IS仮面ライダーの力を持つ男はアベンジャーズの一員!?   作:バケツ頭

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決戦の時!打つべきピリオドはアベンジャーズ!!

「みなさんこんにちは!本日はお日柄もよく絶好の最終決戦日よりとなっております!今わたくしがいる場所はですね、大ショッカーの本基地の前に来ております。なんか中世の城のような本基地ですねー!リフォームでもしたんでし「「「「「「うるさい!!」」」」」

 

『サムは一体誰に話しているんだ?』

 

「誰って画面の前にいるあの人らにだよ。俺たちはあの基地が見えるけど、あの人らは見れないんだ。それに、これは小説だから文字にしないと伝わらないんだよ。お分かり?」

 

「全くもって意味不明だ」

 

「…………他の世界の仮面ライダーを呼んでくればよかったな」

 

一夏はサムをこの世界に連れてきたことを今になって後悔し始めた。

 

「ごきげんよう仮面ライダーの諸君!!」

 

基地の方から門屋白夜が言った。そしてそれを合図に基地から夥しい数の怪人達がゆっくりと歩いてきた。その数はもはや何体か勘定できな程だった。あのバーコード野郎、コーカサスの仇を討ってやる!俺は俺が改良した時にトライドロンに取り付けた束さんが作った新兵器を大ショッカーの基地に向けた。これはバズーカ型の武器でビル丸ごと吹き飛ばせる威力を持ちあわせている。

 

「沙夢メガホン貸せ…………あー、あー…………大ショッカーの仮面ライダー並びに怪人に次ぐ!!両手を地面につき降伏しろ!さもなきゃこいつをぶっ放す!!」

 

「………やってみろよ」

 

「もう知らないぞ!!」

 

俺は思いっきりボタンを押した。しかし、砲口からは何も出ずワイパーだけがむなしく動いた。

 

「ふっ、こけ脅しか」

 

「WhyanotherWorldPeople?」

 

俺は順番にボタンを押していった。ボタンを押していくとラジオや空気清浄機、カーナビなどどうでもいい物しか動かなかった。なんでだよ!?

 

「付き合いきれん………お前達、奴等を殺せ」

 

白夜の冷たい一言で怪人達はこちらに向かってきた。ああ、もういいわ!俺は体内からトルネードを出現させた。まだ、あれを使うわけにはいかない。でもやばくなったらあれに切り替えよう。トルネードを壊されたら一巻の終わりだ。

 

『仮面ライダー諸君、スタートユアーエンジン!!』

 

ベルトさんの合図で全員がベルトや武器を持ち準備した。

 

「それでは皆様ご一緒に!スカイ」

 

「「「「「「変身!!」」」」」

 

大勢の声が一つに重なり眩い光に包まれる。次の瞬間、其処には正義の仮面ライダー達の姿があった。

 

「行くぞ!!」

 

左夢の一言を境に仮面ライダー達は怪人達に向かって走り出し両者は激しくぶつかり合った。俺と沙夢の狙いはダークディケイドだ。俺たちは奴を目指しトライドロンを走らせた。

 

「オラオラ道開けろい!!」

 

トライドロンは怪人達を引き…………じゃなくて押し除け突き進んでいった。

 

「で、何か策はあるのか?」

 

「ああ、奴は強いが不死身じゃない。狙う隙はあるはずだ」

 

「成る程ね、こっちも使えるかわからんが切り札はあるよ」

 

そうこう言っているうちに大ショッカー基地の内部へと来ていた。あともう少しと思ったその瞬間、地響きのような音が聞こえた。なんと其処には、馬鹿でかいロボが立ちはだかっていた。

 

「キ、キングダーク!?」

 

「大ショッカーのロボット?センス悪っ!」

 

キングダークはトライドロンをつかみゆっくりと持ち上げた。間近で見たらひどい顔だな。

 

「あわわわ!?どうするんだよ!?」

 

「くっ!」

 

『この高さから落とされてはトライドロンが持たないぞ!』

 

どうすれば何か停止するリモコンとかあれば…………リモコン?…………あっ!!

 

「そうだわメーガン!リモコンだよ!」

 

「何がだ!?」

 

「新兵器のボタンだよ!ここにつけずに別のリモコンにしたんだ」

 

俺は発射用のリモコンを取り出した。そしてキングダークの額に狙いをつけた。

 

「アスタラビスタ………ベイビー!!」

 

俺はボタンを押した。すると砲口から轟音とともに一閃の光線が放たれた。その勢いでトライドロンは後ろに飛んだ。煙が晴れるとキングダークの首は消え失せていた。いやー、こっちの世界の束さんもマッドだわ。

 

「うわあああ!!」

 

「ああそうか…………うおおおお!!」

 

勢いで余ったトライドロンは基地の壁を破壊し基地内へと入った。沙夢がブレーキをかけようやく落ち着いた。入った場所は広々とした空間でその中央には玉座に座った門屋白夜の姿があった。その両サイドには月影とソウの姿も。俺はドアを開けトライドロンから降りた。

 

「悪いね。ドアベルが見つからなかったもんで、領収書はライダーズで」

 

「ここまで来たのはお前達が初めてだ」

 

「マスターこいつらは俺らがやります」

 

「ちっ、仕方がねぇ。もう一度だけチャンスやるよ」

 

「あざっす!!行くぜ月影!」

 

「勿論です!」

 

ソウはダークカブトゼクターを呼び出し月影は戦極ドライバーとフィフティーンロックシードを取り出し腰に当てた。

 

「変身っ!!」

 

「変……身!」

 

ダークカブトゼクターをベルトに装填しゼクターホーンを倒しライダーフォームとなったソウ。ブレードを倒し仮面ライダーフィフティーンへと変身した月影。

 

「さあ第二ラウンド開始だぜ!!」

 

ダブトはクナイガンをガンモードに撃ち出してきた。それに対し俺は、

 

「STARS SHINE!!」

 

俺は得意のランニングマンでかわしていく。練習にもなるし相手をおちょくれる。決して無駄がない男、それが加賀山サムなのだ。

 

「くそっ、こうなりゃクロック」

 

「させるか!!必殺、青春の悲劇!!誠◯ね!!」

 

PLLL PLLL PLLL

 

そう叫んだ瞬間、クロックアップしようとしたダブトの携帯が慌ただしくなった。ダブトは思わず携帯を覗いてしまった。どうやらメールのようだ。

 

「差出人は………加賀山サム!?なんで俺のメアド知ってんだよ!?」

 

ダブトはそのメールを開いた。その内容は

 

 

 

 

名前: 加賀山 サム

件名:

 

ごめん」

さようなら

 

 

 

「何これ…………はっ!?」

 

ダブトが後ろを振り返ると其処には自分のクナイガンを逆手に持ち既に斬りかかっていたサムの姿が。その斬撃は見事にダブトを深く切り裂いた。

 

『かーなーしーみーのむこおーへとー』

 

「がああああっ!!」

 

「………ひどいよ!!一人だけ門屋さんと幸せになろうなんて!!!」

 

倒れたダブトを更に斬り裂いていくサム。その姿はまさに悪魔の如く残酷な物だった。まあ、アックスモードだからね。虫の息のダブトを立たせ空に投げ俺もその後を追った。

 

「スカーイキック!!」

 

「ぐわああああ!!(なんで俺がかんなふざけた奴に負けなきゃ行けねぇんだよ!!)」

 

スカイキックを喰らったダブトは地面に落ち気絶した。クロックアップできる奴にクロックアップさせる間抜けがどこにいるよ?それに、ふざけている間の俺に勝とうなんざ10000年早いぜ!さてと次はフィフティーンだな。俺はドライブとつばぜり合いになっているフィフティーンに向かってドロップキックを放った。しかし、ぶつかる寸前にかわされドライブに炸裂した。

 

「ぐわああっ!!」

 

「ああ悪い!!」

 

「フッフッフッ、同士討ちと間抜けな」

 

「笑っていられるのも今のうちだ!今、避けた瞬間貴様の経絡秘孔の一つをついた…………お前はもう、死んでいる」

 

「何!?」

 

次の瞬間、フィフティーンの体が半分に分かれ始めた。

 

「ぐ、ぐわああ!…………助けてぇ」

 

「ポラロイド写真を破くな!!」

 

「あいたっ!!黙ってろよ!黙ってれば分かりゃしないのに」

 

《フィフティーンオーレ!!》

 

「今すぐにでも消し去ってやる!!

 

ブレードを二回倒し必殺技を発動したフィフティーンがこちらに向かって走ってきた。威勢だけは認めるよ、骸骨君。でも、」

 

「はあああっ!!」

 

「今だ!」

 

俺は黄泉丸の持ち手部分を受け止め奴を足止めした。そしてその間にドライブは必殺技を発動した。

 

《ヒッサーツ!!フルスロットル!!スピード!!》

 

ドライバーから必殺音声が鳴るとフィフティーンの周りを高速回転した四つのタイヤが囲った。俺は巻き込まれないようにセイリングジャンプして回避した。フィフティーンはタイヤで高速され身動きが取れずにいた。ドライブはトライドロンを呼び寄せる。呼び寄せたトライドロンはドライブとフィフティーンを囲むように回り始め数秒で肉眼では確認できないほどになった。

 

「はっ!!」

 

ドライブはトライドロンの壁面を蹴り反動をつけ拘束されているフィフティーンに蹴りを浴びせた。その行動を何度も繰り返した。

 

「でやあああ!!」

 

「ぐはあっ!!」

 

スピードロップが見事に決まりフィフティーンは黄泉丸を落とし崩れ落ちるように倒れた。残るは大首領だけだ。

 

「後はお前だけだ!!」

 

「ま、最初からこいつらには期待してないさ」

 

「安月給でこき使うからさ」

 

「フッ…………変身」

 

《KANENRIDE DECADE!!》

 

白夜はディケイドライバーにカードを装填し仮面ライダーダークディケイドに変身した。そしてダークディケイドは親指で首を切るというジェスチャーをしてこちらを煽った。しかし、俺は負けずに中指を立ててやった。

 

「You Mother Fu◯◯◯◯!!」

 

「ダークディケイド、今日こそ決着つけてやる!」

 

「月に変わってお仕置きよ!!」

 

「かかってきな」

 

ドライブはハンドル剣を手に持ち斬りかかり、俺はダークディケイドに殴りかかった。しかし、それも簡単に受け流された。何度も繰り返し攻撃し続けたが遊ばれているという感じだった。くそっ、マジでイライラするぜ。

 

「な、なんで当たらないんだ!?」

 

「攻撃し続けるんだ!」

 

「無駄な事だ」

 

《ATTCKRIDE INVISIBLE!!》

 

ダークディケイドがカードを装填し音声が鳴った瞬間、奴の姿は消えた。俺のディメンションアイでも姿が確認できない。でも、こういう時には必ず背後から来るのがお決まりのパターン。俺は壁際に行き背中を壁に預けた。

 

《ATTCKRIDE SLASH!!》

 

「ぐわああああ!!」

 

また別の音声が鳴り響いた瞬間、ドライブの体から火花が散った。ドライブはそのまま地面に倒れこんだ。野郎、汚ねえ真似しやがって。でも次はこうはいかねえぞ。俺は正面のガードを固めた。しかし、

 

「残念だな、上だ!」

 

しまった上か!!真正面から来ると思っていたので急の上からの攻撃に対応出来ず思わず右手で防ごうとした。しかし、ダークディケイドの斬撃は深く入り俺の右腕に大きなダメージを与えた。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!!」

 

斬り裂いた後ダークディケイドは俺の首を持ち上げた。く、苦しい。それに右腕がやばいくらい痛い。

 

「ぐっ…………放せよ!俺は鶏じゃねぇぞ!」

 

「その減らず口、何処まで続くかやってみるか?」

 

「んー、俺も前々から何処まで言えるのか気になっ「ふんっ!!」ぐほおっ!!」

 

あいている方の手で俺のベルトめがけて殴ってきやがった。まずい、このままじゃトルネードが持たない。

 

「君ストレス溜まってるでしよ?牛乳飲むかちりめんじゃこ食べる事をお勧めします」

 

「ふーん。なかなか持つな……けど」

 

またも、ダークディケイドはトルネードを殴り続けた。そしてついにピキッという音がなりトルネードにヒビが入った。おいおい、マジでやばいって!!

 

「誰か助けてぇ!!いやー、おかーさーん!!!」

 

《タイヤコウカン!!ミッドナイトシャドー!!》

 

「はぁっ!!」

 

ミッドナイトシャドーにタイヤコウカンしたドライブは手から紫の手裏剣を作り出しダークディケイドに向かって放った。ダークディケイドは俺から手を離し素早く後ろに下がった。俺は変身を急いで解除し元の姿に戻った。右腕から大量の血が流れ服を赤く染めていた。

 

「ゴホッ、ゴホッ。もっとはやく助けてくれても良かったんじゃない?」

 

「すまない、それより腕大丈夫か?」

 

「大丈夫なわけねーだろ!?で、どうするよ。そろそろ奥の手を使うときじゃないか」

 

「分かってる、ベルトさん!」

 

『よし、行くぞ沙夢!』

 

《ファイヤー!オールエンジン!》

 

ドライブは赤いシフトカーを取り出しボタンを押した。ドライブはミッドナイトシャドーを取り外しシフトトライドロンをシフトブレスに装填した。俺はマッハドライバーを取り出し腰に当てシグナルチェイサーを取り出した。俺は手を押さえながら仮面ライダーチェイサーに変身した。

 

「ぐっ……変身ッ!!」

 

《シグナルバイク!!》

 

《ライダー チェイサー!!》

 

《ドライブ!!タイプ トライドロン!!》

 

《♪〜♪〜♪〜♪〜》

 

音声が鳴り終わるとドライブはシフトトライドロンでドライブの最終形態、タイプトライドロンに変身していた。その容姿はまさにトライドロンを人型にしたようなものだった。

 

「行くぜベルトさん!」

 

『OK!』

 

「ちょっとはマシになったようだ、な!!」

 

ドライブはダークディケイドの右ストレートを受け止めカウンターで殴り飛ばした。そして、その勢いで殴り続けた。

 

「はあっ!!」

 

「くっ……」

 

ドライブの最終形態だけあって流石のダークディケイドも押されていた。よし、このまま押せばイケる!

 

「あの時とは違うな、ドライブ」

 

「もう俺はお前に負けない!」

 

「それはどうかな」

 

ダークディケイドは不敵に笑い1枚のカードを装填した。

 

《ATTCKRIDE TIME SCRAB!!》

 

その瞬間、ダークディケイド以外の時が止まる。そして、タイムスカラベの効力が切れ時は再び動き出した。しかし、時が動き出すと同時にドライブの仮面が割れ火花を散らし倒れこんだ。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

一瞬、何が起こったのか俺の頭は追いつかなかった。あの野郎、時を止めることもできるのか。何でもアリだな。

 

「おい沙夢大丈夫か!?」

 

「うぅ……」

 

『サム、ダークディケイドに通用する技はタイプトライドロンの必殺技くらいだ。しかし、沙夢がこの状態じゃ」

 

「わかったよ、俺が時間を稼ぐ!」

 

「話し合いは終わりか?」

 

「シャラップ!!ダークディケイド、タイマン貼らせてもらうぜ!!」

 

俺はマイクを取り出し指を鳴らした。すると音楽が流れ俺はそれに乗って踊り始めた。

 

『♪〜♪〜♪〜♪〜♪』

 

「のど自慢対決と行こうや!!先行は俺からで、それじゃ行くぞ!!♪いーなせだね!夏を連れてきた女性!なーぎさまで噂走るよ」

 

《ATTCKRIDE GIGANT!!》

 

ダークディケイドはギガントを呼び出しミサイルを容赦なく放った。シャネルズはお嫌いかしら。俺は間一髪逃れのど自慢対決を続けた。

 

「めっ!?……続きます!♪〜♪〜♪曖昧3センチ!そりゃぷにってことかい」

 

「本当に目障りなやつだ。ハァッ!」

 

「ぐおおっ!!」

 

ダークディケイドは再び俺の腹部を殴り飛ばした。ドライバーは無事だがこのままじゃまずい。俺の歌のレパートリーは星の数だが、体が持たない。アレをいつ使うの…………今でしょ!

 

「画面の前の皆さんお待たせしました!」

 

俺はシグナルチェイサーを取り出し神様からもらったシグナルバイクを装填した。

 

《アルティメットシグナルバイク!!》

 

「アベンジャーズ…………アッセンブル!!」

 

そう言い放ちドライバーを押し戻した。すると、待機音の後に変身音が鳴り響いた。

 

《ライダー!!アベンジャーズ!!》

 

《AVENGERS ASSENBLE!!》

 

5、6人くらいのハモり音声が鳴り響いた。すると俺の周りを六つの虚像が囲む。アイアンマン、キャプテンアメリカ、マイティ・ソー、ハルク、ホークアイ、ブラックウィドウだ。虚像が一つになるとサムは今まで見たことがない姿に変身した。

 

頭部はチェイサー、背中にはソーのマントに右手にはムジョルニア、左腕にはキャプテンのシールド、右腕にはエナジーボウガン、右胸にはブラックウィドウのマーク、胸の真ん中にはアイアンマンのユニ・ビーム発射のための砲口、更には両手両足にはそれぞれリパルサーレイが装備されている。そしてあらゆる所がハルクのような緑色になっていた。仮面ライダーチェイサーアベンジャーズである。

 

「おお!力が漲るぜ!!」

 

『あれが、アベンジャーズか!』

 

「お前も虚仮威しか?」

 

「さあ、どうかな!」

 

俺はシールドをダークディケイドに投げた。ダークディケイドはライドブッカーで跳ね返しシールドはこちらに戻ってきた。次に俺はムジョルニアを振り回しダークディケイドに当てた。ムジョルニアの攻撃を防ごうとするも、仮にも神が使っている武器なだけにその威力は絶大だ。防ぎきれずに諸に攻撃を受けた。

 

「ぐぁぁぁっ!!」

 

「まだまだ!!」

 

次に右腕にあるエナジーボウガンをダークディケイドに連射した。何本かは被弾したがあまり聞いていない。それどころか片手でキャッチされる始末だ。けど、それが狙いだ。

 

「フッ」

 

ダークディケイドのキャッチしたエナジーアローが突如爆発を起こしダークディケイドは吹き飛ばされた。煙の中、俺はダークディケイドの首に足を掛け倒した。

 

「ぐっ!?」

 

ムジョルニアやシールドを置き俺は両腕に力を入れた。その瞬間両腕が緑色に変わり底知れぬパワーが湧き上がった。

 

「ウオオオ!!ハルクスマーッシュ!!」

 

野獣のような咆哮を上げ倒れているダークディケイドを力一杯殴った。殴って殴って、これでもかというくらいに殴った。俺は一度距離を取り後ろに下がった。ダークディケイドはヨロヨロと起き上がった。

 

「くそっ!!まだだぁっ!!」

 

《ATTCKRIDE KING LOWTHER!!》

 

ダークディケイドは重醒剣キングラウザーを呼び出し黄色のカードを装填した。この流れからして恐らく必殺技のカードだろう。

 

《FINAL ATTCKRIDE B B B BLADE!!》

 

《ロイヤルストレートフラッシュ!!》

 

タイムスカラベ、フュージョンイーグル、アブゾーブカプリコーン、エボリューションキング、チェンジビートル、それぞれの絵柄の光のフィールドが出現した。ダークディケイドがその場でキングラウザーを振り下ろすとフィールドから強力な光弾が放たれた。

 

「喰らえぇぇ!!」

 

しかし俺は慌てない。左腕の盾を持ちその攻撃を防いだ。そのおかげで俺はその攻撃では無傷だ。

 

「ばっ、バカな!?何故これが効かない!?」

 

「嗚呼?ヴィヴラニウムなめるなよ?」

 

「サム!!」

 

「おお、沙夢!目が覚めたか?」

 

「ああ、すまん。最後は二人で決めよう!」

 

「よっしゃ!」

 

「ちっ、ここは体制を整えるか」

 

ダークディケイドは二枚目のインビジブルカードを装填しようとした。俺は左手のリパルサーレイでそのカードを撃ち落とした。これ使い勝手がいいな。俺もつけようかな。

 

「何で、俺が押されてるんだよ!?最強の力を持った俺が!!」

 

「ここまでくれば大首領としての威厳がないな笑」

 

「貴様が今まで奪ってきた分、死をもって償え」

 

俺はレバーを上げドライバーのボタンを押した。ドライブはトレーラー砲にシフトスピードを装填し、中にはシフトトライドロンを入れた。俺は再びレバーを押し戻し必殺技を発動した。

 

《ヒッサツ!!フルスロトル!!》

 

《ヒッサーツ!!フルスロトール!!》

 

「二つだけ言わせろ。最強っていうのは一人だけじゃなれない」

 

「な、何だと!?」

 

「たくさんの小さな力を一つにまとめ大きな力にする……………その力で最強になれるんだよ!!と俺は思う」

 

《アベンジャーズ!!》

 

俺は胸部からユニ・ビームを勢いよく発射した。

 

「後、死んだら神様によろしく言っといてくれ!それじゃアディオス!!」

「ハァッ!!」

 

ドライブはトレーラー咆のトリガーを引いた。すると、ドライブからトライドロンが消えタイプスピードに戻る。そして、トライドロンが光弾となりダークディケイドに発射された。

 

《フルフルスピード!ビッグ大砲!!》

 

「これで終わりだぁぁ!!」

 

チェイサー、ドライブの必殺技はダークディケイドにあたりダークディケイドを見事に消し飛ばした。後には黒い煤だけが残っていた。ダークディケイドが死んだと同時に外にいる怪人達も消え去った。

 

「や、やった…………勝ったぁ!!ダークディケイド、完!!」

 

正直、ユニ・ビームで勝てるかどうかな不安だったけど神様の贈り物だからオリジナルより性能やらパワーが上がっててよかったよ。

 

「終わったな!」

 

俺とドライブは共に変身を解除した。 シグナルアベンジャーズを取り出した瞬間、火花が散りシグナルアベンジャーズは壊れてしまった。まあいいや、とにかく今はゆっくり休みたいよ。

 

『ナイスドライブ!』

 

《オツカーレ!!》

 

 

 

 

 

 

 

2日後、あの後月影とソウは刑務所に収監されることになった。勿論、ベルトやらは没収している。この世界では今、復興が始まっている。時間はかかるだろうがやる価値はある。仮面ライダー達は世界へと飛び立ち大ショッカー残党を倒していくそうだ。大ショッカーの支配が終わり空は再び太陽を取り戻した。

 

「サム、本当にありがとう。君がいなければ今頃どうなっていたことか」

 

「いやいや、何の何の」

 

「これは俺たちからのプレゼントだ。受け取ってくれ」

 

一夏がクロスを思いっきり引っ張るとそこには新車同様のプロトトライドロンがあった。マジで!?車くれんの!?

 

「これを俺に!?」

 

「ああ、元の世界に帰るようにな。向こうの世界でもぜひ役立ててくれ」

 

「あざます!」

 

俺はクリスマスプレゼントを貰った子供のようにはしゃぎプロトトライドロンに飛び乗った。んー、いいシートだ。

 

「それとこれは俺からだ」

 

沙夢は胸ポケットから車の鍵を取り出し俺に手渡した。その鍵にはドライブのマークがきざんであった。

 

「これは?」

 

「仮面ライダードライブのデータだ。見た所、サムのチェイサーとドライブは共通のシステムっぽいからバージョンアップに役立ててくれ」

 

「いいのか?」

 

『勿論だ!私達のせいで君のコーカサスゼクターを壊してしまった。そのお詫びさ』

 

「ありがとう…………さてと名残惜しいけど俺はそろそろ行くよ。早く帰らないと」

 

「ああ、気おつけてな!」

 

俺のミュージックプレイヤーとシフトトライドロンをリンクし音楽を流した。

 

“BGM 〜帰って欲しいの〜 ”

 

「サム!」

 

「何だ沙夢?」

 

「…………帰ったらすぐに告れ!」

 

「…お気遣いどうも!」

 

俺はアクセルを思いっきり踏み出した。しかし、プロトトライドロンは前には行かずに後ろの壁に激突した。

 

「あはは、間違えちった」

 

気を取り直し俺はWDボタンを押し元の世界へと帰っていった。

 

 

「行っちゃったな」

 

「あーあ、騒々しい奴が消えてせいせいしたぜ」

 

「さてとこれから忙しくなるぞ!」

 

 

こうして世界を股にかけた戦いは幕を閉じた。

 

 

 

 

 

俺は渦を通り抜け自分の世界のIS学園へと戻ってきた。あたりは暗くすでに夜となっていた。しかし、幸運にもまだ食堂は空いているようだ。いやーついてる。俺はプロトトライドロンをステルスモードにして食堂へ走った。

 

食堂にはいつもの面子がいる。俺は彼女達の前に勢いよく躍り出た。

 

「サ、サム!!」

 

「帰ったぞーベイベー!!」

 

シャルロットは俺を見るなり泣き出した。そして俺に抱きついた。

 

「もう、心配したんだから」

 

「ごめなさいね。でもシャルロット…………痛いからちょっと離してくれる?」

 

「ご、ごめん!!って、よく見たらひどい傷じゃない!大丈夫!?」

 

「ほ、本当ですわ!!右腕から血が」

 

「あーどうりで痛いわけだ。まあ、夏休みが終わる頃には治ってるさ」

 

「サム、言いにくいんだけど」

 

「今日は8月30日だ」

 

「…………ついてねぇ」

 

 




というわけで、大ショッカー編完結でございます!まさかここまで長くかかるとは思っていませんでした。次回はサムがついにシャルロットに思いを打ち明ける…………かも!
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