IS仮面ライダーの力を持つ男はアベンジャーズの一員!? 作:バケツ頭
「久しぶりだなぁウルヴァリン!」
「セイバートゥース……!!」
「ミスティーク何を企んでいる!?」
「いい加減私たちの邪魔をするのはやめたらサイクロプス?」
「てめえあの時は良くもやってくれたな!!」
「お前は誰だ!?」
「何となくノリで………もしかして」
サムはこのX-MENとかいう連中に見覚えがあった。一度シールドの極秘ファイルを無断で拝見させてもらったときミュータントで構成されたチームがいると書いてあったような…………何?バレなきゃ犯罪じゃないって言葉知ってる?
『ヒーローが言う言葉じゃないな』
「あんたらミュータントか?」
「だったら何だってんだよ!!」
うわぁ、このおじさん怒りん坊将軍だね。アポカリプスは暴れん坊将軍だけど。するとウルヴァリンは両手からアダマンチウムの爪を出しセイバートゥースに襲いかかった。
「よし、ウルヴァリンお前「俺がセイバートゥースをやる!!」人の話を聞けよ」
セイバートゥースに襲いかかったウルヴァリンは爪を巧みに使いセイバートゥースを切り裂く。だがセイバートゥースはもろともせずウルヴァリンを殴り飛ばした。
「があっ!」
「全く……ナイトクローラー彼女を頼む」
サイクロプスは悪魔のような容姿の男ナイトクローラーに指示した。するとナイトクローラーは一瞬のうちにセイバートゥース達の背後に瞬間移動する。そしてティナが入ってる袋を抱き抱えた。
「もう大丈夫だよ!」
さらに次の瞬間袋を抱き抱えたナイトクローラーはこの空間から姿を消した。今更だがこの学園のセキュリティシステムを見直した方が良いと思う。
「ちょっとあんた達ティナを何処に連れてったのよ!?」
鈴は既にISを展開している。それにこの騒ぎで先程から学園の警報が鳴りっぱなしだ。もうすぐ専用機持ちや先生達がここに到着する。それまで足止めしないと。
「とりあえずあの真っ青なお姉さんと愉快な仲間達を止めよう」
「デスストライク」
ミスティークは異様に長く鋭い爪のミューターントデスストライクに指示を出しサムを襲わせた。デスストライクが振りかざした手を展開済みの左腕アーマーで防ぐ。その瞬間サムは残りのアーマーを全て展開、爆熱デッドヒートドライブに変身した。
掌をデスストライクに合わせリパルサーレイを撃ち出した。デスストライクは後方に勢いよく吹き飛んだ。
「ワンナウトだ、この戦いノーコンテニューでクリアしてやるぜ!」
『流行りに乗っていくスタイルは良くないと思うぞ?それと前を見ろ』
空想のスカイライダーに言われ前を見ると黄色のスーツのおじさんがこっちに飛んできた。サムは飛んで来たおじさんの下敷きになった。ちょっと!このおじさん絶対風呂入ってないだろ!
「早くどいてよおじさん!臭いがきつい!」
「黙ってろ糞ガキ!!」
「ウルヴァリン撤退だ!」
「ああ!?まだセイバートゥースとカタをつけてねぇぞ!!」
「今回の目的は彼女の保護だけだ!撤収するぞ!!」
保護?
「ったく、しょうがねぇ」
「待ちなさいよ!!まだ話は終わってないわよ!!」
龍砲をウルヴァリン達に向ける鈴。とその時、先ほど消えたナイトクローラーが突然ウルヴァリン達の前に戻ってきた。
「彼女をジェットに運んだよ!」
「よし俺たちもずらかるぞ!」
「逃げるのかウルヴァリン!!」
「またの機会だクソ野郎!」
次の瞬間、X-MENはこの場から消え去っていた。残ったのは今の所悪人と思われる連中だけ。戦力的には五分五分って所だが早くハミルトンちゃんを追わないと。
「鈴あのジェットを追え!中にハミルトンちゃんがいるはずだ!」
「分かった!」
「私たちも引くわよ!」
「おおっと、まだ帰すわけにはいかない」
「いいや、帰らせてもらうぞ」
壊れた扉から一人の老人が新たに入ってきた。変なヘルメットを被ってるしあの歳にしては厨二くさいコスチュームかと思うな。
「エリック」
「…………どうやらX-MENにやられたようだな。お前達だけでこなせると思ったが私の力がいるようだな」
「マグニートー!」
あれが過去の栄光にすがる年寄りってやつか…………いやー本当歳はとりたくないものだね。あのヘルメットは言っちゃ悪いがダサい、でも俺も鈴を追わないといけない。すぐにケリをつけてやる。
「年寄りに暴力を振るうのは申し訳ないが……これでも喰らえ!!」
足のリパルサーを起動し勢いをつけヘルメット男に殴りかかった…………はずだった。男に拳が当たる直前サムは空中に静止した。厳密に言えばサムが装着しているスーツが静止したのだ。
「Why Why Why Why!気づけば…………」
マグニートーが腕を軽く降るとサムも降った方向へと移動し壁に激突した。そのままどんどん壁にめり込んでいった。このジジイ新手のスタンド使いか!?
「イターイ!!」
「君に恨みはないが追ってこられても困るのでね。それでは失礼するよ」
マグニートーはそう言い残し堂々とドアから出ていった。何でふてぶてしい爺さんだ!数十秒後サムは磁界から解き放たれた。外へと飛び出したがあの集団の姿はなかった。
日本で一番セキュリティが厳しいIS学園を襲撃できる力を持ったミュータント集団か。なかなか侮れな………いや待てよ、よく考えたらこの学園セキュリティ甘々じゃん。
「加賀山何があった!?」
「一年のティナ・ハミルトンちゃんが誘拐されました!詳しい事は後ほど連絡します!」
「加賀山、どこへ行くつもりだ?」
「鈴氏の後を追います!それと学園のどこかのトイレに山田先生が監禁されていますんで!」
サムは学園の格納庫に置いてある愛車ライダーモービルを学園の前に呼び出し乗り込むのであった。
『すぐマシンに自分の名前をつけたがるんだから。これだからヒーローって奴は』
悪かったな!バットマンにハマってるからしょうがないじゃんか。俺だってバットマンみたいになりたいんだよ!確かに俺には何でもしてくれる年老いた執事やアホみたいな資金はないけども。ロビンみたいな相棒もいつか欲しいな。
プロトトライドロンに乗り込んだサムはホバーモードに切り替え鈴の後を追った。数分後、遥か上空でX-MENのジェットを追う鈴の姿が確認できた。俺はトライドロンについているマイクを手に取り鈴に呼びかけた。
『Hey、彼女!乗ってくかーい!?』
「サム!ちょうど良かったわ、そろそろエネルギーが切れかかってたのよ!」
ドアを開け鈴はタイミングよくトライドロンに乗り込んだ。今思ったことだけどなんかハリーポッター感あるくない?空飛ぶ車って。あの車一度乗って見たいな。
「後を追えとは言ったけど本当に追うなんてな、ISで無茶するよ」
「無我夢中だったのよ。それより早く追いつかないと」
「まあ待ちなさい、折角だからこのまま後をつけてあいつらの本拠地を見つけようじゃん?」
トライドロンをステルスモードに切り替えジェットの後を追う。この状態だとレーダーなどには一切引っかからなくなる、文字通り姿が消えるってこと。しかし、別世界の技術は凄く進んでいるね。
「それにしても何でティナを誘拐したのかしら」
「さっき目からビームのお兄さんは保護と言っていた。X-MENが来るとなるとミュータント関連か」
「そのミュータントって何?」
「稀にな、特殊能力を持って生まれる人間がいるんだ。そしてその変化は個人差によるらしいが、能力によっては街一つ吹き飛ばす事が出来るのもあるらしい。後は不死身とかね」
一度赤いお喋りなコン◯ーム姿の傭兵ミュータントと会った事があるが奴とは二度と会いたくないね。いや本当に、出してって言われても出ないからな!
『俺ちゃんのこと呼んだ?もしかしてそれは日本の伝統のフリだったりして!!』
呼んでねえよッ!!しかもフリでもねえ!!
「それじゃあそのX-MENてのがティナを攫ったのって」
「彼女もミュータントだから、かな」
一時間後、ジェットはエグゼビア学園に到着した。ナイトクローラーが彼女を医務室まで運んだ後サイクロプス達はプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアに報告を行なっていた。
「そうか、もうミスティーク達が動き出していたか」
「でもブラザーフッドが狙うくらいだ。そんなに彼女は凄い力を持ってるのか?」
「そうだ。彼女は水をキーとするミュータントだ。自分の体を水に変え、更には周囲にある水も操る事ができるだろう」
「プロフェッサー!」
「どうした?」
「敷地内に怪しい車が」
ジェットを追うこと小一時間が経過していた。ようやく目的地に到着した。どうやらここは何かの学校みたいだな。めぐまれし子らの家って書いてある。俺はプロトトライドロンを門前に止めた。中には子供達がバスケしたり本を読んだり友達と話していたりするのが見えた。
「降りるわよ」
「ああ待て、鍵を占める」
キー車から外し鍵をかけた。最近は物騒だからちょっとでも車から離れるときは鍵をしていかないと。そう思ったその時、頭の中で声が聞こえた。いつもの俺の空想じゃないよ。
『いい心がけだな』
「誰!?」
『我々は敵じゃない。だから君達も武装を解除してくれ』
「サムどうする?」
「とりま指示に従っとくか」
俺達はそのままどこからか聞こえてくる声の指示に従い中に入っていった。とりあえず広い学校なのは確かだ。ここには7歳くらいの小さい子や俺と同い年くらいの子どもが住んでいるんだな。大広間を抜け部屋の一室に入るとそこには車椅子に乗った男とX-MENがいた。
「あんた達ティナをどこに!!」
「まあ落ち着け鈴。車椅子の大将、あんたが噂のプロフェッサーXかい?」
ちなみにスチュアートの方だ…………
「初めましてサム、ここまで追ってくるとは加賀山猛の息子なだけはあるな」
「うちの親父を知ってるのか?」
「ああ、ずいぶん昔に一度助けられたことがあってね。口は悪かったがいい奴だった」
うちの親父は一体何者だったんだよ?トム・◯ルーズよろしくの世界を股にかけるスパイとかかな。
「親父と同じで癪に触る奴だ」
「そうかい。で、本題だがいきなりIS学園の生徒を誘拐したのはどういうつもり?」
「ミュータントの力が発現した彼女をブラザーフッドが狙っていたんだ。彼女はミュータントの中でも強い部類に入るだろう、今は医務室のベットで寝ている。ナイトクローラー、案内してあげなさい」
「僕についてきて」
ナイトクローラーは鈴の肩を触り医務室までテレポートした。なんかナイトクローラーの声が一夏の声とソックリに聞こえたのは気のせいかな。
「で、彼女をどうするつもりだ?」
「この件が落ち着くまで俺たちが保護する。だからお前たちはとっとと帰んなか」
「言わせてもらうけどあんた達やってる事は拉致に等しくない?」
「あんな生徒一人も守れない学校よりはここにいた方がマシだと思うぜ」
「こんな臭いおじさんがいる学校もどうなの?」
「てめえさっきから人の体臭の事ばかり言いやがって!」
ウルヴァリンは爪を出し俺を威嚇してきた。あの爪はピザ切るのに便利そう。後は魚をさばくのに良さげかな。
「落ち着けウルヴァリン。サム、ぜひ私達を信じてくれないか?」
「ここはアベンジャーズの出る幕じゃねえって事だ。分かったらとっとと帰んな」
「分かったよ。でも最終的に決めるのはハミルトンさんだ。彼女の意見を尊重しろよ、IS学園に戻りたいと言ったら引き止めるな。その場合は俺が全力で守る」
「ありがとうサム」
ナイトクローラーに案内された鈴はティナがいる病室に来ていた。ティナの意識は回復していたが頭の中での整理がまだついていなかった。
「ティナ本当に心配したんだから!でも何で部屋の荷物を全部持ち出したりしたの?」
「私の居場所はもうあの学園にないからよ」
「なんでそう思うの?」
「これよ」
ティナは手を液状に変えて鈴に見せた。鈴はとても驚いていた、まさか自分のルームメイトが常人を超えて能力を持っていたのだから。
「分かったでしょ?私はもう普通の人間じゃないの、これでISの代表になる夢も終わりよ」
「ティナがどんな力を持っていても変わらないわよ。だからそんな事言わないで」
「ありがとう鈴、でも少し考えさせてくれる?」
ティナはそのまま鈴と顔を合わせる事が出来なかった。それを俺とプロフェッサーは悩ましげに眺めていた。そりゃそうだろうよ、この間までは普通の人間だったのに、いきなり体が水に変わるからな。まだ頭の中で整理が追いついてないんだろう。
「ここにいる者は皆そういった悩みを持ったり、社会から拒絶された者もいる。我々は人間との共存を目指しているがブラザーフッドはミュータントが支配する世界を作ろうとしている」
「そんな事させないさ、プロフェッサー。ブラザーフッドを倒すのに俺も協力する」
その夜ティナは家の外に出て夜風に当たりながら悩んでいた。こんな姿の私を家族が今まで通り接してくれるのかな。なんで私にこんな力が…………
「んー、やっぱ夜はどこでも冷えるわね」
「鈴、私どうすればいいのか分からないよ。こんな力私は望んでなかった。まるで呪いよ」
「それはティナがどう思うかよ?呪いと想い続けるならそれは一生呪いでしかない。けどそれを呪いじゃなくてティナに与えられた力と思ったら?それにその力は完璧にヒーロー向きだと思うのよね」
「私に与えられた力?」
「私の友達はこう言ってた。大いなる力には大いなる責任が伴うって」
大いなる責任…………昔みたヒーローのテレビ番組のヒーロー達は皆他人のために戦っていた。あのヒーロー達も大いなる責任を果たしてたって事になるのかな。でも私、私には…………
「でも怖いよ、この力が周りの人達を傷つけそうで」
「使いこなすのよ。只管努力して努力して、他の人と自分を守れるくらいに強くなればいいの!」
「でも、私なれるかなヒーローに」
「ああもう焦れったいわね!ティナなら絶対になれるから!」
「フフッ……鈴ってそんなに熱い感じだっけ?」
「わ、悪かったわね!そうだ、ヒーローになるなら名前がいるわね」
「名前か、ハイドロウーマンは?」
「響悪くない?」
「キャプテンアクアリウム」
「…………リキッド」
「リキッド(液体)か………まあ覚えやすいんじゃない?」
「いい名前だな」
「「!?」」
声のする方を見るとそこには変な形のヘルメットにマントをした爺さんがいた。その後ろには学園にいた連中も一緒にいた。
「私の名はマグニートー、ブラザーフッドのリーダーだ。先程は手荒い真似をしてすまない」
「あんたがティナを誘拐しようとした奴らの親玉ね!!よくもティナを!!」
「鈴待って!!」
鈴はISを展開したが金属をキーとしたミュータントであるマグニートーには手も足も出なかった。ISも所詮は金属の物体に変わりはない。そのまま鈴は地面へとめり込まされていった。
「ああ……ぐ……」
「鈴!!鈴に何するのよ!?」
「我々と一緒に来てもらうぞ、リキッド。さもないとこのお嬢さんは地下数十メートルまで潜る事になる。まあそこまで体が保てばの話だが」
「……ティ、ティナ言うこと聞いちゃ、駄目!」
「お友達を怪我させたくなかったら我々と共に来い、手始めに今日ミュータント関連の会議がアメリカの議事堂で行われる。中にはミュータントを排除しようと言うものもいる」
「それを………私にどうして欲しいの?」
「全員能力を使って溺れさせるんだ」
「嫌よ……そんな事出来るわけ」
「嫌ならこのお嬢さんには悪いが」
「ああ………!!」
「くっ、分かった!協力するから鈴を離して!」
「それでいい。一応このお嬢さんにはついて来てもらうぞ、君が裏切るかもしれないからな」
すると騒ぎを聞きつけウルヴァリン達がやって来た。テレパスを使えるプロフェッサーが気づかなかったなんて、こいつら一体どうやって入って来たんだ?
「間抜けな奴らだ。本拠地に乗り込んでくるとはな!」
「止めても無駄だ、彼女がどうなってもいいのか?」
マグニートーは気絶寸前の鈴を持ち上げて俺たちに見せた。あのじじい、人の友達にあんな仕打ちを!
「やめろこのクソじじい!」
「クローラー頼む」
「分かった………」
サイクロプスに支持されたクローラーは拳銃を取り出し持ち手の方でサイクロプスの頭を思いきり殴った。殴った直後、クローラーの体が青色へと変化していった。
「があッ!!」
「いい加減に気づいたらどうなの?」
「ミスティークか!」
「我々を追えばこのお嬢さん達は死ぬぞ?」
マグニートーは鈴を盾にしながら自分達が乗ってきたであろう輸送ヘリに乗り込んだ。そして数十メートルほど上がった時、格納庫から激しい爆発音が鳴り響いた。
「今のは!?」
「ジェットがやられた!」
「ミスティークの仕業だ」
俺たちはただ奴らが乗ったヘリを見送ることしか出来なかった。
「プロフェッサーどうする?」
「さっきから奴らを透視しようとしているが見えない。こんな事初めてだ」
「それじゃあ追跡できないんですか?」
「そうでもない、鈴の専用機の甲龍のシグナルを追えばいける」
ブラザーフッドの後を追うこと数十分後、俺たちはバイクや車を使い後を追った。どうやらここはアメリカの議事堂のようだ。ていうかやる事はマジでシャレになんねーレベルだなおい。急いでティナちゃんや鈴を見つけないと、テロリストの片棒を担ぐことになる。
「どうするサイクロプス?」
「二手に別れるぞ。僕とストームとジュンは裏へ回る。君とウルヴァリンは正面からだ」
「成る程派手な方は囮かい」
軽く愚痴を言いながら前に進むと俺とウルヴァリンの前にセイバートゥースが立ちはだかった。全く何でこう目的の場所に行こうとしたら都合よく敵が現れるのかね。お前は野生のポケモンか野良トレーナーか?
「ここから先は行かせないぞ?」
「いいや、行かせてもらう」
「こいつは俺がやる!ボウヤは下がってな!」
「なら二人でやろう。と言うことで先手必勝!イイヤッホーイ!!」
俺はセイバートゥースに向かって殴りかかった。セイバートゥースは鋭い爪で斬り裂こうとするがスピードは俺の方が上だった。確実にセイバートゥースの顔面を俺の拳は捉えていた。でも俺の考えが甘かったな。
「そんなもんか?」
「大人しく倒れてくれるとありがたいんだけど」
「どいてろ!!」
ウルヴァリンは爪を展開しセイバートゥースに斬りかかった。俺もウルヴァリンの後を追い攻撃に入る。ウルヴァリンとセイバートゥースの爪がぶつかり火花を散らした。
「いい加減に諦めろ!お前じゃ俺に勝てないぞ!」
「ならお前達ならどうだ!」
密かにセイバートゥースの背後に回っていた俺はセイバートゥースの背中に向かってキックを放った。不意を突かれたセイバートゥースはバランスを崩し前に倒れた。しかし待ち構えているのはウルヴァリンだ。ウルヴァリンは倒れてくるセイバートゥースの胸に爪を突き刺した。
「がああッ!」
「これくらいで死ぬタマじゃないだろうが!」
ウルヴァリンはそのままセイバートゥースを投げ捨てた。超回復能力があるセイバートゥースでも深手には少しかかるみたいだ。俺は横たわるセイバートゥース持ち上げた。
「おいどうする気だ?」
「見てなって」
セイバートゥースを肩に持ち上げてそのまま飛び上がる。そのまま竹とんぼの容量で高速回転した。その勢いのままセイバートゥースを遥か遠くへと投げ飛ばした。これが99の技の一つ、
「竹とんぼシュート!!」
「ぐわぁぁぁ!!」
セイバートゥースは議事堂の隣の川の方まで飛んでいった。
「やるなボウヤ」
「それって褒めてる?」
「調子にのるな、さあ行くぞ」
ウルヴァリンは爪をしまいマグニートー達の元へ向かった。さてと他のブラザーフッドの他のメンバーはサイクロプス達が倒してるとして問題はあの変なお爺さんだけか。鉄を操れる能力ってほぼチートじゃないか。
ティナは議事堂の向かいの屋上に連れてこられた。議事堂の真後ろには大きな川がある。能力を使うには格好の場所と言えるだろう。
「ティナ………お願いやめて」
「さあどうした?早くやれ」
「私は……………」
罪のない人を、ましてや殺すなんて以ての外だ。でもこのままじゃ鈴が死んじゃう。どうすれば…………
『大いなる力には大いなる責任が伴う』
この瞬間、先程鈴が教えてくれた言葉が脳裏に浮かんだ。今こそ大いなる責任を果たす時じゃない。なら答えはたった一つ…………………鈴を助けてマグニートーを倒す。
「決めたわ、ハァァ!!」
「愚かな!」
ティナは龍を頭に浮かべ地下水を利用し龍を作り出した。その龍を操りマグニートーに龍をぶつけた。マグニートーは近辺のビルの壁を剥ぎ取り壁を作った。しかし、龍の水圧は計り知れないもので壁は粉々になった。
「バカなっ!?」
龍をぶつけられたマグニートーは鈴の拘束を解いた。
「ティナ……!」
「私の友達に手を出すと許さない!これで終わりよ!」
ティナは身の回りや空気中の水分を体に吸収して巨大な龍を形成した。龍は空を数回舞うと口を大きく開け水流を放った。
「ぐっ………!なんてパワーだ」
マグニートーは周囲にあるすべての鉄をかき集めシールドを作った。そしてその間に、仲間を引き連れ逃げ去っていった。私、やったの…?
「すごいじゃないティナ!」
「大丈夫か鈴!」
「終わったのか」
後日、結局ブラザーフッドには逃げられてしまった。ブラザーフッドの後はX-MENが追うそうだ。それにいつかまた一緒に戦える日が来るはずだ。まあ作者が面倒くさがらなければだけど。そしてティナはこのエグゼビア学園に残って半年間で力の制御の仕方を教わりIS学園に戻って来るそうだ。やはり代表の夢も捨てきれないらしい。
さて俺は帰る準備をしながらX-MENのみんなと連絡先を交換していた。連絡先の交換は超重要だよ、ピンチの時に来てくれるかもしれないし友達は多い方が良いでしょ?
「にしてもテレポートっていい能力じゃないか」
「ああ………ありがとう」
「もし良かったらさ今度何かあったら呼んでもいいかな?」
「別に構わないよ」
「私、この半年で必ず力を制御してみせる。だからそれまで待ってて鈴!」
「もちろんよ!あたしはあの部屋で待ってるから!」
「そんじゃ行くか。プロフェッサー、最後に聞いていいか?」
「何だサム?」
「俺の両親がウィンターソルジャーというのに殺された。あんたはその事について何か知っているか?」、
「……すまないが私にも分からないんだ。ニコラスからは君の言った通りの事しか聞かされてないからな」
「そうか…………悪いな変な事聞いて。それじゃ鈴行くか」
「またなボウヤ、機会があればまた一緒に戦ってやってもいいぞ?」
「機会があればな」
「ティナ!絶対に連絡するから!」
「鈴またね!」
ティナ・ハミルトンは後にサイクロプスに代わりX-MENを率いる優秀なリーダー、コマンダーリキッドへと成長するがそれはまた別のお話。この話はティナ・ハミルトン、コマンダーリキッドのオリジンである。
さて学校を無断欠席した挙句他国に不法入国した俺と鈴はこっ酷く叱られました。結局いい事してもこれだよ、誰かに怒られる。でも今回は怒られてもいいか。何はともあれうまくいって良かったよ。
「良いのかプロフェッサー、あのボウヤに真実を話さなくて」
「この件は出来るだけ関わらない方がいい。もし真実を知れば彼の周囲の人間が死ぬ事になるかも知れん」
その頃亡国企業の極秘研究所の部屋の一室ではDr.グリムがモニターの前でコーヒーを啜りながらある装置を作っていた。その装置はロキがニューヨークで使った装置と酷似していた。カップを机に置くとモニターに通信が入る、その相手はマグニートーだった。
『当分の間からは貸してもらうぞグリム。チャールズの能力に干渉されない装置は中々ないからな』
「構わない。その分の代金はいただいているからね」
「Dr.グリム、ヴィヴラニウムが届きました」
「完璧だ………時空移動装置完成まで後一歩だ。それにリベンジャーの素材も集まった」
亡国企業はただ利用してるだけに過ぎん。気づく頃には全て終わっている。その時、研究室にヒドラの幹部であるバロン・フォン・ストラッカーがロキの杖を持って入ってきた。
「進行具合はどうだ?」
「ストラッカー、例の物は?」
「ここにある、しかしこれは貸すだけだ。お前を信頼して貸すんだから裏切るなよ」
「貸してもらう代わりに例の双子の研究を手伝ってるだけじゃないか。安心しろ、うちの勘のいい子供達はそろそろ我々の計画に気づく頃だ。されとアベンジャーズの仮面ライダー、あいつも目障りだ」
「Dr.は仮面ライダーにえらく執着しているが何かされたのか?」
「奴の………仲間に恨みがあってな」
X-MEN編も終了し、次回から最終回に向けて物語が展開していきます!