……やらかした。とうとうやらかしてしまいました。
あまりの溢れ出る妄想にこらえきれず、筆をとってしまった(;・・)
本編無視して何やってんだ! とお怒りでない方は、是非とも片手間に読んで頂けると幸いです。
ここで評価の良いものは、新しく連載しようと考えているので感想と評価、意見の方を何卒よろしくお願いいたします!!
では、今回はハーレム系ラノベ……High School D×Dの世界に蒼真を召喚します。
それでは、投稿です。
……ここは、何処だろうか?
先程までは真昼間の学校の屋上で、春の陽気に揺られながら寝ていたはずだ。
なのに……
「…………」
…ホォー、ホォー
…がさっ、がさがさっ
…ヒュゥ〜ーー……
(……何故、俺は…"真夜中"の森にいる?)
俺は疑問を抱きながら、空を見上げる。
そこには、俺を淡く照らす月光を放つ満月。
周りを見渡すと、黒に染まった木々の隙間からこちらを見る動物の目。
俺は武偵高の防弾制服のズボンから携帯を取り出し、時間を見る。
……うん、13時過ぎやね。でも周りは真っ暗。
そう、ここは紛れもなく夜の帳が下りている森の中。人っ子一人いやしない。
……何故人が居ないのが分かるかって? さっき《夜の氣》で周辺を調べたのだが、半径5キロに人影は見当たりませんでした。
その時に、今が夜中の0時頃だとも知った。……ここが日本では無いことも。
だって、確かモリフクロウって日本にはいない種だもの。
しかし、梟の種が分かったことでここが何処だか分かった。
(……ここは、ヨーロッパか)
道理で寒いはずだ。
今は0時過ぎ、周辺に人はいない。そして現在俺がいるのは何処かのヨーロッパの森。
……さて、周りの状況は把握した。次は俺が何故ここにいるのかを考えるか。
といっても……
(……1つしか、分からないが)
俺はすぐ側で若干空間が"歪んでいる"場所に手を伸ばす。
が、それを見計らったかのように、
…スゥーー……
と音もなく空間が元に戻っていった。
それを見た俺はため息を1つつき、分かったことを呟いた。
「……誰かに、"跳ばされた"」
俺はもう1つ、重たい息を吐いた。
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「今の、なに?」
我は、今いる組織の拠点からかなり遠く……おそらく現世のヨーロッパという場所の辺りで、空間が激しく歪んだのを感じた。
ここまで激しく歪むことはそうそう無い。
「……えっ?」
我は驚いていた。
今の我の状態を表すのは難しい。けど、多分我は驚いている。
けど、我が驚いたのは空間が激しく歪んだことじゃない。
我が驚いたのは……
「…………なに、これ……」
歪んだ空間から……現れ出た、"ソレ"に。
"ソレ"は、今まで感じたことのない存在だった。
この無限を司る我でも。
人間でも、悪魔でも、天使でも、堕天使でも、神でも、龍でも、妖精でもない……"ナニカ"。
そして、それは有り得ない存在だった。
何故なら、我の感覚が正しければ……
「……夜が、"2つ"?」
夜の中に、もっと"深い"夜があるような……。
言葉がおかしいのは分かっている。でも、そうとしか表現できない。
それは、決して有り得ない……あってはいけないことだった。
夜とは必ず訪れる不変のものであり、宗教的、魔術的にも深い意味がある。
それが2つ……何が起こってる?
「…………」
我は、気になった。
そんな不思議の塊である"ナニカ"に。
我やグレートレッドと同じほどの異質な"ナニカ"に。
そして、"ナニカ"から感じる……"安らぎ"に。
だから我は……
「………………我、会う」
組織の配下の者からの「外出をするな」という言い付けを無視し、会いに行くことを決めた我は"ナニカ"の元まで跳んだ。
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「……どうするか」
いや本当に。
……方針は決まってる、んだがなぁ。
とりあえず、さっき《空間の氣》の範囲をMAXまで広げ、村と町の間のような集落を幾つか見つけた、のだが……。
(……ただ……無一文なんだよな、俺)
プラス、唯一の使える携帯はもちろん圏外。…………役に立たねぇ。
残りは胸ポケットの学生証と銀時計のみ。
あとは携帯が町に行けば使えるかどうかなのだが……。
(……電波塔が見当たらん)
やばいな、マジで。
……しゃぁない、町で電話借りるか。
こっちの知り合いに助けてもらおう。
(……んじゃまあ、さっさと行くか)
俺は行く街を1つに決め、足に氣を纏わせていざ行こう!……というところで気付いた。
…ジーーーーーーーーーッ……
俺を穴が空くほど見つめる視線に。
しかも、結構すぐ側で。
(……なんで、気付かなかった?)
この《夜王》の目をかいくぐるとは、やるな!
……まあ、俺が考えに没頭してただけだけどな。
(……いかん、気が抜けてるな)
《夜王》の俺をここまで跳ばす様な者が関わっているんだ。
気を引き締めよう。
そうして俺は、視線の相手に目を向けた。
……向けた瞬間、気が一気に抜けたが。
「…………(ジーーーーーーッ)」
「…………?」
(………………小さい、女の子?)
俺の視線の先には、月明かりに照らされた女の子が5m程先に立って、じっとこちらを見ていた。
彼女の隣にはさっきと同じように空間の歪が少しだけ見えた。
どうやら、この子も跳んできたようだ。
俺を見つめる少女の身長は俺の腰ぐらいかだろうか。
胸元がかなり際どく、黒のゴシックロリータの服を着ている。
腰元まである黒髪は、月明かりを纏ったように淡く輝きを放つ。
「…………(ジーーーーーーーーーッ)」
「…………」
しばらく見つめ合っていたのだが、そこで気付いた。
俺を見つめる少女の瞳。……そこには、色が無かった。
喜怒哀楽の感情を何処かに置いてきた様な、虚無を称える色を、少女はしていた。
(…………そっくりだな……昔の俺に)
俺はそれに気付き、苦笑した。
「…………?」
そんな俺の様子に黒の少女はコテンと頭を可愛く傾げる。
俺はその"存在の凄まじさに"似合わない可愛らしい様子に、また苦笑した。
今までのほほんと見つめ合っていたが、俺は最初から気付いていた。
最初に驚いたのは、その存在に合わない容姿だったから不意をつかれたのだ。……本当だぞ?
少女に見えるこの存在は、内に途方も無い力を宿している。
それに、ただの少女が空間転移なんて出来ない。
「……お前、なに?」
俺が目の前の少女のことについて考えていると、その本人が俺に声をかけてきた。
「…………」
「お前、なに?」
聞こえてないと思ったのか、もう一度俺に同じことを尋ねた。
俺はまた苦笑し、その少女に無防備に近寄っていった。
(……こんなところも、似ている)
そして、近づく俺に首を傾げる少女の目の前に立つと、俺は屈んで少女に目線を合わせ……
…ピンっ
「あうっ」
その少女のオデコにデコピンした。
「……人に名を聞く前に、自分から…名乗る」
俺はオデコをさすりながら俺を不思議そうに見つめる少女にそう言った。
「……いいな?」
「…………(こくん)」
俺の言葉に、少女は俺を見つめたままゆっくりと頷いた。
……この子は、本当に昔の俺に似ている。
礼儀も何も知らず、ただただ親の言いなりだった俺に。
だからなのか、俺はその少女に恐怖や畏怖を感じなかった。
俺には、この子は何も知らない無垢な赤ん坊のように思えた。
そんな赤ん坊が、有り余る力を有している。
無垢な少女は力の使い方を知らないのだろう。
(……この"凄まじい存在感"は…その弊害、か)
分かってしまえば、何も恐ることはない。
俺は少女の頭に手を乗せ、ゆっくりと優しく頭を撫でる。
「…………?」
「……いい子だ」
そんな俺をまた不思議そうに見つめる少女だったが、俺が頭を撫でるにつれて少しずつ表情が柔らかくなった……気がした。
どこかで見たその様子に、俺は相棒のスナイパーと初めて会った時を頭に思い浮かべながら苦笑し、少女に話しかけた。
「……じゃあ、最初からだ」
俺は撫でていた頭から手を退けて、少女の返答を待つ。
「…………」
少女は自分の頭に手を持っていき、?をうかべながら自分で撫でていた。
ひとしきりして満足したのか、手を下ろし、俺に目を合わせる。
この出会いは……偶然か、必然か。
この世界に神はいない。
なら何が《最強》と《化け物》を巡り合わせたのか。
今は誰にも分からない。
……そして、この世界の《最強》が小さい口を開いた。
「……我はオーフィス。《無限の龍神》のオーフィス」
「……そうか。……俺は、蒼真…夜神蒼真。…………《化け物》だよ」
■
□
■
「……蒼真?」
「…………ん?」
ここ数年で聞きなれたその声に呼ばれて俺は目を覚ました。
(……どうやら、眠っていたようだ)
目が覚めると、身体を一定の振動が感じれた。
そうだ思い出した。列車のコンパートメントにオーフィスと席を取ってしばらく話していたんだったか。
「…………悪いオーフィス、寝てたか」
「(ふるふる)…別にいい」
俺はいつの間にか寝落ちしてたらしい。
オーフィスは本当に気にしてないようにそう言って、白いワンピースを揺らしながら俺の袖を引き、今も動いている列車の窓の外を指さした。
「もう着く」
「……ん、ありがとう」
俺はあの頃より手を乗せやすくなったオーフィスの頭を撫でる。
「……♪」
オーフィスはくすぐったそうに目を細め、俺のナデナデを感受している。
……オーフィスはあの頃よりずっと表情が豊かになった。
何も知らなかったあの頃と違い、今では笑い、拗ね、落ち込み、泣き、喜んで……本当に良かったと思う。
あ、あとオーフィスの身長が伸びた。
長い黒髪はそのままで、とてもスレンダーなモデル体型というやつに成長?している。
今じゃ俺の胸位まで伸びたか……大体30cm位か?
あの頃のロリロリしてた頃も懐かしい。
……ときたま、その頃の名残かわからないが、風呂に一緒に入ろうとするのは勘弁願いたいが。
(……お、列車が止まるか)
俺は列車の減速を感じ、降りる準備をするために席を立つ。
「……あ」
「……ん?」
「……もっと」
オーフィスは俺に頭ナデナデをまだして欲しいのか、席を立った俺の服の裾を指で摘んで引っ張りながら強請る。
「……ふっ…また後で、だ」
…ちょんっ
「うにゅ」
俺はオーフィスのオデコを指でつんてして、頭をぽんぽんしたあと荷物を上の棚から下ろす。
「……むぅ」
オーフィスはしぶしぶ頷き、向かいのシートに乗せてた荷物を背負って立ち上がる。
「……じゃあ、行くか…オーフィス」
「うん」
立ち上がると、オーフィスは俺と腕を組みながら、返事を返す。
そうして俺たちは列車のが止まったのを確認しながら、コンパートメントを出た。
あれから数年。
ここは俺がいた世界では無かった。
俺はずっと元の世界に帰る方法を探している
オーフィスは自分を祭り上げていた組織を抜け出し、初めて会ったあの日からずっと一緒に旅をしている。
今回は見つかるだろうか?
……帰りたい。
帰りたいなあ。
キンジ、アリア、レキ、理子、椿…………ひなた。
早くお前たちに会いたい。
そして紹介してやるよ。
俺の新しく出来た生きる理由を。
「蒼真。我、絶対に蒼真の世界に行く」
「……ああ、紹介するよ。……俺の家族を」
「絶対に見つける。だから……」
「……ああ、だから……」
「「さっさと片付ける(よう)」」
列車を降りてすぐ待ち構えていた三大勢力の追っ手を迎撃するために、俺はDEを2丁抜き放ち、オーフィスは両の手の平に溜めた凄まじい魔力を解き放つ。
「「俺達(我等)の邪魔をするな!」」
俺達はまだ知らない。
帰る方法を探していたはずが、いつの間にか変態の物語に巻き込まれることを。
そこで俺は、改めて振り返ることとなる。
自身の罪と生きる理由を。
《無限龍の騎士》《無限の龍神》は、まだ知らない。
如何でしたか?
このように1話短編で、ダイジェスト形式でお送りします。
にしても、これを書ききった今は頭が少しすっとしております。
このまま新しいやつも投稿してやらー!
次回は問題児か恋姫を考えております。
良かったら見ていってください。
読者様にお願いです。
もし気になる作品、もっと読んでみたいと思う作品がありましたら感想で仰って下さい。
ある程度好評でしたら第二作、第三作として連載致します!
みなさんのご感想、心よりお待ちしております!!!
また、普通の感想や評価、意見もどしどし募集しております!!
では(^-^)/
いつも応援ありがとうございます!
これからも応援よろしくお願いいたします!!!