問題児たちと箱庭最強が異世界から来るそうですよ?   作:shu.

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久しぶりの投稿!久しぶりすぎて変なところが多いかもしれませんが大目に見てくれるとありがたいです。


魔王襲来!

今、耀のゲームが行われている。“ノーネーム”のメンバーは当然耀のゲームを見に来ているのだがそこに悠の姿はなかった。

 

「悠の野郎どこにいったんだよ」

 

十六夜の疑問が晴れないまま耀のゲームが終了した。それと同時に上空から何か落ちてくる。

 

「おい、ありゃなんだ?」

 

落ちてきているのは契約書類だった。十六夜はそれを手に取り読む。

 

『ギフトゲーム名“The PIED PIPER of HAMERUN”

 

  プレイヤー一覧

  現時点で三九九九九九九外門・四〇〇〇〇〇〇外門・境界壁に存在する参加者・主催者の全コミュニティ。

 

  プレイヤー側 ホスト指定ゲームマスター

    ・太陽の運行者・星霊・白夜叉。

 

  ホストマスター側 勝利条件

    ・全プレイヤーの屈服・及び殺害。

 

  プレイヤー側 勝利条件

    ・ホストマスターを打倒。

    ・偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ。

 

  報酬事項

  ・このゲーム終了後、“エレフセリア”は“グリムグリモワール・ハーメルン”を傘下に置く。

 

   宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下ギフトゲームを開催します。

                "エレフセリアリーダー神城 悠”印』

 

 

 

「なっ!?悠の名前!?」

 

契約書類を見た十六夜は驚く。が、すぐに冷静になり黒ウサギに確認をとる。

 

「魔王が現れたってことでいいんだよな?」

 

「はい」

 

「ってことは悠が魔王だったってことか。ったく!なに考えてやがるんだあの野郎!」

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

とある民家の屋根の上に悠たちはいた。

 

「そろそろ誰か来るだろうな。準備しておけよペスト」

 

「わかってるわよ」

 

「ならいいんだけ「悠!!」おっと、来たみたいだな」

 

声のした方へ振り向くとそこにはサンドラとレティシアがいた。

 

「悠!これはどういうことだ!」

 

「ああ、それは「また女を落としたのか!?」あ、そっち?」

 

思っていたことと違うことを言われ少し驚く悠。

 

「てっきり魔王やってる事を問いただしに来たのかと思ったんだけど?」

 

「その事は大丈夫だ。私は悠の事を信じているからな」

 

「レティシア……」

 

すると悠はレティシアの所までゆっくりと近づく。そして、レティシアを抱きしめ、頭をなで始めた。

 

「ありがとなレティシア」

 

「んっ。そう思うならもっと撫でてくれ」

 

「ああ、沢山撫でてやる」

 

悠がレティシアを撫でると気持ち良さそうにめを細める。

 

「レティシア……大好きだ」

 

「私は悠の事が大大大好きだ」

 

「なら俺は大大大大好きだ」

 

「むっ。なら私は大大大「こんなところでイチャイチャするな~!」むっ」

 

悠とレティシアのイチャイチャを見ていられなかったペストはおもいっきり叫ぶ。

 

「なんだ?お前もイチャイチャしたいのか?」

 

「違うわよ!?」

 

「遠慮するな」

 

すると悠はペストの頭をなで始める。

 

「ひょっと!?やめなひゃい!」

 

言っている事とは反対に顔がニヤけだすペスト。と、ここで悠がニヤリと笑う。

 

「そこまで言うならやめてあげよう」

 

「あっ……」

 

「どうした?」

 

悠はニヤニヤしながらペストに問う。

 

「うぅ~。意地悪しないでよ」

 

「ん?どうして欲しいんだ?」

 

「うっ!……も……」

 

「も?」

 

「も、もっと私の頭を撫でなさい!」

 

「よしきた!」

 

悠はペストの頭を撫で始める。するとペストはレティシア同様に目を細めて気持ち良さそうにしている。

 

「あのぉ~。これはどのような状況で?」

 

サンドラだけがこの状況についていけなかった。

 

「えっと、じゃあサンドラちゃんもこっちにおいで」

 

「あっ、はい」

 

言われたとうりに悠のもとへ近づくサンドラ。悠はレティシアを撫でるのを止め、サンドラを撫でる。

 

「ふわぁ~」

 

サンドラも二人と同様に気持ち良さそうにしている。

 

「サンドラちゃん。このゲーム、ちゃんと頑張るんだぞ?」

 

「え?」

 

「このゲームはサンドラちゃんが頑張らないと意味がないからな」

 

「そ、それはどういう……」

 

ことですか?と聞こうとしたとき、突然黒ウサギの声が響いた。

 

『"審判権限"の発動が受理されました、一時中断し真偽決議を取りますプレイヤー側、ホスト側は共に交戦を中止し、速やかに交渉テーブルの準備に移行してください』

 

「やっと受理されたか。よし。行くぞ三人とも」

 

悠、レティシア、ペスト、サンドラの四人は交渉テーブルへと向かった。

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

現在テーブルに全員が着席している。左側はホスト、右側はプレイヤーが座っている。

 

「それでは、ギフトゲーム"The PIED PIPER of HAMERUN"の真偽決議、及び交渉を始めます」

 

いつも以上に真剣に言う黒ウサギだがいまいち締まらなかった。

 

「で、では、ホスト側に問います、此度のゲームですが――」

 

「不備は無い」

 

悠が黒ウサギの言葉を遮り即答で不備は無いと宣言した。

 

「受理してもよろしいので?黒ウサギのウサ耳は箱庭の中枢と繋がっております。嘘をついてもすぐわかってしまいますよ?」

 

「誰に聞いていると思っているんだ。それを踏まえた上で言うが俺たちは今、無実の疑いでゲームを中断させられてる。お前達は神聖なゲームに横槍を入れている……言ってることが分かるよな?」

 

「不正が無かったら主催者側に有利な条件でゲームを再開しろと?」

 

「あぁ。新たにルールを加えるかどうかの交渉は後にしようか」

 

「…………わかりました。黒ウサギ」

 

「はい」

 

少し動揺したように頷いた黒ウサギが天を仰ぎ、ウサ耳をピクピクと動かした。

 

「箱庭からの回答が届きました、此度のゲームに不備不正はありません、白夜叉様の封印も正当な方法で作られたものです」

 

それを見て余裕の笑みを浮かべるペスト達。

 

「当然ね、じゃ、ゲームはこのまま現状維持、問題はゲーム再開の日取りなのだけど」

 

「日取り? 日を跨ぐと?」

 

「再開の日取りは最長でどれくらいまで伸ばせるの?」

 

「え、えーと今回の場合ですと一ヶ月くらいかと」

 

「そう、じゃ、それで――」

 

「待ちな」

 

「待ってください」

 

十六夜とジンは揃って声を上げる。すると始めにジンが口を開いた。

 

「一つ聞きたいことがあります。あなたの両隣にいるのは、ラッテン、ヴェーザーだと聞きました、そして闘技場に出現した闘技の巨兵はシュトロム......でしたら貴方の名は......ペストじゃないですか?」

 

「……私に答える義務は「お、正解だ。よくわかったな」なんでそんなあっさり言うのよ!?」

 

悠はあっさりとペストの正体を言った。その事にペストは顔を膨らませて拗ねていたが、すぐに気を取り戻し話を続けた。

 

「そうよ。私の名前はペストよ。でも、確認が遅かったわね。私達はゲーム再開の日取りを左右できると言質を取ってるわ。勿論、参加者の一部に病原菌を潜伏させている。ロックイーターのような無機生物や悪魔でもない限り発症する、呪いそのものを…………つまり貴方たちの命は私の手のひらの上」

 

「ジャ、ジャッジマスター!彼らは意図的にゲームの説明を伏せていた疑いがあります!もう一度審議を」

 

「駄目ですサンドラ様!ゲーム中断時に病原菌を潜伏させていたとしても、その説明責任を主催者側が負うことはありません。また彼らに有利な条件を押しつけられるだけです!」

 

悔しそうな表情を浮かべているのにサンドラ対し、ペスト涼しい顔をしている。

 

「此処にいる人たちが参加者側の主戦力と考えていいのかしら?」

 

「ああ、そうだが?」

 

「なら提案しやすいわ。ねぇ、皆さん…ここにいるメンバーと白夜叉。それらが“グリムグリモワール・ハーメルン”の傘下に降るなら、他のコミュニティは見逃してあげる」

 

「なっ」

 

「私は貴方達のことが気に入ったわ。サンドラは可愛いし。ジンは頭良いし」

 

「私が捕まえた赤いドレスの子もいい感じですよマスター♪」

 

「俺はそこの金髪のガキが気に入った。ちょっとうざいがな」

 

「なら、その子も加えてゲームは手打ち。参加者全員の命と引き換えなら安い物でしょ」

 

「………これは白夜叉様からの情報ですが、貴方達“グリムグリモワール・ハーメルン”は新興のコミュニティではありませんか?」

 

「答える義務は「そうだがそれがどうした?」だからなんでそんなあっさり言うのよ!」

 

またもや悠にあっさりと言われ完全に拗ねるペスト。

悠の言葉を聞いた瞬間十六夜は口を開く。

 

「新興のコミュニティだから優秀な人材が欲しい。どうだ?違うか?」

 

「…………」

 

「おいおい、このタイミングでの沈黙は是となるぜ?」

 

「……だから、何?私達が譲る理由は無いわ」

 

「いいや、あるよ。何故ならペスト達は俺たちを無傷で手に入れたいと思っているはずだからな。もしも、1ヵ月放置されたら、俺達は死ぬぞ?」

 

「そう…死んでしまえば手に入らない。だから、貴女はこのタイミングで交渉を持ち掛けた実際に三十日が過ぎて優秀な人材を失うのを惜しんだんだ」

 

図星をつかれたペスト。しかしそれでも表情を変えない。

 

「そう……でも、私たちはこのゲーム終了後“エレフセリア”の傘下になるのよ?今、人材が手に入らなくてもすぐに手に入れられるわ。それに、もしそうだったとしても、20日後にすればいい話だわ。それなら、病死前の人材を得ることはできるわ」

 

「では発症したものを殺す」

 

突然の言葉に全員がマンドラに振り向く。

 

「例外は無い。サンドラだろうと“箱庭の貴族”であろうと私であろうと殺す。“サラマンドラ”の同士に、魔王へ投降する脆弱なものはおらん」

 

更に十六夜も口を開く。

 

「それに、“エレフセリア”に入っても人材は手に入らないんだろ?大方悠に人材は自分で集めろとか人材集めに“エレフセリア”の名前は出すなでも言われたか?」

 

ペストは悔しそうに唇を噛んだ。すると十六夜が口を開く。

 

「おい、黒ウサギ。ルールの改変はまだ可能か?」

 

「い、YES!」

 

黒ウサギはピン!とウサ耳を伸ばして答える。

 

「なら、こうしようぜ。俺達はルールに“自決・同士討ちを禁ずる”を付け加える。だから、ゲーム再開は三日後にしろ」

 

「……二週間後よ」

 

それでもまだ長い。十六夜は辺りを見回す。そして黒ウサギに目をつけた。

 

「現時点での黒ウサギの扱いはどうなってる」

 

「黒ウサギは大祭の参加者でありましたが審判の最中だったので十五日間ゲームには参加できません…………主催者側の許可があれば別ですが」

 

「よし。じゃあ、黒ウサギは参加者じゃないからゲームで手に入れられないが参加者にすれば手に入る……どうだ?」

 

「………10日、これ以上は譲れないわ」

 

「ちょ、ちょっとマスター!“箱庭の貴族”に参戦許可を与えては………!」

 

「だって欲しいもの。ウサギさん」

 

すると次はジンが口を開く。

 

「ゲームに期限を付けます!」

 

声を上げ、立ち上がったジンに全員が視線を向ける。

 

「期限?」

 

「はい!再開は1週間後。ゲーム終了はその24時間後。そして、ゲーム終了と共に主催者側の勝利とします!」

 

「本気?主催者側の総取りを覚悟するというの?」

 

「はい。1週間は死者が出ないギリギリのライン。今後現れる症状やパニックを想定した場合、精神的にも肉体的にもギリギリ耐えられる瀬戸際。そしてそれ以上は僕たちも耐えられない。だがら全コミュニティは、無条件降伏を呑みます」

 

ジンの提案にペストは口に手を当てて考える。

 

「……ねぇ、ジン。もしも一週間生き残れたら貴方は私に勝てるの?」

 

「勝てます」

 

ペストの質問にジンは即座に答える。

 

「………そう、よく分かったわ」

 

そして自信たっぷりにペストは言った。

 

「宣言するわ。貴女は必ず―――――私の玩具に「はい、ストップ」ちょっと!今私が決め台詞言おうとしてたのに!」

 

「ペストが俺そっちのけで話を進めるから悪いんだろ?勝手にルール決めやがって。まぁいい。それよりも十六夜………………………………やっぱり何でもない」

 

悠はそう言いながら窓に足をかける。

 

「じゃあな。またあとで会おう。お前ら行くぞ」

 

悠は窓から飛びだし、その場を離れた。




あ、そういえばお気に入りが300件を超えました!
正直ここまでいくとはおもわなかったな……

これからも更新がんばります!
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