IS仮面ライダーの力を持つ男はアベンジャーズの一員!?   作:バケツ頭

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怒る緑の巨人出現

研究室で俺たちはキューブを探すための作業をしていた。

 

「数値はセルビグが調べた四次元キューブと一致している。だが演算に何時間もかかるぞ。」

 

「メインフレームをすっ飛ばしてクラスタに直結すればスピードアップできるだろう。」

 

「600テラフロップか?」

 

サムがスタークに聞いた。スタークは驚いた表情で答える。

 

「そうだ。それにしてもタキオン粒子の実用化に成功しているとはね。どうやったんだ?」

 

「ただじいちゃんの図面通りにやっただけさ。」

 

「いや大したものだ。ぜひ今度ご教授して欲しいものだね。僕のスーツにも取り付けたい。」

 

「ははっ、考えとくよ。なあ俺のじいちゃんてそんなに有名人なのか?」

 

「科学者の間で知らないものはいないよ。」

 

そんなに有名だったのか。なんかじいちゃんの印象っていったらHで頭がいい科学者ってイメージしかなかったからな。

 

「ふっ、すぐに帰れると思ったのに。」

 

「今度、スタークタワーを見に来てくれ。上10階は全部ラボだ。夢の国だよ。サム、君も来てくれよ。」

 

「ああ、是非寄らして貰うよ。」

 

「ありがとう。でもこの前ハーレムに寄った時はちょっと‥‥‥ハーレムを壊しちゃって‥‥‥」

 

バナー博士はガンマ線の実験中事故に遭い緑色の怪物となってしまった。

 

「ならストレスのない環境を、約束するよ。ドッキリもなし。」

 

するとスタークはバナー博士の横腹にスタンガンのようなものをつきつけた。

 

「うわっ!?」

 

「おい!」

 

その時キャプテンが実験室に入ってきた。

なんか怒ってんな。

 

「変化無し?」

 

「気は確かか!?」

 

「どうかな?凄いねぇ、怒りを如何やって?

抑える秘訣は?メロージャズ、ボンゴ、薬?」

 

「そうやってなんでもジョークにするのか?」

 

「面白きゃね。」

 

「まあ怒るなキャプテン。これくらいで怒ってたら、俺達はもう死んでるよ。」

 

「味方を危険に晒してまでする事か!?‥‥失礼博士。」

 

「いや平気だ。突かれた位で怒ってたら、ここには来ないよ。」

 

「ふふっ、 そうビクビクしないで。ゆったり構えろ。」

 

「いいから君は自分の仕事をしてろ。」

 

「してるさ。そもそなんでフューリーは 我々を呼んだ?

何を企んでる。情報が揃わなきゃ答えは出ない。」

 

「何か隠し事でも。」

 

確かにフューリーはあまり計画の事を喋らないな。

何か見られちゃまずい事でもあんのか?

 

「フューリーはスパイだ秘密諜報員だぞ。何か裏がある。彼も不安がってる。」

 

そう言ってバナー博士の方を指差した。

 

「ああ‥‥‥僕はただ仕事を終わらせたいだけで‥‥‥」

 

「博士?」

 

「‥‥全人類を照らし温めると言っていたが」

 

「ロキが」

 

「あれは君の事だろう。」

 

そう言うとさっきとは逆にスタークの方を指差した。

 

「ロキはタワーの事を知っていた。ニュースでも大騒ぎになっていた。」

 

「スタークタワーか。ははっ、あの品の無い」

 

「‥‥‥‥」

 

キャプテンて意外とデリカシー無いな。

 

「ニューヨークのビルか。」

 

「あのビルはアークリアクターが動力源なんだろう。あれでどれ位持っ、一年?」

 

「まだ試作段階。クリーンエネルギーを開発してるんだよ。うちが最先端。」

 

「なのにシールドはスタークをキューブのプロジェクトに入れなかったんだ。」

 

「そもそも何故シールドがエネルギービジネスを?」

 

「その辺調べてみたいね。シールドの機密データをうまくハッキング出来ればいいが。」

 

「今なんて?」

 

「実はジャービスがずっと探ってるんだ。後数時間で、シールドの企みが暴かれる。」

 

仕事がはやいね。

 

「だからシールドは君を敬遠するのか」

 

「高い知能を煙たがる組織なんか歴史上ろくなもんじゃない。」

 

「ロキは我々を煽ってる。戦争を前に此方が仲間割れをすれば敵の思うつぼだぞ。」

 

「我々の使命を全うするだ。」

 

「僕のスタイルじゃない。」

 

「自分のスタイルが大事か?」

 

「‥‥‥‥クイズ。この中でダサイ服は誰でしょう。役立たずは誰でしょう?」

 

「なあスティーブ。君は何か怪しいとは思わないのか?」

 

「キューブを見つけろ。」

 

そう言ってキャプテンは部屋から出て行った。

 

「あいつだろうちの親父が捜してたのは。

氷漬けにしとけばよかったのに。」

 

「まあ70年も氷漬けだったからな。まだ頭の方が凍ってんじゃないのか?」

 

「彼の言う事は正しい。ロキは僕等の事を煽ってるんだ。」

 

「あんな奴自分で自分の爆弾に殺られるのがオチさ。

その時は見物したいね。」

 

「はっ、楽しんでくれ。」

 

「んー君もスーツ着て戦えば?」

 

「知ってるだろ、僕はスーツを着ない。剥き出しになるんだ。まるで‥‥‥悪夢だよ。」

 

「実は僕の体には爆弾の破片があって心臓に近づいてる。それを止めてるのがこのリアクターさ。アーマーじゃない。こっちも命懸けでやってるんだ。」

 

「それは俺も同じだよ。俺の体内にはじいちゃんが開発した血清が打たれてる。その血清は使い過ぎると暴走し、理性を失い本能のままに

暴れる。それを止めるのがこのベルトってわけだ。」

 

俺はベルトによって血清の力を最大限に引き出しつつ暴走しないでいる。つまりこのベルトが破壊された時は俺が俺で無くなってしまうという事だ。

 

「君たちは制御できるだろ。」

 

「訓練したからね。」

 

「‥‥‥‥僕は無理。」

 

「なぁ、君の事故の記事は読んだ。普通なら死んでいただろう。」

 

「こう言いたいのか?ハルクは‥‥‥僕の命を救ったんだと。うまいね。感動的だ。何の為に救ったんだ?」

 

「これから分かる。」

 

「何にせよろくな事じゃないな。」

 

「さあどうかな?」

 

「悪い方に転がない事を祈るよ。」

 

そう言い俺は作業へと戻った。

 

 

 

「何をしてるんだスターク!」

 

「ああ、あんたにもその質問したかった所だ。」

 

「四次元キューブの捜索は如何なった?」

 

「今ガンマ線のサーチをかけている所で。」

 

「誤差800メートルまで絞り込めるぜ。」

 

「そうそう。だから慌てない、騒がない。

試作モデルって何!?」

 

「それはキューブの力を使った兵器だ。悪いね僕が先に見つけた。」

 

突然、武器を持ったキャプテンが入った。

 

「我々はあらゆる面からデータを取っていただけであって」

 

「待ったニック。これはなんだ?」

 

スタークが画面をフューリーに見せる。そこにはミサイルの設計図が乗ってあった。口論の中ソーとロマノフが入ってきた。

 

「君は知ってたのか?」

 

「ねぇ、此処から離れたほうがいいんじゃない?」

 

「はは、インドに入ればこうわならなかったよな。」

 

「ロキに利用されるわよ。」

 

「君達はりようしないとでも?」

 

「私に誘われたから来たんでしょ?」

 

「君がピリピリしても出て行く気は無い。何故シールドはキューブを大量破壊兵器を作ってる?」

 

俺はモニターを見ながら聞いていた。

そしてモニターのある部分に目が入った。

 

「supersoldierproject?」

 

そこを開いた俺は驚愕した。

 

「これは!?」

 

その資料を見ると血清のデータとベルトが描かれていた。

 

「おいフューリー!!どういう事だ!?何でシールドが血清を使ってるんだ!?血清を使えばどうなるか分かってんのか!?」

 

俺の脳裏には今怒りしかなかった。じいちゃんは本来医療目的でこの血清を開発した。なのに、こんな事に使われるなんて。

 

「分かっている。」

 

「じゃあ何で!?」

 

「彼の所為だ。」

 

そう言うとフューリーはソーを指差した。

 

「俺?」

 

「去年別の星からお客が来た。そいつが招いた戦いで、街一つが破壊された。そして思い知らされた。我々は無力だ。」

 

「この星との友好を願っている。」

 

「宇宙にいるのは君達だけでは無い。脅威も君らだけでは無い。宇宙には我々がコントロールでき無いものが山程あるんだ。」

 

「キューブもコントロールでき無い。」

 

「血清もな。」

 

「キューブを研究する事でロキとその仲間を呼び寄せたんだ。お前達は地球が高い次元での戦争手段をしらしめたんだそ!」

 

「そうさせたのは君たちだ。武器がいるのは」

 

「核と同じだな。抑止力にしようってか」

 

「武器商人だった君がよく言うな」

 

「もし今もスタークが今も兵器を作ってるなら」

 

「おい待てなんで僕の話になるんだ!」

 

「いつも自分の話だろ」

 

「地球人はもっと知的なんだと思ったが」

 

「ああん?なんならてめえを元いた所までぶっ飛ばしてやろうか?」

 

「守ってもらうものにその言い草か」

 

「何で男ってこうなの。シールドは常に脅威を監視してる」

 

「キャプテンアメリカは監視役って訳?」

 

「あなたには関係無いだろ博士」

 

俺たちの口論はどんどん白熱していった。この後起こる事もしらないで。

 

 

 

「スーツを着ろ、勝負しようじゃないか」

 

「はっはっはっ、ちっぽけな連中だな。くだらない」

 

「大したチームだよ」

 

「ロマノフバナー博士をお連れしろ。彼を」

 

「何処へ?檻はロキに貸した」

 

「いや、あの檻は万が一」

 

「僕を殺すためのだろ。だが殺せない、自分でも試したんだ」

 

「落込んだ時、銃を口に咥え引き金を引いた。でももう一人の僕が弾を吐き出した。それで諦めて人助けの道を歩んだ。上手くいってた。

でもこんな茶番劇に付き合わせれてみんなを危険に晒して知りたいか僕が如何やって平静を保ってるかを」

 

バナー博士が言い終わると俺は何時でも変身できる用意をした。それは何故かというと、

 

「バナー博士、杖を置いて」

 

バナー博士は知らぬ間に杖を握っていた。とその時機械の音が鳴り響き、キューブが見つかった事を示した。

 

「ヒットした」

 

「残念僕の隠し芸はまた今度」

 

「僕が取って来る方が早い」

 

「アスガルドの物だぞ。人間には扱えない」

 

一人で行こうとするスタークをキャプテンが止めた。

 

「一人では行かせない」

 

「何だとやるか?」

 

「やる気か、来いよ」

 

「年寄りでも容赦しないぞ」

 

「スーツを着ろ」

 

バナー博士を見ると何やら驚いているようだ。嫌な予感がするぞ。

 

「どうかしたのかバナー博士?」

 

「これはまずい。」

 

バナー博士がそういった数秒後、ヘリキャリアに爆発音鳴り響いた。

その爆風は研究室まで巻き起こり俺とロマノフとバナー博士を吹き飛ばした。

 

「うっ!?」

 

「スーツを着ろ!」

 

「そっ、そうだな!」

 

 

「うっ、うう‥‥‥」

 

気がつくと研究室ではなく機械室のような所にいた。

見るとバナー博士とロマノフが倒れていた。

 

「おい大丈夫か?」

 

「あっ、脚が。」

 

「待ってろ。」

 

俺はロマノフの脚に伸し掛かっている残骸を起こそうとした。

 

『ロマノフ!』

 

「大丈夫です。」

 

「うっうううううう」

 

バナー博士が必死に怒りを堪えようとしていた。

 

「ぐぬっ‥‥‥‥よしっ!」

 

残骸を持ち上げロマノフを出した。

 

「博士‥ブルース堪えて。ロキの思うつぼよ。

お願い落ち着いて。」

 

「怪我は?」

 

こちらに来たシールドのエージェントを追い払う。

バナー博士を見るがそろそろやばそうだ。

 

「大丈夫だから、ね。私の命にかけて誓う。」

 

「お前の命だと!!」

 

その時のバナー博士の声は変わっていた。

そしていよいよ時は来てしまった。

唸り声を上げ見る見る体が変化していく。服をぶち破り階段から転げ落ちた。

 

「おい早く逃げろ!」

 

「大丈夫なの?」

 

「ああ、多分。」

 

そう言った俺はコーカサスゼクターを呼び出した。

 

「変身!」

 

《HENSHIN》

 

仮面ライダーコーカサスに変身した俺はロマノフを逃しバナー博士のいる所に降り立った。しかしそこにバナー博士の姿は無かった。

 

「あのバナー博士?」

 

「ウオオオオオオオオ!!」

 

其処には大きな咆哮をあげる緑色の巨人ハルクの姿があった。

 

「俺死んだかも。」

 

 




今回はここまでです。
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