僕はヒーロー!   作:夏野菜固定金具

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家族ですわ。

やあやあ、無事に無難に個性を発現出来た俺が通りますよ。個性を発現出来た時は、感動と言うよりも『これで自分も大人の仲間入り!』みたいな感じがしました。日常生活で両親も普通に使ってるしね、個性。というかね、個性。うん、個性。なんでだよ、個性。

 

………あのね、個性はイイんだよ?当たりの部類なんだよ?TS転生で女の子になったのかって?いや、違うよ。両親がね、何とも言えないんだ。スパルタなのかって?どちらかと言えば過保護だよ。というかさ、三人いるんだよね、両親。

 

「おっ、こんなトコにいたのかぁ!よし!とーちゃんと帰ろうぜ!」

 

両親の一人目、鏑木・T・虎徹。タイバニの主人公だよチクショウ!そこの長男で第一子だとよ!カエデちゃんはどうした!どこにやった!というかさ、残り二人の両親も何故か男なんだよ、もう家に帰りたくないよっ!腐女子ホイホイだもの!この時点でわかるよね?二人目の両親はバーナビーさっ!男二人のイチャラブを目の前で繰り広げるのはやめてくれよ!嘘だと言ってよバァニィー!よし、逃げよう!

 

「あっ!おい待てっ!どこイくんだっ!」

 

どこだって良いだろっ!我が家は既にホモ以外は帰ってくれないかって状態じゃないかっ!産まれてこの方男三人のアッー!な声とかギシアンを聞いて精神の限界を感じてるんだ!限界を超えてしまいそうでヤバイんだよ!この前鏡で自分の顔見て驚いたね、もうね、運命の外道神父とか正義の味方になったケリィとか葛木先生にソックリねって言われそうな感じの目してましたもん!もうダッシュで逃げるわっ!

公園の出口から河原までダッシュだ!せめて一晩だけでもあの声は聞きたくねぇっ‼︎

 

「オッと!コラコラ、飛び出しはあぶねぇぞ?」

 

ボスっと誰かの足にぶつかった。ぶつかってしまった。もう声を聞く前から誰だかわかる。俺の三人目の両親、見上げればホラ〜

 

「二人とも遅いから迎えに来たぞ。さ、バーナビーが飯作ってるから帰るぞ。」

 

背が高くて筋骨隆々な牛角さん。ロック・パイソンさんご登場。終わった。脱走計画は潰えた。皆で入る風呂の時間が怖えよ。いやマジでさ。彼らの社会人としての良識に期待しているけどさ。尻のピンチは日に日に高まるよね?二次性徴とか言葉も見たく無いんですけど。あ、ちなみに本名はアントニオ・ロペスね。ハハーハー、しかしこの人を見ると昔を思い出すよ。虎徹、バーニーペアに「バイソン何て牛みたいなもんなんだから、ミルク出るだろっ!」て囃し立てられて俺に授乳しようとしたことをさ。マジ泣きしましたわ。ガチ泣きしましたわ。何が悲しくて男の乳首を吸わにゃならんのさ。そしたらショックを受けた牛角さんを煽るタイガー。やめろタイガー。そのせいで「じゃ、お前がやってみろ」というフラグの言葉がポロリと出たよ。おかげで授乳勝負という謎の勝負が始まったわ。オマケに乳首露出でたかぶった三人がハッスルしてその場でおっ始めるとかさ。もうさ。

 

「今日の晩飯はチャーハンだぞ〜。」

 

はっ!いつの間にか合流したタイガーと一緒に家路を歩いている……だと………?キング・クリムゾンか?くそ、こうなったら個性を発動させて逃げてやる!

 

「そーらついたぞぉ!」

 

なん……だと…………?

あ、家からバーニーが出て来た。今日も愉快な子守唄で安眠だわ。

 

 

誰か助けて下さい。

 

 

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