インフィニット・ストラトス~消えたもう一人の篠ノ之~ 作:孤高 悠馬
「今から、一週間後のクラス代表戦の代表者を決める。推薦、自薦は問わん。誰か立候補しろ」
「・・・」
今、彼。篠ノ之鮫牙はとてつもない怒りを抱えている。織斑一夏。彼が同じクラスだからだ。それともう一つ。箒がいた事は嬉しかった。しかし箒は、俺をとてつもなく嫌っていたのだ。合った瞬間。「一夏をフルボッコにした恨みは、忘れていないからな」と言った。鮫牙自体そんな記憶は無く。恐らく一夏が俺をフルボッコにしたという記憶を書き換えたんだろう。鮫牙自体は、妹に嫌われるという事はとてつもないダメージだが、一つ収穫を得たので一夏には、ほんの少しだけ感謝した。対策を練れるからだ。そして自己紹介と2時間目の授業を右から左に聞き流して、今は3時間目。鮫牙は、一夏への対策を練っていて聞いていなかったが、今はクラス代表を決めている話の真っ最中だった。
「ということで、クラス代表の立候補者は、織斑とオルコットと篠ノ之兄だ。一週間後にアリーナで試合をする。各自準備をしておけよ」
「はい!」「分かりましたわ!」「・・・はい」
こうして、鮫牙は、理解していないが今日の授業は、終わった。
~放課後~
鮫牙が教室に居ると山田先生がやってきた。
「あっよかったです。篠ノ之君!」
「はい。なんですか山田先生」
「今日から寮生活なので鍵を渡しに来ました」
どうやら今日から寮生活になるので鍵を渡しに来たようだ。
「大人の事情ですね」
「はい。では、どうぞ。これから会議がありますので」
と言い疾風の如く速さで走って行った。
「・・・1015号室か」
と言って寮への道を歩き始めた。
~寮~
今鮫牙は、1015号室の前にいる。
コンコンコン
と言う音でノックして鍵を開けて入る。
「・・・失礼する」
と言って入るが、どうやら同居人は、シャワーを浴びているようだ。
「嫌な予感が・・・」
そう思った時には、既に遅かった。
「同居人の方ですわね。こんな格好で申し訳ありませんわ・・・・」
といって現れたのはバスタオルだけのセシリアだった。反射で鮫牙は言ってしまう。
「・・・ゴメンナサイ」
と言って叩かれると思い目を瞑る鮫牙だったが、なんの衝撃も来ないので恐る恐る目を開けると涙目のセシリアが抱きつこうとしていた。
フニュン。
「ケール様!嗚呼良かったですわ!再開出来て!」
そういって泣きながら抱きつかれた俺は、理性を保ちながら思い出す。炎に飲み込まれそうになる夫人を助け出すISを纏った俺。お礼に、セシリアを貰ってかまわないと言う言葉に、話を聞き流してOKをする俺。
「・・・久しぶりだな。セシリア。後今の俺は篠ノ之だ。後離れて貰って良いだろうか。俺の理性が崩壊寸前なんだが・・・」
と言って離れるように促す。裸で抱きつかれているので理性が危なかったのだ。
「す、すみません!嬉しかったものですから。つい・・・」
と言って顔を赤くしたセシリアは急いで制服に着替える。
「「・・・・・・」」
途端に無言になる俺達。
「・・・セシリア。お前の父親達元気か?」
最初に話掛けたのは俺だった。
「あ、はい!とても元気ですわ!もう、早く花嫁姿のセシリアが見たいと煩いほどですけど」
と嬉しそうに語っているセシリアを見て少し笑う鮫牙。
「?なにか、面白い事でもありましたの?」
「いや。セシリアが幸せそうに語るからついな・・・」
「そ、そうですか?」
と言って顔を赤らめるセシリア。
「今日は、もう寝るか・・・」
「そうですわね・・・」
「じゃあおやす「駄目ですわよ」何が?」
「一緒に寝るんです!さあ、私と共に!だ、駄目ですか・・・?」
といって上目遣いで頼んで来るセシリア。これには流石に断れない鮫牙。結局セシリアと一緒に寝た鮫牙であった。その際に手足をセシリアによって拘束された鮫牙だったが何も気にする事なく眠りについた。
羨ましいぞ鮫牙ぁ!
「・・・寝るの結構苦労したんだが」
ドンマイ!
「・・・まあ、すぐ寝れたがな・・・」
すごいなお前。
次回 VSセシリア