問題児たちと箱庭最強が異世界から来るそうですよ?   作:shu.

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ちょっと書きたくなったので書きました。
ただやっぱり夜に書くと誤字脱字が多いんですよね。読み返すと結構ありました。多分もうないと思いますがもしあったら報告よろしくお願いします。


ペルセウスとの話し合い

悠達が“サウザンドアイズ”へと向かうと店の前には女性店員がいた。そして悠達は白夜叉の私室に通された。

 

白夜叉の私室に入ると、白夜叉と金髪で軽薄そうな笑みを浮かべる男、“ペルセウス”のリーダーである“ルイオス=ペルセウス”がいた。

 

「うわぉウサギじゃん!実物始めて見たよ。本当に東の端っこに本物のウサギがいるなんて思わなかった!つーかミニスカにガーターソックスなんてどんだけエロいんだよ!君うちのコミュニティに来いよ。三食首輪付きで毎晩可愛がってやるからよ」

 

ルイオスに嫌悪感を覚えた黒ウサギは足を両手で隠すと、飛鳥が黒ウサギをかばう様に前に出る。

 

「先に断っておくけど、この美脚は私達の物よ」

 

「そうです!黒ウサギの脚は…って違いますよ飛鳥さん!」

 

飛鳥の突然の所有宣言に慌ててツッコミを入れる黒ウサギ。

 

「その通りだぜお嬢様。黒ウサギの脚は俺達の物だ」

 

「そうですそうです。黒ウサギは十六夜さん達の…………って違いますよ十六夜さん!」

 

「ふむ、なら私が黒ウサギの美脚をいい値で買おう」

 

「う・り・ま・せ・ん!もうこれ以上黒ウサギをこれ以上怒らせないでください!」

 

「バカだなぁ怒らせてんだよ」

 

「このお馬鹿様!」

 

スパーンと十六夜の頭にハリセンが落ちた。

 

「あははは!“ノーネーム”って芸人のコミュニティ?だったらマジでウチに来いよ。最もその美脚は僕のベッドで好きなだけ開かせてもらうけどね」

 

「お断りします。黒ウサギは礼節も知らぬ殿方に肌を見せるつもりはございません」

 

黒ウサギはルイオスにスパッと断る。

 

「黒ウサギ、その格好じゃあ説得力ないわよ」

 

「俺はてっきり見せつけるために着てたのかと思ったぜ」

 

「帝釈天に報告しておくか」

 

飛鳥、十六夜、悠の三人はそれぞれの感想を黒ウサギにぶつける。

 

「ち、違いますよ。これは白夜叉様がこの格好で審判をすれば賃金を三割増しにするとおっしゃるので着ているだけです!そして悠さん!それは本当にやめて下さい!」

 

本当に嫌そうな顔をする黒ウサギ。

 

「ふ~んそうか………おい白夜叉。超グッチョブ」

 

「うむ」

 

十六夜と白夜叉はビシッと親指を立てる。

 

「この……お馬鹿様方!」

 

スパーン!と音を響かせ黒ウサギは二人をハリセンで叩く。

 

「さて、話を始めようか取り敢えず交渉はさせてもらうぞ“ペルセウス”のリーダー、ルイオス=ペルセウス」

 

「話だけならな」

 

こうして”ノーネーム“と”ペルセウス“の話し合いが始まった。

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

「――――“ペルセウス”が我々に対して振るった数々の無礼は以上の内容です。ご理解していただけましたでしょうか?」

 

「う、うむ。“ペルセウス”の所有物・ヴァンパイアが勝手にノーネームの敷地に踏み込み荒らしたこと。捕獲する際の数々の暴言。確かに受け取った。謝罪を望むなら後日」

 

「我々が受けた数々の無礼と暴言の怒りは謝罪だけでは収まりません。ここは両コミュニティの誇りと御旗の下で決闘をするべきかと」

 

一回取り下げたギフトゲームに出されているレティシアを取り戻すことが黒ウサギの目的であり、これが“ノーネーム”が唯一レティシアを取り戻せる手段だ。

 

「“サウザンドアイズ”にはその仲介をしていただきたく参りました。もし、“ペルセウス”がギフトゲームを拒むようでしたら主催者権限の名の下に」

 

「いやだ」

 

黒ウサギの言葉を遮るように唐突にルイオスがそう言った。

 

「はい?今なんと?」

 

「だからいやだ。決闘なんて冗談じゃない。それにあの吸血鬼が暴れまわった証拠があるの?」

 

「それなら彼女の石化を解いてもらえれば」

 

レティシアは悠がゴーゴンの威光を消したためは石化されなかったものの“ペルセウス”に捕まってからレティシアは石化されてしまっていた。

 

「駄目だね、出荷するまで石化を解けない。それに勝手に抜け出したんだ。口裏を合わせていないとも限らない。どうなんだい、元・お仲間さん?」

 

勝ち誇った様に言うルイオス。言っていることが正当な理由のため、黒ウサギは反論出来なかった。

 

「それ以前にさ、逃げ出したんじゃなくて実は君達が盗んだんじゃないの?」

 

「な、何を言うんですか!?そんな証拠が一体どこに」

 

「事実、君たちの所に居たじゃないか。まぁどうしても決闘に持ち込みたいならちゃんと調査しないとね。……でも調査が終わるまで待てないんだよね」

 

ルイオスの言葉に返す言葉もない黒ウサギ。

 

「じゃ、さっさと帰ってあの吸血鬼を売り払うか。あんな見た目だし、そっち系のマニアには需要があるだろうしな」

 

黒ウサギを挑発するようにルイオスはそう言った。

 

「それにしてもあの吸血鬼は不憫だねぇ。自分の恩恵を魔王に渡してでも、危ない道を行く仲間を止めに言ったのに仲間たちはあっさりと見捨てやがった!あの女が目を覚ましたらどんな気分だろうねえ?」

 

「……え?」

 

それを聞いた黒ウサギの顔は蒼白に変わっていた。

ルイオスの話を聞いた話で今までのことに全て説明がつくのだ。レティシアが東側にいることも、ギフトネームが変わっていたこと全てが、この理由なら辻褄が合うのだ。

 

「ねえ、黒ウサギさん。このままじゃコミュニティの同士として義が立たないんじゃないかな?」

 

「………。どういうことです?」

 

「ねえ、黒ウサギさん。一つ取り引きをしようよ。吸血鬼を返す代わりに………君は僕に一生隷属するんだ」

 

どこまでも外道な発言をするルイオスに飛鳥が切れた。

 

「貴方って人はどこまで外道なのよ!帰りましょう黒ウサギ!………黒ウサギ?」

 

飛鳥は黒ウサギを引っ張って帰ろうとするが黒ウサギはうつむいたまま動かない。

 

「何を悩んでいるんだい黒ウサギさん。君ら“月の兎”は仲間の為に煉獄に落ちるのは本望なんだろう?だったら……」

 

『黙りなさい!』

 

飛鳥は自分のギフト、“威光”を発動した。するとルイオスはガチンと顎を閉じた。

 

「まさかここまでの外道だとは…『そのまま地面に頭をつけてなさい!』」

 

口を抑えたルイオスは地面に頭をつける。

 

「おんな……そんなのが通じるのは……格下だけだ馬鹿が!!」

 

するとルイオスは飛鳥の“威光”を振り払うとギフトカードから鎌を取り出し、飛鳥に振り下ろす。

しかし、ルイオスの鎌が飛鳥に当たることはなかった。

ルイオスの鎌が飛鳥に当たる直前悠が割って入り、ルイオスの鎌を素手で防いだのだ。

 

「いい加減にしろ。争いに来たわけじゃないだろ」

 

「な、なんだお前は」

 

すると悠はルイオスに睨みをきかせこう言った。

 

「“ノーネーム”の協力者だよ」

 

悠それだけ言うと、ルイオスを押し戻す。

もう一度追撃をかけようとしたルイオスの鎌を白夜叉が扇子で止める。

 

「ええい、止めんか戯け共!話し合いが出来ぬのなら門前に追い出すぞ!」

 

「……。ちっ、先に手を出したのはそっちなんだよ?」

 

こっちに非があるような言い方で言われ、尚も殺気立つルイオス。そんな中、黒ウサギが仲裁に入った。

 

「ええ、分かっています。今日のことはお互い不問としましょう。……それと先程の話、少し時間を下さい。仲間と相談しますので」

 

黒ウサギの言葉に飛鳥は驚き反論を示す。

 

「ちょっと待って!!黒ウサギ、あなたこんな奴の仲間になっても良いって言うの!?」

 

「オッケーオッケー、待ってやるよ。取引ギリギリの一週間、それまでは吸血鬼は売らない」

 

その言葉を聞き黒ウサギはこの場から出ていった。そして飛鳥も黒ウサギを追うように出ていった。

ルイオスもそのあとに続き“サウザンドアイズ”を後にした。静まり返った部屋で白夜叉が口を開く。

 

「悠、おんしは何を考えておる?」

 

「さっきの話し合いで俺が何もしなかったことか?」

 

「あぁ」

 

悠の言葉に肯定する白夜叉。

 

「正直、さっきの話し合いはあんまり意味なかったんだよね。三日もあればペルセウスに“旗印”を賭けさせることできると思うし」

 

「あぁ、そういうことか…………はぁ」

 

「どういうことだ?」

 

話についていけない十六夜は首を傾げる。

 

「十六夜、今からグライアイとクラーケンに会いにいくから黒ウサギにそう伝えておいてくれ。それと白、“ペルセウス”との戦いが終わったらちゃんと構ってやるから元気出せ」

 

「………約束だぞ?」

 

白夜叉は少し涙目になりながら聞いてくる。

 

「あぁ、約束だ」

 

悠は白夜叉の頭を撫でた。

 

「俺も行っちゃだめか?」

 

「「やめておけ」」

 

白夜叉と悠に即答される十六夜。

 

「なんでだ?」

 

二人に即答されてなお引き下がらない十六夜。すると先に白夜叉が口を開く。

 

「実はなクラーケンとグライアイがここ最近かなり強くなっているんじゃ」

 

「そんなに強いのか?」

 

「あぁ、五桁の奴を一撃で倒すぐらいには強くなっておる…………主に悠のせいでな」

 

「「…………」」

 

十六夜だけでなく悠も言葉が出なかった。

 

「…………もしかしてあいつら…………病んでる?」

 

「あぁ、ここ数年悠に会えなかったから相当病んでおるらしいぞ」

 

白夜叉の言葉を聞いた瞬間悠はだらだらと冷や汗をながす。

 

「…………十六夜、一緒に行くか?」

 

「……………………やめておく」

 

「そうか…」

 

そして悠は一人でクラーケンとグライアイの元へ向かった。

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

五日後

 

十六夜、黒ウサギ、飛鳥、耀、ジンが黒ウサギの部屋に集まっていた。あれから黒ウサギも落ち着き、少しずつではあるが元気を取り戻していった。しかしあの日から悠が帰ってこないのである。十六夜によるともしかしたらもう帰って来ないかもしれないと怖いことを言われ、流石に心配になりどうしようかと考えてた矢先扉からガチャガチャっと音がした。

 

「く、黒ウサギ。開けてくれ…」

 

「ゆ、悠さん!?」

 

あの日から帰って来なかった悠の声に黒ウサギは驚く。黒ウサギが驚いている間にも扉はガチャガチャと音をたてている。

 

「い、今開けます!」

 

黒ウサギが扉を開けると大きな風呂敷を持った悠がドサッと倒れる。

 

「ゆ、悠さん!?なにが有ったんですか!?」

 

心配そうに悠を抱き抱える黒ウサギ。

 

「いや、ちょっと女の怖さを思い知っただけだ」

 

「は、はぁ」

 

そして悠はフラフラと立ち上がり風呂敷を広げるするとそこには二つの玉があった。

 

「悠君これは?」

 

「スイカ?」

 

何か分からない飛鳥と耀が悠に質問する。

 

「これはなペルセウスの“旗印”を賭けさせる事が出来る素敵アイテムだ。こいつを貰うためクラーケンとグライアイに会って来たんだよ」

 

「クラーケンとグライアイを倒したんですか!?」

 

黒ウサギは悠がクラーケンとグライアイを倒した事に驚いている訳ではなく、クラーケンとグライアイとの戦いで悠がこんなにボロボロになったことに驚いていた。

 

「いや……倒してはいないんだが…………まぁいいかそれよりも今はそんなことどうでもいいんだよ黒ウサギ、それよりも早く“ペルセウス”に行って宣戦布告してこい」

 

「はい!」

 

悠の言葉に黒ウサギは今までにない笑顔で返事をした。




まさかのクラーケンとグライアイまで悠の女になっています!
いつか包丁で刺されるじゃないだろうか…………
多分もうクラーケンとグライアイは出て来ないと思います。…………出て来ないよね?

ちなみにクラーケンとグライアイは美人設定です。
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