インフィニット・ストラトス~消えたもう一人の篠ノ之~ 作:孤高 悠馬
ある夏の日。俺は家族の元からいなくなった。いや・・・いなくならないといけなくなったと言うのが正しい。俺には、姉と妹がいた。片方は、天才。もう片方は、自分に素直になれない。そんな姉妹だったが、俺はそれで楽しかった。織斑一夏が現れるまでは。織斑一夏は、俺が篠ノ之の兄であり、束姉さんの弟だと知るといきなり殴り掛かって来た。生まれた時から体が脆かった俺は、腹を殴られただけで肋が2、3本いかれた。牛乳はしっかり飲んでたぜ?しかし体は弱かったのに傷の治りはとてつもなく早かった。複雑骨折でも2日で治ってた。俺は、親や姉や妹に心配を掛けないように隠していた。巧妙に。そして小学校4年の時。俺は、粒子発生発電装置をつくった。しかも永久機関。その粒子は、ある一定の信号を送ると物質になる性質があった。しかし俺の姉は、ISというスーツを作りあげたとたん。いや作り上げた瞬間。俺に関しての記憶が無くなった。謎だよ。でも心当たりはある。あの織斑一夏という男だ。自慢じゃないが俺は頭が良かった。俺は考えた。そして辿り着いた。ありえない答えに。転生・・・それは、生物がまたこの世にまた生まれてくる事。輪廻転生とも言う。しかし中には例外が居る。前世の記憶をそのまま受け継ぐ事が。そうしたら合点がいく。織斑一夏は別の世界の人間で、たまたま本当は、受け継がない記憶を持って生まれて来た、転生者だと。その日俺は、家族を失った。そして生まれ変わった。篠ノ之鮫牙ではなく。ケール・ドウクと言う別の人間に。
~フランス~
「ここにも居場所はない・・・か」
そう言って黒い髪で目元を隠した10歳位の少年が歩いている。
「・・・今日は山の中で寝るか・・・」
そう言い山で野宿するき満々の少年の名前はケール・ドウクと言う。
「・・・束姉。箒。元気か・・・な」
そう言い。山の中にケールは姿を消した。
夜
パチパチパチ・・・
川の近くで木で火を焚いている人影がある。
「今日は魚1尾か・・・」
ハム。モグモグモグ。といって捕った魚を食べるケール。
「・・・フカフカのベッドで寝たい」
魚を食べ終わったケールはそう言って火を焚いたまま眠りに落ちた。
~山小屋じゃなくて家~
金髪の少女が机の上で寝ている。彼女の名前は、シャルロット・デュノア。あのフランスで有名なISの企業の名前を持つ少女だ。
「う~ん・・・あれ?森に赤い光が・・・行ってみよう。山火事だったら大変だし」
どうやらたまたま起きた時に川がある方向に赤い光があるのが見えたようだ。そしてしばらくしてシャルロットは、川のある方向に向かった。
ガサガサガサガサ!
「・・・なんだ?」
いきなり近くで草木を掻き分ける音がしたので、目を覚まし周りを警戒する。そして段々音が大きくなったかと思うと金髪の女の子が現れた。
「お、女?」
「いたたたた。あっこ、こんばんわ」
「お前はどうしてここに来た?」
「えっと・・・あの煙が立ってたから、山火事かな?って思って」
「・・・そうか。だがいくら山火事かもしれないからって女の子一人で夜に外を歩いたては、危ない。気をつけて」
「ご、ごめんなさい。気をつけます」
「・・・俺の名前は、ケール。ケール・ドウクだ。君は?」
「私は、シャルロット・デュノアだよ。よろしくね。ケール君」
「・・・ケールでいい」
「じゃあ私の名前もシャルロットでいいよ」
「よろしくなシャルロット」
「うん!ケール!」
これがケール・ドウク(篠ノ之鮫牙)とシャルロット・デュノアとの出会いだった。
そして時は4年流れる。その間、イギリスに行ってオルコット夫婦を助けて、セシリアを貰ってくれと言われたり、たまたま入った軍事施設で、銀色の髪の眼帯を付けた女の子を助けたりした。そしてシャルロットがデュノア社の社長に引き取られる前日。俺は自分に関する過去を全て話した。そしてシャルロットは、一つの約束を交わす。いつか迎えに来てと言う約束を。そしてケールは、再び日本へと戻る。篠ノ之として。
~IS学園~
今、篠ノ之鮫牙はISを動かせた為にIS学園に居る。様々な思いを胸に、もう一人の篠ノ之は、どうするのか。彼の物語は幕を開ける。これから来るであろう厄災には気づかずに。
ヤッタゼ!字数フエタゼ!
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