ACE COMBAT Shining Merteor 作:vangence
私の考えた物語につきあってくれたら幸いです。
では始まりです。
―――― ベルカ事変終結から1年が過ぎた。オーシア連邦とユークトバニア連邦共和国の両国はオーシア大統領ビンセング・ハーリングとユークトバニア首相セリージャ・ヴィクトルヴィッチ・ニカノール両者の尽力によって友好関係を回復させつつあり、世界は穏やかな日常を取り戻していた。 ――――
オーシア連邦・サンド島
サンド島・・・かつて、ウォードック隊と呼ばれたオーシア軍の元英雄にして反逆者達が家としていた場所。
そこは不思議な穏やかさに充ち満ちていた。
ベルカ事変以降廃棄されたこの基地には、現在どの国の軍隊も常駐しておらず放置されたままとなっている。
草が荒れ放題になっておりそれはかつて戦闘機の離着陸に使われていた滑走路も同じで、かつての騒動をまったく感じさせない。
周囲をかこむ海は美しく透き通った青で水平線は雲一つない空と溶け合っているようだ。
全て見渡せば見渡すほど、まるでそれらは一つの芸術のようだった。
その世界の楽園のような場所を2人の青年が訪れていた。
「おぉぉ~!これがあのサンド島かぁ!!」
「うるせえ!!・・と怒鳴り散らしてやりたいところだが、今回は大目に見てやるよ」
「だってさ、ここにあのウォードック隊がいたんだぜ。騒がずにいられるかっての!」
嬉しすぎて血涙が出そうだ。あの伝説の部隊がいた所に今立っているということが嬉しすぎてしょうがない。
「・・・あのなぁ、お前それ上司の前で言うなよ。軍法会議にかけられるぞ」
「お前までそんなこというのかよ!」
戦時中ウォードック部隊は裏切り者として撃墜された。
表舞台ではそう処理されている。しかし自分はそうは思わない。
数々の戦場で大きな戦果をあげ、オーシア軍にあれほど貢献した者達が裏切り者であるとは自分にはどうしても信じられないのだ。
事実、このことは軍内ではほとんど信じる者はいない。
彼らに助けられた者達が彼らを擁護しているのだ。
彼らは多くの人を救っている。そのことが彼らが裏切り者でない証拠であると思う。
「まぁ、20年になれば真実がわかるんだ」
「そうだ!きっとラーズグリーズの亡霊はきっとウォードック隊だったと証明される!!」
ウォードック隊が撃墜された後、ハーリング大統領直属の飛行隊ラーズグリーズが現れた。
彼らはリムファクシ・アークバードなどの両国の巨大兵器の破壊、そして陰で戦争を手引きしていた元ベルカ公国の『灰色の男達』のメンバー、飛行部隊オブニル・グラーバクの両部隊を相手にしながらオーシア首都へと落下する大型攻撃衛星SOLGを撃墜、世界を救った、正に英雄だ。
ベルカ事変後、彼らは姿を消した。その後の動向は誰も知らない。
「それこそ迷信みたいなものだろう」
「いーや、きっと・・いや、絶対そうだって」
「ラーズグリーズがウォードック達だったという確かな証拠はない。おとなしく情報開示まで我慢するんだな」
「20年かぁ・・・8年も待てねぇよぉ・・・」
ハーリング大統領は2020年ラーズグリーズの悪魔の情報を開示すると宣言していた。
生殺しもいいところだ。
情報を持っていながら開示しないというのは。
上には上の考えというものがあるのかもしれないが、俺たちのような現場の者達にとってはとても気になる話だ。
「別にどちらでもいいだろう、俺たちには関係のない話だろ」
「お前なぁ、男ってのはなぁ英雄に憧れるもんなんだよ!」
「お前は本当に好きだな、英雄とかそういう類の」
「そりゃお前、かっこいいからだよ。『英雄』その言葉、胸が熱くなるだろう!」
「理解できん」
まったく、なんなんだこいつ。男の浪漫という物を全く理解していない!
「しかも俺は英雄ばかりじゃなく、その敵もいいと思う!」
「はぁ、どういうことだ?」(食いつかないと五月蠅そうだ・・・)
「やっぱりなぁ、英雄には好敵手・・・ライバルがいるとなんだかいいと思わないか?」
「あぁ・・・そうかもな」(心底どうでもいい)
だよなぁ!やっぱいいよなライバル!!
・・・ここで一つ彼らの紹介をしておこう。
「おぃ!聞いてんのかぁ!」
このテンションの高い男がこの物語の主人公 ユウスケ・カザマである。
彼はオーシア空軍所属の戦闘機パイロットだ。
「はいはい、聞いてますよ・・・」
こちらの冷静に返している方が彼の相棒 ヴィム・サヴァリッシュだ。
彼もまたオーシア空軍所属のパイロットである。
・・・・え?
他に説明がないのかって?私としても、もっと彼らについて語っていたいのだが・・・・
残念ながらそれはできない。これ以上話してしまったらおもしろくないだろう?
おい!誰だ今「えーどうせ後で書いて字数稼ぎしようとしてるんでしょー」とか言ったやつ!
ゴホン・・・えーすまない、仕切り直させてもらおう。
彼らのことについては物語の中で語られてゆくだろう。決して字数稼ぎなどではない・・・
今、私から言える彼らの素性は・・・
「と言うよりユウスケ、お前は英雄英雄言っているが・・・・お前だって ――――
彼らもまた、過去に語られた者達も持っていた英雄以外のもう一つの称号 ――――
―――― 『エース』なんだぞ?」
―――― 『エース』の名を冠していると言うことだ。
え?このことあらすじで書いてるって?
細かいことは気にしな~い!
何とか1話投稿終了です。
更新ペースは遅くなってしまうかもしれませんが、どうか皆さんご愛読していただければ嬉しいです。