IS仮面ライダーの力を持つ男はアベンジャーズの一員!?   作:バケツ頭

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なかなか纏まらず遅れたことをお詫び申し上げます。いやー最初の勢いはどこに行ったのやら。


エピソード37 転職はお早めに

「で、大ショッカーの基地は何処?」

 

「奴等の基地はここから数百キロの所だ」

 

「分かった。そんじゃ行こうぜ」

 

「まさか基地に乗り込むのか!?冗談はよせ!」

 

「行っても返り討ちにあうだけだぜ」

 

「そんなビビること無い。敵の数は?」

 

「怪人、戦闘員を合わせおよそ100万だ」

 

「100万!?で、こっちは?」

 

「1万人がいいとこだな。だが勝機がないとは言えない。大首領さえ倒せば…………」

 

100万体か、敵多すぎるだろ!俺の想像を遥かに上回る数字だが、一つの世界を征服してるだけはある。それにこちらの数が1万人か。多いようで少ないな。

 

「大ショッカーは何故ここまで勢力を?」

 

『それは私が説明しよう』

 

声の方に顔を向けると机に一本のベルトが置かれており、ベルトの真ん中に顔のような物が映っていた。なんか車のメーターみたいなデザインだな。でもまあここはテンプレ的な反応をしよう。

 

「ベルトが喋った?」

 

『呼び捨ては失礼だね』

 

「じゃあベルトさんでよろし?」

 

『ははは、やはり君も加賀山沙夢だな。初めまして、私はクリム・スタインベルト。ベルトさんでいいがね。私はこの世界の加賀山沙夢のバディをやらしてもらっている。』

 

「そうか、で大ショッカーについては?」

 

『そうだったね、大ショッカーが現れたのは昔の話だ』

 

「昔?」

 

『そう、かなり昔………遥か彼方の銀河系で!!』

 

エピソード37

 

帝国から大ショッカーへと変わり

 

 

ベルトさんの画面部分にスラスラと説明のようなものが流れてくる。

 

「行き過ぎだクリム!!大ショッカーが出たのは約40年前だろうが!!」

 

本当に大丈夫か?

 

『おっと、これは失礼。少し宇宙まで飛んでしまった。始まりは1971年の話、仮面ライダー1号2号が戦ったショッカーからだ。ショッカーは1号、2号により壊滅した。その後も悪の組織が後を絶えなかったがその都度登場した仮面ライダー達により次々と壊滅させられていた。しかし2年前、突如過去の怪人達が蘇った。しかも以前より力を増して。仮面ライダー達は怪人達に立ち向かったが、敗れ大勢が戦死した。それから今に至るというわけだ。』

 

そんな事があったのか。けど仮面ライダー達を凌ぐ怪人達が100万もいるのか。無理ゲーじゃね?いやいや弱気でどうするんだ!!奴等を食い止めなければ俺の世界にまで大ショッカーの手が。ここは一刻も早く大ショッカーを壊滅させなければ。

 

「大ショッカーについては分かったけどよいつまでも隠れてるわけにわいかないだろ?」

 

「無論、そのつもりだ。先ずは奴等の怪人製造工場を破壊する」

 

「怪人製造工場?」

 

「大ショッカーが攫った人々を改造し、怪人に作り変える場所だ。幸運なことにその工場は三つしかない。明日、その内の一つを襲撃、更に拉致された人々を救出に向かう」

 

そう言うと一夏は地図を机に広げ工場の場所を指差した。ここから数十キロ離れた場所だ。あ、バイク持ってくるの忘れた。すると会議室に赤毛の女の子が入ってきた。

 

「あの一夏さん…………お兄は?」

 

「…………すまない………弾は……大ショッカーに」

 

「そ、そんな…………」

 

その場に泣き崩れる欄。大ショッカーめ、絶対に許さん。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

次の日、各々のマシンを走らせ怪人製造工場へと向かった。作戦はこうだ。先ず拉致された人々を救出しその後に基地を吹っ飛ばす。いたって簡単だが油断してはいけない。三つしかない怪人製造工場だ。多くの見張りや怪人がいるに違いない。

 

「これより怪人製造工場ぶっ飛ばぞ〜う作戦を開始する」

 

『誰だよ今回の作戦名考えたやつ!?』

 

『緊張感抜ける作戦名だ』

 

「別世界のサムに言ってくれ」

 

作戦名なんかどうでもいいだろ?

 

こうして怪人製造工場ぶっ飛ばすぞ〜う作戦は開始された。俺と一夏は工場に忍び足で侵入した。侵入するも案の定見張りの戦闘員達がうようよいた。俺はメタ◯ギアの要領で地下牢に向かった。ゲーム感覚でなかなか楽しかったが。しばらく工場内を進んでいると一夏が俺にある質問をした。

 

「なあ、そっちの世界ではサムとシャルロットはどんな関係なんだ?」

 

「なっ!?ば、馬鹿野郎!何聞いてんだよ!?」

 

急に顔が赤面になるサム。以前も言ったが俺だっていつも告白しようと思ってたさ。でもしようと思うたびに邪魔が入ったりしてさ結局まだ幼馴染の友達なんだよなこれが。

 

「まだ……幼馴染」

 

「そうなのか?こっちの世界のシャルロットとサムはもう結婚してるぞ?」

 

「へぇ結婚してんのか…………ちょっと待てい!!お前ら未成年じゃないのか!?」

 

「いや、みんな20は越えてるぞ」

 

そうですか。なんだ俺が最年少かよ。

 

「動くな侵入者!!」

 

「「!?」」

 

俺たちが話をしている間にどうやら見つかっちまったらしい。幸い戦闘員は二人だけだ。さてといっちょやりますか。俺の必殺技パート523!

 

「くっ、見つかった」

 

「お前ら抵抗する「なあこんな事していいと思ってるのか?」何だと!?」

 

「お前ら戦闘員はさ、上司の怪人にこき使われる毎日。挙げ句の果てに新しい武器の実験台にされて死んでしまうことも…………どうせ手取りで20万も貰ってないんだろ?」

 

「「……………………」」

 

「図星か!?」

 

「本当にそれでいいのか?いや良くない!この世に男として生まれたのなら戦闘員で終わるのでなく何かを成し遂げて死にたい。違うか!?」

 

「確かに…………」

 

「俺も田舎のお袋に孫を見せるって約束したっけ」

 

よし効いてきたぞ。あと一押しだ。

「このご時世、転職は辛いかもしれないがここより酷いブラック企業はないんじゃないか?」

 

「そうだな、あんたの言う通りだ。もう辞めてやるこんな所!!」

 

「俺もだ!!早速辞職願いを書きに行こうぜ!ありがとうな侵入者の兄ちゃん!!」

 

「転職頑張ってね!!」

 

二人の戦闘員は新しい未来へと駆けて行ったのであった。

 

「……………………」

 

「どうした一夏?」

 

「いや…………これが別世界のサムか。いろんな意味で凄いな」

 

そんなに褒めても何も出ないよ一夏君!俺たちは再び地下牢を目指し進んだ。




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