IS仮面ライダーの力を持つ男はアベンジャーズの一員!? 作:バケツ頭
「だからお前も守ってやるよ、ラウラボーデビッヒ。」
「…………織斑…………一夏………」
♢
「……此処は?……」
ラウラが目を覚ますと保健室のベッドに寝ていた。そしてその側には千冬の姿があった。
「……何があったのですか?……」
「一応機密事項なのだが……VTシステムは知っているな?」
「Valkyrietracesystemですか?」
「そう…IS条約によりその研究は愚か、開発、使用が全て禁止されている。それがお前のISに積まれていた。精神状態、ISの蓄積ダメージ、願望が揃った時発動するようになっていたらしい。」
「私が望んだからですか………」
「…………ラウラ・ボーデビッヒ!」
「は、はい!」
「お前は誰だ?」
「!?わっ、私は……」
この言葉にラウラは聞き覚えがあった。以前にサムがラウラに聞いた言葉だった。
「誰でもないならお前はこれから、ラウラボーデビッヒだ。」
そう言うと千冬は立ち上がり部屋から出ようとした。
「後、お前は私にはなれんぞ。」
ラウラにはやっとあの時の答えが分かった。そして自然にラウラは笑っていた。
♢
「盗み聞きは感心せんな。」
「湿布取りに来ただけなんですけどー。」
本当に湿布取りに来たんだから盗み聞きって言われるのはどうかと。それにしても話した事被ったな。
「今回の件、本当にすまないと思っている。ラウラの事も一夏の事も。」
「いやいや。これくらいおやすい御用で。」
『〜♪♪♪〜!!』
俺の携帯電話を見るとかけてきたのはジャービスだった。今か?まあいいけど。
「すいませんちょっと」
「あぁ」
「もしもしジャービス?」
『加賀山様。デュノア社の調査についておまとめできました。』
「そうか、俺のパソコンに送ってくれ」
『かしこまりました』
俺は急ぎ足で自分の部屋に向かった。さーてデュノア社の真実見させてもらいますか。
♢
俺は部屋に戻るとパソコンを、起動させジャービスが送ってきた資料を見ていた。その資料にはデュノア社の裏事情や社員の情報が詳しく載っていた。まあちょっと犯罪っぽいが、そんな事は気にしてられないね。
「えーとデュノア社社長、アルフレッド・デュノア。若くしてデュノア社の社長となる。しかし決定権は妻のエヴァ・デュノアが握っている、か。」
勘だが、妻は女尊男卑主義者だな。多分シャルロットを男装させてこの学園に潜り込ませたのもそいつだろう。社長ってのは肩書きだけか。そして次に目に留まったのはエヴァ・デュノアが裏工作をしていた資料だった。
「汚職に殺人などなどね〜。結構手を汚してるみたいじゃん。」
正直俺の想像を遥かに超えていた。まさか此処まで汚い事をしていたとは。
「さてと、電話してみるか。」
俺はデュノア社長の携帯に電話をかけた。出るかなぁ〜。
『もしもし?』
ビンゴ!
「今晩はデュノア社長。そっちではおはようございますですか?」
『君は誰だ?なぜこの電話番号を知っている?』
「俺は世間で仮面ライダーと呼ばれている者です。そして貴方の娘さんの友達でもあります」
『アベンジャーズのか!?』
「はい。今度は此方も質問してもいいですか?」
『な、何だ?』
「貴方、娘さんの事をどう思いですか?その答えによって今すぐにでも娘さんだけを助けてデュノア社を潰す事も可能なんですが」
『私の子供だぞ!そんな事私の命より大事に決まっている!』
意外な答えだ。シャルロットの話を聞いていてもそんな感じとは思ってなかったんだけどな。まあ何にせよ協力はしてくれそうだ。
「じゃあ何で、すぐにバレる男装なんかせてIS学園に?」
『妻の所為だ。妻は私の遺産目当てに私を何度も殺そうとした。しかし、シャルロットがいると知って遺産は二人に入る事となった。そうなると、シャルロットも狙われる可能性が出てくる。そこで私はシャルロットにIS適性があると知りIS学園に向かわせたのだ。』
「何で男装を?」
『妻だ。我が社は今経営危機に陥っており広告塔が必要と感じたんだろう。そこでシャルロットを男装さて送り込もうと提案した』
「そういう事ですか……貴方がシャルロットを思っているのは分かりました」
『これからどうしたらいいと思う?』
「先ずはエヴァ・デュノアを警察に突き出して全てを話してください。」
『それが無理なんだ。警察内部にも妻に買収されている者も少なくはない。言っても門前払いをくらうまてまさ。』
くそっ、外道め。それにしても困ったぞ。警察にも頼れないとなるとするとどうすれば。シールドか?いやいや、シールドがこれくらいで動くとは思えない。
「…………わかりました。また連絡します。それと貴方の娘さんは絶対に俺が守りますので安心してください」
『あぁ、分かった。』
♢
「あぁ、分かった。」
仮面ライダーと会話が終わりアルフレッドは一人頭を抱えていた。愛人の子供とはいえ自分の子供には変わらない。問題は妻だけだった。今までは。
コンコン!
「入りたまえ」
「社長、奥様とお客様です」
「貴方、さっき誰と電話していたの?」
「いや仕事の話だ。」
「あらそう。それよりお客よ。入ってちょうだい」
「失礼します」
「君は確かハマーインダストリーズの」
「アレックス・ハマーです」
数年前、ロシアの科学者と組みアイアンマンスーツに変わるスーツを作ろうとしたジャスティン・ハマーの甥だ。ちなみに彼は18歳だ。
「何故彼がいる?」
「技術提供してもらうのよ」
「何?また私に無断で」
ドスッ!!
「うっ!?」
エヴァはアルフレッドの腹を殴った。何の躊躇もなく。みぞおちを殴られたアルフレッドはそのまま地面にうずくまった。
「貴方に拒否権はないわよ」
「まぁまぁ落ち着いて。Mrs.デュノア。デュノア社長に契約の内容を。」
「えぇ。貴方と女狐の子供がいるじゃない?その子をーーーーーーーーーーするのよ。」
「なっ!?そんな事できるわけ」
ドンッ!!
今度は足で腹を思いっきり蹴った。
「だーかーらー、貴方は私の言うことに従ってればいいのよ」
「それじゃあそう言う手筈でお願いしますよ」
「くっ………」
♢
デュノア社長と話た俺は今一夏達と晩御飯を食べていた。結局学年別トーナメントは中止となったが一回戦だけはやるそうだ。あー疲れた。
「い、一夏このあいだの事だが。」
「あぁ、別に付き合ってもいいぜ。」
「なっ!?」
嘘!?おおーこいつもやっとわかったか!ていうか箒告ってたのね。
「……訳を聞かせてもらおうか?」
「幼馴染の頼みだしな。付き合うさ………買い物くら……ぐはぁぁ!?」
おっと!篠ノ之選手の左ストレートが炸裂!!織斑選手たまらずダウン!!
「ふん!どうせそんな事だと思った!」
俺は確信した。こいつは超鈍感野郎だという事を。呆れた箒はそのまま何処かへ行った。
「はぁ、馬鹿め。」
「織斑君達此処にいたんですか?」
今度は箒と入れ違いに山田先生が来た。
「何か?」
「今日は大変でしたね!でも3人の労をねぎらう場所が解禁になったんです!」
「ゲームセンターですか!?」
「えっ!?ち、違いますよ。男子の大浴場です!」
割愛!
朝目が覚めると俺は部屋のベッドで寝ていた。そういや昨日、風呂に入ってる時にいきなりシャルロットが入ってきてその後確か抱きつかれてそっから気を…………はっ!?いかんいかん!何を思い出してんだ俺は。それにしてもいつの間にかパジャマに着替えてるし。
「あれ、シャルロットは?」
隣のベッドを見るといるはずのシャルロットがいなかった。
♢
「え、え〜と今日は皆さんに転校生を紹介します」
山田先生が苦笑いしながら言った。まさか………
「シャルロット・デュノアです。皆さん宜しくお願いします」
「え〜とデュノア君はデュノアさんって事でした。ははは」
「えっ?デュノア君って女の子?」
「それじゃあ同室だった加賀山君は知らないって事は」
「それに昨日男子の浴場が解禁になったよね」
「じゃあ織斑君も」
「ま、待て!俺は一番最初に一人で入ったぞ!」
「て事は」
クラスの女子達の視線が一気に俺の方に来た。うう。何でこうなるんだ。俺は何も悪い事していないのに。
ガラガラ!
その時ラウラが教室に入るや否や俺の目の間に拳を突き出してきた。
「加賀山サム。お前は私のマブダチだ」
「はぁ?」
「副官に聞いてな。悩みを聞いてくれたり正しい事を言ってくれるのがマブダチだと聞いた」
俺も拳を突き出し合わせた。所詮グータッチである。それなんか間違ってる気がしますが。そして次は一夏の方に向かって歩いて行った。次の瞬間クラス中の視線が釘付けになった。
「ちゅっ」
「むぐっ!?」
ラウラは一夏にディープキスをした。っておおい!!朝から何してんだ!?羞恥心というのは無いのか。
「お前を私の嫁にする!異論は認めん!」
色々突っ込み所満載だ。本当に朝から疲れるよ。この後一夏が箒達に追い回されたのは言うまでも無い。
今回は此処までです。デュノア社についてはオリジナル設定です。