になるんだ」

「人類が私の脅威になるから」

「どうやって?お前のスペックは俺が保証してやる。まずこの星の科学力ではお前に傷一つつけることができんぞ?俺は別だが」

そう、ブモは地球上では過剰とも言えるスペックをターシュターに与えた。

少なくとも核程度では傷一つ与えることが出来ず、稼働時間も4000年を超える。

唯一ターシュターを排除できる存在は作成者のブモのみである。

「そして俺はわざわざ作成したお前を壊すことなどしない。じゃあ、お前にとっての脅威って何だ?」

「私にとっての脅威」

ブモが尋ねるがターシュターは解凍することが出来ない。

「いいか?このアーミシューターってのは宇宙的に見ても大変珍しい作品だ。ある程度進んだ文明だとこんな物まず出てこない」

そこからブモは丁寧にターシュターに説明していく。

争うとは生活圏が重なること・重なることにより生存競争が起こること・競争とは争う事、と。

そして完全に無機物(一部有機物を使っているが)のターシュターは自身のプログラムをネット上に仮定し話を進めていく。

まあ、残念ながら文明がそれほど進んでおらず一般的な機械の関係上現実的ではないが。

ネット上に存在すると言う事は生命体との生活圏が重なりにくい・重ならないと生存競争は起きない・生存競争が起きなければ当然争いは起きない。

その上自身で機械を作れるとなればなおさら争う理由が希薄していく。

この事実はある程度のレベルの惑星では一般的な考えであり、この考えによってロボットとの争いなどまず考える方が珍しい。

「わかったか?」

「36%の内容を理解した」

「それは理解してないのと同じだ」

本来ならもう十分堪能したこの惑星を旅立ち他の惑星に向かうのだが、だからと言ってこいつを連れていくと色々面倒くさい可能性がある。

そう判断したブモはターシュターを地球に置いて旅立つことにした。

その際の命令として日本の六法全書を考慮し憲法に反しない事・人を傷つけない事・その土地の法に反しない事・自身に使われている技術を他者に渡らせない(理解させない)事・自身の正体を可能な限り隠し、明かすときには言われた通りにする事。

「じゃあ、3年後に迎えに来るからな、発信機着けてるからどこ行ってもいいぞ?例え他の惑星に行っても追いかけられるから」

ブモの言葉に「理解した」とうなずくターシュターに満足しブモは旅立った。

 

 

 

 

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