能力者の日常   作:かいと〜ろりん

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休日の議論

予告通りナポリタンを作った俺と妹は空桜と一緒にテーブルを囲み昼飯を食べていた。

「ん!これおいしいっ」

空桜が美味しいと言いながら食べている…うん、まぁありがたいな。

「あっ…」

だが、突然手が止まる。

どうした?と聞く俺に妹も見て見てとテレビを指さしている。

俺がテレビを見ると昼のニュースがやっていた。

ニュースの内容は家の近くの倉庫で2人の遺体があったそうだ。銃で撃たれたような後があることから警察は殺人事件を視野に捜査をしているらしい。

「この場所、ここから近くない?」

「あぁ…気をつけた方がいいな…」

空桜の心配そうな声に反応するが本当は気をつける必要などない。何故ならこれはおれがやったことだ。

気をつけるのはむしろこれからの捜査でおれが疑われることだな。

証拠は全て消したがおれが疑われないということもないだろう。もし、疑われて任意同行やら何やらになってしまったらめいや母に会わす顔がない…

バレずにやる…これが俺のモットーだからな。

空気が重くなったのも束の間で直ぐにテンションを立て直した俺達は昼ごはんの片付けを済ませて、今はおれの部屋で今日の大本命、勉強会の真っ最中だ。

空桜はおれに教えてくれと言ったわりには頭が良くて俺が教える必要はあまり無く、みんなでワイワイ…時に黙って勉強しているだけである。

そんな中話題はクラスへ…

「ねぇねぇ葵」

「ん?」

「クラスの鈴木くんと麻里付き合ってるんだって…知ってた〜?」

突然そんな話題を振られた。けど、正直だれとだれが付き合ってるんなんて興味がないし、そんな話聞いたことない。

「いや?知らないぞ」

「いいよねぇ…リア充…」

リア充ね…

「空桜、付き合うのって羨ましいか?」

「えっ?う、うん」

俺にはその手のものがよく分からない。

こういうことを損得で考えちゃいけないのだろうがメリットをあまり感じない。

「そうか…羨ましいか…丁度いい、おやつにしようか」

「う、うん」

おれの意味あり気な言い方に怪訝な顔をしながらも同意して、勉強道具を片付け始める。

その間におれとめいはお菓子を取りに行った。

お菓子を取りに行く道中、めいに聞かれた。

「お兄ちゃん、あんな言い方して空桜さんに何言うつもり?」

「ん?いや、別に変なことは言わないよ。ただ、付き合うことについて話し合うだけさ」

「話し合うって…あ!意味ありげにいって騙そうとしたでしょ!本当は質問攻めにする気だ!だめだよ?そんなことしちゃ空桜さんに嫌われるよ?」

「いや、そんなつもりないって」

あえて、嫌われるというセリフには反応しない。

このあとはいつも通り仲良くお菓子を用意して部屋に戻った。

部屋に戻りお菓子を食べながら早速さっきの話を掘り返す。

「なぁ空桜。付き合うって何がいいんだ?」

 

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