太閤立志伝ベースの話   作:T・S・R

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注意事項を読んで下さい
そこに色々書いてあります


簡単に言うと

・軽い気持ちで読んで下さい
・細かい事は全てスルーして下さい(ちみつなせってい)
・ヒロインの話し方やキャラがおかしいと感じたらそれは仕様です
(ちみつなせってい)
・アドバイスは受け付けておりません





適当なあらすじ

 

気がつくと戦国時代っぽいところにに一クラス丸々飛ばされてた

 

「織田家いくべ織田家ww」

「未来知ってる俺ら超勝ち組ウィヒヒwww」

「天下取っちゃうww?天下人なっちゃうwww?」

 

という感じでクラスの連中は尾張に凸かました

 

俺は気づいていた

 

これが過去の戦国時代ではなく

太閤立志伝5の世界だということに

 

1558年1月1日

藤倉 ジン

年齢18 浪人

所持金0貫

名声0悪名0

 

能力値

統率 未設定

武力 未設定

政務 未設定

智謀 未設定

魅力 未設定

 

足軽■□□□  建築■□□□

騎馬□□□□  開墾■□□□

鉄砲■□□□  鉱山■□□□

水軍□□□□  算術■■□□

弓術□□□□  礼法■□□□

武芸■□□□  弁舌■□□□

軍学■□□□  茶道■□□□

忍術■□□□  医術■□□□

 

新武将扱いと思ったら技能が違った

現代の技術やら授業やらの経験が反映されてるっぽい

 

ぽちぽちと能力値を弄る

 

統率 1~100

武力 1~100

政務 1~100

智謀 1~100

魅力 1~100

 

残り 350

 

 

ぽちぽち弄る

 

統率 80

武力 80

政務 10

智謀 80

魅力 100

 

残り 0

 

足軽■□□□  建築■□□□

騎馬□□□□  開墾■□□□

鉄砲■□□□  鉱山■□□□

水軍■□□□  算術■■□□

弓術□□□□  礼法■□□□

武芸■□□□  弁舌■■□□

軍学■□□□  茶道■□□□

忍術■□□□  医術■■□□

 

これでいいか

 

に、してもあいつら織田家行ってどうすんだろうな

能力値も振り分けてないんじゃALL1かそれ以下扱いじゃねーのか?

一文無しでALL1とか流民扱いじゃねーかな

 

ま、いいか

さて、金策金策

酒場の依頼で種銭貯めてから茶と蜜柑辺り回して、

後の事はそこから考えよう

 

あ、でも刀もってねーや

旅費だけでも貯まったら小田原で貰って来よう

 

 

 

 

1月経過

 

 

 

 

順調に金が貯まり、そろそろコロコロしようかなと考つつ日々を過ごす

 

そんなある日、大和から紀伊の国境に差し掛かる所で行き倒れを発見した

 

「た、食べ物…」

 

放っておこうかと思ったが、大事そうに抱きかかえている物が気になったので

おにぎりと水を与えてやった

 

途端に行き倒れは起き上がり、飲み食いを始めた

倒れてたときは気が付かなかったが女のようだ

服装は薄汚れた男物の旅服だが、幼さの残る金髪美少女

だがなにより気になったのはその獲物

 

鉄砲だ

 

雑賀の人間ってのはすぐに当りがついた

 

「ありがとうございます、もう少しで野たれ死ぬ所でした」

「お前雑賀の人間か?」

 

一息つけたようなので話を聞いてみる

 

「ええ」

「なんでこんなとこにいるんだよ」

「殺されかけて、命からがら紀州から逃げてきました」

「何したんだ?」

「何も、ただ私がいると邪魔だからという理由で」

「…名前は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「孫一」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わけがわからないよ

どういうことなの

 

話を聞くと下克上されたらしい

 

 

雑賀は傭兵家業を生業としており、主な収入源は他国に鉄砲兵を派遣して得ている

 

紀伊は土豪や国人衆等の有力者による分割統治によって治められており、雑賀は

その中で上位に食い込んでいる…が、如何せん山地が紀伊の大部分を占める事と、

しょっちゅう起きる小競り合いにより開発が遅々として進まず、貿易や海運は

安宅水軍の妨害を受け、安定した収入が得られない

 

極めつけは鉄砲に必要な弾薬等の高い出費により、日々を自転車操業で過ごし、

何時経営破綻するか戦々恐々としていたそうだ

 

孫一としても何とかしたいとは思っていたらしい

 

そんなときに摂津の本願寺から援助と言う名の従属を打診されたそうだ

本来ならココで雑賀は1も2もなく本願寺の下に付くのだが、孫一は拒否

 

どうも本願寺は以前から小競り合いのドサクサに紛れて信者を送り込み、農民の扇動や

有力者の暗殺等で紀伊国内の争いを激化させ、その上で本願寺ageを繰り返していた

そうだ。

どうやら本願寺の本場、摂津のすぐ近くで大きな戦力を持った上で信仰されている

八咫烏、同じく戦力を持ち、真言宗を教える根来が気に食わなかったらしい

孫一も親しい人間を何人か殺られたそうだ

 

根来衆(立志伝では忍の組織)に伝のあった孫一はそれを知り得ていた為拒否

 

 

が、下の連中は当然納得がいかず、不満が鬱屈

そいつらが本願寺に丸め込まれ、孫一が直接治めていた十ヶ郷以外の雑賀荘、中郷、

南郷、宮郷(紀伊南西部)を治める土橋氏、島村氏、栗村氏、松江氏、宮本氏が武装蜂起

夜陰に乗じて居城を急襲され、落城

孫一は部下の手を借りてなんとかかんとかここまで逃げてきたってのが事の顛末らしい

 

「現在の紀伊は新宮城の堀内氏善を国主として表向き纏まりましたが、まだ元服もしていない幼子、(1560年時12歳)実際は本願寺に従属した有力者と派遣された坊官に

よって運営されています。

結果的に紀伊の争いは無くなりましたが、実際は本願寺や一部の特権階級の草刈場と

化し、民には重税が課せられ搾取され続けています」

 

新宮城は紀伊の最南部、人里からかなり離れた場所にある熊野川沿岸の田鶴原にある

丹鶴山にぽつんとある山城

熊野灘を見渡す事が出来るが断崖絶壁の為に漁業はほぼ不可能で、平地は言わずもがな

傀儡政権にも程があるだろ

で、大きな後ろ盾が出来た為に本願寺に付いた連中も気を良くしたのか、調子こいてるようだ

 

さすが立志伝

既に史実と食い違いが発生している

 

「それで、これからどうすんだ?やっぱ国取り返すのか」

「なんとかしたい所ですが、見ての通り着の身着ですし、私はそもそも上に立つ器では

ありません。国の舵取りが上手な方が居れば私に替わってお願いしたい、とは思い

ますが…」

 

…ほう

 

「なら俺がやる。孫一、俺の下に付け。食事や弾薬の費用は全部持ってやる」

「…本気ですか?」

「無論だ、大雑把だが考えもある」

「…分かりました。どの道他に当てもありませんし、命を助けられた恩もあります。

紀州の皆を助けてくれるというのなら喜んで家臣になりましょう」

「ああ、約束する。2年以内に紀州は取り戻す」

「…それはさすがに吹き過ぎでは?」

「言っただろ?考えはある」

 

面白い事になってきたな

これが吉と出るか凶と出るか

 

 

 

孫一を家臣にして一月

甲府に来ていた

当然引き込み狙いだ

 

そういえば孫一が

 

「孫一は雑賀の棟梁が引継ぐ名なので、今後は本名の鈴木[イブ]重秀でよろしく

お願いします」

 

と言ったので重秀と呼ぶことにした

[]は気にしない気にしてはいけない

で、ぼろっちい長屋の中に居る俺達

 

「えっと、それで私に一体なんの御用でしょうか…?」

 

目の前に居る眼鏡金髪巨乳美女の家だ

 

「単刀直入に言うとあんたが欲しい」

「え!」

「俺たちはこれからある国を取る為に動く。あんたにはその国の開発を任せたい」

 

そう言ってから詳しい事情と策を話す

 

大久保長安

 

いわずと知れた内政チート

なんで女なのかはもう突っ込まん

 

「そ、そういうことでしたか…」

 

どういうことだと思ったんだろう

 

「分かりました、この大久保[ティアーユ]長安、微力ではありますが、協力させて

いただきます」

 

細かい説得部分はカット

そして[]の部分は突っ込まん

絶対突っ込まん

 

 

その後小田原に寄って足利義氏=サンから村雨を貰い、東北でお待ちかねのアレを行う

 

米転がしである

 

東北大名の阿鼻叫喚を引き換えに十万単位の金を召喚!超!エキサイティンッ!!

なお一般人には被害が無いよう調節している(設定) 

 

 

二人は呆然としていたが気にしない

 

一旦紀州に戻って下準備をし、九州行く

 

 

 

 

で、九州

重秀と長安は来ていない

やってもらう事があるので近畿に置いてきたのだ

 

米転がしをしつつ情報を集めると、面白い事が分かった為、とある人物の元へ

 

「…主君に捨てられ、同僚に裏切られた私に何の御用ですか…?」

 

やつれた顔の女

美人が台無しだ

 

 

『俺に貴方の力を貸してくれ』

 

 

 

 

 

 

 

「…っていう感じに話進めない普通?」

「やかましい。何時までもぐじぐじしてるお前が悪い」

 

簀巻きにして担いで九州移動中

 

「主家に追い出されて浪人になって、簀巻きにされて攫われて…人間って落ちる時は

一気に落ちるのね。

…はぁ、どうしてこうなったんだろ。私はただ、みんなの為になると思ってたのにな…」

 

ぐったりしている金髪ロング巨乳

 

「仕えた家が悪かっただけだ。お前自体は極めて優秀な人間だよ」

 

ぴくりと反応する

 

「攫っちゃいたいくらい?」

「ああ」

「はっきり言うのね。ちょっと意外」

「意外も何も、現にこうして攫ってるだろ」

「そうね、でもどうせなら、こんな格好じゃなくて、もっと良い雰囲気で言って

貰いたいな」

「近畿に戻ったら言ってやるよ」

 

九州で自由にするのは危険だからな

 

「…うん、楽しみにしとく」

 

んで戻る……前に九州を米転がしで蹂躙

大名は阿鼻叫喚だが市井には一切影響はない(設定)

これで修羅の国も戦が大分減るだろう

結果、人口増加に繋がるはずだ

いい事をすると気持ちがいいなぁ

 

「うわぁ…随分とエグイことするのね」

 

何か言ってたが気にしない

 

京の拠点に戻ると重秀と長安、それと見覚えの無い女が一人いた

ごっつい薙刀が注意を引く

 

「お初にお目にかかります。元筒井家家臣、島[愛紗]清興と申します」

 

後で引き抜こうとしてた左近だった

もう女って事はどうでも良い

なぜなら黒髪ポニー巨乳だから

 

「元、というのは?」

「筒井は松永に滅ぼされました」

「ファっ!?」

 

経緯をまとめると以下の通りらしい

 

父の死後、僅か2歳で家督を継いだ大名、筒井順慶(1559年時点では11歳ぐらい)

大和では松永がヒャッハーしており、がりがり領土を削られ、家臣はどんどん離れて

いったそうだ

それでも後見人である叔父のお陰で決定的な崩壊は何とか防いでいたが、その叔父も

『急死』し、家中が混乱している最悪のタイミングで松永に攻め込まれ滅亡、

順慶は自害したそうだ

で、奈良に潜伏してた所を重秀、長安と出会って意気投合、話を聞いて興味を持ち、

今に至ると

 

「筒井の再興とかは考えないのか?」

「筒井家は断絶して大義名分を失い、家臣も大半が下ったか殺されました。

現在の松永の隆盛を考えると生き残りだけで、というのは余りに非現実的です。

…かといって許す気もありませんが」

「分かった、うちは鉄砲隊以外の指揮官が居なかったからな。頼りにさせてもらう」

「有難きお言葉、忠義を尽くして御仕えする事を誓います」

 

まさかの左近加入

もう少し後になるかと思ってたが、これは嬉しい

全員美女だし、全員美女だし、全員美女だし

 

「で、首尾はどうだった?」

「紀伊を追われた者達との連絡は取れました。事を起こす際に必ず合流するとの事。

無論全員鉄砲の使い手です」

「根来と九鬼から返書が届きました。内容が内容なので、実際に会って話がしたい

との事です」

 

順調順調

 

「重秀、後で幾らか用意する、非戦闘員も含めた全員に渡しといてくれ

根来と九鬼にはすぐに会いにいく、長安は日時の調整を。

清興、時間は余り無いが戦関連の技能を徹底的に鍛えろ。費用は後で用意する」

 

で、三人共出て行って家には俺と直茂のみ

 

「直茂」

「なぁに?」

「俺にはお前が必要だ、だから攫った」

「うん」

「力を貸してくれ」

「…しょうがないなぁ」

 

姿勢を正す金髪ロング巨乳

 

「鍋島[操祈 ]直茂、これからジン様に御仕えいたします。

何なりと御命令下さいませ」

 

謀将にして肥前の大名、龍造寺隆信の腹心…なのだが

隆信の驕りと冷酷な行動に対して諫言を続けた為に次第に疎まれ、

さらに同僚から若さと能力を嫉妬され、その後更に色々あって追い出される。

謀将として名が売れていた為に九州諸家から信用されず、地元での再就職は

ほぼ不可能…所か元主家と各組織からその才覚を危険視され、命を狙われていた。

んで、詰み掛けて悲観してた所を説得(短縮)して今に至る

 

その後、根来、九鬼のトップと会い、買収した

 

根来は紀伊を本拠地にする忍者衆(重ねて言うが立志伝仕様)

九鬼水軍は伊勢志摩を根城にする…否、していた海賊

 

根来は忍者版雑賀で、重秀の時はうまく共存していたらしいが、現在本願寺の坊主共

と、調子にのった土豪、国人衆にちょっかいかけられている事、加えて紀伊が荒らされ

ている所為で激おこファナスティックぷんしゃかドリームらしい。

トップの目の前に【軍事機密】貫を用意し、さらに事が成った暁には里の安堵の上、

根来衆丸ごと召抱える、という条件で全面協力を取り付けた。

目の前の大金、安定した収入と本願寺のファッ⑨腐れ坊主の排除という飴に加え

具体的な策と友好のある重秀の説得を受け、現実性があると判断したようだ

 

九鬼水軍は、北畠と九鬼以外の伊勢志摩を拠点とする12の小規模海賊連中に

ふるぼっこにされ、行く当てが無くなっていたのをまとめて取り込んだ

(今の九鬼の戦力はこいつらの1つ2つとどっこいどっこい)

桶狭間の後に織田に取り込まれるから、ここしか吸収する機会がないんだよな

紀伊は海運や貿易関係に好立地だが、近くに三好配下の安宅水軍が居る

既に敵対するのは確定事項なので、早めに対抗手段と運用ノウハウを抑える必要が

あるのだ

条件は根来と同じく金と水軍丸ごと召し抱える事、それに加え水軍の拠点を紀州に

作る事でこちらも同意した

 

戦力、物資に関しては問題無し、後は…

 

「正面からじゃ厳しいし、嫌がらせしましょ」

 

拠点で思案していると直茂が声をかけてきた

 

「忍びや海賊は戦以外が本業でしょ?向こうの動き方とかも知っておきたいし」

 

御尤も

 

「分かった、細かい所は任す。必要な物があったら言ってくれ、九鬼と根来には

伝えておく」

「りょーかい、じゃあ行って来るね♪」

 

軽い足取りで出て行った

随分楽しそうだな

まぁいい、後やることは、と

…そうだな、俺も準備が整うまで鍛えるか

 

 

 

 

1559年6月

藤倉 ジン

年齢18 浪人

所持金[面倒なので非表示、最低5桁]貫

名声0悪名2

 

統率 92 (+12孫子の秘奥義)

武力 95 (+15村雨)

政務 20 (+10自鳴鐘)

智謀 90 (+10呉子の秘奥義)

魅力 112(+12松嶋の壷)

装備武器 村雨

装備防具 色々威腹巻

 

足軽■■□□  建築■□□□

騎馬■□□□  開墾■□□□

鉄砲■■□□  鉱山■□□□

水軍■□□□  算術■■□□

弓術□□□□  礼法■□□□

武芸■■■□  弁舌■■□□

軍学■□□□  茶道■□□□

忍術■□□□  医術■■■□

 

 

我ながら政務が悲しい

自分で振ったとはいえブーストかけて20とか…

ま、そこは長安と直茂に丸投げするつもりだったから別にいいし(震え声)

 

後、年とってねぇ…どうなっとんじゃい

 

 

もういい…気にせん

立志伝ベースで色々おかしくなってるって事で納得する

 

さて、で、現状の話

 

直茂主導の下、雑賀に嫌がらせを行った

 

・要人、水運、一向宗への襲撃

・情報操作

・買占めによる価格つり上げ

・内乱教唆、及びそれを利用しての疑心暗鬼の誘発

・↑の連中への物資の譲渡

 

軽く上げてもざっとこれだけある

他には言うのも憚られるような事まで

謀将の異名は伊達じゃない

お陰で紀伊は現在かなりアレな事になっている

 

後、重秀が岡[美柑]吉正を連れて来たので、そのまま重秀の副将にしておいた

 

準備は整った

行くか

 

 

 

 

 

雑賀城が落ちた

地理を知り尽くし、根回しをした上での電撃作戦により、まず紀伊北西部を占領

そのまま間髪入れず各地を襲撃、最も人口の多い雑賀卿(雑賀の町)を抑えた

 

「雑賀孫一(重秀を追い出し、後釜についた者。mobという設定)の処分は

どうするの?」

「領民に任せる。目立つ場所に棒にでも縛り付けて放置しとけ」

 

評定の間で直茂の問いに答える

 

「わお、すごいことになりそうね」

「一向宗を捨てられない奴は全員追放、但し孫一(寺)に積極的に加担した連中は斬首、

一族もな」

「うん、妥当ね」

「長安、兵糧を領民に分け与えてくれ、開発計画も早めに頼む。

九鬼の拠点は嘉隆と相談しながら平行してやってくれ。

清興は治安維持を、賊やら一向宗の残党が抵抗してきたら容赦するな。

重秀は吉正と一緒に領民に俺が上に立つことを納得させてくれ。

根回ししてあるとはいえ、不安を感じてる奴は少なくないだろうからな」

 

まず4人の家臣に指示を出し、

 

「約束通り、根来と九鬼を召抱える。これからも力を貸してもらう」

 

その後、室内に残る2人に約束を守る事を伝える

 

「杉ノ坊[雪泉]明算、以下根来の里は今後藤倉家に忠義を尽くします」

「九鬼[龍田]嘉隆と九鬼水軍も同じくよぉ」

 

明算は規制されそうな程着物を着崩したクールボブカット巨乳

嘉隆はメカメカしいわっかみたいのを頭に乗っけたおっとり系(見た目)巨乳だ

 

というか根来のほとんどが巨乳美女だった。イミフ

 

「嘉隆は戦力の拡充と拠点の建造に努めるように。

明算、根来には色々とやってもらいたいことがある、早速で悪いが頼む」

 

人望ある重秀と根来の根回しのお陰で俺が治める事はすんなり認められた

降伏した連中?坊主は【饅頭】にして硝石丘逝き

有力者?何それ

 

いやーしかし辛いわー

国人衆や地侍=サン達が【何故か】降伏してこないのに土地台帳だけ集まるから

処理がマジ辛いわー(長安絶賛ワ○ミ並のホワイト勤務中)

決して各利権まるまるGETの為に根来に頼んで【ネックないない】なんて外道な事は

していません

 

 

残るは新宮城

本願寺側の残党が集結しているらしい

僻地だが放置すれば織田家にとっての長島城の様になりかねん

 

治安がある程度落ち着いた後、留守を直茂、長安に任せ、左近、重秀、吉正を連れて

向かった

 

正式に軍を指揮するのは始めてなので、これが俺の初陣だ

多少緊張はするが、相手は備大将で構成されてる足軽連中、加えて士気も低く、

篭るのは規模小の城

こっちは優秀な配下に鉄砲隊、更に根来の援軍で負ける気がしない

 

実際余裕だった

 

で、紀伊全土を支配下に置き、戦後処理であれやこれやと奔走していたら

案の定、本願寺に仏敵認定された

言い忘れていたが、紀伊国内の宗教に関しては、

 

・一向宗以外は好きにせい。

・他宗教との衝突(物理)は御法度、するなら法論やら論争等、口だけでやれ

・破ったら何処の誰だろうが容赦しないから覚悟しとけ

 

こんな感じのルールを定めた

八百万なんて云う位なんだから一々喧嘩すんなよと言いたくなる

が、紀伊の連中は元々その辺に寛容らしく、一向宗が駆逐された後、宗教間の争い

(物理)は至極あっさりと沈静化した

やはり連中が色々裏で動いていたのが原因だったようだ

 

仏敵認定後、結構な数の一向宗が送り込まれたが、予め根来に見張ってもらってた

お陰でスムーズに硝石丘に出来た。

根来の連中も積もり積もった恨みを晴らす為に、文字通り草の根分けて探してくれている

 

 

「調べてみましたが、開発には思った以上に時間が掛かりそうです。

少なくとも1年はまともな収益が期待できません」

 

長安にはフル稼働してもらっている

町及び鉱山開発、土地の開墾、特産品である蜜柑の殖産奨励、鍛冶を代表とする技術屋

の保護等、内政チート長安に加えて直茂も協力してもらっているが、それでも、か

 

「国内が想像以上に荒らされており、元の収益に戻すのにも時間が掛かります。

資金は殿のお陰で潤沢ですが、人手が問題ですね」

「仕方ないとはいえ、一向宗に染まった人を追い出しちゃったしねぇ」

 

金があっても、人が居ないんじゃ、開発は進まない

 

 

「関税を無くし、楽市楽座を行って人を呼び寄せる。

雑賀の町はまだ発達していないし、荒れてる今なら座を潰してもさして問題無いだろう。

他所からの流民も積極的に受け入れるぞ。

それから足軽はその都度農家から徴兵するのではなく、根来や九鬼のように正式に雇う。兵は減るがその分錬度は跳ね上がるし、季節に関係無く戦が出来る、狙い目は

燻ってる次男、三男坊だな。

今後うちの給金は米じゃなく金で払う。山地が多い所為で開墾にも限りがあるだろうしな。検地もドサクサに紛れてやっちまおう」

「随分と色々やっちゃうのね」

「古い体制じゃ、この先やっていけん。変革を求められてるんだよ。

と言っても根本的な解決にはなってない、結局は紀伊が発展しないとどうにもならん」

「わ、分かりました、ただ、領民への配慮として、徐々に広めていくという形にしたい

のですが」

「そのあたりは任せる。直茂、引き続き長安を助けてやってくれ」

「はーい」

 

 

清興、根来のお陰で治安は問題無し

領民の慰撫は引き続き重秀に任せよう

 

 

後必要なのは、と…

 

「それともうひとつ」

 

ん?

 

「当家と雑賀の町の今後の事を考え、御用商人を召抱えるべきかと」

 

思案を巡らせていると長安が口を開いた

 

「雑賀は堺に近く、港は伊勢、博多に通じています。開発を進めていけば間違い無く

これらの町に匹敵する規模になるでしょう。となるならば、予めこちらの息の掛かった

者を用意しておけば後々捗るかと」

 

流石内政チート

こういうことはお手の物だな

 

「心当たりがあるのか?」

「僭越ではありますが、堺の納屋助左衛門という者と誼を通じています。

若くはありますが、商人としての能力は確かです」

 

吹き出しそうになったのをなんとか抑える

 

「分かった、その件も長安に任す」

「ありがとうございます」

 

内政は引き続き長安に無双してもらうとして、問題は織田か

 

あいつらが凸かました結果どうなるのか予想が付かん

人物情報を開くと何人か名前が消えていた

餓死かちょんぱか…いずれにせよどうでもいい

残った奴らは…清洲か岡崎

武田か上杉に行きたい奴も居ただろうが、舗装されて無い険しい道や賊の襲撃で

諦めたのかもしれん

命があるだけめっけものと

現にほぼ全員浪人表示で仕官出来ているのは極々一部

その連中も組頭ではなく、全員足軽だった

だがあいつらが知識をひけらかしていたら、それを間者が聞いていたら…

史実とは全く異なる歴史になる可能性が十分にある

何が起きても動けるようにしとかないとな

 

暫く内政に尽力する

といっても俺[政務20]がやるとむしろ悪い結果になるので見回りする程度

あれ、目から聖水が……

 

「殿、よろしいでしょうか」

 

そんなある日の夜、重秀が私室に訪ねてきた

 

「どうした?」

「改めて紀伊を救って下さった御礼をと思い、参上しました」

「気にしなくてもいいぞ、半ば自分の為にやったようなもんだしな」

「それでもです。あの時、あの場所で貴方に出会っていなければ、私は野垂れ死にして

いたでしょうし、紀伊も荒れ果てたままでした」

「まだ開発の途中だし、領民には色々苦労掛けてるがな」

「ですが、以前とは違い活気があり、皆希望を持って生活しています。

これも全て貴方のお陰です。本当にありがとうございます」

「そうか、そう言ってくれると俺も気が楽になる」

「その上で、ひとつお願いがございます」

「ん?」

「領民の慰撫の為、紀伊の各地を回っていますが、特に孤児が目立ちます。

一向宗と雑賀が主な原因ですが、元を正せば彼らがそうなってしまったのは私の責任

です。手前勝手な事とは承知の上、どうか彼らを救っては頂けないでしょうか?」

 

戦災孤児か、確かになんとかしないといかんわな

 

「別にk」

 

言いかけて止まる

待て、ちょっと待て

頭の中に何かが光った

 

「殿?」

 

ただ衣食住を与えるだけ?

別に金はどうでもいいがもったいなくね?

子供は大人と違って吸収力が高い

ならついでに色々教えれば、大人になる頃には即戦力にならねぇか?

秀吉は加藤清正、福島正則、石田三成達を幼少の頃から育てていた

適当に建物作って筆と紙と書物用意して、教師は…食い詰めた元神官とか、僧とかに

やらせりゃいい

幼少は手習いをやらせて、個性が出始める頃になったら本人の希望やら資質を考えて

専門的な学問やら技術をそれぞれのプロに本格的に学ばせ、その後、紀伊各地へ出荷

孤児が居なくなって衛生面が改善、知識と技術を持った人口が増えれば税収も期待出来る

 

 

即座に長安と直茂を呼び、相談する

 

「む・り♪」

 

即答だった

 

「考えは非常に良いかと、ですが…」

「私も長安も手が回らないのよ。人手は元より政務を任せられる人員が居ないとどうにもならないわね」

 

くそ、人手不足解消の為のアイデアが人手不足でやれんとはなんたる皮肉

だがこの考えは正しい筈だ…そして早くやればそれだけ恩恵がデカイ

 

「と・こ・ろ・でぇ♪」

 

ジンが悶々としていると直茂が妙に楽しそうに口を開く

 

「重秀はなぁんでこんな時間にジンの私室に一人で来たのかしらぁ?」

「で、ですからそれは、約束通り紀伊を救っていただいた御礼と孤児の件を相談に…」

「ホントにそれだけかしらぁ♪」

「べ、別にやましい気持ちなど…!」

「あら、誰もそんな事一言も言って無いけどぉ♪」

「や、やましい…」

「……っ!」

 

貞勝、長秀、小一郎は全員織田か…

いや、桶狭間前だから小一郎はまだ浪人

だめだ、それやったら秀吉がどうなるか分からん

…カードフルコンプはしたけど殆ど織田ばっかでやってたからな

くそ、さっさと滅べ織田

アカン、それだと本末転倒になる…

内政屋内政屋内政屋…

 

 

…思い出した

 

居るじゃん結構

序に稙宗は…流石に無理か…

あ、今後の事考えて居士もさr勧誘してこよ

 

「俺、勧誘、してくる、留守、任す」

「「「えっ」」」

 

っと

 

「長安、納屋に石山に居る安井道頓ってやつ部下にしろって言っとけ。役に立つ奴だ」

 

よし、善はクロックアップ!

 

一月後

 

増田[美偉]長盛、前田[氷華]玄以、伊奈[制理]忠次、大谷[五和]休伯

果心[霞]居士、果心[あやね]居士

 

以上をさr勧誘出来た。

 

全員まだ浪人だったので何とかセーフだった

そして全員特盛りだった

 

 

 

 

 

 

なぜこうまで簡単に勧誘がうまくいくのか

これには理由がある

 

 

藤倉 ジン

年齢18 大名

所持金[面倒なので非表示、最低6桁]貫

名声0悪名2

 

統率 92 (+12孫子の秘奥義)

武力 95 (+15村雨)

政務 20 (+10自鳴鐘)

智謀 90 (+10呉子の秘奥義)

魅力 112(+12松嶋の壷)     ←これである

装備武器 村雨

装備防具 色々威腹巻

 

 

足軽■■□□  建築■□□□

騎馬■□□□  開墾■□□□

鉄砲■■□□  鉱山■□□□

水軍■□□□  算術■■□□

弓術□□□□  礼法■□□□

武芸■■■□  弁舌■■□□

軍学■□□□  茶道■□□□

忍術■□□□  医術■■■□

 

 

 

この世界でリア充必須能力は甲斐性と魅力である

90で恋愛SRGの主人公、100でナデポ、ニコポ装備のToLOVEる系主人公

110以上で[検閲削除]

 

だからといって魅力値が高いだけのうつけ『足利義昭』のようなのはダメ

上記の条件は他の能力や技能が一定値ある上での話である

顔が良くてもKYやもやしは…みたいなものである。戦国だしね、仕方ないね

逆に、魅力が低くても他の能力が高ければ、十分リア充には成り得る

 

 

なので今の状態ならぶっちゃけ浪人は100%勧誘に成功する

(仕官傾向が武士かなんでもなら)し、 現在の家臣は全員ベタ惚れである

他家の調略など完全無効である

 

本人はそんな事は一切理解していない

振ったのは、単に引き抜きや外交で役に立つと思ったからである

 

 

 

 

これで色々捗るぜぇ

果心居士が二人だったのには驚いたが、かえって都合が良い

久秀がこいつら雇ってたら色々不味かったからな

俺の護衛にすれば、その分根来も人員を割く必要が無くなる

 

「お帰りぃ、早速だけど、お・は・な・し、しましょうか?」

 

雑賀城に戻ると直茂が妙な威圧感を出しながら城主の間に待ち構えていた

 

新たな家臣を加えたお陰で人手不足は解消され、紀伊は加速度的に発展

その功労者である筈の俺は何故か正座で2時間説教された 解せぬ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その時がやってきた

 

 

 

1560年6月

 

 

『織田信長、桶狭間にて今川軍に勝利す』の報は日本中を駆け巡り、

俺は違和感を感じた

 

「…義元はどうなった?」

 

肝心の部分が明らかになっていない

 

「本陣を奇襲され織田兵に取り囲まれ、自身も負傷したものの囲みを突破、

駿河に撤退したそうです」

 

変わりやがった

 

「…突破出来た理由は?」

「…織田兵が誰が義元の首を取るかで揉め、同士討ちが発生したとか」

「はぁ?馬っ鹿じゃないのぉ」

 

評定の間に居る全員の気持ちを直茂が代弁する

その織田兵は間違い無くあいつらだろうな

 

「その後、今川家臣の松平元康が三河にて独立、以後、徳川家康を名乗りました」

 

義元が生きているのに独立?あの家康が?

つまり勝算があるってことか?

 

「その後、徳川は織田と同盟を結んだ、との事です」

「今川の武将と兵力はどうなった?」

「何人かは討ち取られたようですが、主だった者の多くは健在です。

兵力に関しては虚報、混乱、逃散により、駿河に帰還したのは多くありません」

 

一か八かに出たってことか?

確かにここを逃すと好機はもう来ないかもしれんが…

 

「何というか…すごいのかすごくないのか分かりませんね」

「画竜点睛を欠くとはこの事だ。織田が勝てたのは偶然ではないか?」

 

長安、清興の言葉は何も知らない奴全員が思っている事だろうな

 

「ま、そっちはそっちで良いとしてぇ、私達は目の前の事を考えましょうか?

…目障りな虫の最も残酷な処分方を考えないと…ねぇ?」

 

そう、三好が紀伊にちょっかいを出してきたのだ

とはいえ和泉から来た軍は既に叩き潰し、取った首は国境に並べて体は全部硝石丘に

したのだが。

すると今度は『今回の事は水に流して従属させてやる、娘をくれてやるからありがたく

思え(意訳)』とか言ってきた。

お陰で家中の三好への敵意が天元突破している

 

「気持ちは分かるが手は出さん。紀伊の開発も落ち着いていないし、何より和泉を

取ったら本願寺と隣接する」

 

そう、和泉の上には摂津、あの本願寺の本拠がある

今あそこがお隣さんになると洒落にならん

 

ぐぬぬ…と歯噛みしている連中をよそ目に三好の状況を推測する

 

大名の三好長慶は優秀な人間だ

こんな場当たり的な行動をとりはしない

ってことは…

義継の独断…いや、年齢考えれば三人衆か松永か…?(1560年時11歳)

家臣のバカ許すって事は長慶は重病か死に掛け、或いはもう死んでるか…

まぁ碌に動けないのは確定か

となると…これからアホ共がはしゃぎだすな

色々変わった以上、事件が前倒しになる可能性は高い

立志伝じゃよくあることだしな

 

その後も紀伊は内政に傾注する

人材が揃ったので捗る捗る

三好が定期的にちょっかいかけてきたが、その都度紀伊に硝石丘が増産された

外では色々とイベントが起きたが、やはり前倒しされていた

 

 

そんなある日

ぶらぶら領内をうろつきながら、例の孤児院兼学校に向かう

根来から面白い報告が来たのだよ

 

何かアレを作って暫くしたら、領民は元より他国から来た流民の中からも参加希望者

が来たので、予定より建物も人手も増やすことにした。(当然一向宗の確認は怠らない)

 

で、そこに紛れ込んだ奴に会いに来た

 

「こんなとこに居たなんてな」

「御陰様で充実した日々を過ごさせて頂いております」

「さいですか」

 

ウチに来る気無しって言いたい訳だ

少なくとも今の所は

 

「だったら恩に着せて頼みたい事があるんだがな」

「そう言われても出来ないことは出来かねますが」

「俺にも色々教えて欲しいんだよ。上に立つ者としてまだまだ学ばなきゃならんことが

たくさんあるんだ。アンタなら申し分ない」

「確かに私の今の立場上、断る理由はありませんが…」

「が?」

「相手が何処の何方様であっても、教え子であるならば容赦はしませんよ?」

 

さっきまでの物腰柔らかな雰囲気のまま、人を殺せる目になっとる

 

「…お手柔らかに」

 

 

 

 

 

アカン

 

この世界で生き残る為に速攻で武芸と医術を修めた。

そのお陰で今まで命の危機には直面しなかったけど、今回はマジで死ぬ

 

授業→体力1になる→常備してある薬を無理矢理飲まされる→授業

以下エンドレス

 

「学ぶ事を疎かにして死ぬよりは良いでしょう?」

 

無表情で薬を口に押し込んでくる目の前の女に恐怖を感じた

 

竹中[アティ]半兵衛重治

 

腹が立ったので、ウチの連中も何人か道連れにしてやった

偶に逃げようとする奴が出るので、其の度に全員で捕まえて『逃がさん…貴様だけは…』

を繰り返した

 

授業でやつれる俺達に反比例するかのように紀伊はハッテン♂した

 

 

同年9月

 

納屋の店に来た

決してあいつらの目を盗んで逃げたのではない

 

「納屋[翼]助左衛門にございます」

「安井[真宵]道頓にごりゃいます」

「突然顔出して悪いな。ちとやって貰いたい事があって来たんだ」

「何でございましょう?」

「遠いんだがな、九州の島津を気づかれないよう支援して欲しい」

「九州…島津に統一させると?」

「そうなるかもな、どうでもいいが」

「…大友家大名、大友義鎮は最近乱行が目立つそうですね。禅宗に帰依し、家臣の多くも

仏教を篤く信仰しているというのに、宣教師に領内での南蛮寺の布教を許可し、権益

確保の為とはいえ、寺社仏閣はおろか仏像や経典の類まで破壊し、家中で不興をかって

いるとか…優秀な家臣との間に自ら溝を造るのは主君としてどうなのでしょうね」

「流石だな、長安が推挙するだけのことはある」

「恐れ入ります」

「秤は動かん。載ってるモノが亡くならない限りはな」

「委細承知しました。少し前に米相場が荒れてだいぶ打撃を受けていましたからね。

手を加えればすぐに動いてくれるでしょう」

「…ほんとに何でも知ってるな」

「何でもは知りません、知っていることだけです」

納屋と話している最中、道頓の頭には?マークが常に浮かんでいた

 

ゲームと違って介入出来るならさせてもらうさ

優秀な人材は多いに越したことは無い

それが神様なら尚更な

 

ちなみにこの後、店を出た所を発見、捕縛され、薬漬けにされ(ながら授業を受け)た

 

 

 

 

1562年

 

藤倉 ジン

年齢18 大名

所持金[面倒なので非表示、最低6桁]貫

名声16悪名18

 

統率 93 (+12孫子の秘奥義)

武力 95 (+15村雨)

政務 21 (+10自鳴鐘)

智謀 92 (+10呉子の秘奥義)

魅力 112(+12松嶋の壷)

装備武器 村雨

装備防具 色々威腹巻

 

足軽■■□□  建築■□□□

騎馬■■□□  開墾■□□□

鉄砲■■■□  鉱山■□□□

水軍■■□□  算術■■□□

弓術■□□□  礼法■□□□

武芸■■■■  弁舌■■■□

軍学■■■□  茶道■□□□

忍術■■□□  医術■■■■

 

 

 

 

 

で、そんな日々を過ごしていると

 

 

 

 

 

 

同年5月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「足利[キングブラッドレイ]義輝だ、宜しく頼むぞ!わははは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直茂に視線を向ける

顔を背けられた

 

長安に視線を向ける

顔を背けられた

 

おのれ、獅子身中の虫共め

あとで揉みしだいてやる

 

現状を纏めると2行

 

1案の定三好三人衆と松永久秀が足利義輝を弑逆したとの報告が入った

2何か来た

 

 

 

後ろ腰に交差するように太刀を3本差してる見た目は陽気なおっさん

 

でも常人とは何かが違うのがあるのは分かった

何かオーラみたいなのが見えるのだ

 

取り合えずSAN値を削りながら事情を聞く

 

御所を襲撃された際に近寄る雑兵を満足いくまで片っ端から(単騎で)ちょんぱし、

飽きた頃に厩舎に向かって愛馬に跨り脱出。

が、家族を任せた家臣が松永の手勢に捕捉されてもろとも捕らわれたのを知り、

そのまま単騎で大和に凸

監禁されていた寺をこれまた単騎で襲撃して(坊主以外を)殲滅。

その寺の位置が大和と紀伊の国境に近かったのでそのまま来ちゃったてへぺろ♪(意訳)

 

 

 

ということらしい

 

 

 

 

 

ゲームが違う

 

 

 

 

ウチの連中もみんな目が点になっている

話の内容を疑っているのではなく、頭の処理が追いついていないのだろう

 

 

「ちなみに御家族は…」

「ああ、大事無い。無事だ」

「それは何よりです…それで、今後どうなさるおつもりで?」

「うむ、特に考えていない」

「ファっ!?」

「征夷大将軍などという肩書きでは今の日の本に静謐を齎す力など無い。

三好の台頭を許したのがその証拠よ。足利は弱くなり過ぎた。

仮に三好、松永を駆逐し、二条に戻った所で、力を持った別の者の手で同じ事が

繰り返されるだけよ」

 

実際そうなるしな

 

「なにより将軍としてふんぞり返ってるより刀振ってるほうが性に合うし楽しいし。

なので儂、このまま死んだ事にしてのんびりする。どうせ少し早いか遅いかの違い

だからの」

 

台無しだ馬鹿野郎

 

「家臣には仏門に入った弟の事を任せてきた。優秀な者達だ、無事に逃げおおせているだろう」

「…分かりました、では住居を手配させていただきます。他にも何かあればこちらで

御用意させていただきますが?」

「おお、感…いや、もう将軍ではないしの、かたじけない。では早速だが頼みが

あるのだ。松永と三好を攻める際、先陣に同道させて欲しいのだ。

なに、無論一足軽としてでかまわぬ故」

「ファっ!?」

「実は御所で雑兵の相手をしておるときに気に入っておった刀を失くしてしまっての。

業物ゆえ、恐らく連中が所持しておる。それを取り返したいのだ」

 

天下五剣のことか?

数珠丸恒次は負けたら命乞いする奴が、三日月宗近は麒麟児()が持ってるからそれ

以外…?

ん?もしかして腰に差してるのが残りのか?

道理で鞘と柄がごついわけだ

あれ、って事は失くしたのって…?

考えていると視線を感じた

 

左近に目を向ける

涙目で何かを訴えている

 

ウチの武官は俺含めても5人

俺は大将だから先陣など論外、直茂は参謀扱いなのでこれもNG

重秀は鉄砲隊だから不可、吉正は重秀の副将扱いだからこれもアウト

必然的に先陣は左近になってしまうのだ

んで元とはいえ将軍を足軽として扱えなんてパワハラってレベルじゃない

 

「…なにより家族に手を出した報いを受けさせねばならんのでな」

 

 

ずしりと体に空気が圧し掛かったかの様な感覚。

それとほぼ同時に霞とあやねが姿を現し、俺を守るかのように義輝の前に立ちはだかった。

重秀、吉正、さっきまで涙目だった左近も腰を浮かして得物に手をかけ、根来の忍びも

一切姿と音を出さずに動く

 

「おや、抑えたつもりだったが漏れてしもうたか、すまんすまん。

いや、思い出して少々腹が立ってしもうたわ。わははははは!」

 

にも関わらず全く動じる事無く豪快に笑う

 

少々でこれなの?

鳥肌立ってるんだけど

 

「しかし良い家臣を揃えておるな。御主自身も中々出来るようだし、うむ、結構結構」

 

武力の差はあるが覆せない程ではなく、剣術技能は同じ4(のはず)

それでも勝てる勝てない以前の話だわこれ

持ちうる技の差とかってレベルじゃないのが肌で感じてとれる

これが剣豪って奴か

 

 

家臣共を席に戻らせ、霞とあやねを制して下がらせる

 

 

 

「家臣が無礼を働き、申し訳ありません」

「いやいや、気にしてなどおらんよ」

「話を戻しますが、表向き当家剣術指南役として召抱える、という形にしようかと思いますが、いかがでしょうか?高禄で召抱えられた、という事にすれば屋敷を与えられて

も周囲から怪しまれないでしょうし、多少強引ですが戦に参加する理由にもなります。

気が向いた際に家中の者達を鍛えていただければ暇つぶしにもなるでしょうし、当家と

しても助かります故」

 

義輝は満面の笑みで即答し、左近の頭には大きな石が落ちた…ような幻覚が見えた

 

 

 

 

 

その後

 

「今後は、そうだな…みや、宮…宮本、武、蔵、うむ!宮本武蔵とでも名乗るか」

 

と言われた

好きにせい

もう驚かんわい

 

紀伊に居ついた武蔵はすぐに溶け込んだ

将軍だった頃は腹に一物持ってるような奴しか相手に出来ず、剣も満足に振れずの日々

だったらしい

それが原因なのか、道場を開くと家中の人間だけでなく領民や例の子供達からも希望者

を集め、分け隔てなく剣を教えた(形だけの剣術指南役なのでその辺如何こう言う気は

無い)

民と直に接触できるのが嬉しいらしく、身分の別なく例の豪快な笑い声を聞かせている

気さくな性格のようで、教え子からの評価も高い

ほかにも農民に交じって農作業手伝ってたり茶屋で普通に団子食ってたり、小船に

乗って釣りしてる姿が確認されたりと日々をエンジョイしているそうだ

 

なんか定年退職して趣味に没頭するおっさんみたいだな

あるいは世間知らずなセレブが下々の生活体験みたいな

 

武蔵の家族にも会ってみた

 

「長女の王元姫と申します」

「次女の星奈よ、よろしく」

 

姉はしっかり者で妹は人見知りのような印象を受けた

共通しているのは金髪巨乳とツンデレっぽい所 声?知らん

姉が武蔵の娘ってのは何となく納得できた。無双的な意味で

 

 

どうも嫁さんは病で結構前に亡くなっていたらしい

 

 

家族が本人の決断をどう思っているのか不思議だったが

 

「思う所が無いといえば嘘になります。ですが私達は武家の娘です」

「父上が決めた事に従うのは当然でしょ」

 

この辺はやはり現代人との違いらしい

本人達も普通に溶け込んで生活出来ている

適応力が高いのか、血の為せる業なのか

 

 

 

同年6月

 

 

武蔵が来て1月が経つ

今現在のウチの三好、松永への方策は防衛のみである

というのも単純に攻め込める程の兵力が無いのだ

 

理由は大きく分けて2つ

まず俺の知名度の低さ

突如紀伊を支配下に置いた氏素性の知れぬ者というイメージに加えて本願寺に仏敵認定

されている為、対外評価が頗る悪い

更に領地は将軍殺しの三好、松永に囲まれている

例の事件で連中の領地に入るのを戸惑う人間が出てきている為、必然的に紀伊に来る者

も減少した。

船で来る者もいるにはいるが、そうまでして来たいと思うものは極僅かだ

 

もう一つは、元々紀伊には鍛冶や林業等の技術屋集団が多く、当然ウチは保護している

更に開墾や鉱山、街道や町の開発も同時進行している為、何処も人手がいる。

 

つまり他国よりもある程度の職業選択の自由があるのだ

 

故に狙っていた長男以外の適齢期の兄弟共や流民は其方に多く割かれることなり、

兵力の増加は予想していたよりもかなり低かった。

普通ならば他国を攻められる程度はあるのだ。

が、隣接している三好と松永はウチと敵対関係にあり、更に双方が同盟関係の為、

防衛にもそれなりの兵力を割かねばならず、攻略は増援を計算に入れて行わなければならない。

ままならないものである

まぁ、紀伊自体の開発が順調である以上、時間の問題だろう

誰だって住みやすい所で暮らしたいはずだ。

 

実戦経験積めるチュートリアルだと考えよう

兵の錬度も上がるし硝石も出来るし

 

にしても気になることが二つある

連中が擁している足利義栄が未だに将軍になっていない

当初ウチが朝敵認定されないのは、朝廷が三好の要請を拒否しているからと思っていた

だが良く考えてみると、今の困窮した朝廷に拒否出来る気概も余裕もあるとは思えん

 

もう一つは松永の動きが無い事

三好とは定期的に小競り合いが起きるのだが大和の方はそれが無い

 

少し調べる必要がありそうだ

 

そんなこんなで日々を過ごしていた

 

ちなみに少し前に佐竹が滅んだ。なので

 

関東へ凸

速攻佐竹[イカロス]義重(国主を任せられる程の超優秀オールラウンダー)を拉致る

(貴重な武官枠ゲット&左近歓喜)

序に少々米を転がして帰還(北条侵攻速度低下)

 

等のミニイベントをこなしたが省略する

 

「以後宜しくお願いします。マスター」

 

当然の如く一部が豊か

そして何か言ってるのはスルー

 

 

 

外ではやはりというかなんというか、問題が起きていた

無論織田である。

 

根来の情報によると墨俣城は完成させたが、そこから殆ど進展していないらしい

しかも何故か建てたのは信長自身との事

佐久間、柴田の後に秀吉が例の建築法で挑んだらしいが、【何故か】情報が漏れていた

らしく材木調達の最中に斉藤軍に強襲され、失敗に終わったそうだ。

 

んで仕方なく信長が大軍引き連れて成功させるも、場所が敵領内の為に結構な被害を

被り、侵攻は延期。戦力の回復を余儀無くされる。

が、当然斉藤側も領内に出来た敵の城を見過ごせる筈が無く、定期的に軍を派遣。

さらに弱小の徳川が桶狭間の痛手から立ち直る前に今川領へ侵攻

速攻で勢力を広げないと滅亡待った無しなので仕方無いが、独立したばかりで何もかもが足りない。

無論単独で今川攻略など困難な為、織田が援軍を派遣せざるを得ない

今川に復活されると次は間違い無く滅亡なので、織田としても断る事は出来ない

が、今川の予想以上の守備力に攻略は難航している

これは義元が生存している為、ある重要イベントが消滅したからだ

 

三国同盟の崩壊

 

本来なら桶狭間の後、武田は今川との同盟を一方的に破棄、徳川と手を結び今川領を

挟み撃ちするのだが、戦力が低下したとはいえ義元は健在、配下の将も未だ多く存在

する為、武田が同盟を破棄しなかったのだ

その為、今川は防衛戦力の大半を西に向ける事が出来、徳川の侵攻が遅延する原因となった

 

 

結果、織田の戦力はグダグダの小競り合いに因って消費され、回復の目処が立って

おらず、国力も徐々に低下しているらしい

 

 

秀吉が失敗したのもどうせあいつらのせいだろうな

人物情報を見るとまた何人か消えていた

 

もう何が起きるかさっぱり予想出来ん

 

織田の上洛は消えた

となると…

 

 

 

評定の間に主要人物を集めた

 

 

「大和、伊賀、伊勢を取る」

「三好はどうするの?」

「九鬼に牽制させる。ま、安宅に痛手を与えてからだがな」

「大和、伊賀はともかく伊勢を攻める理由をお聞きしても?」

「まず紀伊と大和は山国だ、開発は進めているが、石高には限界があるだろう。

伊勢は平地があり、水源も豊富、さらに伊勢湾における商業、海運の中心地である

大湊もある。

が、一番の理由としては、あそこは造船の技術屋や専用施設が多い。九鬼水軍も

伊勢の出だが、船の扱いに長けていても造船に関しては本職じゃない。

将来的に本願寺と殺り合う事を考えると水軍の強化は必須だ。(あと伊勢海老)」

「ええ、確かに仰る通りねぇ」

「安宅をおとなしくさせられれば、これまで細々と行っていた貿易や海運も大規模に

出来ます。加えて紀伊、大和、伊賀、伊勢の街道を整備し、その上で熊野灘経由の流通も当家で握れば莫大な利益が生じます」

「伊賀衆も従属させる。甲賀は南近江だが、六角が三好と同盟関係である以上、

こっちも下しておきたい」

 

尚、全くの余談だが、どこかの大名に従属している海賊、忍者衆を自勢力に従属

させようとしても選択肢自体が出ない為不可能…と思いきや、主命で部下に任せると

何故か成功し、鞍替えする事がある

気づいたときは既に結構やり込んでいた頃だったので素で驚いたものである

 

「問題が幾つかあるわねぇ。まず今の九鬼水軍で安宅水軍を破れるのか。これは

力量云々じゃなく単純に戦力の問題。向こうの本拠地の淡路が紀伊の目と鼻の先に

あるから水軍の拠点は目立たないよう建造せざるをえなかったわ。

だからお世辞にも規模が大きいとは言えない。

安宅を大人しくさせ、且つ三好の牽制を…っていうのは現実的じゃないわねぇ。

後は…」

「長島城だな」

「あそこは規模の小さい本願寺城みたいなものよぉ?ただでさえ敵対してるのに、

まともに相手をしたら被害が洒落にならない。でも伊勢を制圧するなら避けては

通れないゾ」

「まず九鬼に鉄砲を【軍事機密】丁持たせる、その上でこいつを使う」

 

全員に切り札を見せた

 

「これだけじゃないんでしょ?」

「…丸投げする事になるぞ」

「あれぇ、そうじゃない時ってあったかしら?」

「か、家臣の仕事とったら勲功上がらないからだし」

「はいはい、家臣思いの主君で私達は幸せですよ♪」

「…任せる」

「はい、りょーかい♪」

「嘉隆、すぐ専用船の建造にとりかかれ、急造でかまわん。長安は人手は集めさせろ、

金に糸目はつけるな。大和に連れて行くのは直茂、左近(改名済み)、義重、それから

小荷駄隊を長盛。鉄砲隊は俺が直接指揮する。重秀と吉正は紀伊の防衛を。

仕掛けるのは9月半ば、農繁期だ。各々用意を怠るな。あと左近…武蔵宜しく」

「\(^0^)/」

その日、(一人の尊い犠牲者のお陰で)ウチの戦略目標が決定した

 

名分?勝った奴が正義なんだよ(但し三好、松永を除く)

南蛮寺に寄付すれば悪名なんざあって無きが如しだしな

 

ちなみにここに至るまで、俺も含め主だった家臣連中は誰も年を取ってない上に

全員【元服±ロマン】才以下

ハハッ、ここは夢の国かな?

…否定出来ないのが怖い

 

 

 

 

 

同年9月半ば

 

 

藤倉 ジン

年齢18 大名

所持金[面倒なので非表示、最低6桁]貫

名声16悪名18

 

統率 94 (+12孫子の秘奥義)

武力 95 (+15村雨)

政務 21 (+10自鳴鐘)

智謀 92 (+10呉子の秘奥義)

魅力 112(+12松嶋の壷)

装備武器 村雨

装備防具 色々威腹巻

 

足軽■■□□  建築■□□□

騎馬■■□□  開墾■□□□

鉄砲■■■■  鉱山■□□□

水軍■■□□  算術■■□□

弓術■□□□  礼法■□□□

武芸■■■■  弁舌■■■□

軍学■■■□  茶道■□□□

忍術■■□□  医術■■■■

 

 

 

 

雑賀の町付近の拠点から出撃した九鬼水軍本隊(鉄砲大量配備)が安宅水軍と戦闘

武装はこちらが圧倒的だが、如何せん数の差が大きく、一進一退の攻防を続ける

だがその隙に商船に偽装し、堺に係留させておいた特殊小船を個別に淡路に向かわせ、揃った所で切り札、大筒を30門、安宅本拠地にぶっぱし、壊滅的な打撃を与えることに成功。

特殊船をそのまま戦域に向かわせて砲撃

後方からの砲撃、轟音によって混乱した安宅を嘉隆が見逃すはずも無く、甚大な被害を与え撤退させる

 

「ごめんなさぁい殿、やっぱり大筒全部沈んじゃったわぁ」

 

無論良い話ばかりではない

大筒を乗っけたのは浮力を強化しただけの小船で、更に間に合わせ物。

発射時の反動によって自壊するような脆さだった(何とか数発は耐えたが)

本拠地襲撃後、砲撃せず温存していた物も、その後の戦域強襲で全てが自沈した

 

「かまわん折込済みだ。紀伊の貿易と海運が本格的に稼動すれば釣りが来る。

それより良くやった。鉄砲を揃えたとはいえ、あの数の差で別働隊が戻るまで耐え切ったのは見事だった。

淡路に三好が居る以上、止めを刺す事は出来んが、この海域は制圧できた。

本格的に水軍の規模、拠点を拡大させる。忙しくなるだろうが頼むぞ」

 

「…っ!ええ!お任せよぉ」

 

故郷を追われて落ちぶれた自らの水軍が、以前より遥かに大きくなる事は嘉隆にとって

夢のような出来事なのかも知れない

 

まぁハナからその辺考慮してたんだけどな

どん底で手を差し伸べられれば誰だって恩義を感じる

最初から自分の力に自負がある奴は手綱握るのに苦労しかねん

そういう意味で嘉隆は理想だったんだよな、腕も確かだし

 

 

ちなみにこの戦闘において三好は一切動いていない

家中が絶賛冷戦状態なのだ

 

三好は三好長逸・三好政康・岩成友通の三人衆が実質的な支配者として君臨しているが、どうも三人の中で誰が正式に足利義栄を擁立するかで揉め、その所為か正統な

長慶の後継者(養子ではあるが)である義継をないがしろにしているようだ。

それが気に入らない義継の側近や譜代連中との間に亀裂が発生、三好内部は現在4つの派閥に分けられていた。

義栄に将軍宣下がなされないのはこの辺りの事情が原因のようだ

 

その状況をどこかの誰かが利用し、あの手この手で家中の亀裂を大きくし、猜疑心を

育て、疑心暗鬼を作り、一触即発の状態を作り上げた事実など(公には)存在しないが、

現在内紛一歩手前ぐらいになっている

 

「久しぶりにがんばっちゃった♪」

「ご苦労さん」

 

結果、現在の三好は外に構っている余裕が無い

その外には松永も含まれていた

 

人は疑いだすと誰もが怪しく見える

そうなった奴が将軍殺しの片棒を担ぎ、謀略に長けた者が傍にいて冷静でいられるだろうか?

 

この状況なら防衛戦力を減らしても十分守れる

下準備完了

行くか

 

 

 

 

同年10月

 

 

「松永の使者が来てるけどぉ、どうするぅ?」

 

 

高屋城の畠山を速攻で下し、そのまま信貴山攻めを開始

ゲーム上では高屋城と石山本願寺は繋がっているので、向こうが攻めてくる可能性が

あるが、実際は和泉、つまり三好領を横切らなければならない

(高屋城も和泉だが南寄り)

三好と事を構えてまで来る可能性は低いだろう

 

で、打って出てきた松永軍相手に先鋒の左近隊が大ハッスル

一番槍が接敵した瞬間に足軽の首が7つ飛んだとか、太刀で騎馬武者を馬ごと斬った

とかそんな噂が広がる位の大活躍だった(左近無言の休暇申請)

 

で、城に引っ込んでしまったので、他の連中にも武功を上げさせる為に軽い城攻めを

何度か行い、そろそろ大筒使うかーと考えていた矢先の事だった

 

「何しに来たんだ?」

「さぁ?あ、これ見せてって言われたらしいわよ」

 

金属片?銅銭、じゃない

 

「良く出来てるわね、なんなのそれ?」

 

成る程

 

「会おう。全員席を外してくれ」

「理由を聞いても良い?」

「隠し事の一つや二つ、大目に見てくれ」

「…松永久秀をどうするつもり?」

「使者の話がなんであれ、生かすつもりは無い」

「…そう、なら良いわ」

 

全員が居なくなり、使者が入ってくる

 

使者の持ってきた手紙を意訳すると、お話したい事があるから城に来なYO!

と書かれていた

攻め手の大将に城に会いに来い等、狂っている内容だ

先に家臣共が知っていたら、俺に会わす前に首にして送り返していただろう

俺も普通なら拒否していた

 

校章を持って来ていなければ

 

使者は詳しい事情を知らないらしい

久秀に校章を渡され、これを見せれば会えるはずだ、とだけ言われたそうだ

 

返事を伝えて帰らせ、家臣を集める

 

「久秀に会いに行く」

 

どよめく家臣共

 

「…どういうつもり?」

「そのままの意味だ」

「私たちが行かせると思う?」

「心配するような事にはならんさ」

 

さて、どうなるかな

 

 

 

 

 

某日 信貴山城 天守

 

 

「会いに来てやったぞ、精々持て成せ」

「いやはや…まさかここまで堂々と来られるとは思いませなんだな」

「用があるから呼びつけたんだろ?さっさと言え」

「ははは、剛毅な御方だ。このような状況でなければ、一席設けた上でゆるりと

話をしたかったのですがな」

「興味はあるが命を秤にかける程の価値は無いな」

「それは勿体無い、機会があれば数奇の道をとくとお伝えするのですが」

「あれが手札になるとでも思ったのか?」

「なりませんかな?」

「秤に載せる価値も無い」

「同郷の者なのでしょう?」

「それだけの関係だ」

「…成る程、彼の者に比べ、貴方は随分と異質な存在のようだ」

「そうでもない、死んだ奴と生きてる大勢の人間で、後者を選べる常識は持っている」

「成る程、ではその常識を持った方が、なぜ態々ここまでいらしたのですかな」

「あんたと言う人間に興味があった」

「本音は?」

「宝物蔵の鍵」

「くく…いや失敬、義輝公が行動を共にするのも合点がいきましたわ」

「ならくれ」

「では最後に一つ、私の最後の有様を知っていて、何故この状況下で此処に?」

 

下では怒号が飛び交っている

城の総攻めが行われている所為だ

 

「別に一人で来るなんて言ってねーし、こうでもしねぇと下の連中が納得しねぇんだよ。うちの最強を護衛に付けて何とか黙らせたんだからな」

「くく…足軽よりも先んじて大将の元に来る大将など聞いたことが無いですな。

いや、良き冥土の土産が出来ましたわ」

「そいつは結構」

「こちらが鍵です。どうぞお持ち下され」

「遠慮なく」

「最後に一つお願いを聞いて頂けますかな?」

「なんだよ」

「介錯をお願いしたい」

 

無言で村雨を抜いた

 

 

「数寄者、松永弾正の持て成し、得と御覧あれ」

 

 

 

 

 

 

 

同日 天守階下

 

 

 

「済んだのか?」

「ええ」

「そうか」

「我侭に付き合ってもらって申し訳ありません」

「気にするな、儂としても興味があったのでな」

「久秀は貴方が紀伊にいるのを知っていたようでした」

「さもありなん、あの状況下で紀伊以外に選択肢は存在せぬし、そこから海に出ても

安宅水軍がおったからな」

「蔵の鍵です。お探しの物があったら持っていって下さい」

「良いのか?」

「今回の褒美ということにすれば問題ありません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日 宝物蔵

 

「わはははははははは!」

武蔵の笑い声が響く

あの野郎…最後のはこういうことか

 

蔵の中には何一つなかった

確かに鍵をやるとは言ったが中身をやるとは言ってない

くそ爺が

 

「一杯食わされたな、見事に傾いたものよ」

 

危険を冒してきた意味が無くなった

骨折り損の草臥れ儲けかよ

 

「多聞山か大和郡山のどちらかにあるでしょう。落ち着き次第攻めます」

「それはいいのだがな、その前に後始末の仕方を考えておいたほうが良いと思うぞ。

…女子が臍を曲げると恐ろしいぞう」

 

忍び足を発動させ、全力で逃げた

が、城から出た瞬間根来に捕縛されて本陣にお持ち帰りされた

只管嫌味やら小言を言われ続けた

 

 

 

 

 

1563年1月

 

久秀は死んだが、嫡男の久通が後を継ぎ、なおも抵抗を続けていた、が、最後に

残った伊賀上野城を落として大和・伊賀を平定

伊賀衆と甲賀衆の丸ごと召抱えにも成功する

 

「百地[武蔵]三太夫と申します」

「多羅尾[鹿角]光俊にございます」

 

配下の連中が全員同一人物に見えた

疲れているのだろうか

信貴山以降ずっと本陣に(物理的に)縛り付けられていたので無理も無いかもしれん

 

久秀のコレクションは根来衆と伊賀忍を総動員させ、何とか見つかった

納められていた蔵は奴の鍵で開いた

最後まで掌の上の様な気がして腹が立った

ま、古天明平蜘蛛(価値7魅力+14)と九十九髪茄子(価値7魅力+13)は手に入った

これで良しとしよう

残りの物は後々役に立って貰おう

 

武蔵の刀も無事に見つかった

村正だった

鞘と一緒に保管していたようだ

保存状態も良好で、武蔵も喜んでいた(左近も泣いて喜んでいた)

 

大和の事後処理に暫く時間を割くことになり、その間に部隊の再編と伊勢の調査を進める

 

 

 

同年2月

 

長安への引継ぎ(丸投げ)準備が整った

元々大和は興福寺を代表とする寺社勢力が多く存在し、強い力を持っていた

で、こいつらの後押しを受けていたのが筒井だったのだが、松永がアレコレして滅亡

その後、寺社勢力の持つ力(僧兵や権益)を危険視し、徹底的に潰し回ったらしい

松永がウチに攻めてこなかったのはその辺が理由のようだ

やったことに関しては理解できる

反抗的な連中が無駄に強い力を持っているのだ

内憂を抱えるたまま放置など出来るはずも無い

故に内政に大きな問題は無いものの、寺社側から蛇蝎の如く嫌われていた

まぁ松永のお陰でこっちは反感を買う事も無かったんだが

 

「それで、北畠と長島、どっちから攻めるの?」

「長島だ。北畠を攻めてる最中に後ろを脅かされるし、時間が経てば数が膨れ上がる」

「わお、いきなりぃ!」

「被害がどの程度だろうが終わり次第一度紀伊に戻る。濃尾や駿遠三にも人員を派遣

する必要があるし、三好、六角の動向も確認したい」

 

 

伊勢に侵攻開始

 

が、その前に起きた事件が一つ

 

武蔵が奈良に凸かました

狙いは柳生と宝蔵院だ

 

「義輝じゃないから!義輝じゃないから!ほれ眼帯!眼帯だから!」

 

などとほざいていたらしい

眼帯だからなんなんだよと言いたい(尚、気づかれなかった模様)

 

道場破りとかはしなかったらしいが手合わせの相手を軒並み潰したらしい

その後、満足して紀伊に帰還し、事の次第を聞いた王元姫にガチ説教食らってだいぶ

凹んだらしい  残当

 

 

長島城に到着

今回はガチでいかないと、最悪撤退せざるをえなくなる

 

が、その前に

 

「降伏勧告出すぞ」

「聞くと思う?」

「あそこに篭ってるのは石山の連中とは違う。一向宗の教えに縋り付いた難民だ。

不満を解消してやれば正気に戻るだろ」

 

調べてみると伊勢だけでなく尾張、美濃のごたごたから難を逃れる為に来た奴らもいるらしい

一向宗にどっぷり嵌ってるのはどうにもならんが、日が浅い奴らならまだなんとか出来るかもしれん

 

「無理、確かに最初はそうだったかもしれないけど、今はその教えを心から信じてしまっている。

だから【信者】って言うのよ。それに自分が仏敵認定されてて、教えに染まった紀伊

の領民をどうしたか忘れたの?そんな人間に手を差し伸べられても誰も信じないでしょ」

「紀伊は石山に近いからああせざるを得なかった。ここは長島だ。

せめて女子供だけでも何とかする。敵兵なら幾らでも相手してやるが、人的資源は

潰しても得られるものがない。城攻めは出来る手を全て打ってからでも遅くない筈だ」

「長島を先に攻める理由と矛盾してるって気づいてる?」

「生憎と未熟な人間でな。根来、伊賀、甲賀を総動員する。石山にも手紙を出すぞ」

「はいはい、どうなっても知らないゾ」

 

 

長島に使者を送る

「仏敵死ねと言われました」(要約)

石山からの返事

【仏敵死ね】(要約)

城内に潜り込ませた忍び

「仏敵死ねと言ってました」

 

 

名声とか悪評がココまでひびくとは

ちょっと甘く見すぎてたか

 

「気が済んだ?」

「指揮してる坊主を殺っても変わらんか?」

「寧ろ激化するでしょうね」

 

だよな

 

「これ以上時間をかけるのは反対よ。ここから更に数が増えたら、もう対処できなくなる」

「マスターが気にやむ必要はありません。差し伸べた手を払ったのは彼等なのですから」

「その通り。真に憎むべきは領民を扇動する本願寺の坊主共です」

「その坊主に領民が縋る原因を作ったのが俺達みたいな存在なんだよな」

「なら伊勢を平定してからそうならない国造りをすれば良いでしょ?主君はアレでも

家臣は有能なんだから」

「アレって言うな、揉むぞ」

「いやん♪」

「伊勢は殿が仰っていた通り、海運を上手く稼動させれば非常に好条件の土地です。

その上で順調に開発を進めれば領民が餓えに苦しむ状況などまず起きないでしょう。

重税を課すというなら話は別ですが」

「自分の足元壊すような真似はせん」

「でしたら後の憂いを断つ為に、長島城は廃城にしてでも落とすべきです。罪の無い

領民の命が脅かされる前に」

「俺達も利用できなくなるぞ」

「城の利用価値と一向宗にまた篭られる可能性を考えると算盤に合いません。

確かに長島城は堅城で尾張との国境に近い位置にはありますが、逆に言えば大湊から

距離がある為にこちらの目が届きにくく、一向宗が集うのに非常に都合の良い城と

言えます。

尾張の織田家も現状伊勢に目を向ける余裕は無いでしょう、もっと規模の小さな城でも

国境の守りは十分果たせるはずです」

 

確かに長島城は織田で制圧して暫くするとまた本願寺になる

…無駄な戦いを未然に防ぐ為、か

 

「総攻撃の用意を。持ってきた大筒、鉄砲は全て使うぞ。城を完全に破壊するつもりで

攻撃しろ。

向かってくるなら女子供だろうが遠慮はいらん。全員極楽浄土に行かせてやれ」

 

ま、美味しい事だけじゃないわな

割り切るしかないか

 

 

 

 

同年3月

 

長島城を文字通り潰して制圧した

向かって来た奴には片っ端から鉛弾を叩き込んだ

 

「伊勢の平定が終わり次第、長島城は規模を縮小して再建します。場所も直茂殿、

長安殿達と相談し、当家に都合の良い場所に変えますね」

 

こちらも結構な被害を受けたので予定通り紀伊に帰還する

念仏唱えながら只管に突っ込んでくる連中の威圧感はやばかった

数が揃い切る前で本当に良かった

信長が焼き討ちしたのも納得だわ

 

紀伊に帰還してすぐ忍びを各地に派遣する

駿遠三に伊賀、濃尾勢に甲賀、三好と本願寺、それと六角は根来をそれぞれ向かわせた

伊勢を取るならもう隣の話ですまないからな

 

が、問題にぶつかる

 

 

 

武官が足りん

 

内政を任せられる奴は足りてるが、城を任せられる奴が足りない

高屋城は紀伊と大和を結ぶ重要ライン故に重秀を送るつもりなのだが

その上で大和と紀伊の守りを誰かにやらせると攻めの人員がいなくなっちまう

どうするべ

 

「あの、殿、少々よろしいでしょうか?」

 

頭を抱えていると長安がやってきた

 

「実は2年程前、私の同郷の方が紀伊に来られました。

大きな怪我を負っていたので今まで私の屋敷で療養していたのですが、つい先日

それも完治致しました。

特に行くあても無いそうでしたので当家に勧誘した所、一度殿にお会いしてみたいと

言っていました

優秀な方々なのでお目通りをお許しいただきたいのですが」

 

同郷…甲斐の、浪人?誰だ?

心当たりが無い

 

「名前は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お初にお目にかかります、元武田家家臣、武田[黒]信繁と申します」

「同じく山本[涼子]勘助、よろしくね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武蔵の時、もう驚かないと言ったな

あれは嘘だ

 

黒髪ロングと女医みたいな女二人

両者共根来の連中に匹敵するばでぃ

 

怪我なら俺の所連れてこれば良かったのに、等という言葉もでなかった

 

「今後は貴方様の奴隷として未来永劫、幾度転生しようとも仕えさせていただきます。

草履取りでも垢掻きでも何なりと御命じ下さい。貴方に尽くす事が私の幸せです」

 

なにこのひとこわい

 

「どういう事か聞かせてくれるぅ…?」

 

脈絡無く捕縛され、脈絡無く現れた直茂が強烈なプレッシャーを放ちながらゆっくり

近づいてくる

こいつ何時の間に忍術極めたんだ

と思ったら後ろに明算が居た

こいつら主君蔑ろにしすぎだろ

そして霞とあやねが仕事してない

買収されてるのだろうか

 

「ねぇ…一体どんな外道な真似したの?正直に話すなら車裂きで許してあげるゾ?」

「こっちが聞きてぇ」

「へぇ…とぼけちゃうんだぁ…?」

「ねぇ長安に勘助=サン?この人致命的な怪我だったの?後遺症でこんなんなっちゃう

くらいの?それともこれが平常運転なの?若しくは武田の謀略なの?下克上どころか

処刑されそうなんだけど」

「い、いえ…確かに大怪我でしたが、紀伊に来た時には意識もはっきりしていましたし、

療養している最中も特に変わった所は有りませんでした。治ってからも同様です」

「武田に居た頃は常識人だったし、温厚で公平な性格と高い見識で人望も厚かった

わよ? 何時の間に調教されちゃったのかしら」

「…怪我人に鬼畜な行為を強要する人間はどんな刑が妥当と思う?」

「初対面だ、俺は悪くぬぇ」

「初対面の相手に奴隷宣言する人がどこにいるの?嘘はもっと上手くつかないと、

ねぇ?」

「時間は関係無いわ、一目見て理解出来たの。私はジン様の為にこの世に生を受けたのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

時間が止まった

 

勘助だけがあらあらうふふ、と面白そうに微笑んでいた

 

 

 

 

「勘助=サン、取り合えず此処に流れて来た経緯をお願いします。あといい加減ほどけ」

 

 

 

まとめると両者は元々信玄(今は晴信)に危険視されていて、第四次川中島のドサマギで命を狙われ、重傷を負ったものの運良く逃亡に成功。

動けるようになるまで身を隠し、最低限回復すると、追っ手の裏をかく為に道無き道を

進み飛騨に移動、体を休めつつ旧知の仲だった長安に助けを求め、今に至ると

 

二人の評価は簡潔に以下の通り

 

・武田信繁  

信玄の【実の】弟にして武田二十四将の副将格、山県昌景に『真の副将』と呼ばれた男

こいつが生きていれば義信(信玄の嫡男)も謀反しなかったかも?武田も滅亡しなかったかも?

とまで云われている程の人物

 

・山本勘助

武田の伝説的軍師、海津城(川中島での超重要拠点)を作ったとされている

存在自体が怪しいのだが、歴史SLGでの能力は折り紙付き

 

 

信虎(信玄、信繁パパ)は、信玄を廃嫡して信繁を後継者にしようと画策してたとか

だが信繁は信玄につき、信虎は追放された

信玄から絶大な信頼を寄せられており、信玄は信繁の死体を抱くと号泣したと伝えられる、んだっけ?

 

まぁ、歴史は勝者が紡ぐものだしな

都合の良い様になっててもおかしくない、か?

そもそもこの世界は正史(笑)だしな

 

勘助に関してはよく分からんが、少なくとも優秀なのは間違い無い

 

「信繁様もこう言ってるし、ジン様さえよければ御仕えさせて頂きたいわ。

ココに居ると色々面白そうだし」

「その前に聞きたい事がある」

「何なりと」

「真田幸隆のさんな…三人目の子供、今何処に居るか知っているか?」

 

真田昌幸と黒田官兵衛

紀伊を獲ってから、すぐに根来を使って探したが、この二人の消息が掴めない

お陰で質は兎も角、人材の数が未だに足りん

 

「幸隆殿の御子は二人です」

「間違い無いか?」

「信綱殿、昌輝殿の二人で間違いないわ。両者とも剛勇の士で、戦の際は最前線で武功

を立ててたわよ。 庶子も居るかもしれないけど、そこまでは分からないわね」

 

どうなっている?

 

「…分かった、今のは忘れてくれ。ウチは領土が拡大して人手が足りん、二人には早速

働いてもらう」

「あら、そんなに簡単に受け入れて良いの?手前味噌だけど、私達武田じゃ結構重要

人物なのよ?さっき言ったように謀略の類を考えないの?」

「身近に上杉という強敵が居るのに、一軍を任せられる程の家臣を甲斐から遠く離れた

紀伊に二人も派遣するとかありえん。

晴信と顕如の関係から一向宗の線も考えたが、それなら遠回しな方法で紀伊に潜り込ま

せるよりも武田からの協力者として加賀に行く方が簡単だし合理的だろう。

後は今川の線から伊勢関係が考えられるが…やはり重臣二人というのは割りに合わん。

尤も、神算鬼謀の持ち主である奴の事だ、若しかしたら深い理由があるかも知れんが…

俺には分からん。

考えても無駄なら受け入れるさ。

言ってる事が本当なら、武田の第一線で活躍してた人間を二人も家臣に出来るし、

謀略だったとしても今は目先の問題(人手不足)を片付けるほうが重要だ」

「…政務と違ってこっち関係は本当に頭が回るのね。政務と違って」

「うるせぇ、完璧な奴なんざ居ねぇんだ。人には向き不向きがある、だから人を

集めるんだろうが。二人は受け入れる、反論は聞かん」

「はいはい」

 

気になる事はあるが、兎に角嬉しい

伊勢攻略の不安材料も消えそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

同年4月

 

 

と、考えていたら、思いがけない情報が届いた

 

 

 

 

「島津が大友を滅ぼしました」

 

 

 

 

納屋から報告が来た日に取る物も取らず、そのまま九州に凸

 

急げ急げ急げ

連中は誰にもやらん!絶対にだ!

 

大友の雷神と風神

 

立志伝(特にⅣ)を武将でやるならば、間違い無く最後までお世話になる二人

大友潰す程勢力拡大してるのなら、他にも狙い目の奴が居る!

逃す手はぬぇ!

 

「御師匠様を助けて頂けるのなら、この身、如何様にして頂いてもかまいません」

「ん?今何でもって言ったな?」

「二言はありません」

 

平戸の町で潜伏していた三人を見つけた

戸次[神夜]鑑連と高橋 [ネージュ] 紹運、そして角隈[キャス狐]石宗

 

戸次鑑連

 

雷を斬ったと伝えられる九州所か日本屈指の名将

謙信と同じく軍神と呼ばれる程で武田信玄が対面したいと希望した逸話もあるとか

落雷により若くして下半身不随となるも、生涯の戦歴の中で総大将となった戦いは

ほぼ無敗

放蕩三昧の主君宗麟に幾度も諫言を続け、更に理想の上司的な逸話も数多く存在する

 

 

高橋紹運

 

戸次鑑連と同じく義に厚く、大友家の主たる戦で奮戦し、勇将として名を馳せる

宗麟がやらかした所為で大友が弱体化し、島津が大規模な兵力で侵攻する中、

岩屋城に763人で篭城して5万の島津軍に立ち向かい、死傷者約3000人を出す

という甚大な被害を与え総玉砕する。

結果、島津の九州統一を文字通り命懸けで阻止した

 

 

 

角隈石宗

 

武田流、小笠原流などの兵法をはじめ、占術、気象予測に優れたことから大友家の

軍師的存在

宗麟の軍学の講師を行っており、戸次鎮連も弟子だった。

人格者であり、その人望は宗麟とすべての家臣から崇められるレベルだったとか

その最後は島津を討伐しようとした宗麟を諌めるも聞き入れられず、自身の書いた

兵法書を全て焼き払って出陣、討死というものだった

 

つまり何が言いたいのかというと

大体宗麟の所為という事である(not比喩)

 

にしても全員理性に喧嘩売ってるような服装の上にでかさがやばい

何がとは言わんが

 

で、島津との最後の戦で石宗が重傷を負って虫の息になり、途方にくれている所に

出くわした

宗麟は既にちょんぱされているとの事

ここは史実(笑)だからね、仕方無いね

だから米転がしの所為で如何こうなった訳ではない

 

にしても微妙に信繁と勘助の時に似ている

状況に使い回し感があるのは気のせいだろう

 

 

「それで、何とか出来るのかしら?」

「生きているなら問題無い。じゃなきゃ俺と家臣はとうに死んでる(授業で)」

 

伊達に医術カンストしてねぇんだよこっちは

どんだけ反魂丹作って(無理矢理)飲まされたと思ってんだ

他にも技能札と関係無しに包帯やらなんやら常備している

死にたくないからな

 

「それは頼もしいですわね、ではドっぱやくお願いしますわ」

 

 

治療開始

 

なんということでしょう

瀕死の重傷を負っていた筈の角隈石宗が数日で傷跡一つ残さず完治しました

 

三人まとめてお持ち帰り

と思っていたが、石宗の伝で甲斐[女天狗]宗運を発見

 

生涯六十余の戦に不敗であったという知勇兼備の名将で、あの島津に宗運のいる限り、

肥後への侵攻はできぬとまで言わせた(ここじゃ侵攻されて滅ぼされたけど)

更にそれだけの器量を持ちながら下剋上によって主家を乗っ取る事無く、頑なまでに

忠義を誓い、生涯を主家の為に費やした

まぁ、その忠義が行き過ぎて色々やらかしたのが原因で死んだとかいわれているが、

実力に加え忠誠心も確かである以上、誘わない理由は無い

 

どういう伝だったのかは不明だが、石宗と弟子の鑑連、宗運の三人は部分的に服装が

似ている気がした

どことは言わんが

 

 

 

序に武蔵の遊び相手(という名の暴走対策)に丸目 [バージル] 長恵を誘う

相良が滅亡し、道場建てる金も無かったらしいので伊勢で道場建ててみない?

と言うと乗ってきた

武蔵が居るので剣術指南役には出来ないが、それで十分だったようだ

そしたら深水 [くるみ] 長智が長恵と一緒に居たのでこれを攫った

 

大友の一万田鑑実 臼杵鑑速 相良の赤池長任 犬童頼安 岡本頼氏辺りも勧誘

したかったのだが、皆討死か病死してしまったらしい。

残念だが、当初の予定の3倍の人数と思えば、投資した価値は十分にある

ちなみに龍造寺はまだ生き残ってるらしいがどうでもいい

 

 

戦果を引っさげて紀伊に帰還

 

天下獲れるでこれぇ…

 

 

「突然国離れるとか主君としての自覚が無いんじゃなぁい?」

 

領内に足を踏み入れた瞬間、捕縛されて雑賀城まで連行された

俺は悪くぬぇ

 

 

 

同年6月

 

戦力が何とか回復し、再び伊勢侵攻

今回で伊勢を完全制圧する予定

 

なお全く関係無いが、長恵は伊勢を制圧するまで雑賀の町に逗留している

武蔵が嬉々としてじゃれているらしい

 

前回行った直茂、左近、義重に長盛は留守番

重秀に吉正、それに新参連中を(長智以外)全員に加えて、対水軍に嘉隆、小荷駄隊に

休伯を連れて行く

今回大筒は本当に不味くならない限り使わない

武功立てさせるのも目的の一つだからな

 

部隊編成は下記の通り

 

騎馬隊 大将武田信繁 副将山本勘助

足軽隊 大将立花道雪(変換めんどいので強引に改名)副将高橋紹運

鉄砲隊 大将鈴木重秀 副将岡吉正

水軍  大将九鬼嘉隆(指示があるまで紀伊にて待機中)

小荷駄隊 大将大谷休伯

 

本陣(大筒隊)軍師枠 甲斐宗運 角隈石宗

 

何このぼくのかんがえたさいきょうの陣営

自分で連れて来てなんだがオーバーキルにも程があるわ

農繁期が過ぎている事を考えても北畠かわいそう

 

が、実は少々不安があった

全員優秀なのは疑いようが無いが、船頭多くして船山に登る的な事になるんじゃないかと

まぁその辺をうまくまとめるのが俺の仕事なんだが…さて

 

 

 

 

 

「だんな様だんな様、木造具政とか言う人からお手紙が来ましたよ。機会を見て裏切るから許して下さいだそうです」

「ほ、其奴は北畠当主の実弟であろう?我が身可愛さに主家と肉親を同時に売るとは

随分なもののふよの」

「しかも機会とか言ってますからねぇ、大方直前まで日和見決め込むつもりなんじゃ

ないですか?」

「ならばその文、そのまま当主に送ってやってはどうかえ?そのような者を御館の傍に

置く必要等あるまい?あちらで処理してもらえば後の手間も省けよう」

「加えて『こういうお手紙毎日たくさん届いてます』って一文添えるだけで色々捗るでしょうね~」

「ほほ、実弟殿も己が書いた文で首を掻かれる事がなければ良いのぅ」

「おぉ、上手いですねぇ。これがほんとの一首という奴ですか」

「さてさて、掻かれるのが百人に達さなければ良いのぅ」

 

この二人、実にノリノリである

 

「手紙に関しては石宗に任せる。宗運、安濃津城はどうなっている」

「既に二の丸まで抑えておる。一両日中には本丸も落ちよう。野戦で散々に叩き

のめされ、逃げるように篭城し、(二の丸に)蓄えていた物資は奪われ、援軍も

来ぬのでは士気も上がるまい。それでも降伏せぬのは城主の意地か、はたまた忠義の

表れか…さて、どちらかの」

「ならそろそろ紀伊の嘉隆に連絡を、こっちが鳥羽城を攻めるのに合わせて鳥羽の砦を攻撃させろ」

「捕らえた将兵はどうするえ?」

「放逐で構わん、城主の神戸具盛もな。国人領主にくれてやるものは無い」

「長野に関に北勢四十八家…ちょっと多すぎですもんね、残して置けばだんな様の禍根に

なります。今後の事を考えても、土地にへばりつくものは綺麗にしたいですね」

「降伏せぬのも案外その辺りに感づいておるからやも知れんのぅ。若しくは従三位、

中納言の家臣という誇り故か…だが台帳はどうする?彼奴等とて、命綱をそう易々と

差し出しはすまい」

「甲賀を使う。全ては無理だろうが、大河内城(北畠本城)にもある程度纏めた物が

有るだろう。照らし合わせるなり埋めるなりすれば大半は片付く」

「後に検地を行う事を考えても、確りとした資料は持っておきたいですからね。

いっそ日和見している方々には正面から要求した方が良いかも知れません。拒否すれば

それを名目に掃除出来ますから」

 

 

杞憂だった

やはり優秀な奴らは見ているものが共通するのかもしれない

伊賀経由で安濃津城に向かい、速攻で攻略した

北畠が本当にかわいそうだ

 

 

 

同年7月

 

 

 

そのままの勢いで鳥羽城に向かい、これも落とす

同時に九鬼水軍に鳥羽の砦を攻撃させる

嘉隆達は伊勢を追われる原因となった海賊連中を完膚無きまでに叩き潰して伊勢湾を

制圧、故郷に凱旋する

 

「織田が美濃を制圧しました。同時に伊勢内の草が増加傾向にあります」

 

で、そろそろ大河内城を攻めるかな、という所で甲賀から報告を受ける

当然と言えば当然か

伊勢湾のもたらす利益は織田にとっても魅力的だ

美濃獲ったら速攻攻めるくらいだしな

 

まぁ、戦力は未だボロボロらしいから、指咥えて見てる事しか出来ん

放置して問題無いか

 

 

 

 

 

同年8月

 

 

特に見所も無く大河内城陥落

武将の質的に考えて残当である

剣術特化の大名なんざ一人でお腹一杯なんだよ

 

ま、兎に角当初の予定通りにいって良かった

 

 

紀伊に帰還後、高屋城、大和(以降は伊賀も大和に混ぜる)と伊勢に割く人員を選定

 

まず高屋城には予定通り重秀と吉正を送る

大和は三好の守りとして多聞山城に城代として左近を置き、忠次と休伯を内政に従事させる

伊勢は伊勢湾や大湊の利権関係を考慮し、内政にも強い直茂を安濃津城の城代とし、

長盛と玄以を派遣する

 

山地の多い大和には鉱山技能が高い内政官を向かわせる

但し長安は内政の長である為、紀伊に残す

長智は技能がまだ未熟なので、長安の下、紀伊で経験を積ませる

 

 

後何故か沼田[八雲]祐光が仕官に来た

随分遠くから来たなお前(日輪の章(1560年) 開始時、本州最北端の町)

確かに武者修行であっちこっち回ってたとか書いてあったけど

まぁ、優秀な人員は多いに越した事は無い

智謀と軍学が高いが、軍師枠はもう十分なので内政要因として雇う

ただ、こいつも技能が未熟なので紀伊に残した

 

さて、これで暫く領内に篭って内政タイム

別名俺が置物と化す時間である

だからと言ってやる事が無い訳では無い

家臣が増えたので当面は色々師事するつもりだ

取り合えず風林火山は必須だな

 

 

 

 

1564年4月 伊勢国 安濃津城

 

 

「最近変なのが来るのよ」

「どんなのよ」

「俺はこの国の殿様の友人だ、とか言って堂々と狼藉働いたり、会わせろとか言ったりね。尾張か三河辺りから来てるらしいんだけど、紐付きもそうじゃないのもいるの。

草にしては目立つから目的が良く分からないのよねぇ」

「そいつらどうしたんだ?」

「生かしておくと思う?」

「いんや」

「そういう事、伊勢海老まだ食べる?」

「食う、飯と刺身もくれ」

「はいはい♪この後どうするの?」

「鳥羽の砦に行く、造船現場を直に見ておきたい」

「大筒を何門も乗せられる上に船体を鉄で覆った大型船、だっけ?流石に

厳しいんじゃないの?」

「紀伊の製鉄技術を使えば可能な筈だ。嘉隆も不可能とは言わなかった。

完成までに時間と金は掛かるだろうが、石山を潰すのには必須だ」

「相変わらず金使い荒いわねぇ、長安を労ってあげなさいよ?」

「気を付けている。長島城はどうなってる?」

「場所の選定も終わって再建が始まってるわ。規模は少し小さくなるけど国境の守りには十分よ。 一応奪われた場合の用意もしてあるけど、人足の方にも気を使ってるから一向宗も紛れ込めないでしょうね」

 

暫し沈黙

 

「聞きたい事があるんじゃないのか?」

「秘密の一つや二つは大目に見てア・ゲ・ル♪」

「さよけ」

「何か言いたい事があるんじゃなぁい?」

「おかわり」

 

 

 

同年8月

 

 

必然と言える所の人間が雑賀城に来た

 

「織田家家老、佐久間信盛にございます」

「前置きはいい、用件は?」

「主君信長公は藤倉家との同盟を望んでおられます」

「今川を抑えるのに協力しろと?」

「先の事を考えれば決して不利益にはならぬかと」

「徳川の後、伊勢に来るとでも?疲弊した織田を無視して、雑賀の鉄砲隊に加え、

伊勢湾と熊野灘を抑えた水軍を擁しているウチに?言葉は選んで発言しろよ」

「…こ、この同盟が成せば、尾張、伊勢の背を互いに預けあう事が出来ます。其方も

三好に集中出来るのでは?」

「ほう、つまり今川は其方と徳川に全て任せて良いという事だな?」

「…っ!も、物事には優先順位というものが有るかと。無論、当家も出来る限りの協力はさせて頂きます故!」

「協力?美濃を獲ったばかりで国力の回復に必死の織田に何が出来る?大筒の10門でもくれるのか?」

「し、主君信長公におかれましては、誠意を見せる為、御妹君であるお市様を輿入れする用意があるとの事にございます!」

 

アホか

 

「紹運、御使者殿のお帰りだ、丁重に御送りして差し上げろ」

「わかりましたわ、ド丁寧に御送りします。さ、参りましょう」

 

ごねる信盛、引きずられる様に退出

 

連中も尻に火が着いてきたか

ま、だからどうしたって話だがな

織田、徳川が潰れたら家臣攫えるし

とはいえ今川がこっちに来ると面倒なのもまた事実

だからといって同盟した日にゃ、ひたすら兵を派遣、消耗するはめになる

そうなれば三好と六角がまた騒ぎ出すだろう

 

んーこっちで濃尾を制圧ってのも選択肢に入れた方が良いか?

いや、最低でも石山を潰さないと無理か

 

 

 

 

同年9月 紀伊

 

「大名として礼法を学ぶのが遅すぎませんか?」

「他にやる事が色々あったんだよ」

「一人で日本中ぶらつく奴が言う台詞?」

「い、意味も無くやってた訳じゃないし」

「はぁ…しかし今頃どういう風の吹き回しですか?」

「必要に駆られて、だ」

「…分かりました。私達も嘗ての家柄上、その手の事には理解があります故、お教え

いたします」

「厳しくするから覚悟しなさい!」

「…良い機会です、星奈も共に指導しましょう。まだ未熟な部分がありましたし」

「そ、そんな事無い!私完璧だもん!」

「では手本を見せられますね?口を挟む必要の無いものを」

「う…と、当然でしょ!そんなの余裕だわ!」

「どうでもいいが、何故武蔵は部屋の隅っこで死に掛けてるんだ?」

「(父上のみ)3食メザシ1匹にしましたので」

「剣術指南役の仕事を放り出してしょっちゅう無断で柳生やら宝蔵院やらに行ってるの知ってるでしょ?その罰よ。腹が減っては、ってね」

「ああ…そう」

 

「は、腹が…」

「静かにして下さいお父様」

「さっき食べたばっかりでしょ!」

「ぐぬぬ」

 

戦術を戦略で封じるってこういう事か

兵糧攻めの縮図を見た気がする

 

人事じゃねぇな

食料は常に持ち歩こう

 

 

 

 

1565年2月

 

「お初にお目にかかります、藤倉ジンと申します」

「菊亭晴季でおじゃる。して、本日は如何様な御用件で参ったのでおじゃるか?」

「まずはこちらを、僅かながら当家からの献上金にございます。お納め下さいますよう」

「おお、これはありがたい、帝への忠誠、しかと受け取ったでおじゃる。…さて、

麻呂は藤倉殿の忠義に報いる為、どうするのが最善でおじゃるかの?」

「折を見て、領内の支配権を正当化させる為の官位と…治罰綸旨の発給をお願いしたく

参上致しました」

「折を見て…と言うのは?」

「恥ずかしながら当家には不調法な者しか居らず、高貴な御家の方を御迎えする用意が出来ませぬ。が、某が官位官職に就く事で勘違いを起こし、当領内に参る様な事に

なれば、恥を掻かせてしまう事になるかと」

「如何に領地が京に近く、強大な力を持っていても、仏門から還俗した高貴な者

ならば、無位無官で出自の知れぬ上、仏敵と呼ばれる者の元には足が遠のく、と?」

「御賢察、有り難く」

「…神輿は要らぬと申すでおじゃるか」

「そもそも当家に上洛の意思は御座いませぬ。徒に洛中を騒がす気はありませぬ故。

ただ三好が京を制圧している現状を打破出来れば、それで良いのです」

「担い手となれば貴殿にも利益はあろう?」

「…例え話ですが、入京し、将軍宣下の後、各地の大名に※御内書を送り、大名が

それを名分に軍を率いて上洛、若しくはそれらが断られた時等に、私情で討伐令を

出される様な事があれば、担いだ側としては非常に困るのです。

そして、そのような神輿ならば、担ぎ手との間に溝が生じれば、新たな担い手を探す

でしょう。

そうなれば京所か近畿は更なる戦乱に晒されます。某はそれを恐れております」

 

※室町幕府の将軍が発給した私的な書状の形式を取った公文書

 

「…妙に具体的な懸念でおじゃるな」

「彼の方の人となりを調べた上での例え故」

「では神輿無きまま上洛し、三好を追い払うと?いかに治罰綸旨があれど、諸大名の

反感を買うのを分からぬ訳では有るまい?彼の者も各家に手紙を送るであろう、

三好と六角は言わずもがな。四方に敵を作る事になるぞよ」

「内憂を作るよりは良いと考えております」

「…貴殿の中では室町は過去の物でおじゃるか」

「幕府無くとも人は生きていけます。現状がそうであるように」

 

暫し沈黙

 

「今後も朝廷への献金は行わせていただきます。

それと、これは独り言ですが、現在当領内にて茶の湯を流行らそうと画策しています

が、生憎心得の有る者が居らず、難航しています。又、希望者を募り学問を教えて

いますが、教養のある者が少なく、現状手習い程度しか行えておりません。

茶の湯に限らず、高貴な文化、若しくは学問に心得の有る方が領内に下向して頂ける

のならば、例え御実家がどのような状況であれ、相応の待遇にて御迎えさせて頂く

のですが」

「貴殿は随分と正直に物を申すでおじゃるな」

「巧言令色鮮し仁、と申します故」

「…今後の事を踏まえ、今少しの理解と教養を求めるでおじゃ。武士には武士の作法が

あるように、朝廷には朝廷の作法がおじゃるでのう?」

「委細承知」

 

 

 

 

 

 

 

 

仕込みは上々

後は連中次第

精々踊れ

掌の上で

 

 

 

 

 

 

 

1566年3月

 

藤倉 ジン

年齢18 大名

所持金[面倒なので非表示、最低6桁]貫

名声23悪名36

 

統率 95 (+12孫子の秘奥義)

武力 95 (+15村雨)

政務 23 (+10自鳴鐘)

智謀 94 (+10呉子の秘奥義)

魅力 114(+14古天明平蜘蛛)

装備武器 村雨

装備防具 色々威腹巻

 

足軽■■□□  建築■■□□

騎馬■■■□  開墾■■□□

鉄砲■■■■  鉱山■□□□

水軍■■□□  算術■■□□

弓術■□□□  礼法■■■□

武芸■■■■  弁舌■■■□

軍学■■■■  茶道■■■□

忍術■■■□  医術■■■■

 

 

伊勢制圧後、(家臣が)内政に全力を傾けた結果、石高がえらい事になった

人口が増加したので、鉱山開発や開墾、殖産等が大規模に行えるようになり、

兵力も増大

例の学校も規模を拡大して各地に建設、後回しにしていた城の改修にも手が回るようになった

更に街道を整備したお陰で流通は良好、海運も順調に稼動しており、物も金も集まる

一気に国力が増大した

 

俺は己を鍛えつつ、領内を見て回っていた

やる事が無いとかやらせてもらえないとかではない

家臣の仕事を奪わない為だ

 

奪わない為だ

 

奪わない為だ

 

で、そんなこんなしていると、三好と六角に動きがあったと報告が来たので多聞山城に

顔を出した

 

「国境の様子はどうだ」

「ここ最近小競り合いは起きていません。ですが飯盛城(三好本城)から勝龍寺城に

物資が移動している様です。日野城の方は依然沈黙しておりますが、坂本城の方で

何か動きがあるようです」

「国内…寺社連中の様子は?」

「今の所は大人しくしています」

「…南都北嶺の片割れが領内にあるってのはなんとも厄介だな」

「その、ご主人様は仏教がお嫌いなのですか?」

「いや別に。仏教…というより宗教ってのは必要だと思ってる。

こんな世の中だ、何かに縋りつきたいと思うのは仕方無いし理解もできるからな。

だから坊主が念仏唱えるだけなら俺も如何こうする気は無い。だが鎧と薙刀持つなら

話は別だ。

俗世を離れた連中が自分達の権益を守る為、広げる為に武力を持ち、あまつさえそれを

正当化するとか意味が分からん。十重禁戒はどこいったって話なんだよ。

御釈迦様も守る為に殺せなんて言ってないだろ?まぁ宝蔵院は…道場の側面が

強いからな。武具をかき集めたりしなけりゃ何もせんさ」

「さ、左様でしたか」

「とにかく目は光らせておけ、僧兵囲う様ならこっちも考えなきゃならん」

「承知しました…あの、ご主人様」

「なんだ?」

「こ、この後の御予定はもう決まっているのですか?」

「取り合えず奈良に行く。発展状況の確認をしておきたいし、武蔵を探すよう王元姫

と星奈に頼まれてるんでな」

「また、ですか。あの方も何というか、その、じ、自由な御方ですね」

「領内から出ない分まだ弁えてる…のか?痛い目見てから食料持ち歩いてるとか

言ってたな。

違うそうじゃないって言いたかったが…まぁいいさ、暇なら一緒に来るか?

色々見ながら聞きたいし」

「は、はい!御供させて頂きます!」

 

尚帰還した後、食料は取り上げられた模様

 

 




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