テイルズオブプラネタリア~星空が運命を照らすRPG~   作:莉愛(マンガ描きたい)

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リルナ編チャプター1:産まれた王女

その昔…フェーネス王国の姫ディアナは旅をしたいと思っていた。

しかし、当時国王と王妃だった両親に反対される事が多かったため…こっそりと抜け出すしか方法が定まらなかったほどのお転婆姫だったと言う。

抜け出した後は身分をバレないようにしていたのだが、港で盗賊に人身売買の金目当てで誘拐され、そのまま荷物の代わりに袋に詰められたままフリーゼ大陸に上陸してしまい…このまま売られるしかないと思うがまま数日を過ごしていたが、ある日フリーゼ帝国の騎士達よって救い出されて保護された時に夫クリスと出会い…当初は監視する者と保護された者との関係だったが、次第にお互いに惹かれ合って恋に落ちて無事に帰れるはず…だった。兵士の1人が正体を暴き出してしまい…処刑台に連れて行かれた事を知ったクリスは行われそうになっていたディアナの処刑を止めてディアナを連れて逃走し、当時フリーゼ帝国を訪れていた英雄エイドと共に魔神を倒す旅に出た。

こうして無事に魔神を倒したクリスとディアナは英雄となり、喜んだ両親は二人の婚礼を許し…晴れて結ばれた二人はフェーネス王国の次期国王と次期王妃となった。

これは後に天界の女神になり、後の英雄と呼ばれる妻になる少女リルナの物語である

 

 

~フェーネス王国・玉座~

 

側近「クリス王様…少しでも落ち着かれてはいかがでしょうか?」

クリス「分かっているさヨハネ…だが…ディアナが無事に我が子を産んでくれるのか心配なのだ…」

 

クリスの側近のヨハネは落ち着かせようとする。無論落ち着くはずがない。何故なら…クリスは父親になろうとしているからだ。

しばらく無言が続くや否や、赤子の泣き声が聞こえて来た。その直後メイドが走って来た

 

メイド「クリス王様おめでとうございます!元気な女の子ですよ~」

クリス「分かった!行こうヨハネ!」

ヨハネ「はい王様」

 

クリスとヨハネが部屋に入るとディアナと眠っている女乳児の寝顔があった。

 

クリス「ディアナ!」

ディアナ「もぅあなたったら…大声を出してはいけませんよ?折角寝た我が子が起きてしまいますよ」

クリス「そうだったな…」

 

クリスとヨハネは赤子の寝顔を見つめる。

 

ヨハネ「ディアナ様、ご出産おめでとうございます!このヨハネもこの日を待ち望んだ事か…!」

ディアナ「ありがとうヨハネ…あなたも一緒に祝福してくれてこの子も喜びますわ」

ヨハネ「私も喜びますよ。ねっ王様?」

クリス「だな、ところでディアナ…名前は決めたか?」

ディアナ「もちろんです、この子の名前はとっくに決めました!ヨハネも笑わないでくれますね?」

ヨハネ「分かりました」

ディアナ「ありがとうヨハネ…この子の名前はリリルテーゼと名付けます」

ヨハネ「リリルテーゼ様…とても素敵な名前ですね!ねっ王様?」

クリス「だな、俺達が呼びやすい様にリルナって呼ぼうではないか」

ディアナ「それはいい考えですね!、リリルテーゼ…この方があなたのお父様で私があなたのお母様です」

クリス「初めまして…そしてこれからよろしくなリルナ…お前はお父様とお母様がちゃんと愛情を込めて育てるからね」

 

 

こうして無事に産まれた女の子はリリルテーゼと名付けられて、民衆はリリルテーゼの誕生に喜んだ

 

 

チャプター2へ続く


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