火の聖痕が欲しいです!   作:銀の鈴

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主人公の説明が不足しているので補足します。


主人公説明

主人公の『大神武志』は、小学校に入る直前に神凪宗家『神凪綾乃』の演武を見学していた。

その時、綾乃が従えていた火の精霊の影響を受けて、前世の記憶が部分的に蘇った。

 

部分的に蘇った記憶の大半は、前世で読んだり見たりした小説、映画等のサブカルチャーの記憶である。

前世の個人的な情報は殆ど蘇っていない。

 

前世での享年は30代。

死亡時は独身。

死因は不明。

 

大神武志に30代の意識が憑依した状態ではなく、小学入学前の大神武志に前世の記憶が知識として頭の中にある状態。

 

知識量が急激に増えたため、同世代の子供達よりも大人びた考え方になったが、精神年齢は子供のままである。

つまり『操お姉ちゃん大好き!』に変な意味はなく、単に年の離れた優しい姉が大好きな子供というだけ。兄が操お姉ちゃんに弱いことを知っているので、兄に虐められたら直ぐに『お姉ちゃ〜ん!』と泣きつく。

父と兄は、厳しいので嫌い。

澪や沙知に対しては、大人として接してるつもり。

綾乃姉さんも優しくて大好きだが、記憶が蘇る前の『神凪宗家のお嬢様』として、敬っていた感情が残っているので、少しだけ遠慮してしまう。

和麻兄さんは早く覚醒しろ。

 

つまり『大神武志』は、本人としては、心は30代の大人になった気がしているが、実際には、サブカルチャー知識が豊富な子供になった。というだけである。

 

前世の記憶の中に、自分の死亡フラグがあったので、運命を変えるために色々と努力しているが、基本はやっぱりお子様なので、イマイチ危機感が薄かったりする。

 

ちなみに『友情』『努力』『勝利』の3つの言葉が、何故か心の奥底に根付いてしまったので、厳しい修行を自らに課して耐えることが出来る。

また、正義の味方っぽい事が大好きになった。(あくまで正義の味方っぽいだけであり、自分の感情を優先して判断する。だって、お子様だもん)

 

前世の記憶が蘇ったことによる、直接的な能力補正は残念ながら全くない。

 

しかし、前世の記憶が蘇ったことにより性格が強気になり火の精霊との相性は向上した。

また、本気で努力をして強くなろうとする意思が生まれた。

その結果、神凪一族の分家の子供が大化けする……かもしれない可能性はある。

 

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「僕の設定って、色々考えられていたんだね」

 

「つまり、武志は耳年増なクソ餓鬼になっちまったのか。兄としては、純粋なままでいて欲しかったぜ」

 

「お姉ちゃ〜ん!兄上が意地悪を言うよ〜!」

 

「お兄様。弟を虐めないで下さいね」

 

「操〜!俺にも優しくしてよ〜!」

 

「お兄様。気持ち悪いです」


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