能力者の日常   作:かいと〜ろりん

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プロローグ

皆さんは現状に満足しているだろうか。

好奇心の強い人、向上心の強い人…その他いろいろな理由で現在に満足していない人は少なく無いと思う。

脈絡が無いかもしれないが例えば、誰にも真似のできないようなこと――そう、特殊な能力があったとしたらどうだろう。

満足のいかない現状を満足のいくように変えられるかもしれない。

けれど、もしこんな特殊な能力を持っていたとしても現状に満足している人、あるいは「こんなのもってても使わねえよ!」って人や手に入れた能力によっては「こんなの逆に不便!」なんてこともあるだろう…

こんなに長々と考え込んでしまったがこんなくだらないことを考えても結局答えは一つだ。

「そもそも、こんな特殊な能力をもった人間なんているわけない」

これだ。この答えに限る…ついこの間まではこれが完璧で完全な答えだと思っていた…

 

「勘弁してくれよ…」

おれはそう溜息をついていた。

無理もないだろう…この状況を冷静に見たら、誰だってそうなるし先程のような物思いにふけることだって正常なはずだ。

よし、現状を確認しよう。

そうだ、まず冷静になればいいんだ。落ち着け、落ち着け…そうだパソコンをつけよう…そしてあのフォルダをみよう…落ち着くはずだ。

俺は、パソコンのスイッチに手を伸ばしたところで手を止める。

いや、待てよ…あのフォルダ見たっておちつけるわけないだろう!

考えろ…

まず、おれは朝起きた。そうだいまは春休みだから起きた時はもう9時になっていたんだ。

にしても、あまり寝た記憶がないな…昨日寝るのが遅かったのか…

夢…夢はみてないな。いや、みたぞひとつだけ。

あれは、学校の夢だったか…ちっ!春休みまで俺を学校に縛りつけようってか…

補足をすると俺は学校が大嫌いなんだ。

理由はいくつがある。人と関わるのもあまり好きじゃないがそれが直接的な理由ではない…本当は…いや、やめよう。気分が悪くなる。

考えがそれたな…

話を戻そう。

おれは起きた。そう起きたんだ。その時はなぜか目覚まし時計が鳴っていた。

その時に事件は起きたんだ。

うるさいなと思い、目覚まし時計を止めようと手をかざした。

その時、手をかざした部分にノイズが走った気がした。

そして、次の瞬間目覚まし時計というものはこの部屋のどこにもなかったのだ…

長々と考える必要がなかったな…

端的にいえば目の前で突然目覚まし時計が消えただけだ。

どうせ、手が当たってどこかに転がったんだろう…寝ぼけてたからよくわからないし…

まあ、とりあえずこんなのは後々。

先に朝飯を食べよう。

 

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