能力者の日常   作:かいと〜ろりん

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練習と家族

 

人はやりたくないことがやらなければいけないことの場合どうなるだろうか。

おれは他人にさほど興味もないので知らないし、これからも知りたいとは思わないだろう。

だが、おれの場合はこれだ。

効率を極め、さっさと片付ける。

これがおれの中では正攻法だと思ったし、これは完璧だと思う。

まぁ、前置きはこんくらいにしてと。

いま!おれはっ家にいます。ダラダラしてます。

あれ?さっきまで体力造りを…あれはやめた。

まず、この能力に肉体的な体力が確実に必要だという確証がない。

でも、結局嫌になっただけ。

最初は真面目に走ろうとしたんだよ!なのに…正面から男女二人ずつ四人組の奴らが現れた!

そこまではいい。別に無視すればすむ。

だが、問題はそこじゃなかった。そいつら、なぜか休日なのに何が楽しいのか制服を着ていた。しかもおれの通っている高校の!

だから嫌になった。

この手の能力はやっぱ手応えというか慣れが必要だと思う。

なので、自室で感覚をつかむ練習をしていた。

具体的には物の情報を書き換えた時の感触や、イメージの仕方、それによって変わるものの感覚や勘をつかむ。

いま、気になったのだがこれを使うとなにをどこまで書き換えることが出来るのだろうか。

わかっているのは目視できるものの存在の制御やそのもののパーツなどを書き換えたりできること。

これは目視できないもの…例えば空気中にある気体や、今目の前にあるパソコンのモニターの中身などを書き換えれるかということ。

後者の方は練習が必要だということが分かった。

中身の何を掴んでいるのかという感覚はやはり場数を踏むよりほか無いらしい。

だが、そうこうしている間に大体掴んできたぞ…としたところでまためまいがした…

そして、そのままベットに倒れ込む。

「くそ…やっぱり適度に休まないときついな…」

余程疲れてしまったのかおれは、そのままぐっすり深い眠りに落ちてしまった。

 

「おにーちゃーん」

という天使の声によっておれは一撃で目が覚めた。

「ご飯ですっ」

「おぉ!了解や!」

そういって妹の頭をなでてやる。

そうすると妹は喜んで「えへへ〜」といい、下に降りていった。

おれは立ち上がる前に時計を確認した。

「だいたい三時間くらいか…」

こんだけねてもまだ視界があまりよくない。思いのほか、リスクが大きいな…

夕食を食べている時もなんだかんだでそんなことばかり考えてしまっていた。

「お兄ちゃん?お兄ちゃん!」

なので、可愛い妹の声が耳に入らなくなっていた。

「うおっ!どうした?」

「大丈夫?ぼーっとしてたけど」

心配されてしまってるな。ここは無難に受け流すか。と、考え返答しようとしたら。

「大丈夫よめい。葵はいつもあんな感じでしょう?ほんと大丈夫なのかしら…」

母親からの心配とも取れるようなフォロー…ありがとうございます。

「いや、そんなことないぞ?意外としっかりとしてるよ」

すかさず反撃したのだが

「そうだねっ!いつもぼーっとしてるお兄ちゃんなら問題なし!」

唯一味方だと思っていた、妹にまでも手痛い攻撃をくらう始末…割と真面目にいってるからなおのことタチが悪い。

「二人ともおれはそんなにぽけーっとしてないからな」

しかし、二人はそれを無視してご飯を食べている…よし、許してやろう妹だからな。

ご飯を食べ終わり、テレビを見ながら明日以降のことを考える。

春休みの宿題はもう片付いてるからな…この能力についてもう少し調べなければな…

 

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