俺は人外じゃなくて一般人だ!!   作:ホッキー( ゚Д゚)

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東西交流戦前編になります。

誹謗中傷はご遠慮ください。

感想お待ちしております。

それでは、どうぞ。


第2話

2009年6月7日

 

川神市工場地帯

 

「軟弱な東の連中め!西国武士の気骨を見よ」

 

目の前で大友焔が改造大筒を学生たちに狙いを定める。

 

「大友家秘伝・国崩しぃぃぃぃぃ!!!!」

 

無数の焼夷弾が夜の工場を紅く照らす。

って、焼夷弾とかありかよ!!

ヤバすぎるでしょ、コレ!!

 

「うむ、大・火・力! これぞ西方十勇士の実力ぞ!」

 

大友が放った焼夷弾に満足している。

やべえよ、目の前に爆弾魔がいやがる。

というか、西方十勇士関係ないから!!全部火薬の実力ですから!!!

って言ってやりたいが焼夷弾ぶっ放されても困るから黙ってよう。

 

ガシャコンという音がした。

どうやら次の弾が装填されたようだ。

 

え?まだ焼夷弾ぶっ放すの??

 

「うわぁっと! なんて広範囲! 何十人脱落したの?」

おい、川神! ツッコむ所はそこじゃねえ。

というか、お前爆炎の中から出てきたよな。

爆炎の中から出てきたってことはアレを避けたって事だ。

スゲエな、おい。

とりあえず、安否確認だけでもしておこう。

 

大丈夫か?

「山内君、私は全然大丈夫。」

 

満面の笑みで返事が来る。

なら、よかった。

 

「というか、ちょっとやりすぎじゃないの!」

 

川神が大友に向かって意見を言う。

そうだ、もっと言ってやれ。

川神の言葉を全力で応援する。

 

「東西交流戦とはいえ、あくまで戦! 火傷でわめくな」

いやいや、火傷は結構ヤバいです。

 

「ま、言ってしまえば、これはロケット花火を相手に向けて撃つ発展形よ。 何ら問題はないな」

いや、大有りだから!

ロケット花火に書いてあんだろうが!!

人に向けて撃つなって!!

川神学園もカオスだけど、相手の学園も相当カオスだな。

川神と大友が目の前で戦いを繰り広げている。

なんで、俺は一般人なのにこの戦いに参加しているんだろう・・・

そう思いながら、事の発端である数日前の全校朝礼を思い出した。

 

 

 

数日前、、、

 

いつもの全校朝礼

俺は、あくびをしながら学長・川神鉄心の話を聞いていた。

 

「福岡の天神館が・・・週末、修学旅行で川神に来るらしいの」

 

ここまではいい、単純に「へ~」で終わる話だ。

しかし次だ、この学長はとんでもない爆弾を投下してきやがった。

 

「学校ぐるみの決闘を申し込まれたので、引き受けたぞい」

 

この学長、しれっととんでもない発言しやがった。

 

「東西交流戦と名付ける、激しい戦になるな」

 

名前なんかどうでもいいわ!!

こんなの、全校生徒が納得するはずがない。

 

と思っていたが、現実はそんなに甘くない。

川神学園に通う生徒は大半が武士の血を受け継いでおり好戦的

なにより、彼のクラス2-Fはそういう面白そうな企画は絶対に見逃さない

あ、コレ詰んだわ・・・

せめて、200人に選ばれませんように!!

そう願うしかなかった。

 

それが、どーしてこうなった。

200人は主に2-F、2-Sで構成されておりもちろん俺も組み込まれていた。

じゃあ、せめて救護班で!!という願いもむなしく

いざ、開戦したら最前線

 

なんなん!直江も葵も俺を殺す気なの?!

俺は一般人なのに!!

まあ、始まってしまったものはしょうがない・・・・・・

だけど、これだけは言わせてもらう!!

俺は人外じゃなくて一般人だ!!

 

そして、現在に戻ると。

どーしよう?これから

大友と川神が戦っているのを見て、眉間にしわがよるのを感じながら少し上を向いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でりゃあああ!!」

自分の得物である薙刀を扱いながら、一子は驚いていた。

山内辰巳という同級生に。

相手が焼夷弾を放とうと驚きもせず、ただ冷静に戦場に立っている。

一子は山内辰巳とクラスメートであるが、そんなに絡むわけでもない。

時たま目にする時はいつも眠たそうにしているか、窓際で日向ぼっこをしているかである。

自分や自分の姉のように武術を嗜んでいるという話も聞かない。

なにより、彼がめんどくさがりなので彼が強いかどうかも定かではない。

しかし、一子は一度だけ、一撃だけ彼の武術を見たことがある。

その光景は今でも鮮明に思い出せる。

 

 

 

 

それは、私がランニングをしている時だった。

その日は、たまたま走る距離を伸ばそうと思って山のほうへ走っていると木にサンドバックが吊るされているのに気が付いた。

誰が練習をしているんだろう?

練習が大好きな私にとってそれはとても気になるものだった。

すると、奥のほうから音が聞こえてくる。

私は反射的に近くの茂みに身を隠した。

息をひそめて、誰が出てくるのかを観察すると出てきたのはクラスメートの山内君だった。

出てきた人物に驚いたと同時に山内君がどんな修行をするのか気になった。

悪いとは思ったが、そのまま茂みに隠れてその修行をみせてもらうことにした。

耳をすますと声が聞こえてくる。

 

ふう、あと1撃で終わりにするか。

 

ええ!今見始めたばかりなのに!!

盗み見している私にはもうちょっとやってほしいなんて言えない。

しょーがないと諦め、私はあと1撃の修行を見ることにした。

 

山内君は空手の天地上下の構えをとる。

その構えの所作はとても見惚れるものだった。

まるで、姉さまが正拳を放つ時と同じようにただただ綺麗だった。

 

不動砂塵爆(ふどうさじんばく)

 

その言葉と同時に放たれた正拳はサンドバックを揺らさず正拳の当たった裏側を弾け飛ばした。

 

その光景を見た私は茫然としていた。

気が付くと、山内君はどこにもいないし。

辺りはもう暗くなりかけてるし最悪だった。

私は、一つ疑問に思った。

なんで、山内君は強いのにそれを出さないんだろう?

山内君は、学校でも決闘には絶対に参加しない。

ましてや決闘するところなんて見たこともない。

だから、東西交流戦の知らせは僥倖だった。

すぐ大和に山内君をメンバーにして最前線私と同じところに置いてもらうように頼んだ。

大和は難色を示したが何とか聞いてもらえた。

 

そして今、私は確信した。

先日の私たち風間ファミリーの依頼中に起こった廃ビルの襲撃を行ったのは山内君だ。

しかし、本人がそれを周りに言わないのなら私が口を出すべきじゃない。

一子はその考えを胸に秘め、再度大友に集中した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「逃げるしか能がないのか東の腰抜けはぁぁ!!」

 

大友が川神一子を国崩しで狙っている。

ならば、美しい自分は国崩しを避けた川神一子を美しく毛利の三連矢で射ぬけばいい。

そう西方十勇士の一人である毛利は考え川神一子を狙おうとした。

その瞬間とてつもない殺気が体を襲う。

誰だ!間違いなくこの場所を把握している。

辺りを見渡すが誰もいない。

再度、落ち着いて川神一子を狙う。

狙ってるうちに、川神一子の近くにいる男に気が付いた。

男は近くの川神一子と大友の戦いを見ずにこちらを睨んでいる。

こちらの存在に気が付いている?

馬鹿な。

笑い飛ばしたいが、それをする根拠がない。

むしろ、あちらがこっちに気が付いていると考えるほうがすんなりと受け入れられる。

それを確かめようと男を見る。

男は先程と打って変わって笑顔だった。

加えて、何かを言っている。

口の形をまねて発声してみる。

「し・ね・よ?」

 

!!!!!!!!!!!!

背筋に冷たいものがはしる。

やばい、あいつはヤバすぎる!!

その場から逃げようとした。

その瞬間、爆薬をつけた矢が毛利のすぐ近くに直撃する。

その余波を受けた毛利は意識を手放すしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は眉間にしわをよせながらこれからどうするかを考える。

川神は大友と接戦を繰り広げている。

あれ?これ俺いらなくね??

なんか二人の世界入ってるし。

よし、俺の心は決まった。

決心できるってこんなに素晴らしいことなんだな。

自分の顔が笑顔になるのがわかる

 

逃げよ

 

声に出てしまったが、幸い大友の国崩しの爆音でかき消された。

ナイス!!国崩し!!

なんか、違う方向からも聞こえたような??

まあ、いいか。

それよりも早くこの場からの脱出だ。

俺は二人にばれないようにその場を抜け出した。

いやー、交流戦する前に下見に来といてよかったぜ。

誰も来ないだろうと思われるスポットも見つけたしな。

よし、そこに行って交流戦終わるまで休んでよ。

俺はスキップしながらその場に向かった。

 

 




やっぱり、勘違いは難しいですね。

勘違いものを書いている人たちの文章力が羨ましいと最近常に思うホッキー( ゚Д゚)です(笑)

拙い文章ではありますが読まれた方が1人でも多く面白いと感じてくれたら嬉しいです。

次回は東西交流戦後編になります。
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