ACE COMBAT Shining Merteor   作:vangence

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模擬戦鑑賞

 俺たちは機動六課の配属になった

俺たちに拒否権なんか無かった。

あの子狸の笑顔のお願いは俺たちに有無を言わせる気はなかっただろうな。

しかも、配属になるにあたって俺のF― 22を少しイジらせろなんていいだしやがった。

もちろんそのことには、俺もヴィムも反対したさ。

あいつは機械であっても俺の相棒、ヴィムと同じぐらい大切なものだ。

それに一軍人として、最新鋭の機体のデータを得体の知れない奴らに提供するなど、許容できるはずがない。

 

俺たちは頼んださ・・・相棒に手を出さないでくれってな。

 

でも、さ

 

俺たちの立場でお願いなんてできるわけなかったのさ・・・

 

そりゃもう憎ったらしいくらい可愛い笑顔で

 

「駄目です♪」

 

一刀両断だったさ。

 

結局相棒は改造が決定。

俺たちは六課の配属が決定となったわけだ。

 

ヴィムのヤツ・・・表に出さなかったが、ありゃ泣きそうだったな・・・・南無

 

 

 

 

 

で、数日と経たないうちに六課の面子と顔合わせとなったわけだ。

先日あったポニテのお姉さんに連れられて。

途中で迷ったりしながら何とかたどり着いたよ。

そこで俺たちを待っていたのは

 

(うおぉぉぉぉぉぉ!?)

 

そりゃもう美人ばっかりだった。

ヴィムは興味なさそうだったけど。

いろんなタイプの女性がそろっていた。

よく見ると妖精みたいなヤツや、小さな女の子の隣にいた生き物・・・龍が居たのには内心狂喜していた。

ヴィムのほうに目をやると、何気に妖精や龍をチラチラみていた。

 

 

結構みんな歓迎してくれる雰囲気をだしていた。が、

俺たちは気づいていた。一部の人達から発せられる・・・悪意ともとれない感じ。

まぁ、しょうがないだろうな。

俺もヴィムの正体を知っている人達もいたし、

聞くところによると六課は新設部署ですでに稼働し始めているらしい。

得体の知れないヤツが突然入って来たら不審に思うのは当たり前だろう。

 

さて、これからいったいどうなることやら・・・

 

 

 

 

顔合わせのあと、六課の訓練を見せてもらえることになった。

子狸・・・八神司令曰く

 

「お二人は魔法を見たことがないんですよね? じゃあ、試しに見てきたらどうですか」

 

確かに、俺もヴィムも魔法をまともに見たことはない。

なのはさん達が使っていた空を飛ぶ魔法しか見たことがないし、すごく気になる。

ヴィムも軍人として、魔法での戦闘にすごく興味があるらしいのでお言葉に甘えることにした。

 

「おぉぉ~・・・すげぇな」

「あぁ、さすが魔法ってというところか・・・」

 

一言でいえば圧巻だった。

空中のディスプレイに戦闘の状況が映し出されている

何もないところに道を造り出したり

分身を造ったり

仲間をサポートする魔法なんかもあるらしい。

しかし、それ以上に目を引いたのは、

 

「なのはさん、マジパネェ」

「・・・ほんとに人間か?」

 

えーと・・・名前なんだっけ・・・そうだスバルだ。

スバルが魔法で造り出した道を滑走してなのはさんに攻撃を加える。

が、なのはさんは攻撃をバリアを張って防ぐ。

なのはさんが左右から魔力弾で挟撃をくわえようとする。

しかし、スバルは驚異的な反射神経で一気に離脱して攻撃からのがれた。

なのはさんが誘導性のある魔力弾で追撃を加えると、慌てたのかスバルがもう一つの道に不安定ながらも飛び移る。

しかし、魔力弾はしつこく追いすがっていく。

スバルが、何とか振り切ろうとするが徐々に距離を詰められていく。

すると、ビルの一角からオレンジ色の魔力弾が数発飛来し、一部はスバルに食らいつこうとした攻撃を迎撃し、残りはなのはさんに向かってゆく。

別のディスプレイに目を向けると、赤い髪をした少年 ―――― エリオが槍を構えているのが映し出されている。

その周囲に桃色の魔方陣が展開されていた。

 

「・・・あれなにしてるんだろう?」

「俺に聞くな」

 

魔法の知識が無いからもう何がなんだか・・・

 

「あれはエリオの攻撃を強化する、ブースト魔法ってヤツだ」

「へぇ・・・ってだれ?」

 

後ろを見ると、オレンジ色の髪をした軍服を着た少女がたっていた。

 

「えぇと確か・・・ヴィータ三等空尉だっけ」

 

確か、MIG- 31との戦闘空域で、なのはさん達と一緒だったっけ?

 

「おう、よろしくカザマ二佐、サヴァリッシュ二佐・・・ところでさ、聞きたいことあるんだけど」

「ん、なんだ?」

「二人ってさ、あの戦闘機ってのに乗ってたよな?」

「そうですが、何か?」

 

ヴィムがディスプレイから目をそらさずに答える。

ディスプレイには急加速でなのはさんに突撃するエリオが映っていた。

 

「じゃあなんでこんなところにいるんだ? 二人は次元漂流者って聞いてたけど」

「貴女たちの上司。八神司令に無理矢理入れさせられたんですよ」

 

八神司令の部分でやけに強調している。

機体をいじくられたことまだ根に持ってたのか。

ヴィータがきつい視線をヴィムに向ける。

不穏な空気が二人の間に流れる。

これ以上の悪化を防ぐために、二人の間に割ってはいる

 

「す、すまん。こいつ少し気が立ってて」

「・・・ああ」

 

フォローを入れるが、まだ向こうも気が立っているようだ。

すると、『ミッションコンプリート』という音声が流れる。

訓練が終わったようだ。

 

「終わったみたいだな。じゃあな、アタシはなのはとこれからの訓練のこと話さなきゃいけねぇから」

 

そういうとヴィータは俺に敬礼した後、ヴィムを一瞥してからその場を離れて行く。

ヴィム、どうやら嫌われちまったかな。

 

「おい、ヴィム。機体のこと根に持ちすぎだろう」

「分かっている」

 

ヴィムがここまで感情を表にだすことは正直珍しい。

俺だって機体のことについてはショックだったが、しょうがないことだってある。

 

「機体が変わるわけじゃないんだ」

 

あの機体・・・ヴィムのあの機体はヴィムにとって特別なのだ。

俺のあの機体も少し他とは異なっているのだが・・・。

ヴィムが口を開く。

 

「わかった、割り切るさ。あの機体のままなら」

「・・・そっか」

 

ヴィムはいつだって切り替えが早い。

割り切ったなら、その件に関してあまり興味を持たなくなる。

 

「ヴィータに謝っておけよ?」

「ああ。少しばかり熱くなった」

 

少し、ヴィムの顔がすっきりしていたような気がする。

すると、向こうからスバル達が歩いて来るのが見えた。

スバル達に声をかける。

 

「おう、おつかれ」

「あ、ユウスケさん」

 

見ると皆全身ぼろぼろで相当消耗しているようだった。

 

「すごかったぜ。俺魔法使ったことないから、どれだけ疲れるのかわかんないけど」

「そういえば、ユウスケさんもヴィムさんも魔法を使わないんですよね?」

「ああ、リンカーコアってのがないらしくてな」

 

リンカーコア ―――― 魔法を使うために必要な器官が俺たちには無かったらしい。

だから俺たちは魔法を使うことができないのだ・・・残念。

するとオレンジ色の髪をツインテールにした子 ―――― ティアナが質問してくる。

 

「じゃあ、どうやって戦うんですか? お二人は戦線に出られるんですよね」

「一週間後に見せてやるよ」

 

スバル達には魔法のすごさを見せて貰ったしな。

今度は俺たちが見せつけてやる番だ。

 

 

 

 

・・・なんだか、俺も熱くなっているようだった。




次回、ついに六課のみんなの前でパフォーマンス機動を披露する・・・といいな
ついでにユウスケの機体の秘密が明らかに・・・

ユウスケ 「ていうか、俺の機体の秘密公開するのはやすぎね? ヴィムのはまだまだ先なのに・・・」

うん・・・俺もそう思う・・・

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