IS仮面ライダーの力を持つ男はアベンジャーズの一員!? 作:バケツ頭
「ん…………ここは…………」
「目がさめると知らない天井だったってか?」
一夏?が気を失ってから小一時間が経過した。保健室の先生曰く体の方に多くの怪我が見られたと言っていた。さてさてこれから質問タイムと行くか。
「ここは学園の保健室だ。お前に幾つか質問がある。」
「ち…………千冬姉さんなのか?」
「とにかく………あんたのお名前なんてえの?」
「俺は…………織斑 一夏だ。別の世界のだが」
「「「「「「別の世界!?」」」」」」
綺麗にハモったね。
「まぁ並行世界…………パラレルワールドと思ってくれたら良い。」
まあ此処に転生者が居るんだからISの世界の一つや二つあったっておかしくは無いな。しかし、別の世界となると容姿は一緒だが戦闘能力や性格も違うんだな。そして俺はみんなが気になっている質問をした。
「何でこの世界に来たの?」
「実は……この世界に危険が迫っている」
「危険?」
「君は驚かないのか?」
「まあね。宇宙人の軍隊や神話の神様見たことあるし、今更危険って言われてもねえ」
「……………話を戻すが、俺たちの世界では大ショッカーと呼ばれている悪の組織が人類を支配している。」
「!?何で俺たちの世界が関係あるんだ」
「大ショッカーは世界を移動できるWorlddivesystemを作り出し、その他の世界を支配しようと目論んでいるんだ。」
「その世界がわたくしたちの世界ってことですの?」
「そうだ。この世界はずっと監視されていた。そして奴等は気付いた。この世界に仮面ライダーは二人しかいない事がな。だからこの世界に目をつけたんだ。更に大ショッカーの怪人全てにこのシステムが導入されている。幹部の命令一つで直ぐにでもこの世界に来れる」
少人数の世界を狙うとは大ショッカーってせこいね。それにしてもアベンジャーズは眼中に無いのか?それが何気にショックだ。でも今大ショッカーが攻めてきても可笑しくないのか。
「もう一人の仮面ライダーは何処に?」
「あぁ、彼奴とは仲が悪くてね。居場所は知らないんだ」
「でこれから一夏はどうするのよ?」
「出来れば………この世界のライダーにも俺の世界に来てもらって共に戦ってほしいんだ」
俺は暫く考えた。仮に俺が行かなかったとして、大ショッカーが攻めてきたら俺は守りきれるだろうか…………それなら敵の懐に飛び込んで一気にケリつけたほうがいい。俺は別世界に行く決心がついた。
「良いだろう。そっちの世界に行ってやる」
「駄目だよ!」
以外にも声を上げたのはシャルロットだった。
「その世界に行ってもし帰ってこれなかったら如何するの?それにその世界でサムが死んじゃったら………僕…………」
今にも泣きそうになるシャルロットの両肩をつかみ俺は言った。
「シャルロット…………よく聞いてくれ、今此処で食い止めないとマジでやばいらしい。俺一人が行って何が出来るか分からないが、それでも俺が必要とされているのなら俺は行く」
「でも…………」
「心配してくれてんだろ?有難うな。大丈夫、俺は死なない。ニンニンジャーの最終回を見てないからな」
あれ俺今死亡フラグ立てた?まあ大丈夫だろう。あの作者のことだ。まだまだ俺をこき使うに決まってる。
「…………わかった。その代わり無理は絶対にしないで」
「約束するよ」
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そして十数時間後、一夏の体調も万全とは言えないが出発となった。俺は何時ものジャケットを羽織り大ショッカー上等と書かれたお手製のTシャツを着た。先ずは見た目からでしょ。更に親父の音楽プレーヤーとヘッドホンも忘れずに持って行く事にした。
「それじゃあな俺。なんか自分が二人いるようで変な感じだけど、サムの事頼むぜ」
「ああ、お前も頑張れよ」
「そろそろ行くか」
「分かった。なあ俺に運転させてくんな「駄目だ」…………はい」
やっぱり駄目か。免許持ってないからか?まあこのまま乗ったら無免ライダーか。でも俺一応運転できるぞ。俺は一夏に言われプロトトライドロンに乗り込んだ。当然シートベルトも忘れずに。
「それじゃあちょっと行ってくる!」
「絶対に帰ってこい」
「生きて帰ってきなさいよこの色男!」
「褒めすぎだよ鈴」
「準備は良いな。本当に…………良いんだな?」
「何度も行ってるだろ?でないと夜中にこんな事はしない。で、如何やって別の世界に行くんだ?」
「このW.D.Sのボタンを押すと上空に渦が出る。その渦めがけてプロトトライドロンをホバーモードに切り替え、時速44マイル以上であの渦に突っ込めばいいだけだ」
「成る程、そいつはかなりヘビーだ」
「これに重さは関係ないぞ?」
このネタが分からないとは…………どうもこの一夏はあまりノリが宜しくないようで。でもあの映画俺は結構好きだ。
「いや…………もういいです。とにかくさっさと行こうぜベイビー!!」
一夏は首を傾げながらボタンを押す。するとプロトトライドロンのタイヤが横転しホバーモードに切り替わる。そしてプロトトライドロンはどんどんスピードを上げていき44マイルに到達した瞬間渦に突っ込んだ。こうして俺の別世界への旅は始まった。
「行ってしまいましたわね。」
「サム………」
「心配するなシャルロット、サムなら帰ってくるさ」
「そうだとも。マブダチは強い。アベンジャーズの名前は伊達じゃない筈だ」
「だと…………良いんだけど」
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プロトトライドロンに乗りこんでから数十分後俺は退屈していた。だってこの車ラジオも付いてないしカップホルダーも付いてないんだよ!?
「ひーまーだーよー!本当にラジオ付かないの?」
「さっきから何度も言っているだろ、これには付いていない」
「ちぇっ」
「それにもうそろそろ着くぞ、ほら」
一夏が指差す方向には既に向こうの世界の街並みが見える。夜であろうか、とにかく暗かった。街の街頭が無いと見えないくらいに。そして渦を抜けるとそこには街中に大ショッカーのマークが張り巡らされた大都市があった。
「ステルスに入る、奴らに見つかると面倒だ」
「なあ今何時だ?」
「昼の三時だ」
「嘘!?だって真っ暗じゃんか」
「大ショッカーが地球を黒い雲で覆ったんだ。太陽の光は殆ど入ってこない」
何て徹底管理だ。此処まで大ショッカーはするのか?暫くプロトトライドロンを走らせていると前方から激しい轟音が鳴り響き一夏は慌ててブレーキを踏んだ。煙が晴れると其処には大ショッカーの怪人達と仮面ライダー5人が戦いを繰り広げていた。しかし仮面ライダーが押されているようだ。よく見ると怪人側はシオマネキングやズ・ザイン・ダ、ピッケルシャーク等多くの怪人や戦闘員が仮面ライダー王蛇、ギャレン、サソード、龍玄、アギトと戦っている。
「アビアビアビィ!!仮面ライダーを血祭りにあげろ!!」
「ぐっ…………てめえらなんかになめられてたまるかってんだ!!」
「オチツクデス王蛇!」
「そうだよ〜もうちょっと気楽に考えよ〜」
「お前はいつも能天気すぎなんだよ。オレがclockupでトドメ刺す!」
「さ、さっきからclockupばかりで体が持たな……きゃぁっ!」
「「アギト!!」」
「あれは…………みんな!!」
「おい、あれ助けなくて良いのかよ!?」
「わかってる!でも…………」
なぜそんなに躊躇うんだ?俺はとうとう我慢できなくなり
「ガタガタ言うなクソ野郎!!突撃あるのみだ!!」
「お、おい!」
俺は躊躇っている一夏を無視しアクセルを思い切り踏んだ。そしてスピードがマックスとなりそのまま怪人達の大群に突撃し怪人達は吹っ飛んだ。いきなりの出来事で怪人達は戸惑っていた。そして俺は別の世界に初めて降り立った。
「俺にとっては小さな一歩だが、仮面ライダーにとっては大きな一歩だ!」
「何を言っているんだ?わけがわからんぞ」
「What!?」
「ありゃ一夏と…………誰だ?」
「むむ、なんかサムに似てない?」
「似てるけど違うな、それにサムは…………」
「だ、誰ですか貴方!?」
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!……………………よし!!決まったあ!俺ってかっこいい?ね、ね、かっこいい?」
「何だこいつ?面倒くせえな」
「手厳しいね〜王蛇さん!イライラする?俺でガードベントしないでね☆別の世界に来てテンションフォルテッシモ!!」
「落ち着けサム」
「ドウイウコトデスイチカ?マサカソノヒトガベツノセカイノサムデスカ?」
「ああ」
「イエース!!それじゃあ今日もハッスルハッスル!!」
俺はコーカサスゼクターを呼び出した。コーカサスゼクターをは怪人達を蹴散らし俺の手元に収まる。そしてコーカサスゼクターをベルトに装填しようとした。しかし上手く入らない。
「あぁ、くそっ!久し振りだから上手く入んないな〜」
「「「「……………………」」」」
「大丈夫かよ」
そのまま格闘する事数十秒ようやくベルトにコーカサスゼクターを装填する事に成功し変身できた。
《HENSHIN》
「コーカサスか」
「I'm a 仮面ライダー!あっ、因みに正式名はコーカサスです」
既に怪人達も仮面ライダー達もサムのテンションには付いていけなかった。さてとやったるか!
今回は此処までです!さあこの5人の仮面ライダー、誰が変身してるんでしょうか!次回明らかに!