問題児たちと箱庭最強が異世界から来るそうですよ?   作:shu.

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うん、読み返して思った。なんかちょっとおかしい!
なんか違和感がある…………
なにか変な所があれば報告お願いします。


YES!ウサギが呼びました!
コミュニティの現状


黒ウサギに箱庭と呼ばれる天幕巨大都市に連れられる途中いきなり十六夜に話しかけられた。

 

「なぁ、ちょっと世界の果てに行かないか?」

 

「別にいいぞ」

 

「よっしゃ、じゃあ早く行こうぜ」

 

「ちょっと待て、飛鳥と春日部、ちょっと世界の果てに行ってくるから黒ウサギに言っといてくれ」

 

「ええ、わかったわ」

 

「わかった」

 

こうして十六夜と悠は世界の果てへ向かった。

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

二人はあれから数分世界の果てまで一直線で走っていた。すると辺りが開けたところへ出た。

 

「すげーな」

 

そこにあったのは超巨大な滝。それを見た十六夜は素直に感動していた。

 

『ほう、人間が来るとは珍しいな』

 

その言葉とともに現れたのは巨大な蛇。その巨大な蛇はかなりの威圧を放っていて普通の人間ではこの巨大な蛇の前に立つのもやっとだろう。

 

「何者だ?お前」

 

しかし十六夜はその威圧受けてなお涼しげな顔で蛇神にしゃべりかける。

 

『我は水神の眷属』

 

その言葉を聞いた十六夜はニヤリと笑う。

 

「って事はお前は神様ってことでいいのか?」

 

『いかにも、そして小僧、試練を選ぶがよい“力”か“勇気”か』

 

「ふーん、なら、お前が俺を試せるか試させろ!」

 

すると十六夜は水神の腹に一瞬で近寄り蹴りを入れる。それを受けた水神は力なく倒れていった。

 

「なんだこの程度か」

 

すると後ろから足音が聞こえてくる。振り向くとそこには緋色の髪をした黒ウサギがいた。

 

「お前、黒ウサギか?どうしたんだその髪の色?」

 

「あっこれはですね…………ってそんなのどうでもいいのですよ!一体どこまで来てるんですか!」

 

「世界の果てまでですよっと」

 

「はぁ、それで悠さんは?」

 

「悠ならそこだ」

 

十六夜が指差した所は木の上。十六夜と水神の話が長くなりそうだと思った悠は木の上で寝ていた。

 

「悠さーん!降りて来て下さーい!」

 

「んあ?」

 

黒ウサギの声に起きる悠。黒ウサギが居ること疑問を持つが取り敢えず木から降りる。

 

「なんで黒ウサギが居るんだ?」

 

「あなた達が勝手な行動をするからです!」

 

悠に向かって叫ぶ黒ウサギ。

 

「はぁ、でも十六夜さんと悠さんが無事でよかったです…神仏にギフトゲームを挑んだんじゃないかとひやひやしてたんですよ!さぁ、ご無事でしたら早く帰りましょう」

 

「挑んだぞ」

 

「…はい?」

 

十六夜の言葉に思わず聞き直してしまう黒ウサギ。

 

「だから挑んだぞ、神仏にギフトゲーム」

 

「え?」

 

すると水の中からゴゴゴゴッと音がしてくる。

 

『まだ…まだ試練は終っていないぞ!小僧!!』

 

水神が水の中から出てきて明らかに怒った声が森全体に響く。

 

「す、水神!?って、どうやったらこんなに怒らせられるんですか!?」

 

「なんか偉そうに試練を選べとか言われたから“俺を試せるか試させてもらった”」

 

『付け上がるな人間、我がこの程度の事で倒されるか!!』

 

水神の大蛇は空を仰ぎ、雄叫びをあげる。すると、大蛇の眼前に三本の水柱が立ち上る。そしてその水柱は十六夜に迫る。

 

「十六夜さん!下がって!」

 

「何を言ってやがる。下がるのはテメェだろうが黒ウサギ。これは俺が売って、奴が勝った喧嘩だ。手を出せばお前から潰すぞ」

 

『心意気は買ってやる。それに免じこの一撃が凌げたら貴様の勝利を認めてやろう』

 

「ハッ、寝言は寝て言え。“決闘”は勝者を決めて終るんじゃない。敗者を決めて終るんだよ!」

 

『フンッ、その戯言が貴様の最後だ!!』

 

三本の巨大な水の渦の柱が1つになる。が、それでもニヤリと笑い余裕を見せる十六夜。

 

「ハッ、しゃらくせぇ!!」

 

そう言い放つと同時に向かってくる水柱を拳で殴り付けた。

 

「嘘!?」

 

『馬鹿な!?』

 

たったそれだけで水柱は拡散した。さらに濡れながらも足場を蹴って水神の腹へと移動する。

 

「ま、なかなかだったぜ、オマエ」

 

蛇神にそういい放ち綺麗な半円を描きながら一撃必殺の蹴りを入れる。

 

『っがあぁあ!』

 

声にならない叫びをあげながら水神は十六夜の前で意識を失い、川に落下し、水飛沫を上げた。

 

「くそ、今日はよく濡れる日だ。クリーニング代ぐらいは出るんだよな黒ウサギ」

 

十六夜の言葉は黒ウサギには届かなかった。それぐらい黒ウサギは衝撃を受けていた。これが人類最高クラスのギフト保持者なのかと。黒ウサギが驚いている間、悠は水神に近づいていく。

 

「おい、起きろ“白雪”」

 

悠の声に目を覚ます水神。悠の顔を確認したとたんザバーンと波をを立てながら悠から離れていく水神。黒ウサギ達も何事かと水神と悠の方を見る。

 

「な、ななななんでここに悠がいるのだ!?」

 

「なんでって戻って来たからに決まってるだろ」

 

「そ、そうか戻って来たのか」

 

白雪といわれる水神は落ち着きを取り戻すと悠に近づいていく。

 

「十六夜の蹴りをもろに食らってたけど大丈夫か?」

 

「あ、あぁもう大丈夫だ」

 

「そうか、良かった」

 

そう言いながら白雪の頭を撫でる悠。白雪も顔を赤くするものの悠にされるがままになっていた。

 

「おい、悠。お前あの水神と知り合いだったのか?」

 

十六夜が悠に聞く。

 

「あぁ、いろいろと聞きたい事があると思うが後で説明するから今は聞かないでくれ」

 

十六夜に対して悠はそう返した。

 

「わかった、ちゃんと教えろよ?…………で黒ウサギ」

 

「は、はい!」

 

いきなり名前を呼ばれた時にびっくりして声が裏返る黒ウサギ。

 

「オマエ、なにか決定的な事を隠しているよな?」

 

十六夜の殺気がこもった声が森に響く。

 

「……………な、なんの事です?箱庭の話ならお答えすると約束しましたし、ゲームの事も」

 

「違うな。俺が聞いているのはオマエ達の事ーーーーいや、核心的な聞き方をするぜ?。黒ウサギ達はどうして俺達を呼び出す必要があったんだ?」

 

表情には出さなかったものの、黒ウサギは心のなかで激しく動揺していた。何もかもが見透かされているような感覚。

なぜなら、十六夜の質問は意図的に黒ウサギが隠していたものだからだ。

 

「これは俺の勘だが、黒ウサギのコミュニティは弱小チームか、もしくは訳あって衰退しているチームか何かじゃねぇのか?だから俺達は組織を強化するために呼び出された。そう考えれば今の行動や、俺がコミュニティに入るのを拒否した時に本気で怒ったことも合点がいく、ーーーどうよ?黒ウサギ?」

 

「っ……………!」

 

黒ウサギは、心のなかでに舌打ちした。この時点でそれがばれてしまうのは余りにも手痛い。苦労の末に呼び出した超戦力を手放すようなことは絶対に避けたかった。

 

「沈黙は是なりだぜ?黒ウサギ。この状況で黙り込んでも状況は悪化するだけだぞ?それともほかのコミュニティに行ってもいいのか?」

 

「だ、駄目です!!、いえ、待ってください!!」

 

「だから待ってるだろう。ホラ、いいから包み隠さず話せ」

 

十六夜は川辺にあった手ごろな岩に腰を下ろして聞く姿勢をとる。悠もその場に立って静かに話しを聞こうとしている。しかし黒ウサギにとって今のコミュニティの状態を話すのはあまりにもリスクが大きかった。

 

「………話せば、協力していただけますか?」

 

「ああ、面白ければな」

 

ケラケラと笑うが、やはりその目は笑っていない。黒ウサギはようやくコミュニティの現状を話す決心をする。

 

「…………分かりました。では語らせていただきます。私達のコミュニティの現状そしてなぜそうなってしまったのかを…………」

 

 

 

 

黒ウサギの説明を要約すると。

 

・黒ウサギのコミュニティは昔は大手のコミュニティだったが魔王の襲来により壊滅的な状況まで追い込まれ旗印を奪われた。

 

・生き残った黒ウサギ達は名と旗印と仲間を取り返そうとしている。

 

・そのために十六夜達を箱庭に呼んだ。

 

「…………ふぅん、魔王から誇りと仲間をねえ」

 

黒ウサギは深く頭を下げて懇願している。しかし、必死の告白に十六夜は気の無い声で返していた。その態度は黒ウサギをいっそ不安にさせた。黒ウサギは唇を噛み、強く後悔する。こんな事なら、最初から話せばよかったと。肝心の十六夜は組んだ足を気だるそうに組み直し、たっぷり三分間黙り込んだ後、

 

「いいな、それ」

 

「………………………は?」

 

「HA?じゃねえよ。協力するって言ったんだ。もっと喜べ黒ウサギ」

 

不機嫌そうに言う十六夜。呆然として立ち尽くす黒ウサギは二度三度と聞き直す。

 

「え………あ、あれれ?今の流れってそんな流れでございました?」

 

「そんな流れだったぜ。それとも俺がいらねぇのか?失礼な事を言うと本気で余所行くぞ」

 

「だ、駄目です駄目です、絶対に駄目です!十六夜さんは私達に必要です!」

 

「素直でよろしい。で、お前はどーするんだ?悠」

 

十六夜は悠の意思を聞く。黒ウサギは今まで言葉を口にしなかった悠を見て自分達のコミュニティに入ってくれるのだろうかと不安に駆られていた。

 

「少し質問があるんだが聞いていいか?」

 

「は、はい」

 

「“ノーネーム”になる前、つまり魔王から名と旗印を奪われる前の名はもしかして“アルカディア”じゃないのか?」

 

悠の質問に驚く黒ウサギ。

 

「はい、そうです確かに名を奪われる前の名は“アルカディア”でした」

 

黒ウサギの言葉にやっぱりかと心の中で舌打ちをする悠。黒ウサギの説明を聞いた時から嫌な予感はしていたがまさかあの“アルカディア”が魔王に負けたとは思っていなかった。

 

「で?お前は入るのか?」

 

十六夜は悠を軽く睨みながら悠に聞く。

 

「すまんが俺は入らない」

 

悠の言葉に泣きそうな顔をする黒ウサギ。

 

「…………理由は?」

 

「俺を待ってるコミュニティがあるんだよ」

 

悠は素直に十六夜の言葉に答える。

 

「この事も後で話すことに関係あるのか?」

 

「あぁ、今日中には話す」

 

「そうか、わかった」

 

十六夜はそう言いながら引き下がった。黒ウサギはまだ泣きそうな顔をしている。

 

「おい、黒ウサギ確かに俺は黒ウサギのコミュニティに入らないとは言ったが協力しないとは言ってないぞ」

 

「え?」

 

黒ウサギは悠の言葉に首をかしげる。

 

「黒ウサギのコミュニティに入らなくても協力はできるだろ?」

 

悠の言葉を聞いた黒ウサギは顔がパァッと明るくなった。

 

「あ、ありがとうございます!」

 

黒ウサギは元気よく頭を下げた。

 

「頭を上げろ黒ウサギ。俺はしたいことをしているだけだからな」

 

「よし!それじゃ黒ウサギ。あの蛇を起こしてさっさとギフトを貰ってこい。その後は川の上流にある滝と世界の果てを見に行くぞ」

 

「は、はい!!」

 

それから黒ウサギたちは白雪から水樹の苗をもらいその場を後にした。




書き終わったあと読んでみたら誤字脱字が大量にありました。多分もうないと思いますがもしあれば報告お願いします。
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