ACE COMBAT Shining Merteor 作:vangence
機動六課に新しく配属になる人達がいる。
昨日の夜、八神はやてからの突然の知らせであった。
予定には無かった、緊急の配属だったらしい。
まだ設立して間もない六課に配属になるなど、不自然きわまりない。
その違和感は、機動六課の若き魔導師達も感じずにはいられなかった――――――――
―――――――― 機動六課 ロビー ――――――――
「今日、この機動六課に新しい仲間が来ます」
朝食を摂ったあと、スバル・ティアナ・エリオ・キャロの四人は、昨日の夜に連絡された通りロビーに向かった。
するとそこで待っていたのは、呼び出した張本人である八神はやてと、六課に所属しているチームのエース陣であった。
すると開口一番、はやてがそんなことを言い出したのだった。
「それって、昨日連絡された・・・新しい配属の人ですよね?」
スバルの一応の確認に「せや」とうなずきながらはやてがかえす。
続けてティアナが質問を飛ばす。
「まだ設立して間もないのに、なぜこの時期にいきなりなんですか。急な配属にしては突然すぎません?」
「ん~そう言われてもな、本当に急なことなんよ」
「はあ・・・」
ティアナは未だ疑問に思うところはあったが、一応納得することにした。
続いてエリオが質問をする。
「八神司令、どんな人が来るんですか?」
「ん・・・男の人が二人。年齢はウチやなのは達と同じや。」
「男の人ですか!? やった!」
「エリオくん、やっぱり女の人ばっかりなこと気にしてたんだ・・・」
喜んでいるエリオの隣でキャロが呟く。
エリオには聞こえてはいないようであった。
「男で、なのはさん達と同い年・・・それだけですか?」
「それが・・・はやてちゃん、私たちにも教えてくれないんだ・・・」
「え? なのはさん達もですか?」
スバルの質問に対するなのはの答えに新人達も驚く。
すると決まり悪そうに、はやてが答える。
「実は・・・それ以外のことはウチからは話せないんよ」
「それってどういうことですか?」
「ウチも、その人達についてよく知らんから」
「知らないって・・・」
一気にみんなが疑問を抱く。
いったいどういうことなのだろうと。
みんなが黙ってしまうと、仕切り直すようにティアナが問う。
「それで八神司令。わたしたちはどうして集められたんですか?」
「せやせや、忘れるところやった。みんなを集めた理由は、その配属になった新人との顔合わせのためや」
「顔合わせですか・・・その人達はどこなんですか?」
ティアナは周りを見回すがそれらしい人はいない。
「そろそろ来るはずなんやけど・・・」
すると六課の階段を下りて来るシグナムの姿と、後ろに二人組の男がついているのが見えた。
階段を下りているシグナムに、はやてが話しかける。
「どうしたんシグナム? えらい時間かかったなぁ」
「すまない八神二佐。片割れが迷っていてな」
シグナムが二人組に目をやる。
「いや面目ないです、トイレ行こうとおもったら・・・」
「まぁ、少しすれば慣れますよ」
はやてが話していると、なのはやフェイトが二人組の男の顔を見て驚いていた。
そして、はやてが皆の方を向き説明を始める。
「それじゃ、始めようか。彼が機動六課に新しく配属になった、ユウスケ・カザマ二等空佐とヴィム・サヴァリッシュ二等空佐や。それじゃ自己紹介してもらおうか」
二人の男はきれいに敬礼して自己紹介を始める。
「本日付で、機動六課に配属になった。ユウスケ・カザマ二等空佐だ。よろしく」
黒い髪に黒い瞳のユウスケ・カザマと名乗った男は、いかにも陽気そうな男だった。
服装は本部からの規定の軍服ではなく、カーキ色のダボッとした作業着のような身なりだった。
「同じく本日付で機動六課に配属になった。ヴィム・サヴァリッシュ二等空佐」
もう一人の方の男は銀髪に赤い眼の男もユウスケ・カザマという男と同じ服装をしていた。
こちらの方はドライな印象を受ける。
「二人には新部隊、ペレグリンに配属になります」
はやてがそういうとエリオが質問する。
「新部隊って・・・スターズやライトニングに入るんじゃないんですか?」
「せや。彼らには彼ら自身でタッグを組んでもらう。」
「なんでですか?」
「新人みんなは今の連携で固まり始まってっしまってるし、今入れるんならやりやすいように分けた方がいいっていうことと・・・彼らはみんなとは違う戦い方をするからや」
「違う戦いかた・・・ですか」
「そう。みんなにはできない・・・なのはちゃんやフェイトちゃん、ウチにもできん戦い方や」
するとその言葉にスバルが反応する。
「なのはさん達にもできない戦い方ってなんなんですか?」
「見せてあげたいのはやまやまなんやけど・・・お披露目にはあと一週間ぐらいかかるよ」
「? なんで一週間もかかるんですか?」
するとユウスケがその質問に答える。
「それは、俺たちの使う相棒を調整してるからさ・・・不本意ながらな」
ユウスケがジト目ではやてを見るが、我関せずと言わんばかりに下手な口笛を吹いていた。
「調整? ええとあなたは・・・たしか」
「ユウスケ・カザマだ。君は?」
「わたしの名前はスバルです。スバル・ナカジマ二等陸士です。こっちは相棒のティアナです」
スバルに紹介され、ティアナが敬礼しながら挨拶をする。
その表情にはユウスケ達に対する疑念を見て取れた。
一見楽しく交流を交わしているように見えたが、一部の者は疑問を感じずにはいられなかった。
突然の二佐が二人も配属という異例の辞令に加え、一部の者はつい先日まで彼らが時空漂流者だと知っているからだ。
ユウスケ・カザマとヴィム・サヴァリッシュの二人は敏感にその空気を感じ取り、今後の展開を頭の中で想像してしまい。どうしようかと頭を抱えたのであった ―――――――――
第三者視点難し過ぎだ\(^○^)/